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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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まさに、黒澤映画の最大の問題が、これ(セリフが聞き取れない)なのだよなあ。
コメント130は「荒野の七人」の間違い。「荒野の用心棒」は「用心棒」のパクリ。まあ、どちらも面白い。なお、後者の「マカロニウェスタン」(イタリア製西部劇)はクリント・イーストウッドが映画界で評価されるようになったきっかけ。


黒澤明の映画を見た結果wwwwwwwww
2025年01月29日01:40
動画・ストリーマー
タグ :#映画


10 Comments

s 30
1:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:28:14.29 ID:w0HZ3Nwb0
台詞が一言も聞き取れなくて草
吹き替え版作ってくれ


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2:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:28:30.44 ID:3Be2Xi1j0
いやほんとこれよ


3:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:28:49.67 ID:90bNT4w90
マジで録音環境が酷すぎるよな


4:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:29:31.71 ID:/dAGQzbm0
ただでさえ昔の映画だから録音状態が悪いのに当時でさえ「黒澤明の映画は聞き取りにくい」と言われてたくらいなんよ


5:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:29:44.68 ID:fBUqu/btd
吹き替え版はマジで欲しい


6:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:30:31.70 ID:PtSkpaOK0
黒澤明が日本よりも海外で評価が高いのは字幕や吹替で見てるから台詞を聞き取れないという難点が関係なくなるからなんよ


7:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:30:48.94 ID:3dTbmUCM0
早口のとこは前後の会話から推測するしかない


8:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:30:51.20 ID:k7U0vg0M0
日本語でも字幕必須なんだよな、この映画


9:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:31:37.45 ID:BA+QlCWj0
ワイの耳が悪いせいかと思ってたけど「黒澤明 聞き取れない」で検索すると映画評論家たちからも黒澤映画の唯一の欠点として指摘されてて草生えた


10:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:31:57.31 ID:rapsUGrO0
あれほんと酷いよな
今の技術力でなんとかならんのか


11:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:32:11.78 ID:dXj7bcl10
くっそわかる


14:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:33:15.61 ID:aqiu5yd00
マジで吹き替え版作ったら売れると思う
普通に面白いのに台詞聞こえないのだけが欠点だから


16:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:33:53.48 ID:TehrWlde0
字幕無しで黒澤映画観るとか罰ゲームやろ


18:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:34:15.20 ID:ummaJIrud
あれは外国語の映画だと思って字幕をオンにして鑑賞するものやで


21:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:35:36.55 ID:xTJn//RP0
でもめちゃくちゃ面白いんよ
騙されたと思って字幕で見ろ


20:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:35:14.00 ID:paszsu4Kd
外国人は最初から字幕で見てるから高評価してくれる模様


24:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:36:11.82 ID:VbZItvNi0
台詞が半分くらい聞き取れるワイの耳は結構優秀やろ


25:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:36:40.43 ID:Y5eFbF4w0
字幕で見たわ


26:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:36:42.03 ID:3Vt7F0FtM
どん底まじで好き


49:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:45:24.50 ID:Vc9vbTp80
>>26
わかる
ワイが引きこもってた頃のどん底時代を思い出すわ


30:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:38:19.45 ID:qxKYYb630
黒澤明に関する批評とか検索すると否定的な評価の99%が「台詞が聴き取れない」なんだよな
それ以外の部分は大絶賛されてるのに


32:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:39:14.10 ID:3ZkuM7YV0
マジで何一つ聴こえんけど雰囲気でなんとなくわかる


34:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:39:54.58 ID:dXj7bcl10
>>32
これもある


48:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:45:07.71 ID:wDnL0kNRd
黒澤映画のそのまんまの脚本で撮り直したらすげー面白そう


130:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 14:16:15.54 ID:2OAPs4wT0
>>48
荒野の用心棒見るんや

7人の侍のハリウッドリメイク(許可無し)


54:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:48:11.71 ID:Gk6m3LjF0
序盤「一言も聴こえん!なんやこれ」

中盤「慣れてきたわ。頑張ればちょっと聞き取れるやん!」

終盤「ファーwwwクライマックスの重要な長台詞が一切分からんかった!ふざけんな!」


82:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:57:07.12 ID:uwF0+juR0
黒澤監督は絵の見せ方が上手いんよね
凄い才能だとは思う


83:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 13:57:33.57 ID:zfv+IeUJ0
天国と地獄、用心棒クッソ好き


168:それでも動く名無し 2025/01/26(日) 14:52:35.38 ID:lUdDgI/00
日本の映画監督で海外から評価高いの黒澤くらいよな
何で他の監督は黒澤みたいに出来んのやろ



