弥生美術館 #バロン吉元元年
1972年に描かれた「どん亀野郎」の原画
砲術長の橘薫はこんなかわいくて男だったの!?ていう漫画キャラの先駆けではないでしょうか。
しかも射撃、砲撃の腕は抜群で合気道で大男も投げ飛ばすって誰でも好きになるでしょ。
ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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私は「ブロンディ」の絵柄が大好きなのだが、残念ながら数作しか見た経験が無い。年代的に「サザエさん以前」なのだから、見られなくて当然だが、単行本化されたものにも出逢ったことがないのだ。たぶん、日常会話が多いだろうから、実用英会話の教本にしたらいいと思う。
なお、ダグウッドサンドウィッチの高さは50センチほどもあるので、これを口に入るサイズにプレスする場面もあったと思う。
下の絵で具材も分かる。丸ごとのソーセージまで入っているが、肉類が多い。上から、
「ソーセージ、チーズ、レタス、サラミ、ハム、ピクルス(?刻んである)、目玉焼き、別種のチーズ、スパゲティ、玉ねぎ、ボローニャソーセージスライス、また別種のチーズ、ハム(?)、再びレタス」
といったところか。
なお、ダグウッドサンドウィッチの高さは50センチほどもあるので、これを口に入るサイズにプレスする場面もあったと思う。
下の絵で具材も分かる。丸ごとのソーセージまで入っているが、肉類が多い。上から、
「ソーセージ、チーズ、レタス、サラミ、ハム、ピクルス(?刻んである)、目玉焼き、別種のチーズ、スパゲティ、玉ねぎ、ボローニャソーセージスライス、また別種のチーズ、ハム(?)、再びレタス」
といったところか。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666 9時間9時間前
- 「ブロンディ」はダグウッドとブロンディの若夫婦を主人公にしたホームコメディ。ダグウッドは具材をてんこ盛りにした特厚のサンドウィッチ(ダグウッド・サンド)が大好物で、食糧不足だった戦後日本人の憧れの食事になった。pic.twitter.com/M09h1phh9r
- 1件の返信 4件のリツイート 8 いいね
- このスレッドを表示
- チック・ヤング「ブロンディ」は日本では朝日新聞に1949年から51年まで連載された。その後朝日で始まったのが長谷川町子の「サザエさん」。
- 1件の返信 3件のリツイート 9 いいね
- このスレッドを表示
- 今後は興味のあるツイートがもっと表示されるようになります。 取り消す取り消す
- アメリカで1930年から30年以上ファミリー向け漫画「ブロンディ」を連載し、日本でも戦後人気が出た漫画家チック・ヤングは「連載を長く続ける秘訣はなんですか?」と問われ、「面白すぎないことだ」と答えています。> https://twitter.com/kentaro666/status/1127551015316639744?s=21 …pic.twitter.com/x0q3cq6tb4
- 1件の返信 27件のリツイート 63 いいね
更新の滞っていた「場末の。」が更新されていたが、最新の回ではなく、その前の回のものだった。その中で、下のコマの中のもこっちのジョークを「フルメタルジャケットネタ」と書いているのが気になる。
私はスタンリー・キューブリックの大ファンで、「フルメタルジャケット」も初公開時に劇場で見て、ネットテレビでも3回ほど見たと思うが、「お礼に家に来て弟(?)をファックしてもいい」というジョークがあったという記憶は無いのである。あるいは弟ではなく、「うちのママを」とかいう感じのジョークか。下ネタジョークの洪水のような映画でもあるだけに、その中に埋没したのだろうか。しかし、これ、吉田さんが、「それなら遠慮なく」と家に来たらどうするんだ。智樹、羨ましすぎるぞwww

吉田さんの「二人乗りで送っていく」というのも、吉田さんがよく見せるもこっちへの優しさの一つだと思います。ひょっとしたらもこっちが受験勉強で疲弊しているのを見抜いたからでしょうかね。
それに対してフルメタルジャケットネタで礼を言いますが吉田さんに伝わるわけもありません。元ネタ知らなかったら余計にヤバイ台詞ですし。
もこっちの弟が智貴であることを知った上でこのジョークを受け取っていたら吉田さんの反応は変わっていたのでしょうか?
