DeNA白崎浩之内野手(27)高城俊人捕手(25)とオリックス赤間謙投手(27)伊藤光捕手(29)との2対2の交換トレードが、両球団から発表された。バッテリー強化を図るDeNAと、得点力のある内野手を狙っていたオリックスと双方の思惑が合致した。


 白崎は12年ドラフトで大型内野手として駒大から1位指名を受け入団。昨秋19年ぶりに進出したソフトバンクとの日本シリーズでは指名打者で出場し本塁打を放った。今季は1軍での出場はなかったが、オリックスは小谷野、中島、T-岡田のベテラン内野手がけがで2軍再調整中で、潜在能力を評価する白崎獲得に乗り出した。高城は強肩と捕球が持ち味。昨季は浜口の専属捕手としてルーキー左腕を2桁勝利へと導いていた。


 伊藤光は14年にベストナインとゴールデングラブ賞を獲得するなど、正捕手として高い経験値を持つ。今季7試合出場にとどまり出場機会が激減したが、正捕手を固定できていなかったDeNAは、伊藤光獲得で捕手強化を図る。今季1軍登板のない赤間はリリーフ要員として獲得した。