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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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もちろん私はノータイムで正解した(というか、計算まではしないが、式はノータイムで出した)が、これは良い問題だと思う。正答率の低さが、子供の思考力のどのあたりに欠陥があるかを作問者がよく知っていることを示している。つまり、立方体の一辺の長さは、立方体の各辺(12本)だけの長さとしか思っていないから、その立方体に内接する球体の直径と立方体の一辺の長さが同じであることに気づけないのである。
これから類推するなら、立方体の面とはその一辺を横(辺と直角方向)に拡大したものだということも、子供はたぶん気づかない(意識しない)だろう。つまり、面の中には辺と同じ長さの線分が無数にあると意識しないわけだ。
あまり正確な言い方ではないかもしれないが、辺を積分したのが面で、面を微分したのが辺だ、というイメージで、高等数学の微分積分のイメージ化もできるのではないか。

(以下引用)球の直径を「22センチ」という意味ありげな数字にしたのがズルいところで、これが「10センチ」だったら、かなり多くの子供が、ハッと気づいた可能性もあるだろう。つまり、「10×10=100」「10×10×10=1000」というのは暗算でできるから、何となくそこから(つまり、数字をひねくっているうちに)、「あっ、この直径の10センチは立方体の辺と同じ長さだ」と逆に正解の道筋に到達するわけだ。これは、ふたつのグループで、「直径22センチ」「直径10センチ」に分けて実験すると面白いと思う。


(以下引用)

立方体の体積、正答37%と低迷 学力調査 識者「難しくないが…」
有料記事

聞き手・高浜行人2024年7月29日 17時00分

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写真・図版
全国学力調査の小6算数の問題から
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 文部科学省が29日、全国学力調査の結果を公表した。小6の算数では、立方体の体積を構成要素に着目して考える問題や速さの意味を問う問題などに課題がみられた。中3の数学も合わせ、調査結果から見える子どもの学力の現状について清水美憲・筑波大教授(数学教育学)に聞いた。

SNS使用時間が増えると正答率が低下傾向 学力調査、文科省は警鐘
学力調査、27年度から「CBT」に全面移行へ 問題はどう変わる?
     ◇

 小6の算数で、直径22センチの球がぴったり入る立方体の箱の体積を求める問題の正答率が36・9%にとどまった。球の直径がそのまま立方体の1辺の長さになるため、「22×22×22」が正解だが、「22×22」と面積を求めたり、「22×3.14」などと円周率を使ったりする誤答が計25%近くに上った。

 球体がからんだことで戸惑った児童が多かったと思われるが、難しい問題ではなく、もう少しできてほしかった。図形を構成する要素のうちどれに着目するかを見抜く目を養う必要がある。算数では立体図形に親しむ機会がやや少なく、情報端末上に立体を表示したり、紙などで自作したりして動かしてみる活動を授業に取り入れることも有効だろう。

 このほか、道のりと時間から速さを求める問題の正答率が54.4%とふるわなかった。

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