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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「内田樹の研究室」所載の「知性について(仮題)」の後書きの一部だが、私は内田樹という人物を今ひとつ信頼できないような印象を持っているが、まあ、それは現代のあらゆる「知識人」に対する私の偏見だろう。
で、この引用文に書かれた思想は、私も100%同意する。そもそも、人類の文化はすべて先人の文化を土台として生まれたもので、知識には所有権も、そして本当は「著作権」もありえない、というのが私の思想である。模倣者が出ても、それによって「オリジナル」の受ける迷惑は知れたものだ。で、原理的にはその「オリジナル」も、その土台になる先人の創作物があるわけだ。

(以下引用)

 21世紀に入って日本が知的生産において著しく劣化した最大の理由は、みんなが「自分はどれくらいものを知っているか」「自分はどれくらい賢いか」を誇示し、他人をおしのけて権力や財貨の「割り前」に与ろうと競争しているからです。そんなこと、すればするほど集団的な知性は衰えてゆく。どうしてそれに気がつかないんでしょう。
 自分がどれくらいものを知っているかとか、自分がどれくらい賢いかなんて、どうだっていいじゃないですか。自分の所有する知的な財があったら、それは共有地に供託して、みんなに使ってもらう。自分もみんなが供託してくれたものを使わせてもらう。それが知的に豊かな社会だと僕は思います。
 同意してくれる人はまだまだ少数ですけれども、これからも僕はそう訴え続けるつもりです。みなさんもそういうふうに考えて下さるとうれしいです。

2025年1月
内田樹
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