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その二十三 ヴァルミラ

「ははは、あんなでかい声で話したら、聞くなというほうが無理(むり)だ」
はっきりとこちらを向いたその客を見て、ピエールとヤクシーは同時に声を上げました。
「ヴァルミラ! なんでこんなところに」
「しっ!」
ヴァルミラと呼ばれた相手は、二人に声を低めるように注意しました。後ろを向いていたときは、身なりから、男だとばかり思ってましたが、女の人です。しかも、大変な美人です。きりりと男っぽい顔立ちですが、日本なら、宝塚の男役みたいな感じで、男にも女にもあこがれられそうなタイプです。ハンスはぼうっとなってその女の人に見とれました。
「その名は言うな。私の名は、ロレンゾということになっている」
「ロレンゾだって? よりによっていやな名を選んだな」
「ほかに思いつかなかったのだ。マルスやピエールよりはグリセリード人らしいしな」
どうやら、この人はマルスのことも知っているようです。そう言えば、マルスのところの赤ちゃんの名前がヴァルミラでした。きっとこの人の名をつけたのでしょう。
「エスカミーリオを殺しにアルカードからここまでやってきたのだが、エスカミーリオは南アルカードの代官になったと聞いて、そこに行くとちゅうだ。あんたたちは?」
「パーリの独立のために、まずグリセリードのようすを調べにきたんだ」
「そうか。エスカミーリオへの復讐(ふくしゅう)が終わったら、あんたたちに協力しよう。どうせ、戦いしか能のない女だ」
「あなたが協力してくれたら百人力、いいえ、千人力よ」
ヤクシーが、ヴァルミラの手を強くにぎって言いました。
 ハンスにはさっぱりわけがわかりませんが、この三人が危ないことをたくらんでいることだけはわかります。
 その時、三人の話をじっと聞いていたアリーナが、じりじり後ずさりしたかと思うと、ぱっとかけだしました。
「あの子は?」
ヴァルミラがピエールに聞くと、ピエールはとまどうように答えます。
「シルヴィアナ女王の子だと自分では言っているが……。よくわからねえんだ」
「まずい!」
ヴァルミラは疾風(はやて、しっぷう)のように走り出し、五十歩ほど先でアリーナをつかまえました。そのすばやさに他の者はあぜんとしています。
アリーナは、ヴァルミラの手からのがれようとじたばたあばれますが、ヴァルミラががっちりつかまえてにがしません。
「この子が本当に女王の子なら、今の話を聞かれたのはまずかった」
ヴァルミラが、二人に追いついたピエールとヤクシーに、後悔するように言いました。

その二十四 アリーナの謎

「そういえば、この子は確かにシルヴィアナ女王にどこか似ている」
ヴァルミラは、アリーナの顔をつくづくながめて言いました。
「おれは父上似だって言われてるぞ」
アリーナが訂正(ていせい)しました。
「亡くなったカスタネルダ殿下(でんか)か? 殿下が亡くなったのは十六年も前だ。お前はどう見ても十歳かそこらだろう。父親は誰だ?」
アリーナはそっぽを向きました。
「宰相のロドリーゴか?」
「まさか、あんな奴!」
ロドリーゴが国民全体からきらわれていることは子供でもわかります。
「とにかく、女王のシルヴィアナがお前の母親だというのはたしかなんだな。これは大変な話になってきたな。女王はそれを隠しているはずだから、このことが世間に知られたら、お前の身じたい、危ないことになるぞ」
「母上は、私に会いたがっているはずだ!」
アリーナは、男の子の言葉づかいをやめて、さけびました。乱暴(らんぼう)な言葉づかいは、もしかしたらおしばいなのかもしれません。
「お前はどこで育てられた」
「母上の敵(てき)になんか話すもんか」
「西グリセリードのどこかよ。そこの騎士たちがこの子をさがしていたわ」
とヤクシーが言いました。
「西グリセリードなら、代官はエドモンドだな。ヴァンダロス大王の忠義な家来だった老臣だ。ロドリーゴに遠ざけられて、ずっと西の辺境に追いやられているが……お前はエドモンドのところで育てられていたのか?」
アリーナは答えません。
「とにかく、往来では人目につく。私の乳母の実家がこのあたりにあるから、そこで話そう」
ヴァルミラの言葉で、五人(とジルバ、ピント、パロ、グスタフ)は街道からわき道にそれて、その乳母の家に向かいました。
ヴァルミラの乳母は、太ったおばさんでしたが、ヴァルミラを見て感激して泣き出しました。
「まあ、ヴァルミラ様、あなた様は、あのアスカルファンとの戦いでお亡くなりになったものだとばかり思ってました。私は毎日のように泣いておりましたよ」
「エミリア、あの戦いはまちがっていた。敵はこの国の中にこそいるのだ」
 ヴァルミラの言葉に、乳母はきょとんとしています。





