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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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昔、中継ぎ投手などでよく名前を見た小谷正勝(現在はスカウトか何か)の言葉で、野球ファンが疑問に思う部分を説明している。まあ、プロ入り後に球が遅くなる理由の説明はあまり明確ではないが、スピードよりも優先される部分(特にコントロール)を追求する必要性のため、という趣旨かと思う。広島の矢沢(旧姓加藤)が、最初の試合ではあわやノーヒッターかという快投を見せながら、その後低迷していたのもあまりに制球力が無かったためだろう。つまり、プロの投手としての最低条件はコントロールであってスピードではない、という好例かと思う。
もっとも、あまりにスピードが無ければ当然通用しないわけで、その兼ね合いだという、当たり前の話になる。
野球ファンがよく騙されるのは、アマチュア野球では打者もアマチュアなので、スピードだけで抑え込むことが容易だということだろう。その手の「150キロ出た」投手がプロではまったく通用しないのは何度も見てきたことである。逆に言えば、アマ野球で圧倒的な力の差を見せる投手が本当のプロレベルだということで、単に甲子園で優勝投手になったとかいうレベルでは、アマの中では優秀という程度で、プロ入りレベルではないわけだ。

(以下引用)

獲得に至るには、スカウトの目利きが大事になる。スピードガンで何キロか、甲子園での実績はどうか…判断材料はいくつかある。最も大切なのは、進むべき大きな道を見極める目だ。即戦力か、現在がピークか、将来大きく育つか。素材を生かすには、適切な育成プランが必要となる。

150キロも出れば、高校生で打つのは難しい。ただプロ入り後、鳴かず飛ばずだった選手は多い。やはり、平均145キロ以上の球でコントロールを突き詰めていけるかが、1軍で活躍する一番の資質だと思う。そこに球のキレ、球種、駆け引き、ゲームセンスなど枝葉を植え付けていく。

高校時代は球が速かったが、プロに入って遅くなる投手が多い。なぜ、このようなことが起きるのか。素朴に思う方は、たくさんいるのではないか。

高校生投手に最初に訪れる壁がある。先輩のブルペンを見て芽生える「この人たちには勝てない」とのあきらめだ。持論だが、体は気持ちが動かす。体力、技術で負けたと思った瞬間から挫折は始まる。

学生時代は授業が終わって午後から練習だが、プロの2軍は午前9時ごろからスタートし、夕方まで練習する。他にも夜間練習、頭の勉強、雑用…要するに野球漬けになる。肉体的につらくなり、どこの世界でもある上下関係の厳しさなど、メンタルをしっかり保てないとどんどん苦しくなる。

求められるレベルも高くなる。ドラフトで指名される投手であれば、コントロール、球種、けん制にクイック、チームプレーなど、それほど気にせずに進めただろう。プロ野球では今挙げたようなことが複雑化し、より多く練習に取り入れられる。指摘も一気に細かくなり、迷いが生じやすくなる。



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