明日に控えたドラフト会議2016 将来のスター達を12球団で奪い合う年に一回のお祭りイベント
特に田中正義、佐々木千隼、柳裕也の3人は即戦力として注目を集める
今回は、阪神タイガースのドラフト展望を述べると共に、個人的に注目したい有力選手をピックアップする
まず阪神の1位指名は大卒投手の可能性が高いと見られる 先発ができる即戦力として田中・佐々木が筆頭候補としてここまで会議が進められてきた
プロでも指折りのストレートの球威を持つ田中正義は、故障がちであるという不安点を無視してでも獲得に動きたい圧倒的な能力を持つ 一方でサイドハンドから150オーバーのストレートとツーシームを武器とする佐々木千隼の評価もうなぎ登り 個人的には、どんなリスクがあろうとも田中正義へ特攻すべし、それほどの価値がある選手だと思っているが 能見メッセの高齢化含め先発事情を考えれば、単独指名もしくはクジを引き当てること前提ならば佐々木指名で先発を確保したいところ 上手く柳裕也に指名が集中すればしめたもの
一方でハズレ1位や2位、それ以下での大学生候補も注視したい 即戦力として期待する数選手を列挙する
①高良一輝 九州産業大学 ハズレ1位の筆頭候補として推したいのがこの選手 4年次の故障と他の候補者の活躍により、相対的に評価が下がっているため2位まで残っている可能性もあるが、私は田中・佐々木を無視して真っ先に単独入札してもいい選手だと思う MAX147km/h 平均で140台前半から130台と球速としては物足りなさが残る しかしその他の点に関しては全て最高級のものを持っている 高めで空振りの取れるノビのあるストレートを軸に敵無しの投球 最小限のテイクバックから腕を振り込むフォームは最後の最後まで出所が見えない タイミングが取れない上に角度のあるオーバースローで三振を量産 イメージとしては、投球映像の無いバッティングセンターという感じです。動きが見えない穴から急にヒュッとノビあるストレートが出てくれば?130km台でも打てません 更には上述のフォームからストレートと変わらない腕の振りで投じる落差の激しいスライダーは魔球 コーナーへと決める制球力も持ち合わせた高良ー輝は球速以外完璧です 事実全国大会含めた大学成績は間違いなく全ドラフト候補でNo.1 ヒットも打たれない、四球も出さない、圧倒的な奪三振能力を兼ね備えた選手であり 来年高良ー輝が新人王となったとしても何の不思議もないでしょう
②池田隆英 創価大学 MAX151km/h 田中正義にも負けず劣らないストレートの球威を持つ本格派右腕 巨人が最上位候補としてリストアップするなど、ハズレ1位あるいは2位での指名が予想される とにかくストレートで押していける コントロールはバラツきがちだが、ストライクゾーンで勝負できるのが魅力 リリーフとして即戦力、変化球の精度次第では先発でもやれるのでは
③尾仲祐哉 広島経済大学 キレのあるスライダー、腕の振れるフォーク、ブレーキの効いたチェンジアップと多彩な武器で三振を奪う即戦力候補 ヤクルトが獲得を狙うなど2位3位での指名が予想される 特に縦に落ちるスライダーは制球が良く、コーナーへの決め球として機能 MAX151km/hを計測するノビあるストレートも持ち、やや浮くことはあれど甘い所に決して投げない制球力の良さで打者を抑え込む 172cmと小柄でスタミナに課題は見えるが、コンスタントに140台後半を計測でき、全体を通して非常に能力の高い好投手
④星知弥 明治大学 抜群のストレートを持つ速球派右腕 中位での指名が予想されていたが、先日156km/hを計測するなど一躍2位候補まで評価を上昇させてきた 高めに浮くことはあれどコントロールも及第点 とにかくノビのある速球で攻められる剛腕 スライダーも武器としてリリーフでの活躍が望める 将来的にはセットアッパーとしての期待もかかる投手