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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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引用記事筆者の熊代(シロクマ)氏は精神科医で、医者らしく「ドーパミン」という言葉を多用しているが、昔私が読んだ或る文章ではこれを「やる気スイッチ」と呼んでいた。私もそのほうが「ドーパミン」なる得体の知れないものより親愛感がある。
そして、その文章(書いたのは「パプリカ」などのアニメ監督だが)では、「やる気スイッチ」は「(作業を)やっているうちに入る」という、某脳科学者の説を正しいとしていたし、私もそれは正しいと思う。
家や部屋の掃除などが代表的な事例で、やる前はまったくうんざりしてやる気も無いのだが、始めると、その作業自体が我々に「スイッチ」を入れるのである。それで、次から次へと掃除の範囲を広げたりする。読書も同じで、硬い本は読み始めるのに抵抗があるが、読み始めると興味を惹かれる部分が出てきて思考も活性化する。おそらく勉強も同じだろうが、こちらは私には「勉強が面白かった」という経験は無い。それは「勉強をすること」への心理的抵抗があまりに大きかったのだろう。仕事も同様で、始めるとルーティンワークをしているうちに一日が終わるだけだった。まあ、それは私が取り組んでいた勉強や仕事の内容が最初から私の興味の外だったからだろう。
下に書かれていることは「好きな仕事」なのにやる気が出ない場合の話ではないか。

(以下引用)

ドーパミンが出ない状況になってからが本番だ
だから、なにもかもドーパミン頼みでは詰んでしまう可能性がある。

控えめに言っても、ドーパミンの加護と寵愛がある時しか書けない・活動できない・プラクティスできないのでは、創作も仕事も勉強も続けられないし、結局モノにならないと思う。

ドーパミンを味方につけるための方策が大事なのはもちろん。だけど、ドーパミンが味方してくれない時にも書く・活動する・プラクティスすることも同じぐらい大事だ。

たとえば私自身も、うまくいっている時期もあればうまくいかない時期もある。どうしてもドーパミンが出ない、やる気も集中力も完璧とは言えない時期もある。そういう時にひねり出したアウトプットは、たいてい、色艶が足りないと感じられる。

だ け ど や る ん だ よ !

自分自身の活動を、気まぐれなドーパミンに委ねきってしまっては何もできない。ときにはドーパミンに逆らうように執筆・仕事・勉強をしなければならない場面だってある。

第一、〆切のたぐいは容赦なく迫ってくるのだから、ドーパミンが出ないから書かない・創らないなんて選択肢はないのである。また、そういう状況下でも手を動かし続けること、絶好調とは言えない状態でもあきらめないことが大切だと今はわかる。



アニメ『魔女の宅急便』にも、似たようなことを示唆するシーンがあった。

魔法のホウキで空を飛べなくなってしまったキキに、絵描きのウルスラは「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる」とアドバイスする。さすが宮崎駿監督! ドーパミンの寵愛を受けていない時でも手を休めずジタバタすることの有意味性が伝わってくる。

あと、「タコ練」してみるのも割といい。ここでいう「タコ練」とは、学習効率度外視で、やけくそに練習してみることだ。じきに疲れてしまうのだけど、疲れたおかげで肩の力が抜け、意外なアウトプットが出てきたり、思ってもみなかったことに気付いたりする。



加えてウルスラは、それでも駄目だった時のアドバイスとして「描くのをやめる。散歩したり景色を見たり昼寝したり、何もしない。そのうち、急に描きたくなるんだよ」とも付け加えている。「タコ練」を続けていると疲れてくるし、じきに休みたくなるだろう。でも、リフレッシュした後なら再びドーパミンが戻ってくるかもしれない。



ここで宮崎駿監督は、ウルスラとキキをとおしてアウトプットのためのアドバイスを視聴者にくれている。

私は2013年頃にウルスラのアドバイスを再発見し、以来、彼女のいうとおりに過ごすようにしている。ドーパミンが出ているうちしか頑張れない・楽しくなくなったら手が動かせなくなってしまう限り、人はそれほど多くのことが為しえないし、だからこそドーパミンが出なくなっている時にこそ、あなたや私のクリエイティビティの真価が問われる、のだと思う。



ドーパミンの加護と寵愛を獲得するために工夫だけでなく、彼女がこちらを振り向いてくれない時期にも戦っていけるような工夫も必要だ。

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