その二十一 またしても脱線

中央グリセリードに入ったあと、ピエールとヤクシーは、グリセリードのようすを知るために、いろいろな人から話を聞こうとしましたが、前に言った事情で、人々はあまり話してくれませんでした。しかし、政治への不満が強まっていることだけはわかります。
「これは、うまくやればグリセリードを内側から倒(たお)すこともできそうね」
ヤクシーが言いました。
ここで説明しておくと、ヤクシーは、グリセリードの属国(ぞっこく、手下の国です。アメリカに対する日本みたいなものです)ボワロンに征服された小国パーリの王女だったのです。その後、奴隷(どれい、意味はわかりますね。日本の多くの家庭の父親みたいなものです)にされたりしていろいろ悲しい目にあったのですが、運命に負けず、強く生きているのです。
大人の話には関係なく、ハンスとアリーナは旅を楽しんでいます。ハンスから見ると、グリセリードはなかなかいいところに思えます。どこがいいかというと、ここには身分差別が少ないのです。アスカルファンは身分社会で、貴族と庶民ははっきり分かれていました。庶民と貴族は、生まれたときから区別され、庶民が貴族になることはほとんどありえないのです。貴族と庶民の間に騎士階級がありますが、それは仕事の上の区分みたいなもので、やはり騎士の中でも貴族と庶民は分かれていたのです。わかりやすい例を言えば、たとえば法律は庶民を取りしまるもので、貴族は法律にしばられません。人を殺しても、それが貴族ならかんたんにゆるされることも多かったのです。もっとも、うわべをうまくごまかしているだけで、法の不平等は今のどの社会だって同じようなものですけどね。
どうもむずかしい話が長くなりました。前にも言ったように、見えないものは存在しないと思っている無邪気(むじゃき、簡単に言えば、赤ちゃんみたいに何も考えないこと)な人が世の中には多いので、悪者たちは世の中を思い通りにうごかしているのです。かくれた悪をきちんと見抜いて、それに文句を言うことが大事なのです。大人しい人間が多ければ、上の人間にはつごうがいいでしょうけどね。でも、文句を言うには勇気が必要ですし、苦労も多いのです。だから、たいていの大人は文句があってもそれを口には出しません。そうして世の中はどんどん悪くなるのです。
いったい、これは何の話なんでしょうね。子供向けの王子や魔法のお話だと思っていたのに、と文句をつけている人にはあやまります。作者は大人と子供を区別していないのです。子供はただ言葉を知らないだけで、物事の真実を判断(はんだん)する力は大人とかわりません。大人はみんな賢いと思っているかもしれませんが、頭の中味は子供以下の大人もたくさんいます。借金をしたらいつか返さねばならないと知っていて、返すあてもない借金をしたり、財布の中身よりもたくさん買い物をしたり、人のものをぬすんだり、子供でもしないようなことを平気でやる大人は多いのです。そういう大人でも世間では子供よりは上に見られて自由がききますから、こまったものです。本当は小学生以下なのにね。