私はスタンリー・キューブリックの大ファンで、「フルメタルジャケット」も初公開時に劇場で見て、ネットテレビでも3回ほど見たと思うが、「お礼に家に来て弟(?)をファックしてもいい」というジョークがあったという記憶は無いのである。あるいは弟ではなく、「うちのママを」とかいう感じのジョークか。下ネタジョークの洪水のような映画でもあるだけに、その中に埋没したのだろうか。しかし、これ、吉田さんが、「それなら遠慮なく」と家に来たらどうするんだ。智樹、羨ましすぎるぞwww

吉田さんの「二人乗りで送っていく」というのも、吉田さんがよく見せるもこっちへの優しさの一つだと思います。ひょっとしたらもこっちが受験勉強で疲弊しているのを見抜いたからでしょうかね。
それに対してフルメタルジャケットネタで礼を言いますが吉田さんに伝わるわけもありません。元ネタ知らなかったら余計にヤバイ台詞ですし。
もこっちの弟が智貴であることを知った上でこのジョークを受け取っていたら吉田さんの反応は変わっていたのでしょうか?
タイトルのロゴが毛筆書きで力強く、墨の飛び散り方が平田弘史風なので、もしかしたら本物の平田弘史かな、と思ったが、かな書き部分は少し力感に欠けるようなので、違うかもしれない。だが、平田弘史の骨法を得ているように思う。ちなみに、「AKIRA」のタイトルロゴも平田弘史であることは知っている人も多いだろう。


まあ、気になっていた謎が解明されただけでも意義のある回だった。もちろん、他の部分も面白いのだが、小宮山とかちんこちゃんとかヤンキーとかがメインでないと派手な面白さにはならないのは仕方がない。私としては、月島、ではない、何とか雫(平沢か)と弟君とちんこちゃんと小宮山と吉田が絡んでくるラブコメが見てみたい。まあ、ヤンキーは弟くんにさほど興味は無さそうだが、軽い好意を持っているのは確かだろう。でなければ校内食堂で「名前教えろ」とは言わないだろうから。
しかし、加藤さんと風香はわたモテ中でも二大美少女なのではないか。いや、雫なども美少女だが、ヒロインにはなりにくいタイプだと思う。つまり、自分の可愛さを意識し、それを自然に利用して生きてきたというのは、女に嫌われてしまうわけだ。風香など、実にさばさばした「スポーツ少女」という感じである。
前にさりげなく「話に無関係なモブ」の立ち位置で出した人物を気になる容姿で描き、後でその人物を主要人物に絡ませてくるというのは、わたモテの見事な演出である。
「わたモテ」自体は智子の高卒で終わるとしても、「わたモテ外伝」の形でヤンキーとか元生徒会長とか雫とか風香などの話を描いてほしいものだ。それだけの魅力を持った人物がこの作品には多い。たとえば、小宮山はわりと早く父親を亡くしているらしいが、その当時の家庭や学校での姿なども(あまり重い感じではなく描いた話を)見てみたい気もする。外伝だけで一冊作れるのではないか。
コメント617で思いついたが、わたモテの登場人物が中世騎士物語風のRPG世界に入る話はどうか。風香と吉田さんは当然女騎士だ。ゆりもそうか。いや、女武闘家か。主人公は弟君と智子の二人組である。もちろん姉弟で、智子は弟君(智樹と言ったか)に近づく女たちを追い払う役目である。女王は加藤さん、プリンセスは雫だろうか。小宮山は魔女だろう。伊藤は賢者。ネモや岡田は最初は敵側の人物、あるいは脇役として登場し、後で仲間入りする、とか。加藤さんはラスボス的な魔女女王でもいい。そのほうが雫のキャラも生きそうだ。清純そうで、実は根が少し邪悪。
しかし、加藤さんと風香はわたモテ中でも二大美少女なのではないか。いや、雫なども美少女だが、ヒロインにはなりにくいタイプだと思う。つまり、自分の可愛さを意識し、それを自然に利用して生きてきたというのは、女に嫌われてしまうわけだ。風香など、実にさばさばした「スポーツ少女」という感じである。
前にさりげなく「話に無関係なモブ」の立ち位置で出した人物を気になる容姿で描き、後でその人物を主要人物に絡ませてくるというのは、わたモテの見事な演出である。
