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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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確か、黒人呪術師と結婚したのも北欧の王家の女性だったが、ノルウェー王家か?
いやあ、一般人よりハチャメチャであるww
私は尊皇主義者だが、今上の「チッソ」経営者家の娘(孫?)との結婚や、今上帝弟(秋篠宮と言ったか)の長女の小室圭との結婚は、愚かな行動だったと思う。もはや世界的に王家は没落か。愛(性的行動)は世界を滅ぼす。チンポが勃つと頭脳は停止する。(女性も原理は同じだろう)

(以下引用)


ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃の息子、女性に暴力を振るって逮捕される
王太子妃がホーコン王太子と結婚する前にもうけたマリウス・ボルグ・ホイビーが事件を起こしたことが明らかに。

By Yoko Nagasaka公開日:2024/08/08
norwegian royal silver jubilee tour visit to trondheim
Ragnar Singsaas//Getty Images
ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃の息子マリウス・ボルグ・ホイビーが逮捕されていたことが明らかになった。地元の新聞「Se og Hør」が報じている。


norwegian royals attend christmas luncheon in osloNigel Waldron//Getty Images
報道によると事件が起きたのは現地時間8月4日(日)。マリウス(写真左)が20代の女性を「心理的及び身体的」に攻撃したという。女性は脳震とうを起こし、病院で治療を受けた。女性とマリウスの関係はまだ判明していない。マリウスは逮捕され30時間拘束された後、釈放された。警察はマリウスの名前は出していないが事件について、ある人物を「暴行容疑で逮捕、起訴し、その後釈放した」ことを認めている。

norwegian royals celebrate national dayJulian Parker//Getty Images
マリウス(写真一番右)はメッテ=マリット王太子妃がホーコン王太子と結婚する前にもうけた子どもで現在27歳。王太子妃は1996年、当時交際していた男性との間にマリウスを妊娠したが男性は彼女が妊娠したことを知ると逃げてしまった。男性は薬物の取引などで服役した過去のある人物だったという。その頃は王太子妃も薬物に手を出すなど荒れた生活をしていたが、マリウスを出産したのをきっかけに麻薬をやめ、シングルマザーとして子育てしながらオスロ大学へ進学する。王太子はマリウスが2歳のときにホーコン王太子と出会い交際をスタート、2年後に結婚する。

celebration of hrh princess ingrid alexandra's official dayRune Hellestad//Getty Images
マリウスはホーコン王太子の実子ではないため王位継承権はなく、敬称も持っていない。しかしロイヤルファミリーの1人であり、家族の行事には参加している。2022年にはホーコン王太子とメッテ=マリット王太子妃の長女で、マリウスにとっては義理の妹に当たるイングリッド・アレクサンドラ王女の誕生日パーティーにも出席していた。

ADの後に記事が続きます

10th wedding anniversary for crown prince haakon and crown princess mette marit of norwayNigel Waldron//Getty Images
マリウスは2018年にモデルのジュリアン・スネッケスタとのキスシーンをインスタグラムに投稿、マスコミを賑わせている。王太子妃にとってマリウスに対するマスコミの関心の高さは前々から悩みの種。たびたびマリウスが公人でないことを強調、彼に関する報道を自粛するようマスコミに求めていた。王室のホームページを通じて「マリウスは私たち家族にとって特別重要な存在であり、これからもそうあり続けるだろう。同時に彼は妹弟のように公的な任務を負うことはない。彼は公的な役割を持つべきではないし、公人でもない」と説明している。

athletics olympic games paris 2024 day 11Pascal Le Segretain//Getty Images
王室はマリウスの逮捕についてコメントを発表していない。王太子妃は8月6日(火)にパリ五輪を王太子とともに観戦する予定だったが姿を見せなかった。王太子だけが出席、モナコ公国のアルベール2世太公と試合中に歓談する様子が目撃されている。フランスの新聞 「Point De Vue」によると王太子妃のパリ訪問の予定はキャンセルされたわけではなく、これから訪れる予定であるという。

norway national dayMark Cuthbert//Getty Images
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「夏の終わり」(上)
別ブログに書いた翻訳だが、書くのに使った2日の時間がもったいないので、ここにも載せておく。翻訳とは言っても、分からない言葉や意味の取りにくい文章は適当に訳しているので、いわゆる「超訳」であり、むしろ「二次創作」に近い。
作品はヘミングウェイの「THE SEA CHANGE」という短編で、リラダンの『残酷物語』の現代版という趣の、残酷さと詩情がミックスしたような作品である。あるいはケストナーの何とか言う大人向けの小説にも状況が少し似ている。まあ、恋人が「枕営業」をした(する)ことで絶望する若い男の話だ。と私は思っているが、まるで勘違いかもしれない。辞書などロクに引かないで訳したので、解釈自体間違っている可能性は大だ。だから「二次創作」と思ってくれればいい。短編だが容量の問題があるので念のために3回に分けて掲載する。題名も変更して「夏の終わり」とする。



   「夏の終わり」


「分かったよ」
若者が言った。「それでどうだい」
「いやよ」少女が言った。「できないわ」
「やる気が無いってことだろ」
「できないって言ったの」少女は言った。「そう言ったじゃない」
「そりゃあ、やる気が無いって意味だろ」
「いいわ」少女は言った。「何とでも好きなように取ればいいわ」
「そういう問題じゃない。俺はそうしてほしいんだ」
「しつこいわよ」少女は言った。

朝の早い時間で、カフェの中にはバーテンと、隅のテーブルで向かい合っている若い二人以外には人がいなかった。今は夏の終わりで、その二人は日に焼けており、パリの街では場違いに見えた。少女はツィードのスーツを着て、肌はなめらかな金褐色をし、そのブロンドの髪は短くカットされ、額の周りを美しく飾っていた。若者は少女を見た。