その二十二 危ない会話

あんまり関係のない話が続いたもので、ハンスたちがどこへ行ってしまったのかわからなくなりそうです。
ハンスたちは、いま、中央グリセリードの西側にいます。のんびり旅をしているうちに、グリセリードの首都セリアドもあと数日で見えてきそうなところまで来ました。
見ていると、街道は軍馬や兵隊の行き来が多いようです。もちろん、各地から首都セリアドに産物を運ぶ商人たちの荷馬車も多く行き来してにぎやかです。
街道のそばには、そうした旅人をめあての茶店がたくさんならんでいます。
「腹がへったな。なにか食べていこう」
ピエールの言葉に、アリーナが真っ先に賛成します。
 茶店で手軽に食べられるのは肉饅頭です。餅などもあります。アスカルファンではあまり見られない食べ物ですが、けっこういけます。
「そろそろセリアドだな。セリアドを一目見たら、おれたちはパーリに向かうつもりなんだが、お前たちはどうしたいんだ?」
「ぼくは、南グリセリードに行ってみたい。そこのどこかに、ブッダルタという賢者がいるそうだから、その人をさがしたいんだ」
ピエールとヤクシーは顔を見合わせました。
「そいつに付き合ってやりたいんだが、おれたちはあんまりここで長い時間はつかえないんだ」
ピエールがこまったように言いました。きっと、パーリの独立とやらが頭にあるのでしょう。
「おれは女王に会えば、それで旅は終わりだ」
アリーナが言いました。あくまで、自分はこの国の女王の娘だと言い張るつもりのようです。
「女王に会うったって、かんたんじゃねえぞ。下手をすりゃあ、門番にとがめられて、打ち首だ」
ピエールがおどします。
「女王の娘をだれが打ち首にするもんか」
とアリーナ。
 ハンスは、さきほどから自分たちの後ろの席に、こちらに背を向けてすわっていた先客が、こちらの会話に聞き耳をたてているのに気づいていました。その客は、急にこちらに体を半分向けて、低い声でおどすように言いました。
「だれが女王の娘だと? 世間をさわがすような嘘をつくと、役所に引っ張られるぞ」
 ピエールとヤクシーは、話を聞かれたと知って青ざめました。ピエールがどなります。
「だれだ、あんたは。おれたちの話をこっそり聞きやがって!」





思ったより面白いので転載する。最初のあたりは予想通りだが、途中から意外なコメントがあり豆知識になる。「雪国こそ冷蔵庫が必要」というのは、まさに意外であるが、なるほど、である。

(以下引用)

雪国あるある上げていこうぜw
カテゴリ生活ネタ

転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1737586472/

31397337_m

1: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:54:32.83 ID:d7FHVMlX0
2車線の道が雪で1.5車線になってる

2: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:54:49.54 ID:d7FHVMlX0
除雪されてない道は凸凹しててくそ

3: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:55:02.30 ID:RkyyU1vE0
氷柱でバトル

5: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:56:01.65 ID:4zyDeH+C0
車線なんてない

6: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:57:16.40 ID:oMNpG0yz0
タイヤチェーンがアスファルト削るので春先は路面がボコボコ




7: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:58:01.01 ID:oMNpG0yz0
暖房(灯油ヒーター)を毎日24時間入れっぱなしなので灯油代が大爆発

8: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:58:13.37 ID:qjWfcjXV0
耳垢が凍ってガサガサうるさい

9: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 07:59:19.04 ID:d7FHVMlX0
夜 
除雪車「ピーピー」チェーンカタカタ

ワイ「翌朝ドカ雪やろなぁ」

10: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:01:05.04 ID:vFOHE9gz0
登校中クソデカつららをゲットしてにっこり

11: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:02:12.45 ID:0o7RCePPd
イキりアルファードが亀さんになってる

12: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:09:14.48 ID:pTtgeO0t0
雪道でこっちを追い越していった県外車が数百メートル先で田んぼに落ちてる

13: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:13:14.92 ID:vBEfe6tZ0
家でも雪かき会社でも雪かき

14: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:14:51.49 ID:c0OiaHQj0
轍が3本で対向車

15: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:23:55.11 ID:H8CB+cOM0
寝る時は水道を少し流しっぱなし

16: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:25:14.14 ID:j0MxHN8H0
ガタガタ路面を車で走ってる時痔にならないか心配になる

17: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:25:42.06 ID:+Ww53klA0
男子中学生は30cm積もろうが絶対長靴履かない

18: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:27:03.02 ID:5g1jGgUi0
冬はガチで家の中にこもるから冷蔵庫が数台ある
月に1~2度の買い物で数台の冷蔵庫満杯にして耐え抜くみたいな生き方
豪雪地帯あるあるかな

19: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:28:31.53 ID:vyD8WRPL0
エアロパーツがそのへんに落ちてる

20: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:30:08.82 ID:M3YMYDBY0
道路の熱でちょっと溶けて浮いてる氷を踏んでパキパキしながら登校する

21: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:31:43.68 ID:j0MxHN8H0
学校の池がスケートリンクになる

22: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:32:48.93 ID:PbsfKM7Q0
陽キャJKがたまにパイ拓してる

23: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:35:41.00 ID:WSV40ZdH0
道の温水パイプのサビが湯に溶けて出てるから、道が赤茶色に染まる

24: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:39:03.43 ID:+2w2Tc1z0
雪かきしてる家としてない家がはっきり分かる

25: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:45:33.36 ID:1lkpfTaD0
道路に雪ないほうがかえって滑る

26: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:49:39.88 ID:zs8CrtYm0
道の真ん中から水が出て服にかかる

