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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「葬送のフリーレン」を見続けていれば良さが分かるかな、と思って再度視聴挑戦しているが、いっこうに好きになれないどころか、ますます嫌いになる。
その理由が何か、考えてみたが、要するに「いかにも電通的アニメ」ということだろうか。要するに、「描きたいもの、表現したいものがある」から作ったのではなく、これまでの漫画やアニメのパターンから「これが売れるパターンだ」というのを集めて作った印象なのである。
特にギャグ面がひどい。娯楽作品を見慣れた人なら「ああ、こうきたらこうなるだろうな」というパターンばかりなのである。フェルンとシュタルクの喧嘩や仲直り、フリーレンの鈍感さやだらしなさの描写など、「主要キャラに小さな欠点を持たせることで愛嬌にする」と言う、鉄則パターンである。
絵が一見きれいなので気づかない人が多いと思うが、人物キャラの表現も下手である。手持ちパターンが少ないから、同じような顔が何度も出て来る。代表的なのは、「断頭台のアウラ」と、「魔術師試験のライバル」の顔の区別がつかないことだ。老人の顔を描くのも下手で、老齢のヒンメルなど、幼児の頭を禿げさせたような不気味さだ。
一番気持ち悪いのは、登場人物にやたらと「人生論」を語らせることである。話の7割くらいがその手の人生論とつながって「深い話だ」という印象を視聴者に与える仕組みである。その人生論の中身も、我々の世代では耳タコの内容だが、読書もせず先行世代から人生論を聞いてこなかったZ世代には耳新しいのだろう。要するに「人生は長いようで短いから一瞬一瞬を大切に」というお説教である。
話もつまらないエピソードが多く、まだ10話も見ていないのに、すでに「誕生日話」が2回も出てきている。あるいは、もっとかもしれないが、忘れた。
だいたいが、(キリストや聖人の誕生日以外に)誕生日を祝うという風習が近代以前の民間にあったかどうかも怪しいし、誕生日プレゼントを選ぶのに、喧嘩したり仲直りをするという話を誰が面白いと思うのか。これも要するに「お説教」である。「人生の節目である誕生日を大切にすることは、人生を大切にしていることを意味するのだ」というお説教だ。
まあ、最後にもうひとつ言えば、「ギャグ顔が面白くもおかしくもない」ことだが、これは私の個人的な感性だろう。
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