SNSというのは、誰でも発言できるのがいいところだが、同時に悪いところでもある。白痴やキチガイの発言が書き込まれ、しかも同類のDQNがそれを喜んで拡散する。まあ、一億総キチガイ化社会である。寝てる時以外はスマホを手放さず、DQNの書いた文章を読みまくっているのだから、まともな知性を持つ人間は稀少種になるしかない。
DQN発言の一例が、下のコメント７１７。
このスレッドは昨夜の敗戦で発狂した巨人ファンが原の采配を批判するコメントがほとんどで、後は若林を使い続けることへの批判が少しである。
で、６７４で書かれている原のコメントに対し、「ストライク取りに行く投手が好きなら」と書いている７１７は、小学校から国語読解をやり直せ、と言いたい。
原は、明らかに、ストライクを取るのに汲々とし、配球がままならない中川をやんわりと注意しているのである。もちろん、起用した人間が悪いと言えばそうだが、「いつもの中川」はそうではないから、こういう言葉も出たのだろう。一軍レベルの投手でないならベンチにも入れないわけだ。
なお、私はまったく原ファンではないが、彼の監督としての「試合指揮能力」はセリーグで一番だろうと思っている。その証拠に、現在までリーグ首位にいるではないか。
「あれだけの戦力があれば首位も当然だ」と言う馬鹿がいるかもしれないが、巨人の戦力と横浜の戦力はさほど変わらない。投手陣は横浜が上、野手は巨人が上だが、巨人の年齢層は高いので、起用が難しいだろう。あの「豪華補強」は、万一の場合のための「保険」にすぎない。実際、それらの選手の中でまともに働いたのは、丸以外では、一番ファンに獲得を批判された炭谷だけではないか。私は、長野が丸のFAの際のガードから漏れたのは、案外、原の意思だったのではないか、と思っている。丸がいれば長野は不要で、かえって扱いに困るということだったのではないか。最悪、陽もいるわけだし。長野と亀井との比較なら、私でも亀井を選ぶ。亀井の内角打ちの技術は、坂本に匹敵する、あるいは匹敵したと思っている。

なお、原の試合采配能力はセリーグナンバーワンだと思うが、「選手を育てる」監督ではない。巨人はもともとそういう球団でもない。だから、以前に原が辞めた後は「焼け野原」になったのである。