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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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阿部の戸郷さらし投げ(と言っていいかは異論もあるだろうが)の深層が分かるコメントのように見える。
別コメントだが、10点取られるまで変えなかったこと自体が敗退行為だ、というのも頷ける。つまり、巨人を応援していた観客への非礼である。
阿部の恐怖政治が巨人選手の内部離反を生むのではないか。選手は個人営業主であって阿部や球団の奴隷ではない。

(以下引用)

17. ななしさん@スタジアム April 12, 2025 08:12 ID:rQDWzd1z0
戸郷はメジャー宣言してるから別に壊れてもいいのよ

18. ななしさん@スタジアム April 12, 2025 08:12 ID:HckW.m9m0
>>2
戸郷はバッピとか言うてたしなぁ
コメントおもんないしストレートに嫌味やわ、阿部


78: 名無しさん 2025/04/11(金) 22:11:15.94 ID:zSxQIFMU0
壁もクsも酷使の問題だろ
どうすんのパワハラ野郎
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これは、漫画でも大衆小説でもぶつかる問題で、間違いがちだから、漫画やアニメなどの制作者は心得ておくべき知識だろう。
ちなみに浅草オペラから生まれたヒット曲「ディアボロの歌」は名曲である。

(以下引用)

demonとdevilの違い
demonはモブ悪魔、devilはサタンなどの唯一の悪魔
devilの語源はギリシア語のdiabolos
イタリア語のdiavoloも同じ語源で同じく悪魔のことを表す
ジョジョのディアボロもピザのディアボロも同じ言葉
たとえば「指輪物語」って「感動する」ような内容か? あの長大な作品を「最後まで読めた」自分の偉大さに感動しているのではないか? www
あと、「話題の本だから読んだ」という、ふだん読書をしない人が挙げたと思われる本が多いようだ。漫画まで入っている。まあ、「本」であるが、趣旨が違うだろう。
ただし、中には名作も多いから、お勧め本としての意義はある。
なお、三浦綾子では「氷点」より「塩苅峠」をお勧めする。短くて読みやすい。「みずうみ」はブラッドベリだろうが、萩尾望都の漫画も名作である。ただし、一般の女性が感動するかどうかは保証しない。ある意味、究極のロリコン文学だからだ。ただし、エロはまったく無い。純愛であり、自ら作った偶像へのあこがれ(と憑依、呪い)である。どちらかと言えば「ピグマリオン」神話に近いか。

目次
みんなから寄せられた感動した本一覧


蒼穹の昴
虐殺器官
壬生義士伝
リセット
空飛ぶタイヤ
コーヒーが冷めないうちに
チルドレン
わたしの知る花
ライオンのおやつ
探査機はやぶささん
命の後で咲いた花
フリークス
塩苅峠
君の膵臓をたべたい
プロジェクト・ヘイル・メアリー
指輪物語
青の炎
時間は存在しない
シャンタラム
どこよりも遠い場所にいる君へ
夜と霧
オレンジガール
イノセント・デイズ
砂漠
ぼくのメジャースプーン
漁港の肉子ちゃん
疾走
亡国のイージス
ガラスの塔の殺人
秘密
ノルウェイの森
望み
ザリガニの鳴くところ
博士の愛した数式
よだかの星
流浪の月
二十四の瞳
青空のむこう
シンデレラ迷宮
みずうみ
精霊の守り人
蝉しぐれ
旅猫リポート
夏の滴
星の王子さま
孤宿の人
レ・ミゼラブル
中原の虹
キネマの神様
汝、星の如く
西の魔女が死んだ
わたしの美しい庭
タイタンの妖女
冷静と情熱のあいだ
トリツカレ男
ぼくの地球を守って
52ヘルツのクジラたち
ウォーターシップダウンのうさぎたち
氷点
ツナグ
小指物語
手紙
容疑者Xの献身
オルガニスト
ブレイブ・ストーリー
天帝妖狐
魍魎の匣
シーラという子
空色勾玉
はてしない物語
闇の守り人
ドナウの旅人
アルジャーノンに花束を
幻庵
姑獲鳥の夏
ああ無情
幻魔大戦
沈黙



Wild Magic第一章その5 2016/04/23 (Sat)

