ここに書かれていることは、私がこの「アンファニズム」で何度も言ってきたことである。それを保証する言葉をプロのスカウトの口から聞けたことは、私にとっては満足この上ないことだ。
ただし、「プロ入団後球速落ちるのは当たり前」と言うよりは、球速を落としても制球力を向上させた投手がプロレベルになれる、と言うべきだろう。前に書いたサンデー・コーファックスがその代表だ。また、史上最高の投手とも言われる伝説の投手、サッチェル・ペイジは、球も速いが、それよりも異常なまでに正確な制球力の持ち主であったと言われる。
下記記事に書かれている中日の中田スカウト部長の言葉は、投手としての成功を目指すアマチュア野球選手は皆、よく覚えておくべきである。
(以下引用)
【野球】中日スカウト「プロ入団後球速落ちるのは当たり前」
2013年02月15日22:01
Category : 中日| 野球議論/野球雑談
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1360830228/
引用元
1 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:23:48.27 ID:LI+mcztf
<プロに入って球速は落ちる?>
なぜ、中日スカウト陣はMAX140キロ中盤にこだわるのか?
「それははっきりしています。プロに入って球速は落ちるからです」
中田スカウト部長は続ける。
「ほとんどの投手はアマチュア時代のMAXが野球人生のMAX。
だから、アマ時代に最低でも140キロ中盤は欲しい。
そうであればプロに入っても140キロは投げられますから」。
http://blog.hicbc.com/blog/ana/archives/2013/02/08/36847.php
2 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:24:19.99 ID:LI+mcztf
衝撃である。私はプロに入って球速は上がるものだと思い込んでいた。
しかし、中田スカウト部長はそれを否定。
「確かにハードな練習をすれば、多少速くなる投手もいます。
でも、大半はプロに入ってストレートの球速が落ちます。というか、落とすんです」。
この言葉が最大のポイントである。
ほとんどの投手はプロ入り後、「球速が落ちる」のではなく、「球速を落とす」のだ。
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5 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:25:03.28 ID:LI+mcztf
なぜか?
「コントロールを良くするためです。プロに入って好打者と対戦を重ねると、
目一杯腕を振って速球を投げるより、少し球速を落としてでも、自分が思ったところ、捕手が要求したところに投げた方が相手を打ち取れる確率が高いと気付くんです」。
そもそも速いボールを追い求めて闇雲に腕を振り続ける投球スタイルではコントロールが乱れる上、長いイニング持たない。
また、速球重視のフォームだとボールの出所も分かりやすく、プロの一流打者はいとも簡単に打ち返すという。
9 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:25:32.48 ID:LI+mcztf
「それでもアマチュアでは通用するんです。打者もアマチュアですから」。
しかし、プロでは通用しない。
いくら豪腕投手でもプロ入り後は「速いオンリー」から「やや速い+コントロール」へモデルチェンジが必要なのだ。
「MAX135キロの投手が球速を落とすと130キロですよね。これだといくらいい所に投げても打たれる確率が高い」。
コントロール+ピッチングセンス+140キロ中盤のストレート。
これが中日投手陣の採用基準なのだ。
http://blog.hicbc.com/blog/ana/archives/2013/02/08/36847.php
8 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:25:20.45 ID:Xlh1QCYT
マグヌス
12 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:25:47.80 ID:hT3by9eV
同じMAXでもアマは「人生最速」でプロは「シーズン最速」の違いがあるってことか
14 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:25:58.14 ID:/tkJV2Cc
そらアマとプロの打者の何が一番違うって甘い球を見逃さない能力やからね
失投多くてポコポコ打たれるよりは抑えてコントロールやろ
