ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「スポニチ電子版」から転載。
キューバへの内角攻めが梨田の指示か、ほかの誰かの指示かは知らないが、炭谷のリードは見事だった。どんどんストライクゾーンで勝負し、無駄なボール球を投げないという点が素晴らしい。これこそが投球の原点だろう。逃げてカウントを悪くし、どうしようもなくて投げた甘い球を痛打される、というのが下手な投手リードのパターンだ。そもそも、プロの投手だろうが、それほど精密な制球力を持っていないものである。カウントを自分から悪くするのは自滅のもとだ。まして、アマチュア野球などで、捕手が投手に精密なコントロールを要求するのは馬鹿げている。
炭谷があの打撃成績でなぜ全日本メンバーに選ばれたのか疑問だったが、あるいはリードがいい捕手なのかもしれない。捕手にまで打撃を期待したり盗塁阻止率だけがもてはやされたりする風潮が日本のマスコミには強いが、捕手にとって大事なのは(最低限の肩の強さは必要だが)何よりもリード能力である。
(以下引用)
内角攻めでキューバ打線料理 本番へデータつかんだ
侍ジャパンマッチ2012 日本代表2―0キューバ代表 (11月16日 ヤフーD)
<日本・キューバ>初勝利を収め、後方でナインを迎える山本監督
Photo By スポニチ
侍投手陣は7人継投でキューバの強力打線をわずか3安打に抑えた。投球数の合計はジャスト100。そのうちストライクは73球を数えた。「球数制限がある中でどれだけストライクでつけるか。ストライク先行で無四球。投手陣がよく投げてくれた」と山本監督は納得の表情を浮かべた。単なる完封勝利ではない。少ない球数、ストライクゾーンで勝負したことに意味があった。
ボール球は極力使わない。先発マスクをかぶった炭谷が徹底的に突いたのは内角だった。「インコースを使ってくれという要望があった。同じインコースでもバッターによって高めが苦手とか、低めが苦手とかそういうのも分かった」。データはインプットされた。
先発9人のうち右打者8人を並べたキューバ打線。先発左腕・大隣は初回、先頭のカスティーヨに対し、1ボール1ストライクからの厳しい内角直球でストライクを取り、4球目は外のチェンジアップで空振り三振を奪った。2番のトリエンテにも1ボールから2球連続の内角直球でファウル。最後はやはり外のチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。
キューバの右打者は本塁から離れて構える選手が多い。梨田野手総合コーチは「後ろに下がって、そこから踏み込んでくる」と振り返った。2回をパーフェクト、3奪三振の大隣は「詰まらせるところとボールにするところをしっかり投げ分けられた。手応えはあった」とうなずいた。2番手の右腕・大竹も4回は1番からの上位打線を全て内角シュートで内野ゴロ。同じく打者6人を完全投球で「自分の持ち味を生かした投球ができた」。いずれも踏み込んでくる打者に、懐に食い込む直球を意識させた。
国際経験豊富なダルビッシュ、岩隈のメジャー組が辞退を表明する中、特に大隣と大竹がキューバ打線を完璧に封じたことは、明るい材料だ。球数制限(第3回は投球数は未定)があるWBCでは、先発投手と救援をつなぐ「第2先発」が重要になる。両投手はその役割を任せられるだけの投球を見せた。先発陣の底上げは、3連覇には欠かせない。
▼筒井(5回から3番手で打者4人に2安打)甘い球はきっちり打たれた。ちょっと悔しい内容になりました。
▼加賀(7回2死から5番手で登板。2/3回を無安打) (キューバは)しっかり踏み込んでくる。インコースをうまく使わないといけないと思いました。
▼山口(9回を1安打無失点)いい緊張感があった。まだまだ分からないことだらけなので、また投げる機会があれば確かめたい。
▼大野(6番手で打者2人を無安打)キューバはストライクゾーンの球を全部振ってきた。
▼梨田野手総合コーチ(バッテリーについて)炭谷がうまく攻めてくれた。配球も良かった。下がって立っている打者が多いけど踏み込んでくる。そういうことも確認できた。
▽WBCの球数制限 第1回は1次ラウンドが65球、2次ラウンドは80球、準決勝と決勝は95球。第2回は順に70球、85球、100球と5球ずつ増えた。打者との対戦中に制限に達した場合は、打席終了かイニング終了まで投げられる。また、30球以上投げると中1日、50球以上なら中4日の登板間隔が必要。30球未満でも連投した場合は中1日が必要となる。 【試合結果 侍ジャパン今後の日程】
