まあ、面白いよな。
ついでに「ウマ娘プリティダービー」も見たが、私はシングレのほうが好みである。オグリのあのアホっぽさが抜群にいい。何で、馬鹿な女の子は可愛いのだろう。
ちなみに、「ウィッチ・ワッチ」を見たばかりだが、こちらもS級である。赤尾でこ脚本で面白いのを初めて見た気がする。原作と監督がいいのだろう。この魔女っ子もかなりアホである。
なお、「プリティダービー」の真の主役的なサイレンススズカは、私には「競争中の故障で薬殺された」悲劇の馬というだけの印象しかなかったが、ウィキで見ると、「もしかしたら史上最強馬ではないか」というくらいの名馬だったようだ。競馬というのは年度によって名馬がそろう年があるので、その中で一番というのが史上最強という可能性があるわけだ。サイレンススズカに負けたエルコンドルパサーは凱旋門賞で2着した凄い馬である。つまり……。
(以下引用)
今期アニメの格付けしたぞ!!!
2025年04月14日 12コメント アニメ
skklll
1: 名無しさん ID:otakumix
Dアニ限定です
S 忍者と殺し屋、シングレ
~~~~~覇権の壁~~~~~~~~~~~~~~
A ざつ旅、ボールパーク、阿波連さん、mono、飯うまし
B 魔女死ぬ、ガンダム
C サマーポケット、ロック淑女
~~~~~面白さの壁~~~~~~~~~~~~~~
D スライム300年、工房主
E 治癒師
~~~~~1分切りの壁~~~~~~~~~~~~~~
鼻血、星間国家
私は、アニメ制作者の手腕を、キャラのギャグ顔やギャグのレベル(新しいか古いかではなく、ちゃんとギャグとして機能するかどうか)で測るのだが、それもなかなかいい。脇役の「人間たち」のキャラ絵もいい。老人はちゃんと老人の顔である。(これが描けない漫画家やアニメーターは多いのである。)つまり、アニメ制作陣に「手腕」がある。
なお、「学園もの」としてもかなり楽しい内容である。学園ものの「お約束」の出来事・事件が大半だが、見せ方が上手いから面白い。
なお、「シンデレラグレイ」とは、オグリキャップが葦毛馬で、葦毛馬は若いころは灰色だからである。もっとも、引退後のオグリキャップが白馬になったかどうかは知らない。
(追記)第二話の中のコメントのひとつ。オグリの新馬戦の話。
- 2025年04月14日 23:06
- ID:vygLMWut0 >>返信コメ
- >>151
だぶんこのレース史実の新馬戦を元にしていますよ
10頭立てでしたし1番にマーチ、5番にオグリ
道中6番の馬(リードウォーク)にぶつけられて不利を受けるのも史実通り
何でゲートに入るのが後になったのかはわかりませんけど
キャラ絵が「どこかで見たような絵柄」であるのがやや弱点だが、見ているうちにキャラの個性とキャラの顔がぴったりしている感じになってくる。ギャグの質もいい。
一番いいのは「キャラが生きている」ことだろう。主人公の魔王も悪くないが、その周辺の女性キャラがいい。性格が可愛い。なお、私が好きなのは悪役の秘書的存在の「冷酷女史」キャラ(声は伊藤静だったか。オーバーな英語イントネーションが面白い。)である。もっとも、魔王が主人公だから、「悪役とは誰だ」という問題もあるが、まあ、この魔王は昔の「働く魔王さま」みたいな、「いい奴」でもありながら魔王という職務に忠実なだけなのである。
なお、舞台は近未来の日本の新宿である。で、魔王が生活のためにユーチューバーになったりする。知名度があがり、魔王への愛憎の感情が増大すると魔王の魔力が上がるらしい。
第8話くらいまで見たが、このあたりから「学校生活」が舞台になるので、ますます好みである。教師のマグ・ロサンタとやらいう女(声は日笠陽子)がなぜか中国イントネーションで面白い。そういう細部に監督や演出のこだわりが出ていて、丁寧な仕事だなあと思う。
(追記)