27: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:53:53.97 ID:oMNpG0yz0
一晩で積雪30cmの翌朝もJKは丈詰めスカートに素足で登校する

28: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 08:54:50.55 ID:oMNpG0yz0
かまくらは放置しておくと崩れて危ないので雪まつりが終わり次第速攻で取り壊す

29: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 09:02:04.22 ID:PrWfyUea0
稀に道路凍ってるのにチャリ乗ってるジジイが出る

30: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 09:05:04.94 ID:oMNpG0yz0
学校までミニスキー履いて登校する
高学年になるとガチスキー履いて登校する奴もいる

31: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 09:15:28.13 ID:DG6bK6fE0
ワイの小さい頃からの夢の一つが、かまくらの中で餅焼いて食う

33: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 09:21:21.22 ID:oMNpG0yz0
>>31
甘酒も飲んでええぞ

32: それでも動く名無し 2025/01/23(木) 09:18:22.97 ID:Ku4FrMSld
歩行者に人権がない

その十九 坊さんの正体

「だれだ!」
気配を感じたのか、部屋の中の坊さんが大声をあげました。
 その時、窓から何かが飛び込んできて、お坊さんののどにかみつきました。
 ピントです。
「うわっ」
坊さんは必死(ひっし)でピントをはらいのけようとしますが、ピントの牙は坊さんののどにくいこんでいます。見ていたピエールは心配になりました。もしもこのお坊さんがただの人間で、坊さんとしては悪いことかもしれませんが、生肉が好きだというだけだったらどうしましょう。
ハンスも同じことを考えていました。そこで、大急ぎでグラムサイトの呪文をとなえ、精神を集中して坊さんのすがたを見ました。すると、窓からさしこんできた月の光にうかびあがったそのすがたは、一匹の大猿だったのです。
ハンスは部屋の中にかけこんで、魔法の杖で大猿の頭を力一杯なぐりました。
大猿は「ギャッ」と一声鳴いて、息絶えました。
その晩は、もっと化け物が出てくるかもしれないので、四人は二人ずつ交互(こうご)にねることにしました。
夜が明けると、ピエールとヤクシーは寺の中をさがしてみました。もちろん、大猿の死体はそのままありましたが、そのほかに、気味わるいことに寺の床下には人間の白骨が十三体みつかったのです。
「こいつは、あの狐と大猿が旅人たちを食ったものだな」
「それに、このお寺のお坊さんたちもね」
ピエールとヤクシーは、子供たちにはその死体を見せないようにかくしました。
 この気味の悪い寺からなるべく早くはなれたくて、四人は朝御飯がすむと、さっさとそこを出て行きました。
「ねえ、あんたもしかして魔法使い?」
 アリーナがハンスに聞きます。
「うん」と短くハンスは答えました。
「魔法使いってほんとにいたんだ。ねえ、なにかやってみて。空飛べる?」
「できないよ」
「変身は? 鳥になれる?」
「できない」
「なあんだ」
 アリーナは、ハンスの魔法が、自分の想像していたものとはだいぶちがうようなので、がっかりしたようです。


その二十 社会科のお勉強

西グリセリードと中央グリセリードの境い目の低い山地を越えると、あたりは広くひらけて、畑が多くなってきました。もちろん、山や野原もたくさんありますが、畑の割合が多くて、民家の数も多いのです。
もうだいぶ秋も深くなってきて、麦の収穫はとっくに終わり、稲の刈り入れが始まってます。このあたりは水田ではなく、陸稲(おかぼ、りくとう)が畑に植えられてます。刈り取られた稲が稲架(はさ、はざ)にかけられて干されているようすはのどかなものです。
シャングーの町で身なりをととのえたハンスたちの一行(いっこう)は、見たところはグリセリード人です。もともと、グリセリードはいくつもの国が征服(せいふく)されて一つになった国なので、肌(はだ)の色や顔だちのちがいはだれもあまり気にしません。特に北部グリセリードは、ずっと西のアルカードの民族(みんぞく)が住みついたところなので、肌は白く、金髪や青い目もめずらしくありません。
今のグリセリードを統一したのは、グリセリード南西部の国でした。ルガイアという王様と、その息子のヴァンダロス大王という王様が、二代にわたってこの広大な大陸を統一したのです。
今はヴァンダロスの娘のシルヴィアナがグリセリードの皇帝、つまり女王になってますが、ざんねんながらシルヴィアナは政治の能力が無く、すべてを宰相のロドリーゴにまかせているのは前にお話したとおりです。ロドリーゴは国のことよりは自分の利益(りえき)を先に考える人間でしたから、シルヴィアナの代になってからはヴァンダロスの時代にくらべて国民の政治に対する不満は強くなっていました。とくに、二度にわたるアスカルファンとの無意味な戦いで、何万もの人間が戦場に送り出され死んだ事をうらむ人間は多かったのです。
ヴァンダロスは全国を統一(とういつ、一つにすること)した後も、関所(せきしょ、交通の要所におかれ、旅人の身元を調べる役所)をおかず、分国と分国との行き来は自由にさせていましたので、全国の文化や産物はあちこちに伝えられ、発展していました。ハンスたちが自由に旅ができたのもそのためです。
年に一回か二回の年貢(ねんぐ)か税金を納める以外は、庶民生活への干渉(かんしょう、あれこれ口出しすること。いちいち説明するのも楽じゃないです。でも、言葉をおぼえるのは大事ですからね。このお話は、学習小説でもあるのです。……なるほど、そうだったのか)をしないのがヴァンダロスの方針(ほうしん、やり方)だったので、国民の生活は気楽なものでしたが、前回の意外な敗戦の後、シルヴィアナとロドリーゴへの批判(ひはん、文句を言うこと)は強くなっており、その批判をおさえるために、政治を批判する者は処罰(しょばつ)するというお触れ(おふれ、知らせや命令)が出ており、国全体にいきいきしたところやのびのびしたところがなくなっていました。国民が自由に発言できない社会や国が、悪い社会や国であることは、いつの時代も変わりません。