「どこから来たの?」
「スノウスデール、北の方。二週間ほど歩いたところ」
赤い炎は見られなかった―彼女は本当のことを言っている。オヌアはため息をついた。「あなた、逃亡者? 家から、あるいは悪い主人から」
「いいえ、奥様」柔らかな唇が震えた。「私には家族はいません。クラウドだけです」
今度も赤い炎は見えない。オヌアは手から粉を払い落とした。「私はオヌア・チャムトン、クミリ・ラーデーの」
ダイネは困惑した表情になった。「ク、ク、―何?」
「クミールは東に住む人々よ。ラーデーはクミリ部族の、1支族の名前」ダイネの困惑は少しだけ和らげられたようだ。「気にしないで。あんたは動物を扱うのが上手いと言ったね。こっちへ来な」彼女は少女を自分の囲いへと導いた。その中にはさまざまな色とさまざまな大きさの27頭の毛深い小型馬が動き回っていた。


Wild Magic第一章その6 2016/04/23 (Sat)

「私は馬たちを買っている。助手がいたんだが、そいつがここのある馬商人に、いい条件を提供されて、そこで働くことになり、彼を呼び戻す気にもならなかったんだ。もしお前さんが雇われてもいいというなら―まだ雇うとは私は言ってなかったが―お前さんは、私がこの馬たちを南へ連れていくのを手伝うことになる。3週間の旅だ。どつぼにはまらなければね。追いはぎに襲われたりせずに、他の連中より先んじて次の市にたどりつければってことだ。あんたと私と私の犬のタホイだけの旅だ。さて、囲いの中に入ってみてごらん。あんたが馬たちをどう扱うか見せてもらおうじゃないか」
ダイネは自分の雌馬、クラウドを振り返って見た。「そこにいるんだよ。他人なんかを噛んじゃだめ」彼女は厳しい口調で言って、囲いの柵をよじ登り、囲いの中に入った。
この哀れな娘は長い間一人だったのだろう、まるで馬が返事をすることができると信じているみたいに、馬に話しかけるほどに。オヌアは考えた。そして、柵の上に腰を載せて座った。



シンクに溜まった食器類を洗いながらthinkしていると、なぜか「風吹ジュンって、アイドルとして完璧な名前だな」、という思念が頭に浮かんだのだが、もちろん、これは昭和生まれの人間にしか理解できない話だろう。ネットで画像検索しても、「え、この程度の顔か」という感想を持つ人もいるかもしれない。ただ、美少女というだけなら、彼女以上の美少女はたくさんいるのだが、ここでは「アイドル」を論じているのである。
アイドルとは何か。「偶像」である。つまり、「人間ではない」存在だ。それが近年のようにファンと握手をしたり、「当然枕商売してるんだろ」という話ではアイドルたりえないのである。もちろん、それは現実がどうであるかとは無関係な話で、「アイドルに憧れる世代の青少年や子供にとってのアイドル像」の話だ。つまり一種の「神」であり、女性なら女神であり、さらに言えば「妖精」である。
さらに言えば、本当はアイドルは歌うべきではないし、俳優として活動してもいけないのである。せいぜい、テレビCMで何やらやっている姿を見せるか、雑誌のグラビア写真で姿を見せるだけでいい。それも水着やヌード写真は禁物だ。つまり、性的欲望の対象ではなく、純粋な「夢の存在」であるべきなのである。
そういう意味では歌も歌うし俳優活動もした吉永小百合はアイドルではない。その声を聴き、演技を見れば、彼女が「人間でしかない」ことが可視化されるからだ。
では、「偶像としてのアイドル」として誰がいるかと言えば、まさに最初に名前を挙げた風吹ジュンが代表的例になる。念のために言えば、私は彼女の熱烈なファンだったわけではない。単に「アイドル」の代表例として挙げているのである。
そこで、名前の件に戻れば、まず「吹雪」ではなく「風吹」であるのがいい。「ふぶき」という音の良さと、「風が吹く」爽やかなイメージがある。そして「ジュン」という性別不明の名前が、その妖精性を感じさせる。カタカナの爽やかさもある。姓と名が連続して発音される際のコンビネーション、音調も良い。ほとんど姓と名が一体化したリズムである。
そして、美少女なのだが、うっかりしたらすぐ傍にいたのに気づかなかった、という感じの美少女であるのもいい。そこが妖精的である。
なお、美しさという点での美少女は、私は某龍角散CMに出ていた和風美少女のM・H嬢が一番好みだった。ああいう美少女がひっそりと中学校や高校の教室の隅にでもいたら、登校する毎日が天国だっただろうな、と思う。神がいる場所がすなわち天国だ、という論理だ。


Wild Magic第一章その3 2016/04/22 (Fri)