11回まで見てかなりがっかりした。7回までで終わるべきアニメである。あるいは、お気楽アニメにすべきであった。学園ものどころか、話がどんどん陰惨になり、視聴する楽しさゼロになる。まあ、原作がそうなのだろうが、書いている当人はそういうのが「面白い」とか「凄い話だ」とか思っているのだろう。一種の中二病か。こういう残酷な話を考えられる俺ってスゲー、というつもりなのだろうか。当初のキャラ(特に女性キャラや主人公の魔王)と話の内容があまりに合わない。
いや、私はこういう「機械人形との恋」というのがなぜか好きなのであるが、それは「神秘の世界エルハザード」の後遺症かもしれない。
個別評価で言えば
コンセプト 5点
カメラワーク 4点
ビジュアル 4点
脚本 4点
総合 4.25点
か。さらに言えば、学校唱歌(題名は忘れた「月無きみ空に~」で始まる星空の歌)を歌無しで使った哀切さが効果的だった。
(以下引用)
今回より始まった私流刑囚がその時々で見た映画を紹介するコーナー、「流刑囚の映画千夜一夜物語」第一回は『planetarian~星の人~』(’16日)。
このコーナーではまず最初に映画を「コンセプト」「カメラワーク」「ビジュアル」「脚本」の4つの観点から5点満点で評価し総合評価を下したいと考える。
というわけで本作の5段階評価は…
コンセプト…1.5点
カメラワーク…1点
ビジュアル…1点
脚本…1点
総合評価…1.1点
この作品はフォロワーの方の推薦で鑑賞することになった(おそらくそうでなければ見ることもなかっただろう)のだが、想像していたよりもつまらなかったのがある意味意外であった。
一言で言えば「普通の深夜アニメ」であり、「この作品でしか見れない何か」を見出すことは残念ながら出来なかった。
まずは「ビジュアル」の問題である。「映画のビジュアル」の例でわかりやすいのはクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』における「直角に折れ曲がった都市」であろう。このイメージを予告編や序盤で提示することによって観客は「これがどんなビジュアルを伴った映画なのか」を直観的に理解することが可能となる。また同じく「映画におけるビジュアル提示」を強く意識していると思われる作家が新海誠だ。新海誠の映画はその具体的内容を知らずとも予告のワンショット、その画面の色調を見ただけでそれが「新海誠の作品」であると理解することが可能だ。
翻って本作の場合諸々のデザインから画面の色調に至るまですべてが「よくある深夜アニメのそれ」でしかなく初見で「これ」というインパクトを与えることができない。「凡百の深夜アニメであること」を作り手たちが提示したかったわけではあるまい。
次に「コンセプト」の問題だ。所謂「ポストアポカリプス」と呼ばれる舞台設定は特に珍しくはない。人間の文明は”時ととも”に滅亡崩壊していく可能性があるのだが、それに対極する概念として本作では「星空」がある。「核の冬」によって「星空」をみることができなくなった本作の人類は「プラネタリウム」という「偽の空」によって擬似的により不変(時間による影響が知覚されにくい)な世界の存在に触れることが可能となる。
しかしここで問題となるのはその描写だ。前述の通り本作はそのビジュアル的な弱さのせいでこの「プラネタリウム」という「主要モチーフ」に説得力を持った描写をするこができていない。
百歩譲って「星空」を説得力ある形で描写することができないのだとするならば「その周辺」に説得力を持たせる必要がある。例として本多猪四郎監督の 『空の大怪獣ラドン』や『三大怪獣 地球最大の決戦』を見てみよう。
まず『ラドン』ではラドンの出現以前に「炭鉱での連続殺人事件」が描かれる。この「殺人事件」にはラドンという「主要モチーフ」は関与していない。この事件の真犯人はメガヌロンという巨大なヤゴ、つまりは「周辺モチーフ」であり、このヤゴを捕食する存在として初めて主要モチーフたるラドンの存在が浮き彫りになる。次に『三大怪獣』。この作品においてもまず描かれるのは「流星」であり「王女の暗殺計画と失踪」である。こうした一見関係ない「周辺のモチーフ」をちりばめそれぞれの線を辿っていったその先に本作の主要モチーフたる「金星の文明を破壊した怪獣キングギドラ」が待っているのだ。