キューバへの内角攻めが梨田の指示か、ほかの誰かの指示かは知らないが、炭谷のリードは見事だった。どんどんストライクゾーンで勝負し、無駄なボール球を投げないという点が素晴らしい。これこそが投球の原点だろう。逃げてカウントを悪くし、どうしようもなくて投げた甘い球を痛打される、というのが下手な投手リードのパターンだ。そもそも、プロの投手だろうが、それほど精密な制球力を持っていないものである。カウントを自分から悪くするのは自滅のもとだ。まして、アマチュア野球などで、捕手が投手に精密なコントロールを要求するのは馬鹿げている。
炭谷があの打撃成績でなぜ全日本メンバーに選ばれたのか疑問だったが、あるいはリードがいい捕手なのかもしれない。捕手にまで打撃を期待したり盗塁阻止率だけがもてはやされたりする風潮が日本のマスコミには強いが、捕手にとって大事なのは(最低限の肩の強さは必要だが)何よりもリード能力である。
(以下引用)
内角攻めでキューバ打線料理 本番へデータつかんだ
侍ジャパンマッチ2012 日本代表2―0キューバ代表 (11月16日 ヤフーD)
<日本・キューバ>初勝利を収め、後方でナインを迎える山本監督
Photo By スポニチ
侍投手陣は7人継投でキューバの強力打線をわずか3安打に抑えた。投球数の合計はジャスト100。そのうちストライクは73球を数えた。「球数制限がある中でどれだけストライクでつけるか。ストライク先行で無四球。投手陣がよく投げてくれた」と山本監督は納得の表情を浮かべた。単なる完封勝利ではない。少ない球数、ストライクゾーンで勝負したことに意味があった。
ボール球は極力使わない。先発マスクをかぶった炭谷が徹底的に突いたのは内角だった。「インコースを使ってくれという要望があった。同じインコースでもバッターによって高めが苦手とか、低めが苦手とかそういうのも分かった」。データはインプットされた。
先発9人のうち右打者8人を並べたキューバ打線。先発左腕・大隣は初回、先頭のカスティーヨに対し、1ボール1ストライクからの厳しい内角直球でストライクを取り、4球目は外のチェンジアップで空振り三振を奪った。2番のトリエンテにも1ボールから2球連続の内角直球でファウル。最後はやはり外のチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。
キューバの右打者は本塁から離れて構える選手が多い。梨田野手総合コーチは「後ろに下がって、そこから踏み込んでくる」と振り返った。2回をパーフェクト、3奪三振の大隣は「詰まらせるところとボールにするところをしっかり投げ分けられた。手応えはあった」とうなずいた。2番手の右腕・大竹も4回は1番からの上位打線を全て内角シュートで内野ゴロ。同じく打者6人を完全投球で「自分の持ち味を生かした投球ができた」。いずれも踏み込んでくる打者に、懐に食い込む直球を意識させた。
国際経験豊富なダルビッシュ、岩隈のメジャー組が辞退を表明する中、特に大隣と大竹がキューバ打線を完璧に封じたことは、明るい材料だ。球数制限(第3回は投球数は未定)があるWBCでは、先発投手と救援をつなぐ「第2先発」が重要になる。両投手はその役割を任せられるだけの投球を見せた。先発陣の底上げは、3連覇には欠かせない。
▼筒井(5回から3番手で打者4人に2安打)甘い球はきっちり打たれた。ちょっと悔しい内容になりました。
▼加賀(7回2死から5番手で登板。2/3回を無安打) (キューバは)しっかり踏み込んでくる。インコースをうまく使わないといけないと思いました。
▼山口(9回を1安打無失点)いい緊張感があった。まだまだ分からないことだらけなので、また投げる機会があれば確かめたい。
▼大野(6番手で打者2人を無安打)キューバはストライクゾーンの球を全部振ってきた。
▼梨田野手総合コーチ(バッテリーについて)炭谷がうまく攻めてくれた。配球も良かった。下がって立っている打者が多いけど踏み込んでくる。そういうことも確認できた。
▽WBCの球数制限 第1回は1次ラウンドが65球、2次ラウンドは80球、準決勝と決勝は95球。第2回は順に70球、85球、100球と5球ずつ増えた。打者との対戦中に制限に達した場合は、打席終了かイニング終了まで投げられる。また、30球以上投げると中1日、50球以上なら中4日の登板間隔が必要。30球未満でも連投した場合は中1日が必要となる。 【試合結果 侍ジャパン今後の日程】
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