「わたモテ」自体は智子の高卒で終わるとしても、「わたモテ外伝」の形でヤンキーとか元生徒会長とか雫とか風香などの話を描いてほしいものだ。それだけの魅力を持った人物がこの作品には多い。たとえば、小宮山はわりと早く父親を亡くしているらしいが、その当時の家庭や学校での姿なども(あまり重い感じではなく描いた話を)見てみたい気もする。外伝だけで一冊作れるのではないか。
コメント617で思いついたが、わたモテの登場人物が中世騎士物語風のRPG世界に入る話はどうか。風香と吉田さんは当然女騎士だ。ゆりもそうか。いや、女武闘家か。主人公は弟君と智子の二人組である。もちろん姉弟で、智子は弟君(智樹と言ったか)に近づく女たちを追い払う役目である。女王は加藤さん、プリンセスは雫だろうか。小宮山は魔女だろう。伊藤は賢者。ネモや岡田は最初は敵側の人物、あるいは脇役として登場し、後で仲間入りする、とか。加藤さんはラスボス的な魔女女王でもいい。そのほうが雫のキャラも生きそうだ。清純そうで、実は根が少し邪悪。
595: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:02:09.87 ID:CI/LwW8g00404
風香ちゃんかわいすぎない?
609: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:03:45.26 ID:VBNW07N900404
>>595
左打ちであのイケメンっぷりは苗字が藤原の気がする
左打ちであのイケメンっぷりは苗字が藤原の気がする
603: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:03:20.65 ID:mvRJowQeM0404
611: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:04:01.86 ID:cx0Imy/ed0404
>>603
風夏ちゃんナチュラルに嫌悪感向けてきそうで怖いわ
風夏ちゃんナチュラルに嫌悪感向けてきそうで怖いわ
607: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:03:39.28 ID:oXCOz2aXa0404
風夏ちゃんはなんか見た目が可愛すぎてわたモテっぽくない
621: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:04:31.26 ID:oUmyWZgo00404
>>607
この漫画実は美少女ばっかなんだよなぁ…
この漫画実は美少女ばっかなんだよなぁ…
617: 風吹けば名無し 2019/04/04(木) 12:04:11.63 ID:24Yjc+tYd0404
男が存在しない世界で女騎士やってそう
「コミスペ!」の石黒正数と大童澄瞳の対談の一部である。
経験してきた(触れてきた)フィクションが大多数の人々と異なるものであったために、ユニークな感性とユニークな創作能力が彼らの特色になったわけである。
(以下引用)
経験してきた(触れてきた)フィクションが大多数の人々と異なるものであったために、ユニークな感性とユニークな創作能力が彼らの特色になったわけである。
(以下引用)
『それ町』の時に注がれていた視線の正体を、大童さんを見てやっと理解できた
このピッチャーが、前から時々顔を出している無名キャラだということで、近いうちに主要キャラに昇格するのではないか、と、わたモテスレでコメントされている。実際、無駄に可愛い。加藤さんと並ぶ吊り目キャラというのも珍しい。髪型も凝っている。
しかし、そのまま謎の美少女として終わるのも面白いのではないか。あるいは、1話か2話くらい、異常接近するだけで終わるのも、現実性があって面白い。その種の偶然的接近は世のなかにはよくあることだ。私は某芸能人(男)と、居酒屋の男性トイレで隣り合って小用を足したことがあるwww この子も将来は芸能界に入りそうである。加藤さんは芸能界入りよりも、学生時代にバイトでクラブ勤めをして、上流階級の男や外国人富豪に見初められて玉の輿に乗るような感じ。