さて、本作『planetarian』においてはこうした「周辺のモチーフ」の描き込みが圧倒的に欠如している。「核戦争後の過酷な生活」はあくまでも記号的なそれと描かれるに留まり、それが観客の五感を刺激し納得させる描写にまで昇華されていないのだ。これによって本作は「主要モチーフ」たるプラネタリウムの存在に説得力を与えることができなくなってしまった。また(これも「ビジュアル」の項との関連であるが)プラネタリウム以外に関してもキャラクターやメカのデザインなどどれも(良く言っても)平凡で「この作品ならでは」の何かを訴えかけることができていない。
また脚本も問題である。そもそもこの作品は所謂「泣きゲー」と呼ばれる美少女ゲームの映画化であり「観客を泣かせる」ということに主眼が置かれている。個人的な好みはさて置きそのコンセプト自体はまあ良いとして、果たしてこの作品で泣くことができるのであろうかという疑問がある。確かに様々な映画サイトのレビューを見るに「泣けました」的な感想は多いのであるが個人的にはこれが信じられなかった。
これも「ビジュアル」や「コンセプト」で語ったことの繰り返しになるのだが本作に登場するロボットの言動(の描写)などはほとんどがテンプレ、クリシェでしかない。主人公に贈り物をする、転んでも泣き言を言わず主人公について来るといった誰でも思いつきそうな言動で「健気さ」をアピールしているだけだ。そこにはなんの捻りもオリジナリティもなく作り手のあざとさだけが伝わってくる。
また展開に関しても急すぎるのではないかと思わされる。作中の時系列がコロコロ変わるのだがその繋ぎ方も上手さ(必然性)があるわけではないように感じた。
長々と記述したが本作は一言で言えば「失敗作未満」だろう。まず「描きたい何か」がありそのアプローチに失敗したとすればそれは「失敗作」となる。しかし本作はまず「何を描きたいのか?」がはっきりとは分からないのだ。「描写」どころか「コンセプト」すらろくに設定できず、しかし観客の「泣く」という反応を期待するのはあまりにもご都合主義が過ぎるのではないだろうか。
「シュタインズゲート」は第一話が無理で、何度も挫折したあと、最後まで見通したが、まあ、ふつうのSFアニメである。ただ、仲間内の会話の大半が(声優の演技も含め)気持ち悪い。ストーリー自体は、よく分からない。真面目に理屈を考えるほど入れ込んでいなかったからだ。その、タイムトラベルの理屈が話のキモだったとしたら、見る人を選ぶアニメだろう。
「あの花」がつまらないのは何度か書いた。子供(高校生)の話だから大人にはつまらない、という話ではない。そもそも、話に引き込まれる要素が無い。特にキャラがすべて魅力が無い。幼馴染が子供のまま幽霊になって出てきたから何だと言うのか。お前ら、何年も忘れていた相手だろう。これが一部で話題作になったために、その脚本家が大御所づらしているのがかたはら痛い。
(以下引用)
3大過大評価アニメ「あの花」「コードギアス」「シュタゲ」
2025年04月02日(水) 20:00
ネタ
22コメント
2: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:00:37 ID:DacD
136819
ギアスは1期だけならすき
4: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:03:02 ID:03cI
あの花見たけど普通におもろかった
でも絶評するほど面白くはない
6: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:06:19 ID:6Axe
まどマギは?