少女は弓から弦を外し、それを巻いて帯の間に収めた。「私もよ。最初は。これ、解体したの。でなければ、今でも引けなかったでしょうね」
「十字弓(クロスボウ、弩)だったの?」その質問はオヌアが意識するより先に口から出ていた。(この娘は雇いたくない。彼女をその母の元に送り返したい。彼女は家出娘に違いない。)
「ええ。奴らが来るの―」何かが彼女の目の中で羽ばたいた。彼女は下を向いた。「いえ、来たの。山賊たちが。私は羊たちを見ているしかなかった。だから、十字弓と長弓と投石器のやり方を習ったの。」―かすかな笑いが現れた。―「自慢しているんじゃないのよ」
(山賊たちが来たー)オヌアは考えた。(「来た」と言い換えたのは、彼女が家を離れるのは少しの間のことだと私に信じさせたいからだろうか、それとも家がもう無いからだろうか)
何物かがその少女の側に現れ、大きな茶色の目でオヌアを胡乱げに見た。毛に覆われた、山岳地特有の小型馬である。(訳者注:この章の題名にうっかり「仔馬」と書いたが、原語の「ポニー」は小型馬であり、仔馬とは別なので、今、訂正しておく。前に書いた部分の訂正は、気が向いたらする。)鉄灰色の雌馬だ。肉付きがよく、毛並みもよく手入れされて、荷物二つは容易に運べそうだ。


Wild Magic第一章その4 2016/04/22 (Fri)

「あなたの?」少女は頷いた。「いくらの値で売るの?」オヌアは小型馬で一杯の背後の囲いに向かって身を動かした。「私は市にいるんだからね」
「私はクラウドを売れません。彼女は家族です。たった一人の」再びオヌアは悲しみの閃きを見たが、それはすぐに脇に押しやられた。
「あんたの名前は何かね」クミール(訳者注:何を意味するか不明。魔術的な何かだと思う。あるいは、「クミール」と「目の光」は同一かもしれない。)が小袋の中で彼女の指にくっつき、「目の光」と呼ばれる粉を探らせた。
「ダイネです。奥さん」柔らかな声が返ってきた。「ベラリダイネ・サッラスリ」
「目の光」はオヌアが自分の魔術の才を使うときにはその指を痒くした。「いま何歳だね、ダイネ」
「十五歳です」オヌアだけに見える赤い炎の輝きが少女の顔を取り巻いた。この嘘は悪い嘘ではない―顔をしかめるような気持ちで馬買い人は考えた―彼女はそう言うべきだと街路で学んだのだろう、だが、嘘は嘘だ。彼女は13歳ほどに見えた。


魚雷バットとは要するにスイートスポットを内寄りにすることで内角を打ちやすくするもののようだ。それは外角が打ちにくくなるということで、投手が外角攻めを中心にしたら成績は下がることになる。しかし、打者がどういうバットを使っているかを見極めるのも大変だろう。こうした「野球以外のこと」で野球の成績が左右されるのは、過去の英雄的大選手の記録を無意味化する。
特に投手は魚雷バット打者へは「内角攻め」ができないことで成績が大きく悪化するのは言うまでもない。

(以下引用)

【悲報】ヤンキースさん、魚雷バットが対策されて逝く
2025年04月10日20:49 Category : メジャーリーグ | コメント( 19 )
引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1744261787/

1: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:09:47.35 ID:emtwSaVD0
直近3試合で1本塁打だけな模様
no title

no title

no title

2: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:10:49.84 ID:5L4UX4yC0
結局傾向出たら終わりやろ

4: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:11:58.49 ID:vbSD7vji0
対策なんかあるんか
激狭ホームで打ってただけやろ



5: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:12:04.63 ID:emtwSaVD0
対策され前は3試合で15本ぐらい打ってたよな

7: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:15:00.38 ID:wKYrEzZf0
飛ぶボールじゃなくてバットの方がおかしかったのね

9: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:15:58.71 ID:ynkRqRPx0
あのバット打てないコースはマジで打てなくなるとか言われてたよな

12: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:19:22.66 ID:emtwSaVD0
>>9
外角攻めで終わりやしな
no title

14: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:20:45.73 ID:DanJM9AX0
>>12
外角責められたらどうなるんやろの答えがそのまんま攻略法やったんか草

11: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:19:05.31 ID:DanJM9AX0
ジャッジのホームランを聞かなくなったと思ったら

13: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:20:18.07 ID:AQsZ+v3ka
>>11
ジャッジは最初から使ってないっス