「あの女、殺してやる」彼は言った。
「お願い、やめて」少女は言った。彼女の腕はほっそりとし、日に焼けて美しかった。彼はその腕を見た。
「やってやる。神に誓ってな」
「あなたが不幸になるだけよ」
「ほかにやりようがあるか?」
「何も思いつかないけど、本気なの?」
「言っただろ」
「だめ、本当に、だめよ」
「自分でも分からないんだ。どうすればいいのか」彼は言った。少女は彼を見て、手を伸ばした。「可哀そうなフィル」彼女は言った。彼は彼女の腕を見たが、その腕に触れようとはしなかった。

「慰めてくれなくてもいいよ」彼は言った。
「御免なさい、って言っても無駄かしら」
「無駄だね」
「あの事が、どういうことなのか言っても?」
「聞きたくないね」
「あなたをとっても愛しているの」
「そうだな。君があそこに行くことでそれが証明されるさ」
「御免なさい」彼女は言った。「どうしても理解してもらえないのね」
「理解しているさ。理解しているのが問題なんだ」
「そう」彼女は言った。「もちろん、あなたには気分のいい事じゃないわね」
「確実にね」彼は、彼女を直視して言った。「これから先ずっと、俺は理解しているさ。昼も夜もずっとな。特に夜には一晩中考えるだろうよ。俺は理解しているよ。その点に関しては君の心配は要らないさ」
「御免なさい」彼女は言った。
「その相手がもし男ならーー」
「言わないで。男のはずが無いでしょ。私を信用しないの?」
「面白いな」彼は言った。「君を信用する? ほんっとうに面白い」
「御免なさい」彼女は言った。「私の言えることは全部言ったわ。でも、私たちが信頼し合っていたら、そうじゃないふりをするのは無意味よ」
「いや」彼は言った。「たぶん、信頼など無いと思うよ」
「あなたが私を望むなら、私は戻ってくるわ」
「いや、そうしなくていい」
それから二人はしばらく黙り込んだ。
「あなたを愛していると言っても、信じてくれないでしょうね」少女は聞いた。
「どうしてそれを自分で証明しないんだ?」

さほど興味も無く、よく知らない作家だが、山本弘というのは何か気になる人ではあった。で、確か、既に逝去しているはずだ、と思って一応調べて見ると、こうある。

晩年
2018年5月10日から9月4日まで脳梗塞で入院していたことを明らかにし、カクヨムにてリハビリを兼ねた闘病日記として執筆された。それは2020年9月22日の第93話で唐突に終わっている。

2020年4月時点でリハビリを続けるも、”いっこうに良くなる気配はなく、二桁の足し算すらろくにできない。『プロジェクトぴあの』のような高度な数学を駆使する作品は二度と書けないのです。”[24]と綴っており、ハードSFに関しては実質的に断筆を宣言している。

2024年3月29日に誤嚥性肺炎により死去、68歳没[1][2]。

彼のどこが気になったかというと、SF(基本的に、ユーモア精神が発達した作者が多い。)が作品の主流であると思われるのに、彼にはユーモアが欠如している、という印象があったからだ。脳梗塞を起こした後に彼が、作家生命が終わった、と悲観しているブログ記事を何度も書いていたが、自分の知性への自信が彼の特徴でもあり、そういう人間には自虐精神の余裕が無いと思う。つまり、その知性への自信が失われることは、「生きる意味の喪失」となったのではないか。
ちなみに、私が彼の作品で読んだのは「ビブリオバトル部」シリーズのうち3作品で、これは市民図書館にあって、私自身が「青春小説」、特に高校生活を描いた作品が好きで、しかも、文学的蘊蓄が書かれているらしいので、読んだわけだ。ユーモアが欠如しているので、楽しくはない作品だったが、作中で取り上げられた他作品に関して興味深い言及がいろいろあった。それで続けて3作も読んだわけだ。しかし、作者の自己愛が、創作の原動力に思えて、少々気持ち悪かった。
私は、ナルシズム(ナルシシズム。自己愛=自己保存本能、自己防衛本能)は人間の根本的本能だと思うが、ナルシズムをあからさまに表出している人間は、基本的に他人に好かれないと思っている。漫画でオカマやボディビルダーが笑いの対象になるのも、「自分大好き人間」であるところが嘲笑されるのである。
私は松田聖子は嫌いだったし、その娘の神田沙也加も、親の七光り芸能人だろう、とまったく興味は無かったが、アニメ「俺物語」の主題歌が神田沙也加の作詞、歌で、非常にいい曲なので、かなり見直した。もっとも、その時点で彼女は既に故人だったが、その死の原因と思われる、恋人前山剛久と神田沙也加の口論の音声データがかなり凄い内容なので、転載する。
「俺物語」の剛田猛男と正反対の、不実で残忍な性格のようだ。なぜ、そのような男を恋人にしたのか、気の毒である。

(以下引用)

転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1724801836/
1:2024/08/28(水) 08:37:16.22
2021年12月18日に急逝した神田沙也加さん(享年35)の元交際相手で元俳優の前山剛久さん(33)が27日にインスタグラムを更新。同日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で独占インタビューに応じたことを報告した。

この日、前山さんは《本日発売の「週刊女性 9/10号」にて、インタビュー取材をして頂きました。今までの事、そして、これからの事を率直に話しましたので、一読して頂けましたら、幸いです。宜しくお願い致します》と記し、インタビューカット用と思しきフォーマルなスーツ姿の近影を公開。

いずれの写真でも、前山さんはしっかりとカメラを見据え、活気みなぎる力強い表情を浮かべている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0cec5d34c76d4184a023167a0057057ff1e97e9

