ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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たけしは現在の異常な(破滅に向かっている、と言ってもいい)「消費社会」を「清貧型社会」に変えるべきだ、と言っているのであり、困窮者が困窮状態に甘んじろ、と言っているわけではない。そういう階層問題に話を持っていくのは論点の捻じ曲げだろう。
邪推すれば、乙武氏は「自分は困窮者側の味方である」とアピールしたいがために、この発言をしたのではないか、とすら思う。(彼は成功者であり、困窮者ではない、と私は思うのだが、思想的に困窮者の側に立つ、ということなら結構だ。だが、彼が自分を困窮者全体の意見を代弁しているかのような言い方をしているのは、かなり気に障る。)
私はたけしの才能や頭の良さは高く評価しているが、べつに今のたけしのファンでもないし、彼の言動のすべてを肯定はしない。単に、是は是、非は非であるというだけのことだ。
7日、作家の乙武洋匡氏が自身のTwitter上で、ビートたけしの思想に否定的な意見を寄せた。
ことの発端は、たけしの著書「新しい道徳」(幻冬舎刊)の一部を紹介する「幻冬舎plus」の記事だ。たけしはその中で「清貧」の重要性を語っている。
たけしはその理由を「地球上で起きている問題の大半は、人間があまりにもエネルギーだの資源だの食糧だのを無駄遣いしているから」だとし、「このままではどう考えたって文明は破綻する。現代人は今すぐにもライフスタイルを改めなくてはいけない」と訴えている。
またたけしは、節約が注目を浴びずに「夢を持つこと」ばかりをクローズアップする風潮について「『清貧』は、結局のところ経済活動のマイナスになるからだ」と推測し、「(経済活動が止まり)大変なことになるのは、いったいどこの誰だろう。少なくとも、清く貧しく美しく生きている奴ではない」とも語っている。
乙武氏はTwitterでこの記事のリンクを紹介した上で、たけしのこうした考え方が「富裕層からは一定の支持を得る」と指摘する。ただ一方で「実際に経済的に困窮している層から賛同の声が聞こえてくることはあまりない」といい、実際に経済的に困っている人々はこうした「清貧思想」を賛同することはない、と意見したのだ。
最後に乙武氏は「多くの選択肢を有する者こそ、選択肢が限られている者への想像力を働かせる必要がある」と弱者への気配りをたけしに求め、ツイートを締めくくっている。
邪推すれば、乙武氏は「自分は困窮者側の味方である」とアピールしたいがために、この発言をしたのではないか、とすら思う。(彼は成功者であり、困窮者ではない、と私は思うのだが、思想的に困窮者の側に立つ、ということなら結構だ。だが、彼が自分を困窮者全体の意見を代弁しているかのような言い方をしているのは、かなり気に障る。)
私はたけしの才能や頭の良さは高く評価しているが、べつに今のたけしのファンでもないし、彼の言動のすべてを肯定はしない。単に、是は是、非は非であるというだけのことだ。
乙武洋匡氏 ビートたけしの主張に否定的な意見「困窮者が賛同することはあまりない」
7日、作家の乙武洋匡氏が自身のTwitter上で、ビートたけしの思想に否定的な意見を寄せた。
ことの発端は、たけしの著書「新しい道徳」(幻冬舎刊)の一部を紹介する「幻冬舎plus」の記事だ。たけしはその中で「清貧」の重要性を語っている。
たけしはその理由を「地球上で起きている問題の大半は、人間があまりにもエネルギーだの資源だの食糧だのを無駄遣いしているから」だとし、「このままではどう考えたって文明は破綻する。現代人は今すぐにもライフスタイルを改めなくてはいけない」と訴えている。
またたけしは、節約が注目を浴びずに「夢を持つこと」ばかりをクローズアップする風潮について「『清貧』は、結局のところ経済活動のマイナスになるからだ」と推測し、「(経済活動が止まり)大変なことになるのは、いったいどこの誰だろう。少なくとも、清く貧しく美しく生きている奴ではない」とも語っている。
乙武氏はTwitterでこの記事のリンクを紹介した上で、たけしのこうした考え方が「富裕層からは一定の支持を得る」と指摘する。ただ一方で「実際に経済的に困窮している層から賛同の声が聞こえてくることはあまりない」といい、実際に経済的に困っている人々はこうした「清貧思想」を賛同することはない、と意見したのだ。
最後に乙武氏は「多くの選択肢を有する者こそ、選択肢が限られている者への想像力を働かせる必要がある」と弱者への気配りをたけしに求め、ツイートを締めくくっている。
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