あまり面白くもなさそうだが、実体験型(VR型)RPGという異世界の中に入って、「防御力に全振り(極振り)する」という、無理めのアイデアをどう処理するのかな、と思って一話めを見たが、まあ、下の文章にもあるようにご都合主義が凄い。フィクションの中のご都合主義を私は全否定する者ではないが、この作品の骨子は、「防御力に全振り(極振り)するとどうなるか」という問題をいかに誠実に考えるかというところにあるのではないか。そこをご都合主義にすると、作品の存在意義も無くなると思う。まあ、一話だけでは確認が不十分かと思って、二話まで見たが、時間を無駄にしただけだったwww
なお、原作は未読で、この種の作品の先行作のひとつである「盾の勇者の成り上がり」も私はあまり好きではないが、あちらのほうが防御力に特化することの問題点を(攻撃タイプの奴隷を育てるなど)一応は論理的に処理していた。
なお、下の評論サイトは、クールに構えすぎていて、「アニメを見る楽しさや喜び」が伝わらないという欠点があると思う。素人のくせに評論家を気取るのは私も同じだがwww
(以下引用)
なろう設定である意味は?
それアリなのッて感じだなー。
そういうものだと割り切って見るしかない。
初期ステータスの割り振りで防御に特化したら攻撃全くが効かなくなったり、
攻撃力がゼロなのに盾で押し潰して敵を倒せたりと、
突っ込みどころが満載です。
防御力の高さを活かしてレアスキルを沢山ゲットできるというのも、
ご都合主義以外の何物でもないですし。
その為ストーリーもこれといって見所が無く、平坦です。
ただ、こうした問題点は多くの「なろう系」に共通するものなので、
いちいち細かく批判していても仕方がありません。
今作に対して感じる疑問は、
なろう設定にしたことによって、何か良いことあるのかという点。
そもそもこうしたご都合主義な設定が多くの批判を受けつつも「なろう系」の人気があるのは、「周りから称賛されたい!」とか、「可愛い女の子にモテたい」とか、そういった欲望や妄想を主人公に自身を投影することで擬似的に満たせるからなのではないでしょうか。
ですが、今作のメイプルはリアルでもゲーム世界でも女の子です。
これでは、自身を投影して楽しむのは難しいと思います。
防御力の高さが注目されて、イケメンプレイヤーからアプローチを受けまくる逆ハーレム物として描くなら分かります。
まあ、キャラ紹介からそんな展開にはならないことは分かっていますけど。
そのため、何のためのなろう設定なのかが良く分かりません。
純粋になろう設定が好きな人向け?
【終わりに】
というわけで、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」第1話の感想でした。
まだ初回なので何とも言えない部分はありますが、内容面にこれといった魅力を感じられませんでした。
防御力特化は1話を見る限り、デメリットにしかなっていなかったように思います。
「可愛い女の子を見ているだけで幸せになれる」というような感性の方なら楽しめるかもしれませんが、そうじゃない人は面白さを見出しづらいのではないでしょうか。
「キャラにはあまり魅力は感じなかったけど、ここが良かった!」という人がいれば、参考までに何が面白かったのが教えて欲しいですね。
シンプルに面白くない。4点。
何を楽しめばよいのか分からんな。
3点か4点だけど、まあ作画は悪くなかったし4点かな。
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4点)