わたモテのラストは、高校卒業した時点で、そういう風に、彼女たちの10年後(あるいは5年後)を(現実でももこっちの妄想としてでもいい。)描いて終わる、という手もある。そうすれば、わたモテの最初(高校入学前に高校生活を妄想するもこっち)と上手く釣り合いが取れる。

しかし、そのまま謎の美少女として終わるのも面白いのではないか。あるいは、1話か2話くらい、異常接近するだけで終わるのも、現実性があって面白い。その種の偶然的接近は世のなかにはよくあることだ。私は某芸能人(男)と、居酒屋の男性トイレで隣り合って小用を足したことがあるwww この子も将来は芸能界に入りそうである。加藤さんは芸能界入りよりも、学生時代にバイトでクラブ勤めをして、上流階級の男や外国人富豪に見初められて玉の輿に乗るような感じ。
わたモテのラストは、高校卒業した時点で、そういう風に、彼女たちの10年後(あるいは5年後)を(現実でももこっちの妄想としてでもいい。)描いて終わる、という手もある。そうすれば、わたモテの最初(高校入学前に高校生活を妄想するもこっち)と上手く釣り合いが取れる。

山本貴嗣のブログから転載。
関谷ひさしの「ストップ! 兄ちゃん」は子供のころ一番好きな漫画だったが、他の作品はあまり読む機会が無かった。下の記事によると死ぬまで漫画を描いていたらしく、しかもかなり優れた作品のようだ。一度読んでみたいものである。
なお、「ストップ! 兄ちゃん」は、ある意味ではあだち充作品の父か祖父的存在だったと思う。つまり、スポーツと日常生活と男女関係とユーモア、である。男女関係は淡いもので、主人公とヒロインは喧嘩友達の幼馴染で、これは永遠の青春漫画の王道だろう。これを初めて漫画で描いたのが「ストップ! 兄ちゃん」だと思う。

『侍っ子』 関谷ひさし・著/双葉社・刊![]()
関谷ひさしという漫画家さんがいらっしゃいます。
いや、いらっしゃいました。
私どもの業界の大先輩でした。私も子供のころ、いっぱいいっぱい楽しませていただきました。
これは、その関谷先生の遺作です。
最初1890円という値段に、漫画本としては「えっ?」とか思っちゃいましたが、買って納得。
それだけのことはある本でした♪
かわいい!楽しい!おもしろい!
おまけに、巻末にデッサンや習作を含むイラストがカラーで7ページにわたって収録されています。
連載マンガのカラーから、裸婦デッサン、動物、ブルース・リーとかの有名人の似顔絵、童話のためのイラスト、自動車。とにかくみんなうまいー!ほんとなんでも描ける方だったんだなあと。
カバーの折り返しに経歴があります。
<1928年(昭和3年)1月14日、福岡県北九州市に生まれる。門司商業5年のとき甲種予科練習生に合格し、松山練習航空隊に入隊。終戦後、新九州新聞社に入社。勤務のかたわら絵物語、4コマ作品を描く。1957(昭和32)年9月に上京。翌年「冒険王」に連載した『ジャジャ馬くん』が大ヒット、一躍人気作家となる。その後、小学館漫画賞を受賞した『ストップ!兄ちゃん』、『ファイト先生』をはじめ、『KO小僧』、『イナズマ野郎』、『少年NO.1』、『リリーフさっちゃん』、『ばんざい探偵長』など、数々のヒット作を生み出す。2008年2月25日、永眠>
私の両親より歳上の方で、正直今の若い方はほとんどご存じないと思います。
でも、ご覧ください、このカヴァー。
無論「世代」のギャップというのはぬぐえないでしょうが、これが死を目前の80歳のおじいさんの描いた絵でしょうか。
マンガは気力体力が必要な仕事で、歳を取ると、疲れたからこんなもんでいいや、とか、オレは名人なんだからこれくらい流して描いてもいいんだもんね、みたいな、なんだか生気の抜けた適当な絵になっていく作家も少なくありませんが、
関谷先生は違います。
線の一本一本、一コマ一コマに愛と情熱を注ぎ、キャラクターも作品世界も、いやマンガそのものが大好きだあああという気持ちが伝わってくるような感じなのです。
80歳を前にして、それってものすごいことですよ。
つまりこれは、かつての売れっ子大家が、「昔はよかった」な思い出的過去の作品集を作った本ではなく、現在進行形で創作し続けている現役作家が、ほやほやの新作を描き上げた本なのです。
