こういうところが福良の嫌なところである。プロ入りしたばかりの新人選手が「なめてる」わけはないだろう。たとえ正面のゴロを内野安打にしたところで、すでに2死なのだから、投手がひと踏ん張りすればいいだけだ。「あれで負け」は無い。そういう言い方をしたら新人を潰しかねない。野球にエラーは付き物であり、しかもまだオープン戦だ。厳しい指導はいいが、叱るにも叱り方がある。福良を「怒りキャラ」として球団側が宣伝に利用していることを福良当人がまた利用しているという感じで、不純である。舐めているのは誰か。
なお、例によって言っておくが、私はドラ3の福田などまったく知らないし、当然ひいきでも何でもない。指導者としての福良のヒステリックさにはここ数年うんざりしているだけだ。監督にしていい人物とは思えない。
-
- オリックス福良監督
<練習試合:西武12-8オリックス>◇1日◇宮崎市清武総合運動場
温厚なオリックス福良監督が鬼になった。
矛先は西武との練習試合に2番遊撃で出場したドラフト3位福田だ。0-0の3回2死走者なしで金子侑の正面のゴロを内野安打にしてしまった。指揮官は「あの守備で終わり。あれで負け。ちょっとナメてますよね」と大激怒だ。福田は「思った以上に(足が)速かった。それでも1発で投げないと…」と反省していた。