7: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:07:47 ID:rtNS
ぼざろ
8: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:12:58 ID:jj4B
大正野球娘
9: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:14:31 ID:Ycu6
あの花はそもそも見てねえから何も言わんが
コードギアスとシュタインズゲートはマジで面白かったから却下で
16: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:16:30 ID:ktse
>>9
コードギアスとかアホな主人公に無茶苦茶なストーリーなのに
厨二心をくすぐる何かがあるんやろな
子猫が人間のヘルメット被って逃げ回って捕まえられないのは草生えた
26: ああ言えばこう言う名無しさん 25/03/28(金) 19:20:04 ID:QHJg
シュタゲはラストスパートのおかげで許されてる
私は一応、(2話連続なので)2話まで見たが、あまりの馬鹿馬鹿しい謎解きに、見ているこちらが死ぬかと思った。そうすれば、「テレビ視聴中、謎の変死」で、推理ネタになっただろうww
要するに、新コロワクチン押しで製薬会社その他に功績を認められてのコネアニメ化である。
5 名無しみくす 2025年04月03日 01:55
煽りん坊の医クラが原作のやつだろ?
スレ立てした馬鹿も「素養」の使い方がおかしい。国語の素養ゼロである。素養とは「基礎的教養」の意味だ。ヒットできる「素材」ではあった、と言うのが正しい。まあ、言い方としては、の話だ。この原作でヒットできると思った制作委員会が低能である。
低能でも(家が金持ちなら)医者になれるし、(レベルは無視したうえで)推理小説も書ける、という点では低能の方々を勇気づけたかもしれない。
(以下引用)
アニメ『天久鷹央』←こいつが天下取れなかった理由
2025年04月03日 21コメント アニメ
uhrtszatj
1: 名無しさん ID:otakumix
素養はあったはず
2: 名無しさん ID:otakumix
天久先生が痛々しくてみてらんない
3: 名無しさん ID:otakumix
作画崩壊
謎ときがコナンレベル
4: 名無しさん ID:otakumix
ゴミアニメの素養はあった
5: 名無しさん ID:otakumix
やたらイキってるけど男いないと何もできないチビ
6: 名無しさん ID:otakumix
知的すぎた
バカには合わない
7: 名無しさん ID:otakumix
ヒロインの性格がね…
あれで本当にガキだったらまだ可愛げあるんだけど成人であの情緒は痛すぎる
8: 名無しさん ID:otakumix
コナンみたいに一話とか二話完結かと思ってたら微妙に話つながってて訳わかんなくなったわ
9: 名無しさん ID:otakumix
素養っなんの素養だよ
新しい要素何も無いだろ
10: 名無しさん ID:otakumix
医学の話してる時は面白いけど人体発火の話はあほかとおもった
11: 名無しさん ID:otakumix
>>10
創作物で楽しめよ
12: 名無しさん ID:otakumix
1クールで3回実写特番
元から予定されてたってのが逆になんで3回もやったの?って
13: 名無しさん ID:otakumix
子供のセンセーだからしゃーない
14: 名無しさん ID:otakumix
映像化って難しいなって
文章なら叙述トリック使えても
映像だとね
16: 名無しさん ID:otakumix
幼稚すぎる
17: 名無しさん ID:otakumix
なんかあの閃いた時の音楽と指の動き見てると小っ恥ずかしくなってくる
18: 名無しさん ID:otakumix