巻末に寄稿された、いしかわじゅん、畑中純、夢枕獏、三先生がたのコメントから一部抜粋しますと
「関谷ひさしの、世間的な全盛期は、ぼくの少年時代だろう」
「当時はまだリアルという言葉は漫画になく、それらしいものが描けていればよかった。スポーツを描けばそれらしいユニフォームを着てそれらしいプレイをしていればよかった。メカを描けば、それに見えていればいいという程度だった」
「関谷ひさしは違った」
「’60年代の東京の物語なのに、凄い車がそのへんを走っている。オースチン・ヒーレーやら、トライアンフTR4やら、ジャガーEタイプやら、ベンツの古いロードスターやらが美しいデフォルメできちんと描かれている。おまけに、パトカーはちゃんと観音開きのクラウンだ。その上、造形が凄くカッコイイ。
こういうことに神経を使うセンスというものが、残念ながら当時の漫画と漫画家には、あまりなかったし、読者の側にも評価するセンスがなかったのだ。ああもったいない。関谷ひさしは、それをカッコイイと思い、誰に気づかれなくとも手を抜くことなく描いていたのだ」
(いしかわじゅん)(以下引用部分敬称略)
それって、早すぎた鳥山明?とか、ふと思ってしまった私(山本)です。
鳥山先生の場合、それまでのマンガが「いいかげん」に描いていた「口の中」(笑)はじめ、自動車から靴など細かなコスチュームのすみずみまで神経を行き届かせたパイオニアの一人・・というか、それを世間も「すごい」と思って受け止めた、作家と読者の双方が幸せだったお一人だと思うのですが、
それ以前に、同じようなことを人知れず、関谷先生はなさっていたということでしょうか。
蛇足になりますが、不肖山本も、幼いころ、見よう見まねでカーアクションの落描きなどしていました。
小学校低学年の子供のものとしては、いささか凝ったものでしたが(波打ち際を二台の車が波しぶきを上げながら疾走しつつ、乗った男たちが銃で撃ち合うという・・・)(笑)
今回同書の巻末を見て、その参考にしていた車の元絵は、どうも関谷先生の描かれたものだったんじゃないかと(笑)。
無論ぜーんぜん似ても似つかないへたっぴな子供のラクガキでした!ただ、うまいものを見分ける目だけはありましたから、子供心にこれはすごい!って直感的にわかってたんじゃないかと思うのでした。
それはさておき
いしかわ先生のコメントの続きですが
「長いキャリアの漫画家はいる。しかし、だんだん絵は枯れていって、最晩年にはほとんど描けなくなる。そういうものなのだ」
「それなのに、関谷ひさしの絵は、いつまで経っても現役の絵なのだ。
これは、ありえない。とんでもないことなのだ」
「描線に、力がある。細部にまで神経の行き届いた美しい絵だ。主役のキャラは可愛く、お笑い担当は面白い。女の子は可憐で、悪役は憎々しい。さすがに4段のコマ割りは今時ちょっと古臭く、構図も昔の漫画の構図のままだが、絵柄の魅力がそれを補って余りある」
(いしかわじゅん)
同感です。
ついでに私の感想を加えますとと、せりふが生きててテンポがいい!
ぽんぽんと気持ちよく、言葉のキャッチボールが繰り広げられ、それが読むのに勢いをくれます。
夢枕獏先生は、『東天の獅子』の打ち合わせで双葉社に出向かれたとき、この原稿をご覧になったそうです。
「『でも、関谷さんて、まだご存命だったんですか』
『今年(2008年・山本/注)の春、80歳で亡くなられました。この新作は、亡くなる直前まで、10年間、毎日少しずつ描きためていたものです。完成させて亡くなられました』」
「『凄いですね、前よりうまくなってるんじゃありませんか』
『本当にマンガを描くのが好きだったんですね』
本になる予定のないマンガを、10年、こつこつと描く。描き続ける。死ぬぎりぎりまで描いて、死ぬ直前にそれが完成した。
ぼくも書き手として、死ぬ時はかくありたいと思う」
(夢枕獏)
私(山本)も同感です;
畑中純先生のコメントでは、関谷先生は、この『侍っ子』の刊行を見ずに亡くなられたそうです。
「仕事机の横のテレビの前のソファを背にして、一服つけて、さあ仕事だ、といった体勢だった、と息子さんが言っておられた。タバコをくわえた所で、永遠の眠りについたそうだ」
(畑中純)
ああ、これぞ大往生!
