横浜移籍が決まったら、一度は一軍でも使ってもらえるだろうから、知名度も上がるだろう。
ところで、もちろん、上のは冗談だが、アニメの「坂道のアポロン」はなかなかの秀作で、あまり評判する人がいないのは気の毒である。監督の渡辺信一郎は「サムライチャンプルー」などの傑作を作った人で、確か、初期の「スレイヤーズ」の監督もしていたような記憶がうっすらとある。かなりの才人で、大げさに褒めれば、アニメ界のウィリアム・ワイラーといった感じの、守備範囲の広い職人監督だと思う。
下の実写版のほうは聞いたことのない監督で(青春映画の名手などと書いてあるが、私は初耳の名前だ。)、それだけで不安感が漂う。映画界というのは不思議なところで、何億というカネをかける映画の製作に、まったくの新人を平気で使ったりする。あれはなぜなのだろうか。たぶん、「映画界内政治」の結果だと思うが、そうした新人の中でまともな仕事をした例は1割程度ではないかと思う。
まあ、実写化するには適した題材だから、若者のデート映画として、案外ヒットする可能性もあるかもしれない。「君の膵臓を食べたい」などというひどいタイトルの映画でさえ見に行く若者はけっこういるのだから。「キミスイ」は「君の腎臓を食べたい」でないだけマシか。腎臓は「小便作成器官」で、英国名物のキドニーパイは小便臭くて他国人には食えないらしい。
映画化決定!
“あの夏、あの坂道で、あいつと出会った―”
『#坂道のアポロン』の映画化が決定!
海辺の街を舞台に、切ない恋と、胸を打つ友情、そして音楽がまぶしく交錯する―。
『#坂道のアポロン』のメガホンを取るのは、青春映画の名手として知られる三木孝浩監督。
自身も音楽好きで、多数のミュージックビデオを手掛け、音楽をモチーフにした映画を数多く手掛けてきた三木監督が、本原作のメッセージ性に共感し、本作の監督を快諾!
♫ キャスト ♫
♫主人公・西見薫を演じるのは、Hey! Say! JUMPの知念侑李さん。
知念さん「脚本を読んだ時、最近の実写化映画にはない素朴さや繊細さが魅力的な作品だと感じました。
そんな魅力を伝えられるよう三木監督の元で素敵なキャストの皆さんと共に演じていきたいと思います。
この作品でキーとなるジャズは絶賛練習中です。主人公のようにジャズを楽しみながら撮影していきたいと思います。」
♫“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎には、中川大志さん。
中川さん「初めて「坂道のアポロン」に出会った時、エネルギッシュで情熱的なジャズ、儚く、繊細な人間関係に、一気に心を奪われました。
僕自身、元々音楽が好きだったので、役を通して音楽も表現出来るこの作品に参加出来る事がとても嬉しいです。
千太郎の叩く、力強く語りかけてくるようなドラムを、スクリーンで思いっきり表現出来るよう全力で臨みたいと思います。
優しくて、真っ直ぐで、孤独だけど力強く生きる千太郎を、魂を込めて演じたいと思います。」
♫千太郎の幼馴染で町のレコード屋の娘、薫が想いを寄せる心優しい女の子・迎律子を小松菜奈さんが演じます。
小松さん「三木監督とは何度かお仕事をさせていただいてますが、
また三木監督の世界観にまた全然違う役柄で生きることが出来て嬉しく思います。
今回この映画では佐世保弁のセリフなので慣れない言葉遣いですがそれに引っ張られず感じた事や感情を大事にして、
初めて共演するお2人と現場で起こる化学反応を楽しみながら撮影に挑みたいです。
迎律子ちゃんという素朴で純粋な1人の女の子を丁寧に演じられたらいいなと思います。」
映画『坂道のアポロン』は、2018年全国ロードショーです。
♫公式Twitter
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♫公式サイト
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