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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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高塔氏のブログ記事の一節だが、これはプロの打撃術にとっても重要なヒントを書いているのではないだろうか。特に、引用した最初の部分にある、親指・人差し指2本は上腕二頭筋と連動し、残り3本は背筋と連動している、というのは初耳であり、目から鱗が落ちるような話である。それが事実と思われるのは、パソコンのキーボードを叩いていても、中指・薬指・小指の動きの鈍さから、幾分かは実感できる。
そして、野球のバットスイングにおいては、右手と左手の動きが互いに邪魔をするだけでなく、手の指を支配する筋肉同志が邪魔をし合っている、というのが事実ではないか。それが事実であるのは、一部の打者は、打つ瞬間まで親指と人差し指はバットから離していることからも分かるだろう。彼らは本能的にその2本の指がバットスイングの邪魔をしていることを察知しているのだと思う。つまり、親指と人差し指がバットを強く握りしめると、他の3本の指による「背筋力のスイング」を親指・人差し指の「上腕二頭筋」の収縮が引っ張り戻す形になるわけだ。実際には、ほとんどの打者は親指・人差し指はインパクトの瞬間にはバットに「触れている」だけで「握って」はいないのだろう。だが、腕力に頼る打者は親指・人差し指で「握って」しまうわけだ。
これが、ゴリラみたいな体格の打者が案外長打を打てず、山田のような細い体の打者がホームランを打てる秘訣のひとつかもしれない。要するに、山田哲人は「背筋で打っている」わけだ。
阪神の上本などが、あの奇妙な足踏み打法にも関わらず、案外コンタクト能力があり長打力もあるのも、親指と人差し指を開いたり握ったりを繰り返し、なるべくスイングする際にその関わりを少なくしているところにポイントがあるのかもしれない。



(以下引用)



結論から言うと、親指・人差し指2本は、上腕二頭筋……いわゆる、腕を曲げて力こぶのできる部分の筋肉です……と連動しています。
 そして、中指と薬指と小指の3本は、広背筋……背中の筋肉です……と連動しています。
 単純な話ではないのですが、腕力と背中の筋力を比べると、背中の筋力の方が強いです。
 体力テストの背筋力検査で測った数字が、腕力で出せるかというと出せません。
 まあここでは、何かを持ち上げるような強い力を使いたいとき、背筋力を用いるのが有利ぐらいに考えてください。
 相撲でのつり……相手を持ち上げるのは当然、こちら。
 さて、ここで重要なのは……親・人差しの2本の指に力を込めると、反射的に上腕に力が入って……腕をグッとひきつけるような動きをうむということです。
 投げの最中に、腕を引き寄せてしまう……それは、相手を投げようという動きのバランスを崩すと同時に、円の動きの半径を変化させることを意味します。
 それで腰が浮けば、投げられている相手の体の上に乗ってしまい返される危険が増えたりします。
 まあ、専門家でもないのに細かいことを説明されても困りますよね。(笑)
 意味が分かってなくても語り継がれている言葉には何らかの真実がある(間違いだらけなのもありますが)……その場合、ものすごく重要な真実が隠れていたりするのですが、これなんかがそうです。
 つまり、小指に力を入れるというか、小指に意識を集中することで、親指・人差し指の力が自動的に抜ける。
 それは、腕力ではなく広背筋の活用につながると同時に、間合いが重要になってくる相撲において、その間合いというかバランスを崩さずに済む極意を秘めているわけですね。
 野球のバットも、剣道の竹刀も、腕ではなく背中で振るというか……その軌道をぶれさせてはいけないがゆえに『小指』に意識を集中するという教えが伝わっていたのでしょう。



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