「富とは自由に処分できる時間のことなのであって、それ以外のなにものでもない」



これはマルクスの言葉らしいが、私もこれに賛成である。しかし、これには大前提があって、「生きるのに必要な金銭が保証されている」ことだ。
つまり、生活保護を受けている者や年金老人こそが、この世で一番豊かな人間だということだ。ただしこれはあくまで「生きるのに必要なカネが」保証されているという話であり、「贅沢するのに必要なカネ」の話ではない。

モームの「世界の十大小説」の中の、大小説家たちの伝記部分を読むと、バルザックもドストエフスキーもカネが入るようになると、まったく無駄で無意味なカネの使い方をして大散財するのである。それが癖になるのか、借金してまで浪費するのである。
もともとの貴族であり、カネに不自由はしなかったトルストイも、カネのロクな使い方はしなかった。彼らには「カネを持つ意味」は無かったのである。なぜなら、彼らは素晴らしい「脳内世界」を持っていて、それを小説として書くだけで十分であり、実はカネを持つ必要性など無かったからである。
高橋留美子などは「漫画を描くより楽しいことってあります?」と言ったそうである。賢者の言である。この言葉は、清少納言が「一番の幸福は白い紙を得た時だ」と言っているのと同じである。つまり、この紙に何を書こうかと考えるのが一番の幸福だったわけだ。

その十七 山中の怪物

「こりゃあ、野宿(のじゅく)になりそうだな」
ピエールが言いました。
 その時、道のそばの木のしげみから、グルルッという獣(けもの)のうなり声が聞こえました。驢馬のグスタフや馬たちはおどろいて棒立ち(ぼうだち)になります。
 ピントはワンワンとほえたてます。
「怪物か?」
ピエールは腰の剣を抜いてみがまえます。ハンスも杖をかまえました。ヤクシーとアリーナもナイフをぬきます。
ザザッとしげみをわけて飛び出してきたのは、まさしく怪物です。体は虎ですが、頭は猿で、大きさは人間の二倍ほどあります。
その怪物は近くにいたヤクシーに飛びかかりましたが、ヤクシーはさっとそれをかわします。きっと武芸(ぶげい)の心得(こころえ)があるのでしょう。よけながら、ナイフで怪物の前脚に切りつけます。
怪物は次に、ピエールにおそいかかります。ピエールの剣が怪物の肩口(かたぐち)を斬りましたが、怪物はまだまいりません。
ハンスは怪物に心でよびかけました。
(お前はなんでぼくたちをおそうのだ!)
怪物の答えがかえってきます。
(もちろん、食うためだ。お前は動物と話ができるようだな。なら、そこの犬と猿だけでゆるしてやるから、そいつらをおいて行け)
(いやだ!)
 怪物はこんどはハンスに向かってきました。
 ハンスは杖で怪物の頭をなぐりました。すると、どうでしょう。剣やナイフで切られてもあまりこたえなかった怪物が、おそろしい苦痛(くつう)のさけびをあげて倒れたのです。
 そして、みるみるうちにその体がちぢんで、姿がかわっていきます。死んだすがたを見ると、その怪物は、せいぜい犬くらいの大きさの老いた狐です。
「おどろいたな。化け物の正体は、古狐か」
「でも、私たちの剣やナイフがきかなかったのはなぜかしら」
「あたりどころがまずかったんだろう。とにかく、ハンスのおてがらだ」
ハンスは得意(とくい)な気分でしたが、出番(でばん)がなかったアリーナはおもしろくなさそうです。
四人は野宿できそうな場所をさがしてしばらく歩きました。すると、やがて闇(やみ)の中にぽつんと一つ、明かりが見えてきたのです。