1

※関連記事(週刊文春 2022年1月5日号)
残された音声データには、静かに問い詰める沙也加と、言葉少なに答える前山の声が収められていた。

沙也加「じゃあ、1カ月で引き払うってこと言ってんの?」

前山「うん」

沙也加「マイ・フェア(が終わる)までって、あと1カ月しかないのに?」

前山「うん」

沙也加「そんなことしないでしょ」

前山「1週間で引き払わせて、じゃあ」

沙也加「でも自分が決めてきたところ、1カ月で引き払わないでしょ」

前山が契約を決めたマンションを1週間で引き払うと主張するのに対し、神田が「そんなことしないでしょ」と応じている場面だ。

ところが、ここで前山の声のトーンがガラリと変わり、怒鳴り声になっていく。

前山「引き払うって! なんで俺のこと信じないの、そうやって! おい!」

沙也加「怒鳴らないで」

前山「死ねよ、もう。めんどくせぇな」

沙也加「『死ね』って言わないで」

前山「死ねよ」

沙也加「『死ね』って言わないで」

前山「(遮るように)死ねよ」

沙也加「(やや涙声で)何で言うの?」

前山「死ねよ、マジで」

「死ね」という言葉を4回繰り返す前山。
沙也加はハッキリと涙声になって、こう問いかけた。

沙也加「死んだらどうなの?」

前山「ん? 別に」

沙也加「何とも思わないの?」

前山「うん」

沙也加「せいせいする?」

前山「うん。お前しつこいんだもん、だって」

すすり泣きながら、沙也加はこう言葉を継いだ。

沙也加「『死ね』って言わないで。叩きなよ、じゃあ。『殺すぞ』とかさあ、『死ね』とか言うんだったら。言うこと聞かせればいいじゃん、それで」

前山「そんなことしないよ。殴ったらだって俺、悪くなるじゃん」

沙也加「そんなこと言ったって、『死ね』って言ったって、『殺すぞ』って言ったって、おんなじだよ」

前山「いいじゃん、もう死ねば。みんな喜ぶんじゃない?」

沙也加「私が死んだら?」

前山「うん」

沙也加「なんでそんなこと言えるの? みんなに嫌われてるってこと?」

前山「うん」

しばらく沈黙が続き、沙也加は声を絞り出す。

沙也加「ねえ? (涙声で)ねえ、そんな酷いこと言わないでお願いだから」

そして、音声データの最後に収められていたのは、

沙也加「『大好きだ』って、『こんなに合う人いない』って言ったから付いてきたんだよ……」

将来を見据えたはずの恋人に縋(すが)りつく言葉だった。


▽関連スレ
【厚顔無恥】神田沙也加さん衝撃の死から一年、前山剛久の慟哭…誹謗中傷、脅迫、光が失われた暗闇の世界で過ごした絶望の一年
https://mona-news.com/archives/89626084.html



下で名前の挙がっている中で、私が見ているものは、(NETFLIX以外は見られないのだが)「負けイン」「ダンジョンの中の人」「逃げ若」だけである。「逃げ若」は、「暗殺教室」ほどの面白さはまったく無いが、話をどう展開させるかの興味だけで見ている。「ダン中」は単純で可愛い絵柄で案外リアルな生死の闘争があるというアンバランスを不快に思う人も面白く思う人もいるだろう。まあ、「ダンジョン飯」の中学生版くらいの感じである。脳筋ヒロインが理解不能な問題に出会った時の思考停止の顔が面白い。
「ファブル」のアニメ版は見る機会がないが、あれは実写版の出来が良く、それをアニメや漫画で見てもしょうがない、という気がする。
基本的にバトル物(アクションバトル物)は、アニメや漫画で見る意味は無い、というのが私の考えである。実写だとまだリアリティを視聴者に感じさせるが、漫画やアニメだとどんなアクション描写も可能だから、だからこそ驚きも無い。キャラの魅力と話自体の面白さこそが、アニメや漫画の魅力の本質なのである。キャラや話が面白く魅力があれば、実写化しても面白くなるものだ。(実写化でダメになるのももちろん多い。つまり監督が無能無才の場合だ。)



【悲報】俺が今期見てるアニメ、負けヒロインだけになってしまう
2024年08月31日 5コメント アニメ
GSUFgbBXsAAE3ta

1: 名無しさん ID:otakumix
負けヒロインが多すぎる!しか見るものがない




2: 名無しさん ID:otakumix
うむ

3: 名無しさん ID:otakumix
菜なれ花なれ

4: 名無しさん ID:otakumix
烏は主を選ばないみろ

14: 名無しさん ID:otakumix
>>4
あれ面白くてすこ
見てない人は勿体無い

5: 名無しさん ID:otakumix
パリィだろこれしか残ってない輪

6: 名無しさん ID:otakumix
それはくるくるすだねぇ

7: 名無しさん ID:otakumix
2.5次元は?

8: 名無しさん ID:otakumix
即切りしたやつやんけ

11: 名無しさん ID:otakumix
>>8
センスないよキミ

9: 名無しさん ID:otakumix
ロシデレ、2.5次元、女神のカフェテラス、赤猫見てる

10: 名無しさん ID:otakumix
逃げ若面白いよ

12: 名無しさん ID:otakumix
ファブルだろ

13: 名無しさん ID:otakumix
>>12
ファブルも観てるな

16: 名無しさん ID:otakumix
パリィ 新米オッサン 狼と香辛料くらいしか楽しみにしてるのないわ
あと暇だからとここで話題でてるの何作か見たけど面白いのがない

21: 名無しさん ID:otakumix
>>16
新米おっさんOP切りしたけど勿体ない?

17: 名無しさん ID:otakumix
今期は赤猫くらいだな

18: 名無しさん ID:otakumix
ダン中を見なさいよ

19: 名無しさん ID:otakumix
キン肉マンと先輩はおとこのこしか見てない

20: 名無しさん ID:otakumix
赤猫面白いけど3Dアニメもう少しなんとか出来たら海外でも強かったのに
日本でしか人気出てない

22: 名無しさん ID:otakumix
負けヒロイン
ファブル
赤猫
パリィ
新米おっさん
だけで十分だわ

23: 名無しさん ID:otakumix
負けインより双子の方がかわいくね?

24: 名無しさん ID:otakumix
no title

25: 名無しさん ID:otakumix
負けイン
ダン中人
杖剣
2.5
Gガン

ちゃんと見てんのこれくらいだな

26: 名無しさん ID:otakumix
赤猫は回を重ねるごとにニヤニヤが止まらん

27: 名無しさん ID:otakumix
佐々木さんプリンは辛すぎる

28: 名無しさん ID:otakumix
ダリヤなんだよね



さて、この物語のポイントはここである。扉から出てきたのは虎だっただろうか、それとも女だっただろうか?