15: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:21:07.67 ID:O6V69qtF0
試合中に色々使えば対策できないやん

18: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:25:38.37 ID:/yDjiNak0
ツーシームとか内に切り込んでくる球は打ちやすいんやろな

19: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:26:51.00 ID:bwRxYVrmM
アウトロー投げとけば芯に当たらんやん

20: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:26:55.99 ID:yCDZ4h2H0
大谷は春先に使う長いバットの長さで魚雷にすればちょうどいい感じになりそう

21: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:27:55.32 ID:bwRxYVrmM
バット2つ用意して、どっちを使っているか隠せばいいだけ

22: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:31:29.01 ID:emtwSaVD0
>>21
3本用意すればいいだろ
普通のバット、内角しばくバット、外角しばくバット

29: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:45:10.11 ID:d/WcO/cN0
やはりアウトロー…アウトローは全てを解決する…!

30: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:46:41.24 ID:sz06aWBR0
Fuji「アウトロー?任せとけ!」

55: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 15:28:47.30 ID:OcDQPD3q0
>>30
ドボォ!

35: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 14:55:31.54 ID:6vDMecBZ0
これをNPB導入するんですか?

38: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 15:00:46.50 ID:33beLT/50
芯外した時普通のバットより手が痛そう

46: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 15:12:12.14 ID:c9yCFLSEa
魚雷バット使用者の成績

.383 .431 .511 .942 NYY金趣味
.250 .291 .423 .714 CINデラクルーズ
.234 .321 .553 .874 NYYボルピ
.211 .281 .474 .755 CHCスワンソン
.206 .268 .294 .662 NYYベリンジャー
.189 .279 .432 .712 NYYウェルズ
.180 .255 .460 .715 NYYチザム

ほぼ全滅でワロス

69: それでも動く名無し 2025/04/10(木) 15:47:04.60 ID:xfvoWz1f0
吉田とNPBのお気持ち考えろ

森博嗣のエッセイの一部で、天久何とかとやらは推理の参考にしたほうがいい。なお、森博嗣は以前は「ミステリ」と書いていたが、方針が変わったのだろうか。

(以下引用)

【ミステリィに向かない科学技術】


 点滴には関係ないが、「刑事コロンボ」で、サブリミナル効果(わからない人は検索)を利用した殺人の話があった。かつては、これが信じられていたのだ。でも、サブリミナル効果というものは存在しないことが、既に科学的に証明されている。ミステリィのネタは、時代とともに枯渇していく。

 最初に思い浮かぶのはDNA鑑定、その次は携帯電話、さらには防犯カメラなどの増加。これらが実現・普及したことで、数多くのミステリィのトリックが不可能になってしまった。


 そもそも、躰の一部でさえ、他人とすり替えることはもうできない。かつては、指紋だけが個人を特定する手がかりだったから、入念にそれを拭き取ったり、手袋をして犯行に臨んだりしたものだが、今では髪の毛一本落とせないから、犯人は大変である。どんなに洗っても、血液の反応が出たり、グラスに口をつけただけで、個人が同定できる。しかも、それが決め手となるほど重要な証拠となる。

 一方で、かつては供述が重視されたのに比べ、今では自供はほぼ証拠として扱われない。探偵による謎解きで追い詰められ逃走を図っても、それだけで犯人だとは確定できない。今でも、このような結末のミステリィが多い気がするけれど、そんなに簡単に事件は解決しない。

 ニュースを聞いていると、「警察が動機を調べています」と語られているが、動機を調べることにどんな意味があるのか、僕には理解できない。もっと気になるのは、「何らかのトラブルがあったものと見て調べています」という文句。人が殺されているのだから、トラブルがあったことは自明であり、わざわざいうほどのことか、と思う。それとも、動機もなく、トラブルもないのに、趣味で殺人を行う加害者の可能性を示唆しているのだろうか?


