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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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見たいアニメが無いので、興味の無かった「スプリガン」を見てみたが、作り方は丁寧で、演出にも嫌みが無いので3作目の途中まで見た。だが、面白くはない。けっこう、素材となる超常現象や古代の遺跡の伝説を調べて書いた脚本だと思うのだが、9割くらいがアクションシーンで、私がまたアクションにはまったく興味が無い人間なのである。アニメなのだからどんなアクションがあっても何の驚きも無いわけだ。そこに、作り手側の勘違いがあると思う。若者はアクションが大好きだろうという思い込みからアクション中心になっているのだろうが、はたしてその思い込みは正しいのだろうか。私のように、アニメなのだから、どんなアクションシーンが描かれても驚きも無いし面白くも感じない、という層はけっこういると思う。そういう人間にとっては、若者向けのアニメのほとんどはまったく面白くないことになる。
で、意外なことに、そういうアクション主体のアニメはたいてい、主人公の学園生活描写が入ると、その部分だけなぜか面白く感じるのである。たとえば「犬夜叉」とか、「フルメタルパニック」とかだと、主人公やヒロインが死と隣り合わせの大冒険をしながら、その一方で、そういう彼らの一面を知らない学校友達と暢気な交流があったりする。そのあたりが、いわば演劇で言う「コメディリリーフ」、つまり、冗談的な場面を入れることで観客に一息入れさせて肩の力を抜かさせ、そして対比効果によってその後の芝居に一層の面白みを与える効果になっているのだと思う。これは、冒険の場面で主人公と仲間が軽い冗談を交わす、という形でよく使われるのだが、そういう「お約束」は案外臭みと嫌みがあるのである。だが、明確に冒険場面と切り離された学園生活描写にはそういう臭みがない。
「異世界的な主人公キャラとその同類」が日常的な学園生活を送り、彼らの冒険に学友たちは気づかない、というのが「涼宮ハルヒ」シリーズだが、そこでも日常生活がコメディリリーフになっていると言えるだろう。
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