この問いかけを熟考すればするほど、答えるのは難しくなる。この問題は人間の心についての研究題目を含んでおり、それは様々な情熱の混迷の中に我々を導いて、そこから抜けだすことを困難にさせる。賢明な読者よ、お考えいただきたい。この問いかけの決定はあなた自身が下すのではなく、あの熱い血を持った、半野蛮な王女にかかっているのである。彼女の魂は絶望と嫉妬の白い炎に焼かれている。彼女は彼を失った。だが、誰が彼を得るのか?



いかにしばしば彼女はその覚醒と眠りの中で、激しい恐怖に襲われ、我が手で顔をおおっただろう。彼女の恋人がもう一つの扉を開け、そこに残酷な虎の歯が待っていることを想像して!



しかし、どれほど、よりしばしば彼女は、彼がもう一方の扉を開けることを夢に見ただろう! 彼女の恐ろしい夢の中で、女のいる扉を開けた時の彼の喜びの驚きを見て、彼女はどれほど自分の髪を掻き毟ったことだろう! どれほど彼女の魂は激しい苦痛に焼かれたことだろうか。……明るい頬と勝利に輝く目の女に向かって彼は駆け寄り、彼女を前に導く。彼の体全体は回復された生の喜びに満たされる。王女の耳は観衆の楽しげな叫び声と、幸福の鐘が荒々しく鳴り渡るのを聞く。僧侶が楽しげな一団を引き連れて前に進み出て、彼女のまさにその目の前で闘技場の中の二人を夫と妻にする。花の撒き散らされた小道を通り、観衆の喜びの声に送られて幸せな二人は闘技場を出て行く。その歓喜の声の中で、彼女のたった一つの悲鳴は搔き消され、呑み込まれる。

 
彼にとっては、即座に死んで、祝福された半野蛮な来世で彼女を待つ方がよいのではないだろうか?



だがしかし、あの恐ろしい虎、その叫び声、あの血!



彼女の決定は即座に示されたが、しかしそれは幾つもの昼と夜を経た恐ろしい熟考の中で作られたものである。彼女は自分が尋ねられるということを知っていた。彼女は自分がどう答えるかも知っていた。そして、ほんの少しもためらうことなく、彼女は手を上げて右の方を指したのであった。



彼女の決定についてのこの質問は軽々しく考えられるべきものではないし、私自身がそれに答えうる唯一の人間だとも主張する気はない。そこで、私はその答えの判断をあなた方に残すことにしよう。開いた扉から出てきたのはどちらだろう。女か、それとも虎か?



























               「女か虎か」完





コメントを見ると、山田尚子嫌いがかなり多いというか、コメントを書いているのはほとんどが反山田であるのに少々驚く。いや、私も彼女の悪口は何度か書いているが、自分が多数派だとは思いもしなかった。山田尚子の「スカした」アニメが嫌い、というアニメファンは多いようだ。
コメント数があまりに多いので、山田尚子自身のコメント(これが、臭い、臭い、もう悪臭芬々である。)を中心にし、見やすいように赤字にしておく。

今回作品の大きな軸としたのは、『自分の状況を人のせいにしない子たちを描きたい』ということ。

だそうだ。青葉君、聞いたかな? もう一度火をつけたくなったのではないか?

(以下引用)


【悲報】京アニ山田尚子アニメ映画『きみの色』、台風直撃で大爆死。不運すぎる……
2024.08.30 |カテゴリ:実写・ドラマ・劇場版 | コメント (137)
1: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:15:24.805 ID:jwab6LfmW
舞台挨拶中止、映画館は予約すらできないしあってもガラガラ
いくらなんでも運悪すぎやろ……

【『きみの色』8月31日(土)公開記念舞台挨拶中止のお知らせ】

8月31日(土)に予定しておりました公開記念舞台挨拶は、台風10号の接近に伴う天候悪化による危険、ならびに交通機関への影響を鑑み、お客様の安全を第一に考慮した結果、開催を中止させていただくこととなりました。

楽しみにされておりました皆様には、多大なご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

なお、ご購入済みのチケットの払い戻しに関しましては、各劇場へお問い合わせください。

TOHOシネマズ 梅田:hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
TOHOシネマズ 二条:hlo.tohotheater.jp/net/schedule/0…
MOVIX京都:smt-cinema.com/site/kyoto/ind…
T・ジョイ京都:tjoy.jp/t-joy_kyoto/ac…

何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。






売れなさそうやったがさすがにかわいそう

山田尚子「きみの色」
8月30日公開


6: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:18:12.700 ID:jwab6LfmW
>>4
正直10億くらいと思ってたけど運悪すぎて5億すら怪しいな
ポッピン並みの爆死もあり得る

11: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:20:12.763 ID:ffqSd.8IK
これ宗教臭いんだよな

15: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:21:16.295 ID:RIH0w79yp
女子高生がバンドやりますとか、もうええって食傷気味やろ
しかも主題歌ミスチルとか、プロデューサーの感性ヤバくねーか



23: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:24:15.996 ID:TlupVHb.c
CM「あの山田尚子監督の最新作!」
ワイ「いや誰も知らんやろ…」

24: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:24:16.415 ID:dOJzei9KD
マリーもなんかまたやるよな?