原作が小説ってことは
ああいうガリレオみたいな演出はアニメスタッフが作ってんのか
19: 名無しさん ID:otakumix
>>18
映像化ってそういうもんだろ
それが映像の価値なんだから
20: 名無しさん ID:otakumix
2話まで見たけどオチがしょぼかった
あと青い血が云々がなんか単純に気持ち悪かったんだよね
26: 名無しさん ID:otakumix
最後は相棒の空手の暴力で解決するとこも稚拙だよな
29: 名無しさん ID:otakumix
これ中の人が佐倉綾音ではなく
阿澄佳奈とかだったらまだマシだった
33: 名無しさん ID:otakumix
>>29
これだったらとりあえず3話目くらいまでは見ようかなという気になったわ
30: 名無しさん ID:otakumix
1話見たときは今季最優先で視聴しようと思ってたのに優先度めっちゃ下がったわ
やっぱ天久先生のイキりがいけなかったのか
31: 名無しさん ID:otakumix
>>30
見た目子供だからギリ許されるけど
大人がやったらただのパワハラだからな
34: 名無しさん ID:otakumix
途中途中でわけわからん企画いれたから
あとはドラマ版ヒロインの影響
Comment-コメント-
1 名無しみくす 2025年04月03日 01:20
ただただ主人公が不快なだけのどうでもいい作品だった。
作者の手腕が稚拙でみてられないレベル。
2 名無しみくす 2025年04月03日 01:23
主演が佐倉綾音だから
3 名無しみくす 2025年04月03日 01:23
作画崩壊
4 名無しみくす 2025年04月03日 01:34
天下が取れる要素あったか?
5 名無しみくす 2025年04月03日 01:55
煽りん坊の医クラが原作のやつだろ?
ふさわしい末路だわ
6 名無しみくす 2025年04月03日 02:11
特番3回ってやる気あんのか(笑)
7 名無しみくす 2025年04月03日 02:48
作画崩壊と部屋に異常な数のトイレットペーパー
8 名無しみくす 2025年04月03日 03:01
ガチでドクターハウスのパクリ作品だし
アメリカの医療ドラマの主人公女に変えただけだぞこれ
9 名無しみくす 2025年04月03日 03:30
そもそもストーリーが面白くない
10 名無しみくす 2025年04月03日 04:10
元々お前ら以外の層からそれなりの評価を受ければいいって作りだろ
11 名無しみくす 2025年04月03日 04:53
作画特番
原作読んでた俺が見なくなってた
12 名無しみくす 2025年04月03日 04:53
ドラマの方に話題を取られた。
薬屋のひとりごとと被っている。
13 名無しみくす 2025年04月03日 05:18
こんな端役にこの人が?と思ったら犯人だったりで声優で予想が出来たアニメ
14 名無しみくす 2025年04月03日 06:35
主役がゴリ鼻ブス佐倉だから。ドラマ版も主役がゴリ推しパワハラ橋本だから爆死確定だな。
15 名無しみくす 2025年04月03日 06:42
痴的すぎた
バカにすら合わない
16 名無しみくす 2025年04月03日 06:54
>>2
俺もそれで0話切りした
17 名無しみくす 2025年04月03日 07:31
オタクに作画のまずさを指摘されまくって終わった印象
個人的には気にならなかったけど
18 名無しみくす 2025年04月03日 07:34
>>1
話の内容はおもしろいけど主人公の決め台詞が馬鹿っぽいのと人が目の前でら死にかけてるのに救助活動よりも説明して家族が必死なのシュールすぎて先に救急車呼べやってなったわwあのシーン考えたのアホ過ぎ
19 名無しみくす 2025年04月03日 07:38
>>4
キャラデザからして無理や
20 名無しみくす 2025年04月03日 07:48
映像面での見栄えの良さ・説得力の作りが厳しかったとしか