その十八 妖怪の寺

「おお、明かりだ。人がすんでいるぞ」
ピエールがよろこびの声をあげました。
 四人は、馬と驢馬は引いて、闇の中をつまずいたりころんだりしながらすすみます。
 やがて、その明かりが目の前に近づきました。どうやら、家の窓のようですが、お寺のようです。
塀(へい)にかこまれた門から入って、寺の玄関にたどりつきましたが、たてものの中はほとんど明かりがありません。
「ごめんください」
 大声でピエールが呼ぶと、奥から「どなたじゃな、こんな夜おそく」と声がかえってきました。
 出てきたのは、ずいぶん年をとったお坊さんです。頭はつるつるで、長い真っ白なあごひげをはやしています。
「すみません。旅の者ですが、こんばん一晩(ひとばん)ここにとめてもらえませんか」
「そうか。今からよそに行けというわけにもいくまい。夜着などはないが、そのへんでねむるだけならいいじゃろう」
「ありがとうございます」
ピエールは礼を言いました。
 お坊さんがひきさがると、アリーナが言いました。
「なんかへんだぜ、あの坊さん」
「どこが?」
ピエールが問い返すと、
「いやになまぐさいにおいがしたんだ。生肉か、血のにおいだ」
「晩飯でも食っていたんだろう」
「あんた、グリセリードの人間じゃないからわからないのかもしれないけど、ここはブダオ教の寺だ。ブダオ教では肉食はきびしくいましめられているんだ」
「この子の言うとおりよ。私もいやなにおいを感じた」
 ヤクシーの言葉に、ピエールは考えこみ、「たしかめてみよう」と言いました。
「みんなでいきましょう」
 ヤクシーの言葉で、四人はこっそり足をしのばせて、寺の奥に近づいていきました。
 奥の部屋から明かりがもれています。
 先頭のピエールが部屋をのぞきこむと、中ではなんと、先ほどの坊さんが、口から血をしたたらせながら、生き物の死体をむさぼり食っているではありませんか。
 ピエールはぞっとして、後ろの三人をふりむいて小さい声で言いました。
「アリーナの勘(かん)が当たった。あの坊さんも化け物だ」




「ラビリンス」は、いわばアイドル映画であり、ジェニファー・コネリーとデヴィッド・ボウイが主演だからこそ見る価値があったのである。つまり、誰が監督をしても、俳優がダメならダメになることがほぼ確定的だろう。今のアメリカやイギリスにそういうアイドル俳優やアイドル歌手がいるか?

(以下引用)

『ウィッチ』や『ライトハウス』、『ノースマン 導かれし復讐者』のロバート・エガース監督が、最新作のゴシックホラー映画『Nosferatu(原題)』に続いて、根強い人気を誇る『ラビリンス/魔王の迷宮』の続編を手がけることとなった。

『ラビリンス/魔王の迷宮』は、ジム・ヘンソンが監督し、デヴィッド・ボウイとジェニファー・コネリーが出演した1986年のダークファンタジー映画。その直接的な続編となる映画の脚本・監督をロバート・エガースが務めるとVarietyが報じた。脚本は、『ノースマン 導かれし復讐者』でも共同脚本を務めたショーンとともに手がけることになるという。『ラビリンス/魔王の迷宮』の続編については以前、『フッテージ』や『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン監督で進行中だと伝えられていた。しかし、2023年以降は最新情報が何もなく、トライスター・ピクチャーズとジム・ヘンソン・ピクチャーズはエガースを監督を迎え、新たに続編を始動させたものと思われる。


1986年公開の『ラビリンス/魔王の迷宮』では、ジェニファー・コネリーが主人公のサラを演じ、サラの弟をさらうゴブリンの魔王ジャレスをデヴィッド・ボウイが演じた。サラは弟を救うため、ジム・ヘンソンによるマペットたちの助けを借りながらダークファンタジーの世界を冒険する。