38: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:29:07.071 ID:aleNJkvqJ
オタクが嫌う作風



139: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 19:02:55.041 ID:VdODNk9Lr
サイエンスsaruの絵柄ほんキモいねん
このキモい絵柄って時点で見る気無くすわ


46: 名無しのアニゲーさん 2024/08/29(木) 18:32:45.046 ID:qsLRYURLk
ポッピンQとペンギンハイウェイよりは伸びそう


コメント一覧。
1. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 09:47:59 ID:- ▼このコメントに返信
台風のせいに出来て良かったなこのコメントへの反応(1レス)※64Good 27 Bad 6
2. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 09:48:20 ID:- ▼このコメントに返信
この台風安倍の怨念だろGood 3 Bad 14
3. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 09:48:39 ID:- ▼このコメントに返信
映画館で予告だけ見たけど駄目そう…Good 20 Bad 3

5. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 09:49:22 ID:- ▼このコメントに返信
青葉の死後の念だなGood 3 Bad 24

7. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 09:52:02 ID:- ▼このコメントに返信
いわゆるDEIに配慮したアニメって奴だな
サブのデブ女とか男のイケメンは問題ない所とかその典型だGood 8 Bad 1




42. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:24:37 ID:- ▼このコメントに返信
キャラクターについて

“色”を感じるトツ子は、同じ高校に通うきみが放つ美しい“色”に心を奪われる。だが、きみが突然学校を辞めたため、トツ子は彼女に会いたくて行方を探すことに。いっぽうきみは、学校を中退したことを同居する祖母に打ち明けられずにいた。

「きみちゃんは、自分を信じきれていない子です。理由はわからないけれど自己評価が低く、周りからどんなに期待されても、自分で自分を信用していないのでどうしようもない。でも、それって多くの人が持つ感覚かもしれないなと思っていて。そんなきみちゃんが、トツ子やルイ君と出会うことで自分の形を見つけていきます」

 学校に通っているふりをしながら、古書店でバイトを始めたきみ。そこにトツ子、そして音楽好きの男子高校生ルイが現れたことから、物語は大きく動き出す。トツ子のひと言により、思いがけずバンドを始めることになった3人。それぞれが思い切ってジャンプした瞬間に、観ているこちらも勇気づけられる。

「人生において『バンドをやりませんか』って、なかなか言う機会がないなぁと思って。このセリフがどうやって生まれるのか、考えながらすごくワクワクしました」Good 2 Bad 2



44. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:26:37 ID:- ▼このコメントに返信
音楽を通して今の若者をどう描くか

「音楽を奏でる作品を作りたかったんです」──これまで「けいおん!」シリーズなどで、音楽をフィルムに刻んできた山田尚子監督。このたび公開されるオリジナル長編アニメ映画もまた、音楽が核にある作品だ。

「私は楽器を演奏することに対して、憧れと尊敬を持ち続けているんです。どうやって演奏しているんだろう、どんな気持ちなんだろうとすごく知りたくて。描きがいがあるし、ずっとチャレンジしたい題材です」

 では、どんな人たちが音楽を奏でるのか。そう考えた時、頭に浮かんだのは思春期の少年少女のこと。

「SNSが普及した今、自分や友達の本音がどこにあるのか、たくさんのレイヤーが存在している気がします。『学校ではこういう自分を見せよう』『SNSではこういう自分』と、いろんなキャラクターを持ち、その時々でどれを選ぶか無意識でやりくりしているように思えて。今の若い人たちは優しくて繊細で、言葉の選び方も丁寧。やんちゃな失敗をすることもなく、思慮深く生活しているように見えます。それはどんな心の動きなんだろう、と興味がありました」Good 2 Bad 2

45. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:26:39 ID:- ▼このコメントに返信
あの山田尚子監督の最新作!

え?京アニで作ってないの?じゃ…いらんわ!

で山田信者以外残ってなくて新規獲得にも失敗ってオチかもこのコメントへの反応(2レス)※97※129Good 11 Bad 0
46. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:30:13 ID:- ▼このコメントに返信
※6
それはそうGood 1 Bad 1
47. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:30:39 ID:- ▼このコメントに返信
台風のせいにできてよかったねGood 5 Bad 0
48. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:31:09 ID:- ▼このコメントに返信
台風弱まってるし強行すれば良いのでは?このコメントへの反応(1レス)※50Good 1 Bad 0
49. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:32:35 ID:- ▼このコメントに返信
なんか興行収入パッとしない割に仕事は途絶えないってイメージだけど
実際にはどんなもんなんだろ?Good 3 Bad 0
50. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:32:50 ID:- ▼このコメントに返信
※48
スーパーとかも営業時間変更当たり前だし強行はダメだよ
台風怖いからねGood 2 Bad 0
51. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:33:16 ID:- ▼このコメントに返信
山田尚子の信者はどんな内容でも一度は見に行くけど
山田尚子って誰?って一般層の目を全く惹かないビジュアルとPVだからな
150館ぐらいで手堅くやるべきを無駄に上映館増やして大赤字のパターンやGood 3 Bad 0
52. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:33:21 ID:- ▼このコメントに返信
一方ぼざろ総集編は動員数興行共にウマ娘の新規映画を軽く超えていたGood 5 Bad 3
53. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:33:39 ID:- ▼このコメントに返信
娯楽なんて本来鼻ほじりながら見る様なものなんだよ
そこを勘違いした意識高い系はそりゃ爆死するよGood 4 Bad 1
54. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:34:06 ID:- ▼このコメントに返信
これ映画見に行く度に予告見続けたけど
デブが根暗女子とイケメンメガネ抱え込んでバンドやるアニメなんだろ?
こういう不運は同上すべきことだから、機会があったら見に行くかなGood 4 Bad 2

55. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:34:18 ID:- ▼このコメントに返信
◇「自分の状況を人のせいにしない子たちを描きたい」

 「今回作品の大きな軸としたのは、『自分の状況を人のせいにしない子たちを描きたい』ということ。大人もそうですし、皆さんが責任を持って自分の人生を生きようとしている強さを大事に描きたいなと思いました。人のせいにするのは簡単だと思うのですが、そうではなく、ちゃんと自分の問題として受け止める人たちを描きたくて。ただ、それは本人だけの問題なので、横で見ていると痛々しかったり、もっと助けてあげたい、もっと頼ってほしいと思ったりする。そうした心のやり取り、動きを描いてみたいと思いました」Good 2 Bad 3
56. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:35:52 ID:- ▼このコメントに返信
「きみの色」に登場する3人の高校生もそれぞれに悩みを抱えながら、「音楽」という“好き”なものでつながることになる。山田監督は3人の関係性を「ほんのり思い合っている。じんわりと、ゆっくりと、遠赤外線的な感じでほんのり温め続けている、支え合っている3人」と表現する。