18 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:26:22.96 ID:LI+mcztf
<コントロールとピッチングセンス>
「星野監督の言葉は大きかったですね」と中田スカウト部長。
結論から言うと、中日の投手採用基準は「コントロールとピッチングセンス」を重視するようになった。身体能力、上背、球速などは二の次と言える。
「よく荒削りだけど、プロに入ったらコントロールが磨かれ、大成すると言うでしょ。
でも、そんな投手はほとんどいません。 いわゆる『化けたら面白い』という素材だけの投手は不採用。
結局、化けませんからね」と言う。
確かにアマ時代に快速球で話題になってプロに入ったものの、コントロールが修正されず、球界を去った投手は数多くいる。
http://blog.hicbc.com/blog/ana/archives/2013/01/23/36679.php#more
21 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:26:52.79 ID:LI+mcztf
しかし、プロ入り後に制球が良くなったという話も聞きますよね。
あれはある程度コントロールがまとまっている投手がもう一段階上のコントロールを身に付けたということ。
ピッチングセンスはなおさらです。プロに入って簡単に身に付くものではありません」。
いくら素材が良くてもコントロールがなければ難しい。
さらに野球偏差値ともいうべきピッチングセンスもなければ、中日スカウト陣のお眼鏡にはかなわないのだ。
http://blog.hicbc.com/blog/ana/archives/2013/01/23/36679.php#more
25 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:27:19.14 ID:Ge6UFQRF
>>21
辻内……
24 : 風吹けば名無し: 2013/02/14(木) 17:27:17.17 ID:LI+mcztf
<見極め方>
中日スカウト陣は具体的にどんな見極め方をしているのか?
「我々も球場にスピードガンなどは持って行きますよ。そのあたりの道具は他球団と変わらないと思います。
ただ、全球をスピードガンで計測したり、メモしたりはしません。もっと見るべきポイントがありますから、なるべく視線をグラウンドからそらさないようにしています」。
中日が重視するコントロールとピッチングセンス。その見極め方は次の3つだ。
? 10球連続で見た時のキャッチャーミットのズレ
? 「ここは絶対四球は駄目」という場面で四球を出すか?
? 「ここは1球けん制」という場面でけん制をするか?
http://blog.hicbc.com/blog/ana/archives/2013/01/23/36679.php#more
(付録)「ウィキペディア」の「サッチェル・ペイジ」の項目の一部。
ニグロリーグ時代 [編集]
ニグロリーグ時代には約2500試合に登板、2000勝以上をあげ、うち完封勝利は350以上、ノーヒットノーラン55試合など、にわかには信じがたい成績が伝えられている。一説にはこれは中南米の野球チームとの交流戦などをすべて含めた数字ではないかとも言われているが、それを差し引いても傑出した名投手だったのは確かであろう。上手、横手、下手どこからでも投げ分けることが出来、投球練習の際、ホームベース上に置いた煙草の箱の上をボールが通過するほどコントロールに優れていたという。
球速の計測記録は残っていないが、160km/hを投げていた速球王ボブ・フェラーが「サチェルの投げるボールがファストボールなら、俺の投げるボールはチェンジ・アップだよ」と発言している。彼の速球を見た全ての関係者が170km/hを超えていたと証言している事から、極めて速い球を投げていたと推測される。サチェルとノーラン・ライアン両者の球を受けた捕手は179km/h位ではないかとコメントしている。
記録が不確かで伝説の域を出ないが、全打者三振になりそうな試合で、最後の打者が振り逃げで28連続三振になった、9回裏にわざと走者をためて無死満塁にし、しかも野手を全員ベンチへ引き上げさせて打者に勝負を挑み観客を沸かせたなどの逸話がある。それ以外にも「今から9人連続三振を取る」と宣言して達成したり、野手全員をマウンドの周りに座らせて投げるなどショーマンシップにも長けていた。
1930年には、メジャーリーグ選抜との交流戦で22奪三振完封勝利を記録している。しかし、ベーブ・ルースとの対戦の機会は無く、晩年になっても残念がっていたという。但し、ベンチからサチェルの投球を見ていたベーブ・ルースの顔が青ざめて行ったとの証言が複数残っている。記録がはっきりしている1934年は105試合で104勝を挙げている。