別にこれだけじゃなく他の推理"小説"原作のアニメ全般に言えるけどさ
21 名無しみくす 2025年04月03日 08:19
原作力が
メダリストの5000億分の1だから
というのは前置きで、食事のお供に見るアニメが払底しているので、前にも見た「Sクラス娘」を(研究目的も兼ねて)再視聴しているのだが、本当にダメアニメだなあ、と思う。素人が西洋中世風異世界アニメを見て作ったような作品で、その描写のひとひとつが、見ているこっちが恥ずかしくなる。つまり、どこを取ってもどこかで見たようなデティールなのである。特にギャグは、まったく笑えないし、アニメとしても、場面のあちこち不具合だらけ(たとえば、バトルの最中に味方同士が口喧嘩をして、相手はそれをそのまま待っているなど、不合理の極みである。)で、「とりあえず、それらしく作ってみました」という感じしかしない。
唯一の長所は、真の主人公と思われるベルグリフという中年男の視覚的造形も、性格も非常に好ましいことで、彼が出る場面以外はほとんど糞である。彼の何がいいのかというと、彼は冒険初期の段階で失敗して片足を無くした男で、その経験からか非常に謙虚で誠実な性格である、ということで、実は剣の達人なのに、それをまったく誇らない、というところが視聴者に好感を持たせるからだ。
で、ひとつ疑問なのが、このアニメは監督と総監督がいるのだが、どちらも私の知らない名前だ。アニメの出来のひどさから見ると、どちらもほとんど素人なのではないか、と思うが、なぜ監督と総監督がいるのだろうか、というのが疑問なのである。
この、総監督を置くというやり方は失敗のもとだと思う。「スパイ×ファミリー」がその例で、一期で素晴らしいアニメを作った人物を二期では総監督に棚上げして、他の人物が監督を務めたが、これが一期の「見えないフレーバー」がまったく無い作品になったのである。どこがどうと口では説明できない良さが一期にはあったのだが、二期では視聴者にはその欠如(これはOPアニメだけで明白に分かる。一期のOPは、誰も言わないが、テレビアニメ史上最高に見事なものであった。)が敏感に伝わって、視聴率的に惨敗となったわけである。
つまり、毎度言うが「渡河の途中で馬を替えてはいけない」という鉄則を知らない馬鹿がこの世には多いということである。
同じジブリスタッフが作っても、宮崎駿が監督するのと他の者が監督をするのでは天と地の相違があるのは、そういう「見えない(口で説明できない)フレーバー」の違いである。
あまりに漠然とした言い方なので、具体的に言えば、作品の細部の細部までこだわる完璧主義が、そのフレーバーの正体だろう。監督が、自分の頭の中にあるものを完全に作品の上に表現されるまで妥協しない、という徹底性である。
(以下引用)
● 「宮崎の強みが全て出た作品で、恐らく彼の最高傑作」 男性 ベルギー ブリュッセル
評価:★★★★★★★★★★
この映画のサウンドトラックを聴いていると、映画のシーンがありありと目に浮かび、熱いものがこみ上げてくる。ドライアイ気味の僕にはありがたい。「ラピュタ」はこれまでに2回観たけれど、むしろ、まだ2回「しか」観ていないことを恥じるべきだと感じる。
宮崎の作品は全て鑑賞したが、どれもが傑作だった(ナウシカは除く。素晴らしい原作漫画に比べれば、今いちの出来だと感じた。)ただ、時として彼の長所は短所にもなり得るようだ。高畑監督の傑作「火垂るの墓」に比べれば、「千と千尋」はあまりにポジティブで素朴過ぎるように思えるし、「もののけ姫」は倫理観が強く出過ぎているように感じる。でも、「ラピュタ」にそんな短所は見当たらない。「ラピュタ」のストーリーには、宮崎のストーリーテラーとしての能力がフルに発揮されている。もちろん彼の倫理観も出てはいるけれど、それが超自然的な世界観やユーモアの中にうまく編み込まれていて、どんな年齢の人も完璧に楽しめるようになっている。