 「みんな優しい子たちなので必要以上には踏み込まない。でも、絶対に裏切らないし、離さないという安心感がある場所。何か強いパワーワードで語れるような子たちじゃないというか。ほんのり存在して、ほんのり思い合って、でもちゃんと意地もあって、ちゃんとやり遂げるだけの胆力は持っている。本当に不思議なパワーというか。まさに最近の子供たちを見ていて感じるものを、この3人で描いてみました」Good 2 Bad 3


59. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:37:42 ID:- ▼このコメントに返信
これまでは京アニのスタッフのアドバイスを貰いながら作品を高めていってたのが
スタッフのサポート抜きだとこんなんでしょ
演出能力はあるんだけどなキャラ薄々の雰囲気だけのつまんないアニメになるんだよ
やめるまでは京アニのオタクっぽさとブレンドされて丁度いい濃さになってたんだよGood 8 Bad 0
60. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:38:05 ID:- ▼このコメントに返信
美しい映像と共に「きみの色」の見どころとなっているのが、3人の高校生の主人公、トツ子、きみ、ルイによるバンドの初舞台となる学園祭での演奏シーンだ。作中で3人が制作し、演奏する楽曲「水金地火木土天アーメン」「あるく」「反省文~善きもの美しきもの真実なるもの~」は、山田監督が作詞し、牛尾さんが作曲を手がけた。山田監督は「しっかり地に足をつけたシーンにしたかった」と演奏シーンのこだわりを語る。

 「どの楽曲も、音数を多くせず、派手派手しくないようにと牛尾さんにお願いをしました。音数を少なくする分、一つ一つの音を深めたいと。音と色と動き、キャラクターの感情と、全てのレイヤーが重なって、しっかり地に足をつけたシーンにしたかったので、楽曲だけが飛び抜けないように、でも足りなくないように、というバランスで作っていこうとしました。音の少なさがより彼女たちの感情の呼び水になる。あとは見ている方にとっても、この世界の中をのぞいている集中力を切らさない音楽、彼女たちが演奏しているのが納得できる音楽というものを大事にしました」Good 2 Bad 2

62. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:39:52 ID:- ▼このコメントに返信
もう随分前に京アニ辞めてるんだから京アニ山田ってタイトルはおかしいだろGood 7 Bad 0

69. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:44:32 ID:- ▼このコメントに返信
山田尚子も長井龍雪も
なんでオリジナルをやれる立場なのに浅いヒューマンドラマをやりたがるのかね
それアニメでやる題材?
オタク趣味に閉じこもってた新海が君の名はで大衆向けに舵取りしたような事やりたくないのかなGood 5 Bad 0


72. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:47:08 ID:- ▼このコメントに返信
平家物語もつまんなかったしSARUで意識高い系のつまんないアニメやるより京アニで新作作っは方がええんじゃね?
て意見を大天才・山田尚子先生は青い鳥!彼女の才能は京アニごときに縛り付けておくべきではない!
とほざいてた自称シネフィル気取りがXにいたけど
京アニいたときより劣化しまくった作品で商業的にぱっとせずに自己満足の世界に沈み続けるのが現実やぞこのコメントへの反応(1レス)※79Good 4 Bad 0
73. 名無しのアニゲーさん :2024/08/30(金) 10:48:13 ID:- ▼このコメントに返信
※22
色が薄くて個性のない絵柄なんだよね。あまり好きじゃないわ
ねちっとした純文学っぽいストーリーに薄い絵だと薄っぺらく見えるGood 4 Bad 0

※72
>平家物語もつまんなかったしSARUで意識高い系のつまんないアニメやるより京アニで新作作っは方がええんじゃね?
当時は京アニの監督候補が多くて次にいつ監督をやれるか分からんかったし、リズの興収では他の作品と比較しても外されても仕方なかったと言う京アニファンも多かったGood 2 Bad 0

この半野蛮な国王には一人の娘がいて、その娘は美しいが上にも美しかったが、また王と同じくらいに驕慢でもあった。こうした場合には常にそうであるように、この娘は彼の掌中の珠であり、この世の誰よりも愛されていた。彼の廷臣の中に、こうしたロマンスではよくあるように、血筋はいいが地位の低い若者がいて、彼は王の娘を愛した。彼は王国の誰よりもハンサムで勇敢だったので、王の娘はこの恋人に満足していた。そして彼女は恋人を深く愛したのだが、その愛は野蛮性を伴ったものであり、だからこそいっそう暖かく強いものでもあったのだ。この恋愛は数か月の間幸福に続いたが、或る日、王の発見するところとなった。王は彼の義務を果たすことをためらわなかった。若者は即座に投獄され、王の闘技場での審判の日取りが決められた。これは言うまでもなく特別に重要な審判であり、すべての国民と同様に、王もまた審判の成り行きに非常な興味を持っていた。これまでこのような事件は起こったことがなかった。これまで臣下が王の娘をあえて愛するようなことは無かったのである。年月が経つうちに、こうした出来事もありふれたものになってきたが、当時はまったく異常な出来事であり、人々を仰天させるような事件であったのだ。


王国の虎の檻には、もっとも野蛮で冷酷な野獣の中でも選り抜きの獰猛なものが何頭か集められ、また、若者の運命が野獣の餌食になるものでなかった場合に備えて、若者の花嫁になるのにふさわしい、国中でもっとも若く美しい乙女たちのランク付けが適当な審判者たちによって注意深く進められていた。もちろん、誰もが、この若者が何の罪で告発されたかは知っていた。彼は王女を愛し、そしてそのことを否定するつもりは彼にも彼女にも、他の誰にもなかった。しかし王は、自分に絶大な喜びと満足を与えるこの裁きのシステムに、いかなる「事実」をも介入させるつもりはなかった。事件の内実がどうであろうが、この若者は闘技場での裁きによって処理され、彼が王女を愛するという悪事を働いたか否かに関わらず、王は若者の運命を決定する裁きの儀式を見ることで、美しい喜びを得ることになるはずだった。







指定された日が来た。遠くからも近くからも人々が集まり、この偉大な闘技場を満員にした。建物の中に入りきれなかった者たちは、闘技場の外壁に向かって立ち並んでいた。王と廷臣たちが例の二つの扉に面した所定の席についた。運命の関門――同じ見かけのゆえに、かくも恐ろしいその二つの扉に向かって。



準備はすべて終わった。合図が下された。王族席の下方にある扉が開き、王女の恋人が闘技場の場内に歩み出た。背が高く、美しく、端正なその姿は観衆の称賛と不安の低い物音で迎えられた。観衆の半分ほどは、これほどに素晴らしい若者が彼らの間に存在していたことを知らなかった。王女が彼を愛したのには何の不思議もない! その彼が今、この場にいるというのは、何と恐ろしいことだろう!