 そんなこともあって、ミステリィ小説は書きにくくなった。昔の話にするか、科学捜査ができない状況(たとえば、嵐の孤島など)を無理に設定するしかない。海外のドラマでも、近代化が遅れているリゾート地を舞台にしたシリーズが幾つかある。この種の物語のクリエイタの多くが困っているのは確からしい。

見たいアニメが無いので、これまで食わず嫌いしていた「ウマ娘」のアニメを見てみたが、これがかなり優れたアニメで、「競走馬を人間の少女の姿で描く」という、モラル的問題があるにしても、アニメ作品としてはB+くらいある。Aにしないのは、古い競馬ファンには、作中のレース結果は分かっているだろうからだ。もっとも、現実そのままかどうかは分からないが、今回の「シンデレラグレイ」の主人公であるオグリキャップについては、「笠松競馬場」出身である、という、「地方出身の根性娘」という路線は現実に沿っている。もちろん、現実のオグリキャップは牡馬だが、そこは作品の基本コンセプトとして、全部「ウマ娘」になるわけだ。
私は、アニメ制作者の手腕を、キャラのギャグ顔やギャグのレベル(新しいか古いかではなく、ちゃんとギャグとして機能するかどうか)で測るのだが、それもなかなかいい。脇役の「人間たち」のキャラ絵もいい。老人はちゃんと老人の顔である。(これが描けない漫画家やアニメーターは多いのである。)つまり、アニメ制作陣に「手腕」がある。
なお、「学園もの」としてもかなり楽しい内容である。学園ものの「お約束」の出来事・事件が大半だが、見せ方が上手いから面白い。

なお、「シンデレラグレイ」とは、オグリキャップが葦毛馬で、葦毛馬は若いころは灰色だからである。もっとも、引退後のオグリキャップが白馬になったかどうかは知らない。

(追記)第二話の中のコメントのひとつ。オグリの新馬戦の話。


    • 154. アニメ好き名無しさん
    •  
    • 2025年04月14日 23:06
    •  
    • ID:vygLMWut0 >>返信コメ

    • >>151
      だぶんこのレース史実の新馬戦を元にしていますよ
      10頭立てでしたし1番にマーチ、5番にオグリ
      道中6番の馬(リードウォーク)にぶつけられて不利を受けるのも史実通り
      何でゲートに入るのが後になったのかはわかりませんけど
 


第一章 仔馬を連れた少女 2016/04/21 (Thu)

毎年、三月の終わりには、ガラの首都クリアでは大きな市が開かれた。東の国々の、彼女以外の数千もの人々と同様に、オヌア・チャムトンもそこに仕事のために行った。仕事とは、彼女の場合は仔馬たちを買うことである。この年は彼女はほかの交渉ごとがあり、それはうまく行かなかった。市に滞在した50日めの日の暮れるころには、彼女に必要な助けはもはや得られないように思えた。力になる人もなしに、彼女の家畜たちを南まで連れていくことになるのは、面白くない展望であった。
「あのう、馬買い人のオヌアさんですか?」そう話しかけたのは、内気で田舎育ちに見える一人の少女だった。「あなたが人を雇うつもりだと聞いて。私は―」少し間を置いて、彼女は続けた「動物を扱うのがうまいんです。どんな動物でも」彼女はオヌアが彼女を観察する間、待った。緑に染めた羊毛の服を着て、スカートは長靴とレギンスが見えるくらいの短さだ。巻き毛の髪は頭巾で巻かれて、その余りが細い肩にかかっている。柔らかでふっくらとした唇が、彼女の繊細さを示している。顎はしっかりとしている。背中には矢の入った箙を負い、手には弦を外した弓を持っている。



(追記)別の場所でも書いたが、「仔馬」は「小型馬」の誤り。つまり「ポニー」である。固有名詞以外はなるべくカタカナ語を使いたくない(そうするとファンタジー性が薄れる)ので、つい「仔馬」と書いてしまった。いずれ全体を見直すまでは、そうしておく。今は、訳しながら考える、というその過程そのものを重視して、そのままにしておく。



Wild Magic第一章その2 2016/04/21 (Thu)

「それはあんたのかい」馬買い人は弓を指差して言った。
灰青色の目が閃いた。「これ以外に持ち歩くやり方、知らないんです」
「ふん、弦をかけなよ」少女は言われてためらった。「そう思っただけさ」オヌアはからかうような口調で言った。「で、本当はいったい誰のだい」
少女は巻かれた弦糸を帯の間から取り出した。楽々と弦を弓の一方にかけ、足の前でもう一方をかける。弓の弦の一方を上げ、もう一方まで下げ渡して弦をきれいに張る。弦のかかった弓を彼女は握って体の横に持つ。二つの指で弦を耳のあたりまですらりと引き、射る姿勢を見せた。オヌアは、この少女が射手の篭手をはめているのに今気づいた。
「今は矢は箙の中だけど」少女はゆっくりと弦を射放しながら言った。「的が何だろうが、確実に射るよ」
オヌアはにかりと笑った。「感心したよ。私じゃあ、弓をそんなに大きく引けないね」



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