「ナルニア国ものがたり」という、有名な児童文学があって、名前だけは昔から知っていたが、なぜか読む気になれなくて、この年(何歳かは特に秘す)になって初めて読んでみた。
私は児童文学は好きで、名作と呼ばれているものは、何歳の人間が読んでも面白いはずだ、という考えだが、これが、まるで面白くないのである。子供向けの本だから当然だ、とはならない。優れた児童文学や童話は大人が読んでも面白いのである。
「ナルニア国ものがたり」がなぜ面白くないかというと、私の考えでは、作者自身が面白くない人間で、つまり「ユーモア感覚」がないからだろう、と思う。作者はC.S.ルイスという、詩人としては有名な人らしい。
それで思うのだが、詩人というのは、たいていがユーモア感覚が欠如しているのではないだろうか。ユーモア感覚があれば、おおげさに泣いたり感動したりすることに抵抗があり、それを笑いに換えるはずだからだ。ルイス・キャロルなどがその代表で、「アリス」の中の詩はすべて冗談詩である。私はウィリアム・ブレイクが好きだが、彼もユーモア感覚は無かったと思う。蠅一匹が打ち殺されるのを見て、そこにあらゆる生物の宿命を見る、というのは詩人ならではだろう。
宮沢賢治は詩人であり優れた童話作家だったが、彼の作品はユーモアよりは詩情が高度である。ユーモアも無いではないが、どちらかというとペーソス(哀感)が多い。
つまり、詩情というのは、笑いではなく、涙を誘うものだということだ。
なお、「ナルニア国ものがたり」第一巻だけは我慢して最後まで読んだが、第二巻は最初で放棄した。第一巻の「衣装箪笥の奥が異世界に通じる」というギミックは面白いと思ったが、第二巻では、特に明白な理由もなく、いきなり異世界に行くという雑さである。そう言えば、第一巻でも、話をかなり端折っており、ライオンが子供たちを王や女王に任命したから王や女王になりました、で話はほとんど尽きている。その前に少し、氷の魔女とやらとの戦争があるが、それも簡単に終わり、描写らしい描写はほとんどない。こんな調子で全7巻の「ナルニア国クロニクル」を書かれても、すべてが単なる「説明」で終わることは予測できるのである。
まあ、その「壮大さ」の印象だけで感心する子供も多いだろうから、これが児童文学の古典扱いされているのだろう。


ついでに言えば、男性作家はファンタジーを書くのが上手く、女性作家はホラーを書くのが上手いと思う。ファンタジーは現実の裏側であり、ホラーは現実と地続きである。だからこそ前者は怖くなく、後者は怖いのだ。別の言い方をすれば、ファンタジーは完全に頭の中で生み出され、ホラーは現実の経験や恐怖感がもとになっている。能天気に生きている男と違って、女性はおそらく、現実が板子一枚下で死や不幸と接続していることをなんとなく意識して生きているのではないか。たとえば、女性はセックスの快楽の代償を、自分の妊娠や堕胎として支払うことになっている。もちろん、子供を持つことは幸福にもなりうるが。そこが、射精して終わりという男とはまるで違うわけだ。



「内田樹の研究室」所載の「知性について(仮題)」の後書きの一部だが、私は内田樹という人物を今ひとつ信頼できないような印象を持っているが、まあ、それは現代のあらゆる「知識人」に対する私の偏見だろう。
で、この引用文に書かれた思想は、私も100%同意する。そもそも、人類の文化はすべて先人の文化を土台として生まれたもので、知識には所有権も、そして本当は「著作権」もありえない、というのが私の思想である。模倣者が出ても、それによって「オリジナル」の受ける迷惑は知れたものだ。で、原理的にはその「オリジナル」も、その土台になる先人の創作物があるわけだ。

(以下引用)

 21世紀に入って日本が知的生産において著しく劣化した最大の理由は、みんなが「自分はどれくらいものを知っているか」「自分はどれくらい賢いか」を誇示し、他人をおしのけて権力や財貨の「割り前」に与ろうと競争しているからです。そんなこと、すればするほど集団的な知性は衰えてゆく。どうしてそれに気がつかないんでしょう。
 自分がどれくらいものを知っているかとか、自分がどれくらい賢いかなんて、どうだっていいじゃないですか。自分の所有する知的な財があったら、それは共有地に供託して、みんなに使ってもらう。自分もみんなが供託してくれたものを使わせてもらう。それが知的に豊かな社会だと僕は思います。
 同意してくれる人はまだまだ少数ですけれども、これからも僕はそう訴え続けるつもりです。みなさんもそういうふうに考えて下さるとうれしいです。

2025年1月
内田樹
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