その若者は場内に入ると、定めの通りに王に向かってお辞儀をしたが、彼は王のことはまったく考えていなかった。彼の目は父王の右に座っている王女をじっと見つめていた。もしも彼女の生来の性質に野蛮性のかけらが無かったならば、女はその場にいなかっただろう。しかし、彼女の激しい魂は、自分がこれほどに興味を引かれている出来事の場から自分を遠ざけることを彼女に許さなかった。彼女の恋人の運命が王の闘技場で決定されるというあの命令が出された瞬間から、彼女は昼も夜も、この偉大な儀式とそれに関連した物事以外には何も考えられなくなっていた。この儀式にかつて興味を持った他の誰よりもすぐれた権力と、影響力と、性格の力によって、彼女は誰にもできなかった事をなしとげた。――彼女は扉の秘密を手に入れたのである。彼女は、どちらの扉の向こう側に前方の開いた虎の檻があり、どちらの扉の向こう側に美女のいる部屋があるのかを知っていた。分厚い扉の向こう側には皮のカーテンが重く垂れ下がっていて、外から近づいて扉の掛け金を上げようとする人間に対して、中からはどのような物音も示唆の声も届かないようになっていた。しかし、黄金と、女の意志の力によって、王女はこの秘密を手に入れたのである。


そして彼女は、どちらの部屋に女がいて、自分の扉が開けられた時に、輝くような美しさで外に出ていこうと待ち受けているかを知っていただけでなく、その女が誰であるかも知っていた。それは宮廷の中でももっとも愛らしく美しい女で、自分より遙かに身分の高い人間を愛した罪で告発された若者が無罪であった場合に、その償いとして与えられるために選ばれた女である。そして王女はその女を憎んでいた。しばしば、彼女は目撃した。あるいは想像した。この美しい生き物が自分の恋人である人物に称賛の目を投げかけ、そして、時にはその一瞥が受け止められ、あるいは投げ返されさえしたのではないかと。時々、彼女は二人が話をしているのを見た。それはほんの短い時間にすぎない。だが、その短い時間の間でも多くの事を話すことは可能だったのではないか? それはおそらく取るに足らない事柄についての話だったのだろう。だが、彼女にどうしてそれが知りえようか?その少女は愛らしかった。だが、彼女はあえて王女の恋人の前で、自分の目を上げたのである。王女は、その完全に野蛮な先祖たちから長い血筋を通して伝わった蛮人の血の強さの及ぶ限りの激しさで、沈黙する扉の向こうで震えている女を憎悪したのであった。

彼女の恋人が振り返り、彼女を見上げた時、彼の目は彼女の目と出会った。彼女は好奇心に溢れた目で彼女を見ている観衆の大海の中のどの顔よりも蒼白な顔でそこに座っていたが、魂を一つにする者たちの持つ直感により、彼はどの扉の向こうに虎がうずくまり、どの扉の向こうに女が立っているかという秘密を彼女が知っていることを見抜いた。彼は彼女がその秘密を知るだろうと期待していた。彼は彼女の気質を知っていた。彼女は、他の観衆や王にさえも隠されているこの秘密を手に入れるまで手を休めることは無いだろうと彼は確信していた。この若者の唯一の希望――そこには何の確実性の要素も無いのだが、――彼女が扉の秘密を知ることにかかっていたのである。そして、王女の顔を見上げた瞬間、彼が心の底で確信していた通り、彼女が成功したことを彼は知った。


そして、彼の、素早く、答えを切望する目が「どちらだ?」と聞いた。その問いかけは、まるで彼が自分の立っている場所から叫んだかのように、彼女には明白だった。一瞬も無駄にはできなかった。その問いかけは瞬時のうちに行われたが、返答も瞬時に行われねばならなかった。



彼女の右手は座席の前のクッションのついた手すりの上に置かれていた。彼女はその手を上げ、かすかな素早い動きで右を示した。彼女の恋人以外の誰も彼女を見ていなかった。すべての人々の目は闘技場の中の男を注視していた。



彼は向きを変え、自信に満ちた、素早い足取りで競技場の空間を横切って歩いて行った。すべての心臓は鼓動をやめ、すべての呼吸は止まり、すべての目は動けないままにその男に固定された。ほんのわずかなためらいもなく、彼は右側の扉に歩み寄り、そしてそれを開けた。




見る気の起きるアニメが無いので、実写版「俺物語」を再視聴したが、やはり傑作である。まあ、アニメも傑作だったから、傑作より名作としておくが、年間ベスト10,あるいはベスト3に入る名作だろう。脚本が野木亜希子(字は不確か)で、剛夫(猛男だったか)と親友何とかのキスシーン(キス練習シーン)を付録部分に入れて、それで全編を終わらせたのは素晴らしい。真面目シーンで終わらせないのは、娯楽作品の骨法(笑わせて終わる)をよく知っている。

「女か虎か」(1)
別ブログに載せてあった、フランク・ストックトンの「女か虎か」の翻訳をここにも載せておく。原文の印象に沿って、生硬な、やや仰々しい文体で訳したつもりだが、まあ、古代の演劇でも見る感じで読めばいいかと思う。元のブログでは原文も載せて全十七回だが、翻訳だけならブログだとその五分の一くらいに収まる程度の短編小説である。全部読んでもかかる時間は十五分程度だろう。

