記事全体の内容はたいして面白くないが、最後の部分に興味を引かれた。
食肉用の家畜は飼料によって肉質が変わる、という話は聞いたことがあるが、羊肉のあの臭みが、穀物を飼料とすることで消える、というのは驚きだ。では、普通の羊の肉のあの臭みは、何を食べているのが原因なのか。草だろうか。草と穀物の相違はでんぷん質の有無、あるいはその量的相違にあるかと思うが、でんぷん質(炭水化物)の食物としての優位性という一つの例にはならないか。いや、自分自身の肉の味がいいかどうかは、その動物には意味の無い話だが、少なくとも、牧畜業界も、従来の習慣から、この動物にはこの飼料、という固定観念を捨てて、いろいろ試行錯誤してみるべきだろう。
(以下引用)
天皇家の食卓Q&A「絶対にお出しできないタブー料理は?」
2015年07月06日 06:00
「美智子さまは毎日何を召し上がっているのかしら……」。いまだ“謎のベール”に包まれている、天皇皇后両陛下の日々のお食事のメニュー。さまざまな疑問を、皇室ジャーナリストや、宮中晩餐会や天皇陛下の日常の食事を作る、宮内庁管理部大膳課の元職員たちに聞いてみた!
【たびたび登場する“定番メニュー”は?】
「昭和天皇のご朝食は8時30分からでした。ほぼ毎日、オートミールかコーンフレークを交互に、温野菜などサラダをお出ししました」(元大膳課の工藤極さん)
「秋篠宮家では、毎週火曜日がカレーと決まっていました。じゃがいもやにんじんなど、一般的な食材がほとんどです」(元大膳課の宮田拓矢さん)
【絶対にお出しできない“タブー料理”は?】
「昔からの慣習として、ふぐの調理はしていないはず。調理済みのふぐ刺しは、毎年各宮家に下関から献上されているので、宮家の皇族方は召し上がっていらっしゃるでしょう。また地方への行幸啓の前には生ものは控えられているそうです」(皇室ジャーナリストの松崎敏弥さん)
【一日の摂取カロリーなどの決まり事は?】
「私が奉職していたときは、1千800キロカロリーほどで、“腹八分目”の分量です。塩分も8グラムくらいだったと思います。だしを十分にとるから、それほど塩は必要ありません」(元大膳課の矢部金次郎さん)
【プロの料理人もうなる伝統のレシピは何?】
「コンソメスープでしょう。チキンのだしと、牛のスネ肉からとっただしを合わせ、赤身の肉やタイム、ローズマリー、セロリ、ローリエなどを加えます。最初は白濁していますが、卵白がアクを集めてくれるので、最後はきれいな黄金色に」(工藤さん)
【春と秋の「園遊会」での人気メニューは?】
「行列ができるほど人気なのはジンギスカンです。御料牧場の羊は、穀物のエサを食べているため、臭みがなくてやわらかい。初めて食べた方はみなさん、驚かれます」(矢部さん)