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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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多和田投手は、沖縄の中部商時代から、プロ指名があるのではないかと言われた、その学年の沖縄ナンバーワン投手である。プロから指名されず、大学に進学し、より成長したのはめでたい。育成選手という妙な制度のせいで、プロ入りはしたものの1、2年で見切られて首、という例が最近目につくので、この選択は正解だったようだ。
プロに少し足りない、という選手は育成選手契約などに騙されないことだ。どうせ球拾い扱いで、ろくろく練習もさせてもらえず、試合経験も積ませてもらえないのがオチである。元プロと言っても社会に出たら、ただの高卒扱いである。野球界も、もう少し人間を人間らしく扱うべきだろう。


(以下引用)



1年生では史上2人目!富士大・多和田がノーヒッター


明治神宮野球大会準々決勝 富士大3-0国際武道大 (11月11日 神宮)








<富士大・国際武道大>ノーヒットノーランを達成した富士大・多和田(左)
Photo By スポニチ


 富士大の最速146キロ右腕・多和田(たわた)真三郎投手(1年)が、国際武道大戦で大会史上4人目のノーヒットノーランを達成した。91年の慶大・若松幸司以来21年ぶりで、1年生としては72年の中大・田村政雄(元大洋)以来、2人目の快挙。四死球を2つ出したが、併殺と盗塁死で切り抜けて打者27人で仕留めた。チームは桐蔭横浜大とともに準決勝に進出。高校の部は仙台育英と関西が4強入りを決めた。 【試合結果 組み合わせ】

 無名の1年生右腕が初の全国舞台で快挙を成し遂げた。最後はこん身の力を込めて5球全て直球勝負。多和田は27人目の打者を144キロで空振り三振に仕留めると、右手で控えめにガッツポーズを繰り出した。

 「直球に自信があったので、最後は直球で締めようと思った。21年ぶりというのを聞いてあらためて凄いと思う。自分でも驚いています」。

 股関節が柔らかく球持ちがいいフォームで相手打者を圧倒した。自己最速タイの146キロの直球で押しまくり、外野への飛球はわずか3、9奪三振と力でねじ伏せた。夢見心地の19歳は119球の快投の余韻に浸った。

 中部商時代は甲子園にはあと一歩で手が届かなかった。2年夏の沖縄大会準々決勝では糸満の宮国(現巨人)と投げ合い、0―3で敗戦。高3夏も決勝で再び糸満に敗れた。昨秋ドラフトでは指名漏れ。育成契約での打診はあったが「4年後に1位指名されるように頑張ろうと思った」と断り、遠く離れた岩手県花巻市の富士大に進んだ。

 「体重移動の素晴らしさは天性のもの」と高2から注目していた青木久典監督は、入学当初は春先の沖縄と岩手の気候の違いを考慮。ケガを避けるためにネットスローでフォームを固め、筋トレで体重を約7キロ増やしたことが、今秋からエース番号18を背負うまでの成長につながった。

 13日の準決勝は楽天に2位指名された則本擁する三重中京大とDeNA2位指名の三嶋を擁する法大の勝者と対戦。腕試しには絶好の相手となるだけに「次もやってやろうという気持ち」と気合十分だ。一躍脚光を浴びる右腕となった多和田が、剛腕対決を制して今大会の主役に躍り出る。

 ▼国際武道大・岩井美樹監督(多和田は)将来が楽しみな投手。コースミスがないから打球が正面にいく。自分が違う立場(全日本代表監督)だったら代表に入れるだろうね。

 ◆多和田 真三郎(たわた・しんさぶろう)1993年(平5)4月13日、沖縄県中城(なかぐすく)村生まれの19歳。小1から津覇少年野球クラブで野球を始め、中城中―中部商でも投手一筋。高3夏の決勝で糸満に1―2で敗れて甲子園出場ならず。富士大では1年春からリーグ戦に登板し、通算7勝4敗、防御率0・94。1メートル81、72キロ。右投げ右打ち。

 ▽富士大 1965年4月、岩手県花巻市に奥州大学として開学され、76年に現校名に改称。経済学部経済学科など1学部4学科に大学院も有する。卒業生の主な就職先は官公庁、警察、地方自治体や地方銀行など。硬式野球部は09年の全日本大学選手権で準優勝。OBに広島の中村恭平。藤原隆男学長。
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