(以下自己引用)


遠い遠い昔、ある半野蛮な王がいた。彼は巨大な夢想を持った男で、また誰も逆らえぬ権力者であったから、彼は自分が望むままにその様々な夢想を実現した。彼は自分自身の夢想の世界に耽り、彼が自分でよしと認めたことは何でも実行された。彼の命じたことが適切に行われれば、彼は穏やかで優しかった。しかし、仮にちょっとした困難や非常に不適切な物事があった場合でも、彼はいっそう穏やかで優しかった。というのは、曲がったものを真っ直ぐにし、不揃いのものを平らにすることくらい彼を楽しませるものは無かったからである。


彼に採用されたアイデアの数々によって、彼はその野蛮性を撒き散らしたのだが、その中には公共の闘技場があって、そこで人々は男らしさや恐るべき勇気を観衆に見せ、そしてそれによって王の臣民たちの心は洗練され陶冶されるのであった。



だが、ここにおいてすら、王の巨大で野蛮な夢想が姿を見せていた。王の闘技場は、死に行く兵士の最後の言葉を人々に聞かせる機会を与えるためや、宗教的意見と飢えた顎の争闘の不可避の結末を観衆に見せるためではなく、もっと有益な目的、すなわち人々の精神的な活力を拡大し向上させるために建てられたのであった。この広大な闘技場は詩的な公正さの代行者であり、ここには、偏りもなく買収されることもない機会があり、その裁定によって罪は罰せられ、美徳は報酬を与えられたのである。





王の臣民の一人が、王を面白がらせるのに十分な重要性を持った罪で告発されると、ある予定された日に、告発された臣民の運命が王の闘技場で決定されるという公告が掲示された。この建築物は「王の闘技場」という呼び名に恥じないものであった。なぜなら、その形態やプランこそはるか遠い所から借りてきたものではあったが、その目的は、あらゆる点で王であるこの男一人に出たものであり、自分自身の愉快な夢想以外にはいかなる伝統にもその起源を負うてはいなかったからである。そして彼はこの闘技場で行われるあらゆる事柄に、彼の野蛮な夢想による豊かで拡張されたアイデアを付けくわえたのであった。












すべての人々が闘技場に集められ、王が廷臣に囲まれて、闘技場の一方にある、王の尊厳を表す高い玉座に座ると、王は合図をし、玉座の下にある扉が開けられて、告発された廷臣が歩み出る。罪人の向こう正面の側には仕切られて閉ざされた空間があり、そこにはまったく同じ形の二つの扉が並んでいる。この扉にまっすぐに歩み寄ってどちらかの扉を開けるのが裁かれる人間の義務であり、特権であった。彼は自分の望み次第でどちらの扉を開けてもよいが、自分がこの扉を開けることで公正な裁きの機会を得るのだとあらかじめ述べられる以外には、その扉の向こうに何があるかについて何一つ案内も暗示も与えられていなかった。もしも彼がその一つを開けた場合、手に入る限り最も獰猛で冷酷で腹をすかせた虎がそこから飛び出して彼を襲い、彼の罪への処罰として即座に彼を八つ裂きにする。罪人の判決がこのように下った瞬間、鉄でできた鐘が悲しげに鳴らされ、闘技場の端に位置した雇いの泣き女たちの泣き声が沸き起こり、無数の観客たちは、若く美しい人間や年を取って尊敬されていた人間がかくも恐ろしい運命を受け取らざるを得なかったことを深く悼み、頭をうなだれ、悲しみの心とともに、足取りも重く帰途に就くのであった。



しかし、もしも告発された者が別の扉を開けたならば、そこからは一人の美女が出てくる。告発された者の年齢と地位にもっともふさわしい美女で、国王陛下が彼のもっとも美しい臣民の中から選りぬいた女である。そして被告人は彼の無罪への報酬としてこの女と即座に結婚することになっていた。彼がすでに結婚し、家族を持っているかどうか、あるいは自分が結果的に選んだこの女に愛情や好意を持つかどうかはまったく問題とされなかった。王は、自分が描いたこの偉大な報復と報酬の図式に対するいかなる変更も介入も許さなかったからである。この、もう一方の扉が選ばれた場合には同じ闘技場が即座に儀式の場に変わった。王の玉座の下の別の扉から、合唱隊の少年たちと、楽しげに黄金の角笛を吹き鳴らしながら踊る少女たちを伴った僧侶が進み出て、被告人とその伴侶となる女が並んで立っているところまで歩み寄る。そして結婚式がすぐに、楽しく執り行われる。そうして真鍮の鐘が鳴り続け、人々の歓呼の声に送られて、その通路に花を撒く子供たちに先導されながら、無罪を勝ち取った男はその花嫁を自分の家へと導くのであった。







これが、王が正義を執行するやり方であった。その完璧な公正さは明白である。被告人は、どの扉から美女が出てくるか知ることはできない。彼は、その向こうに何があるかまったく知らぬままに自分の好きな扉を開け、次の瞬間、彼は食われるか、あるいは結婚する。ある時は扉から虎が出てくるし、ある時には美女が出てくる。この裁きでの判決は公正であるだけでなく明確に決定されたものである。告発された者が、自分が有罪だと知ったその瞬間に彼は処罰され、無罪なら、彼がそれを好もうが好むまいが、その場で無実の罪の償いを得る。この王の闘技場の裁きから逃れる術は無かった。



この制度はとても人気のあるものだった。この偉大なる裁きの日に集められた人々は、自分たちが血生臭い死に立ち会うのか、楽しい結婚式に立ち会うのか、けっして知ることはない。この不確かさの要素が、さもなくば持ち得なかったような面白さをこの儀式に与えていたのである。こうして大衆の大部分は楽しみ、喜んだし、国民の中の思慮深い人々も、このやり方を不公正のゆえに非難することはできなかった。なぜなら、告発された人間の手に、すべてはゆだねられているではないか?



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