ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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食指をそそる(「食指」は「そそる」でいいのか? いや、「食欲」はそそる、で食指は「動かす(動く)」か?)アニメが無いので、「悪役令嬢転生おじさん」を再視聴しているが、その中で、小悪魔王子が、グレースが貸した算盤を「チャッチャカ」振って体でリズムを取るギャグに、グレースが「それは昭和のギャグですわ」と叱責し、それにアンナが「ショーワって?」と疑問を呈すると、グレースは「さいザンス」と答えるのだが、この場面はZ世代の若者や子供には最初から最後まで意味不明のギャグだろう。まあ、原作者の上山道郎の原作漫画のギャグをそのままアニメにしたかと思うが、「理解できない者は理解しなくてよろし」と割り切った姿勢が爽快だ。もともとギャグに意味を求めるのが無粋なのである。
一応説明すると、算盤ダンスはたぶん昭和20年代後半か30年代くらいのコメディアン、トニー谷の持ち芸で、「さいザンス」も彼のギャグである。赤塚不二夫の「天才バカボン」のイヤミのモデルと言えば分かる人もいるだろう。「さいザンス」は上品ぶった上流階級婦人の「そうでゴザイマス」が「そうザマス」となり、「さいザンス」と変化したものだろう。
これを、詐欺師臭い風貌(大きすぎる黒縁メガネとちょび髭)のトニー谷がやるから面白いのだろうと思うが、当時の我が家にはテレビが無かったので、実は一度も見たことはない。進駐軍相手に受けたという話もあり、まあ、ピコ太郎の精神的祖父のようなものか。
昭和の演芸に詳しい小林信彦が生きていたら(いや、実際、存命かもしれないが)解説してほしいところだ。
一応説明すると、算盤ダンスはたぶん昭和20年代後半か30年代くらいのコメディアン、トニー谷の持ち芸で、「さいザンス」も彼のギャグである。赤塚不二夫の「天才バカボン」のイヤミのモデルと言えば分かる人もいるだろう。「さいザンス」は上品ぶった上流階級婦人の「そうでゴザイマス」が「そうザマス」となり、「さいザンス」と変化したものだろう。
これを、詐欺師臭い風貌(大きすぎる黒縁メガネとちょび髭)のトニー谷がやるから面白いのだろうと思うが、当時の我が家にはテレビが無かったので、実は一度も見たことはない。進駐軍相手に受けたという話もあり、まあ、ピコ太郎の精神的祖父のようなものか。
昭和の演芸に詳しい小林信彦が生きていたら(いや、実際、存命かもしれないが)解説してほしいところだ。
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