マンガ家あこがれの人生かも;
関谷先生、最後までいっぱいいっぱい楽しませてくださり、本当にありがとうございました。
先生を手本と励ましに、自分も及ばすながら、生ある限り勤めたいと思います。
彼岸でお会いできることあらば、またじかにお礼を申し上げたいものです。
合掌・・・・・
追記
巻末の遺稿デッサンの中に、この『侍っ子』の次の作品のラフスケッチがあります。
現代を舞台の探偵モノ。
「ペン入れを始めたところで中断している。全体の構成は不明である」
ああ、残念。見たかったなあ・・・;
関谷ひさしの「ストップ! 兄ちゃん」は子供のころ一番好きな漫画だったが、他の作品はあまり読む機会が無かった。下の記事によると死ぬまで漫画を描いていたらしく、しかもかなり優れた作品のようだ。一度読んでみたいものである。
なお、「ストップ! 兄ちゃん」は、ある意味ではあだち充作品の父か祖父的存在だったと思う。つまり、スポーツと日常生活と男女関係とユーモア、である。男女関係は淡いもので、主人公とヒロインは喧嘩友達の幼馴染で、これは永遠の青春漫画の王道だろう。これを初めて漫画で描いたのが「ストップ! 兄ちゃん」だと思う。

『侍っ子』 関谷ひさし・著/双葉社・刊
関谷ひさしという漫画家さんがいらっしゃいます。
いや、いらっしゃいました。
私どもの業界の大先輩でした。私も子供のころ、いっぱいいっぱい楽しませていただきました。
これは、その関谷先生の遺作です。
最初1890円という値段に、漫画本としては「えっ?」とか思っちゃいましたが、買って納得。
それだけのことはある本でした♪
かわいい!楽しい!おもしろい!
おまけに、巻末にデッサンや習作を含むイラストがカラーで7ページにわたって収録されています。
連載マンガのカラーから、裸婦デッサン、動物、ブルース・リーとかの有名人の似顔絵、童話のためのイラスト、自動車。とにかくみんなうまいー!ほんとなんでも描ける方だったんだなあと。
カバーの折り返しに経歴があります。
<1928年(昭和3年)1月14日、福岡県北九州市に生まれる。門司商業5年のとき甲種予科練習生に合格し、松山練習航空隊に入隊。終戦後、新九州新聞社に入社。勤務のかたわら絵物語、4コマ作品を描く。1957(昭和32)年9月に上京。翌年「冒険王」に連載した『ジャジャ馬くん』が大ヒット、一躍人気作家となる。その後、小学館漫画賞を受賞した『ストップ!兄ちゃん』、『ファイト先生』をはじめ、『KO小僧』、『イナズマ野郎』、『少年NO.1』、『リリーフさっちゃん』、『ばんざい探偵長』など、数々のヒット作を生み出す。2008年2月25日、永眠>
私の両親より歳上の方で、正直今の若い方はほとんどご存じないと思います。
でも、ご覧ください、このカヴァー。
無論「世代」のギャップというのはぬぐえないでしょうが、これが死を目前の80歳のおじいさんの描いた絵でしょうか。
マンガは気力体力が必要な仕事で、歳を取ると、疲れたからこんなもんでいいや、とか、オレは名人なんだからこれくらい流して描いてもいいんだもんね、みたいな、なんだか生気の抜けた適当な絵になっていく作家も少なくありませんが、
関谷先生は違います。
線の一本一本、一コマ一コマに愛と情熱を注ぎ、キャラクターも作品世界も、いやマンガそのものが大好きだあああという気持ちが伝わってくるような感じなのです。
80歳を前にして、それってものすごいことですよ。
つまりこれは、かつての売れっ子大家が、「昔はよかった」な思い出的過去の作品集を作った本ではなく、現在進行形で創作し続けている現役作家が、ほやほやの新作を描き上げた本なのです。
巻末に寄稿された、いしかわじゅん、畑中純、夢枕獏、三先生がたのコメントから一部抜粋しますと
「関谷ひさしの、世間的な全盛期は、ぼくの少年時代だろう」
