ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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Wild Magic 第一章その7 2016/04/24 (Sun)
ポニーたちはダイネが彼らの間を歩いていくのを見守った。耳は後ろに倒して。彼女の近くにいる馬は彼女に噛み付くべきか、蹴るべきか迷っているように見えた。
その群れの王である黄色い種馬が小股に彼女の背後に歩み寄ったとき、少女は振り返って、その馬の鼻づらの下に両手を置いてその顔を持ち上げ、じっと見た。「だめですよ、旦那」彼女は強く言った。「私は騙されはしません。私は人間だけど、馬鹿じゃないです」種馬は後ずさろうとした。彼女は力づくに馬を跪かせ、その鼻孔に息をそっと吹き込んで彼女の匂いを覚えさせた。馬は足を引きずり、もじもじして、それから、降参の印に頭を下げた。
馬の主人たちだ、とオヌアは思った。彼女は馬の王への主導権を確立し、群れ全体への支配権を手に入れた。
Wild Magic 第一章その8 2016/04/24 (Sun)
馬たちを扱ってきた長い年月の間、彼女はこんな様子を見たことはなかった。この特別な血統の品種は激しやすいことで有名だったのだ。(彼女がそれらを買った理由の一つは、彼女の雇用者のためだった。)オヌアはこれまで馬との和平を達成してきたーある種の和平を―彼女の強さと、機知と、賄賂で。すべて、馬を扱う民はそんな風にやるものだ。ただこの子供だけは違った。ダイネはまるで彼女自身がポニーであるかのように、あの種馬に接した。より上位の馬として。
彼女は自分の家族のことでは嘘は言っていないし、逃亡者でもない―ただ、嘘をついたのは年齢のことだけだ。仮に私が彼女を放り出したら、彼女は面倒に巻き込まれるだろう。こうした可愛い娘を狙っている追いはぎはあちこちにたくさんいる。旅の道はそれほど安全ではないが、それが何だ?
彼女は少女がポニーたちの背中をなでながら、その間を動くさまを見ていた。ポケットから出したリンゴや砂糖のかけらを馬たちに与えている。彼女がこうした普通のやり方で動物たちを扱えるのを見て、オヌアは喜んだ。あの種馬を扱ったやり方は、一度見ればもうたくさんだ。
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