メインキャラクターの描かれ方は非の打ち所がない。恐れや疑問を抱きつつ、困難に打ち勝っていく彼らの個性が見事に表現されている。ストーリーが展開するペースも完璧だ。と言うより、これはもはやブラックホールのようなものだ。自分の存在全体が物語に引き込まれてしまうような抗いがたい力すら感じた。
物語は、まずほのかにミステリアスな香りが漂うアクションとして幕が開ける。少女が空から落ちて行ったところでオープニングクレジットのスタートだ。ここで大いなるミステリーの一端が垣間見える。もちろん、ここで全容が明かされることはなく、物語の再開だ。ここから無数のアクションシーン、穏やかで美しいシーンの数々を経て、忘れがたいクライマックスへ突き進む。
憂鬱な旅路の果てで、パッと広がった清々しい朝日が昇る地平線を目にしたようなクライマックスだ。これまでは苦しい日々だったし、まだ前途は多難かもしれない。でも、今、この景色に出会えたことは素直に喜ぼうじゃないかという、希望と憂いを両方含んだ実に美しいエンディングだった。僕は頭の中にまぶしい光が差し込んだような気がした。もしエンディングクレジットが流れている段階まで観ても、まだ目が乾いていて気持ちになんの変化もなかったとしたら、すぐ信頼できるセラピストに診てもらったほうがいい。
アニメーションの出来に関しては、最近の宮崎作品のほうが圧倒的に優れているのは確かだ。しかし、だからといって、「ラピュタ」が傑作であることに何の疑いも抱くことはない。あなたも、もしこの「ラピュタ」が1986年に作られた作品であることをほんの一瞬でも思い出してもらえたら、宮崎駿が200年に一度訪れる彗星のように稀な天才であるという結論にたどり着く以外にないはずだ。同じようなことを言う人は他にもいるだろう。ただ、僕にとっては、そのシンプルな事実をもっとも強く実感できたのが、この「ラピュタ」を観たときだった。
この作品を観ないまま亡くなる人のことが気の毒でならない。それはとても大きな欠落を抱えたまま棺に入るということなんだから。
私がずっと言い続けてきた「善人が主人公のアニメは視聴感がいい」というのに加え、ギャグ要素もたくさんあり、キャラは全員が好感が持てる。言うことのないアニメである。制作陣も適度に肩の力を抜いて楽しんでいるようなところもいい。昭和ギャグは原作どおりかどうかは知らないが、アニメで初めて見る視聴者も面白く思うのではないか。
演劇の回でキャラが衝撃を受けた時の白目など、まさに「ガラスの仮面」なので、知っている人は楽しいが、初見の人はそれがギャグ(パロディ)だと分かるだろうか。
なお、その手のパロディは無数にある。演劇オタクの少女が驚いた時の手指のポーズは高橋留美子ギャグである。つまり、古典的漫画を知っていればいるほど楽しいアニメだ。ちなみに、あの指は、実は杉浦茂という、さらに古典のギャグマンガの特徴的ポーズである。赤塚不二夫あたりも使ったかもしれない。セリフにしても、最終回予告編でのセリフは「天才バカボン」のパパの口調だろう。
なお、原作漫画は出すたびにベストセラー第一位であるらしい。やはり、気持ちのいい作品は愛されるわけだ。
アニメの内容とは別の話だが、最後で「マツケンサンバ」をデュエットしている女性声優MAOの歌も素晴らしい。女性歌手の声でこれほど魅力的な歌声は初めて聞いた気がする。「悪役令嬢」の声とも思えない、実に優しく、聞き手の心を包み込むようなきれいな歌声だ。歌そのものも上手い。声優よりむしろ歌手向きではないか。
ちなみに、海外アニメおたくたちの評判も素晴らしいようだ。他言語のギャグや古典漫画ギャグがどこまで理解できるか知らないが、楽しさは伝わるらしく、「体感5分」という評判のようだ。つまり、楽しくて、あっと言う間に終わってしまう(ように感じる)のが残念なアニメということである。
まあ、話そのものがレズコメディなのだが、「ダンジョンの中の人」はレズではなく少女たちの友情だったのに対し、今回は完全にレズ役だ。
とりあえず、しばらく見てみる。