「当時はまだリアルという言葉は漫画になく、それらしいものが描けていればよかった。スポーツを描けばそれらしいユニフォームを着てそれらしいプレイをしていればよかった。メカを描けば、それに見えていればいいという程度だった」
「関谷ひさしは違った」
「’60年代の東京の物語なのに、凄い車がそのへんを走っている。オースチン・ヒーレーやら、トライアンフTR4やら、ジャガーEタイプやら、ベンツの古いロードスターやらが美しいデフォルメできちんと描かれている。おまけに、パトカーはちゃんと観音開きのクラウンだ。その上、造形が凄くカッコイイ。
こういうことに神経を使うセンスというものが、残念ながら当時の漫画と漫画家には、あまりなかったし、読者の側にも評価するセンスがなかったのだ。ああもったいない。関谷ひさしは、それをカッコイイと思い、誰に気づかれなくとも手を抜くことなく描いていたのだ」
(いしかわじゅん)(以下引用部分敬称略)
それって、早すぎた鳥山明?とか、ふと思ってしまった私(山本)です。
鳥山先生の場合、それまでのマンガが「いいかげん」に描いていた「口の中」(笑)はじめ、自動車から靴など細かなコスチュームのすみずみまで神経を行き届かせたパイオニアの一人・・というか、それを世間も「すごい」と思って受け止めた、作家と読者の双方が幸せだったお一人だと思うのですが、
それ以前に、同じようなことを人知れず、関谷先生はなさっていたということでしょうか。
蛇足になりますが、不肖山本も、幼いころ、見よう見まねでカーアクションの落描きなどしていました。
小学校低学年の子供のものとしては、いささか凝ったものでしたが(波打ち際を二台の車が波しぶきを上げながら疾走しつつ、乗った男たちが銃で撃ち合うという・・・)(笑)
今回同書の巻末を見て、その参考にしていた車の元絵は、どうも関谷先生の描かれたものだったんじゃないかと(笑)。
無論ぜーんぜん似ても似つかないへたっぴな子供のラクガキでした!ただ、うまいものを見分ける目だけはありましたから、子供心にこれはすごい!って直感的にわかってたんじゃないかと思うのでした。
それはさておき
いしかわ先生のコメントの続きですが
「長いキャリアの漫画家はいる。しかし、だんだん絵は枯れていって、最晩年にはほとんど描けなくなる。そういうものなのだ」
「それなのに、関谷ひさしの絵は、いつまで経っても現役の絵なのだ。
これは、ありえない。とんでもないことなのだ」
「描線に、力がある。細部にまで神経の行き届いた美しい絵だ。主役のキャラは可愛く、お笑い担当は面白い。女の子は可憐で、悪役は憎々しい。さすがに4段のコマ割りは今時ちょっと古臭く、構図も昔の漫画の構図のままだが、絵柄の魅力がそれを補って余りある」
(いしかわじゅん)
同感です。
ついでに私の感想を加えますとと、せりふが生きててテンポがいい!
ぽんぽんと気持ちよく、言葉のキャッチボールが繰り広げられ、それが読むのに勢いをくれます。
夢枕獏先生は、『東天の獅子』の打ち合わせで双葉社に出向かれたとき、この原稿をご覧になったそうです。
「『でも、関谷さんて、まだご存命だったんですか』
『今年(2008年・山本/注)の春、80歳で亡くなられました。この新作は、亡くなる直前まで、10年間、毎日少しずつ描きためていたものです。完成させて亡くなられました』」
「『凄いですね、前よりうまくなってるんじゃありませんか』
『本当にマンガを描くのが好きだったんですね』
本になる予定のないマンガを、10年、こつこつと描く。描き続ける。死ぬぎりぎりまで描いて、死ぬ直前にそれが完成した。
ぼくも書き手として、死ぬ時はかくありたいと思う」
(夢枕獏)
私(山本)も同感です;
畑中純先生のコメントでは、関谷先生は、この『侍っ子』の刊行を見ずに亡くなられたそうです。
「仕事机の横のテレビの前のソファを背にして、一服つけて、さあ仕事だ、といった体勢だった、と息子さんが言っておられた。タバコをくわえた所で、永遠の眠りについたそうだ」
(畑中純)
ああ、これぞ大往生!
