ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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「asagei plus」の福本江夏対談の一節である。未熟な監督やコーチは、こういう記事を読めば勉強になるのに、恐らく読みもしないのではないか。
ここでは金本の采配への批判とともに、どうすればいいのか親切なアドバイスもしているのだが、まったく改善されなかった結果、あの退団になったわけである。金本だけではない、高橋もラミレスも同じである。
自分の采配のどこがだめなのか、勉強し、進歩があるならラミレスが来年も監督をしてもいいのだが、はたして進歩があるかどうか、非常に疑問だ。毎度書いているように、ラミレスの欠点は、自分が頭がいいと思い込んでいることで、しかも結果が出なくてもほとんど改善しない。その頑固さのために今年は惨憺たる成績に終わったのである。先発全員が不調だったにしても、指揮官に一番の責任があるのはどんな組織でも同じことだ。ラミレスに責任を取らせなかったことが、来年も悪い結果になることを既に示しているように私には思われる。
また、今年はフロントがまったく補強に動かなかったのも大きな悪材料である。新GMは野球への興味も知識も、球団への愛情も無いのではないか。
(以下引用)
福本 阪神というチームは特に、育てながら勝つことが要求される。それが今のチームは、両方とも中途半端になっている面はあるな。
江夏 例えば投手にしても、現状で使える投手をあまり使わない。自分が監督になってから入団した選手を使いたがる傾向がある。去年の小野とか。今年だったら才木(16年ドラフト3位で入団)。確かに悪い投手ではない。無名に近くてあれだけの素材を、編成の人がよく探してきたと思う。でももう少しじっくり育てたらいいのに、即先発で使ってしまう。
福本 才木は金本がホレ込み、キャンプから1軍に抜擢した。前半戦で2勝を挙げ、後半戦もローテーション投手として期待してる。
江夏 でも、そんなにプロの世界は甘くない。打者に投げる前に、もっと磨かなければいかんことがある。フィールディングや牽制、試合の雰囲気を読む力。そういうものを時間をかけて教え込んでいけばいいのに、よければすぐに試合で使ってしまう。そんなに簡単にうまくいく可能性は少ない。望月という投手もそうだろう。
福本 高卒3年目の右の本格派やね。ストレートは軽く150キロを超えるから、これも将来が楽しみな投手。後半戦はリリーフで重宝されている。
江夏 ゆくゆくは先発で使いたいし、球が速いのは絶対的な武器。今は勢いだけで抑えられているところがあるけど、結果を求めるのは酷だろう。リリーフで酷使して潰すことだけはしないようにしないと。それと、バッテリーで言うと、やっと梅野を正捕手として固定した。これは評価したい。
福本 昨季までは岡崎や坂本も先発マスクをかぶる機会が多かった。今年もたまに原口が打撃を期待されて先発するけど、ほぼ梅野に固定されたと言っていい。盗塁阻止率が高いし、バッティングもちょっとずつよくなってきたわ。
江夏 投手にとって、捕手を変えられるのは気を遣うもの。例えば昔の近鉄みたいに鈴木啓示の場合は有田、他の投手は梨田、みたいにはっきりするのならいいけど。別に梅野でなくてもいいが、コロコロ代えるのはよくない。正捕手の頭がパニックになったり、故障で使えなくなったらしかたがないけど。それぐらいの強い信念、一本の筋があればいいと思っていた。
福本 キャッチャーだけでなく、センターラインが固定されんのも勝てない原因。二遊間は常に同じコンビで試合に出ていれば、間合い、息も合ってくる。間一髪で併殺を取れるかどうか、これが試合を大きく左右するんやから。広島は菊池、田中の二遊間、センターの丸と盤石の布陣やろ。それに比べて、阪神は開幕からとっかえひっかえでやってきた。ようやく二塁・糸原、遊撃・北條が形になってきたけど、まだまだコンビで守備力を磨いていかなアカン。
