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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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気まぐれで、「夢見る男子高校生は現実主義者」(タイトルは正確かどうか知らない)という、いかにもダメアニメ臭をぷんぷんさせているアニメを見始めたら、脚本構成が横手美智子で、あのベテランが参加しているとは、思いがけない拾い物かもしれないと身を入れて見ていると、回が進むに従って段々面白くなってくる。
まあ、もともと青春アニメ、学園アニメが好きなのだが、案外これは「負けヒロインが多すぎる」レベルの優良作品ではないか。後者が、今後の展開が難しそうなのに比べて、こちらのほうがこれから面白さが増す雰囲気もある。難はキャラの絵柄が少しダサいことか。それだけで一話切りしたアニメオタクも多そうだ。それと、タイトルがどうしようもなく、「見る気を無くす」ダメタイトルである。これは原作の失策だろう。よく、こういうタイトルの作品をアニメ化しようと思ったものだ。
なお、数回見ているうちに、私のごひいき声優のひとりである花守ゆみりが脇役で出ているのに気づいて、これもある意味、私にはボーナスだ。聞いていると、やはり彼女の声で、なかなか楽しい。キャラとしてはヒロインの親友でおせっかい焼きの陽気な劣等生という、ありがちキャラであるが、今後、実は彼女が主人公に本当は惚れている、という展開もありそうである。
話としては、「これまでキャラを作ってきた」主人公の男子高校生が、突然醒めた気持ちになって、そのキャラをやめて本来の性格を素直に出すようになり、周囲を動揺させるという、逆「弱キャラ友崎くん」である。これは無数の「自分のキャラを演じている」高校生たちには突き刺さるテーマだと思う。
そういう「自己表現演技」がテーマだとすると、「夢見る」云々というタイトルは作品テーマに即していると言えないこともないが、あまりに「意図的に矛盾したタイトルにして売れ線を狙っている」臭さが漂うから、ダメタイトルだと私は言っているわけだ。しかし、売れたら、これも良タイトルだとして広まるかもしれない。
なお、「青春物」がなぜある種の人に刺さるのかについての心理分析(というほど大げさではないが)も書くつもりだったが、長くなったので、またの機会にする。まあ、簡単に言えば「心理(心的)補償」であり、それだけで即座に分かる人もいるだろう。

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