マンガ家あこがれの人生かも;
関谷先生、最後までいっぱいいっぱい楽しませてくださり、本当にありがとうございました。
先生を手本と励ましに、自分も及ばすながら、生ある限り勤めたいと思います。
彼岸でお会いできることあらば、またじかにお礼を申し上げたいものです。
合掌・・・・・
追記
巻末の遺稿デッサンの中に、この『侍っ子』の次の作品のラフスケッチがあります。
現代を舞台の探偵モノ。
「ペン入れを始めたところで中断している。全体の構成は不明である」
ああ、残念。見たかったなあ・・・;
この記事へのコメント
関谷ひさし先生、お亡くなりになっていたのですね。
まことに残念ではありますが、ウチの親父より一つ年上ともなれば、いたしかたなし。
・・・合掌。
紹介されていた『ストップ!兄ちゃん』は。毎回夢中で読んでいたものでした。
そう、今思い出してもとてもテンポの良い台詞回しとお話だった記憶があります。
ヨーロッパ的には、死の直前まで自分の仕事に打ち込む人間が偉いとされていて、日本的には、ある年齢に達すると悠々自適で余生を楽しむのが良いとされてきましたが、ある意味、関谷先生はその両方を獲得されていたような気がします。
まことに残念ではありますが、ウチの親父より一つ年上ともなれば、いたしかたなし。
・・・合掌。
紹介されていた『ストップ!兄ちゃん』は。毎回夢中で読んでいたものでした。
そう、今思い出してもとてもテンポの良い台詞回しとお話だった記憶があります。
ヨーロッパ的には、死の直前まで自分の仕事に打ち込む人間が偉いとされていて、日本的には、ある年齢に達すると悠々自適で余生を楽しむのが良いとされてきましたが、ある意味、関谷先生はその両方を獲得されていたような気がします。
2009/03/17(火) 10:29:05 | URL | ぬうぼマン #x9c5GV3o[ 編集]
>本になる予定のないマンガを、10年、
>こつこつと描く。描き続ける。
>死ぬぎりぎりまで描いて、死ぬ直前に
>それが完成した。
10年といっても、若いころではなくて、スタートが70ですからね。70から書き始めようという心境、また70からの十年というのがどういうものなのか、私のごときには想像もできないものばかりです。
やはり部分的には悠々自適のところもおありだったのかもしれませんし、しかしそれだけではない部分、静かでかつ強烈な生命力というものを感じずにはいられません。
>こつこつと描く。描き続ける。
>死ぬぎりぎりまで描いて、死ぬ直前に
>それが完成した。
10年といっても、若いころではなくて、スタートが70ですからね。70から書き始めようという心境、また70からの十年というのがどういうものなのか、私のごときには想像もできないものばかりです。
やはり部分的には悠々自適のところもおありだったのかもしれませんし、しかしそれだけではない部分、静かでかつ強烈な生命力というものを感じずにはいられません。
2009/03/17(火) 22:23:48 | URL | カルマヨギ #-[ 編集]
バロン吉元はボーイッシュな美少女キャラを描くのが案外うまいから、逆に女のような美少年も当然上手い。そして、1972年なら、おそらく「ストップひばりくん!」も既に出ていたと思うし、「女に見まほしき美少年」というのは明治以前から小説や歌舞伎などの定番だっただろう。たとえば「白波五人男」の弁天小僧などはそれだ。
近藤ようこさんがリツイート
「もこっちを見守る会」という、わたモテの海外ファンサイトからの翻訳中心のサイトから転載。
これを見ると、「パンチラ」愛好は日本独特のものらしい。海外のオタクでもべつにパンチラには興味は無さそうだ、というのが面白い。
(以下引用)
Anonymous 01/04/19(Fri)12:05:19 No.18287240
パンツが日本人を魅了してやまない理由はいったいどうしてだ?
Anonymous 01/04/19(Fri)12:06:23 No.182872452
>>182872408
過去にパンツが大好きな変態のキャラがいて漫画のお約束になったとか?
Anonymous 01/04/19(Fri)12:07:02 No.182872471
>>182872408
間接キスみたいな独自の文化じゃないかな
Anonymous 01/04/19(Fri)15:18:45 No.182877663
>>182872408
日本の学校じゃ女子の制服はほとんどスカートだから、風が吹いてる時や階段を登っている時に「パンチラ」を見る機会も多くなる
となれば日本人の多くがパンツに対してフェティシズムを感じるようになっても不思議じゃない