江夏 センターラインが大事というのは、野球というスポーツを理解していれば当然のこと。確率的にセンター方向に飛ぶ打球がいちばん多い。だからそこをしっかりしろと言いたいね。
ここでは金本の采配への批判とともに、どうすればいいのか親切なアドバイスもしているのだが、まったく改善されなかった結果、あの退団になったわけである。金本だけではない、高橋もラミレスも同じである。
自分の采配のどこがだめなのか、勉強し、進歩があるならラミレスが来年も監督をしてもいいのだが、はたして進歩があるかどうか、非常に疑問だ。毎度書いているように、ラミレスの欠点は、自分が頭がいいと思い込んでいることで、しかも結果が出なくてもほとんど改善しない。その頑固さのために今年は惨憺たる成績に終わったのである。先発全員が不調だったにしても、指揮官に一番の責任があるのはどんな組織でも同じことだ。ラミレスに責任を取らせなかったことが、来年も悪い結果になることを既に示しているように私には思われる。
また、今年はフロントがまったく補強に動かなかったのも大きな悪材料である。新GMは野球への興味も知識も、球団への愛情も無いのではないか。
(以下引用)
福本 阪神というチームは特に、育てながら勝つことが要求される。それが今のチームは、両方とも中途半端になっている面はあるな。
江夏 例えば投手にしても、現状で使える投手をあまり使わない。自分が監督になってから入団した選手を使いたがる傾向がある。去年の小野とか。今年だったら才木(16年ドラフト3位で入団)。確かに悪い投手ではない。無名に近くてあれだけの素材を、編成の人がよく探してきたと思う。でももう少しじっくり育てたらいいのに、即先発で使ってしまう。
福本 才木は金本がホレ込み、キャンプから1軍に抜擢した。前半戦で2勝を挙げ、後半戦もローテーション投手として期待してる。
江夏 でも、そんなにプロの世界は甘くない。打者に投げる前に、もっと磨かなければいかんことがある。フィールディングや牽制、試合の雰囲気を読む力。そういうものを時間をかけて教え込んでいけばいいのに、よければすぐに試合で使ってしまう。そんなに簡単にうまくいく可能性は少ない。望月という投手もそうだろう。
福本 高卒3年目の右の本格派やね。ストレートは軽く150キロを超えるから、これも将来が楽しみな投手。後半戦はリリーフで重宝されている。
江夏 ゆくゆくは先発で使いたいし、球が速いのは絶対的な武器。今は勢いだけで抑えられているところがあるけど、結果を求めるのは酷だろう。リリーフで酷使して潰すことだけはしないようにしないと。それと、バッテリーで言うと、やっと梅野を正捕手として固定した。これは評価したい。
福本 昨季までは岡崎や坂本も先発マスクをかぶる機会が多かった。今年もたまに原口が打撃を期待されて先発するけど、ほぼ梅野に固定されたと言っていい。盗塁阻止率が高いし、バッティングもちょっとずつよくなってきたわ。
江夏 投手にとって、捕手を変えられるのは気を遣うもの。例えば昔の近鉄みたいに鈴木啓示の場合は有田、他の投手は梨田、みたいにはっきりするのならいいけど。別に梅野でなくてもいいが、コロコロ代えるのはよくない。正捕手の頭がパニックになったり、故障で使えなくなったらしかたがないけど。それぐらいの強い信念、一本の筋があればいいと思っていた。
福本 キャッチャーだけでなく、センターラインが固定されんのも勝てない原因。二遊間は常に同じコンビで試合に出ていれば、間合い、息も合ってくる。間一髪で併殺を取れるかどうか、これが試合を大きく左右するんやから。広島は菊池、田中の二遊間、センターの丸と盤石の布陣やろ。それに比べて、阪神は開幕からとっかえひっかえでやってきた。ようやく二塁・糸原、遊撃・北條が形になってきたけど、まだまだコンビで守備力を磨いていかなアカン。
江夏 センターラインが大事というのは、野球というスポーツを理解していれば当然のこと。確率的にセンター方向に飛ぶ打球がいちばん多い。だからそこをしっかりしろと言いたいね。
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