ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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三流ですらない、漫画家を名乗るのもおこがましいやくみつるが、なぜ延々と流行語大賞の選考委員をやっていられるのか、それ自体、この組織の闇である。
(以下引用)
【流行語大賞】選考委員のやくみつる氏、「ふてほど」選定の経緯を説明→テキトーすぎると話題にw ※なお満場一致
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2024.12.04 15:17
1: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:00:34.67 ID:ITgcSsyk9
やくみつる氏 流行語大賞「ふてほど」は想定外「びっくり」有力候補の前に出した言葉がそのまま満場一致に
(抜粋) ニッポン放送の熊谷実帆アナウンサーが前日の流行語大賞の発表会場でやく氏に取材。満場一致だったかとの問いに、やく氏は「ちょっとびっくりしたんですよ。一通りトップ10を選んだ後、さあ大賞どうしましょうっていう話になって、自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」と説明した。
すると他の選考委員からも「それがいい、それがいい」と賛同されたそうで、やく氏は「ということで、結果満場一致に」と選考過程を明かした。
以下略
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/12/03/kiji/20241203s00041000079000c.html
35: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:09:31.46 ID:Bqsjzsdr0
>>1
>自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」
なんで機先を制する必要があるのか意味が分からない
183: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:36:07.13 ID:LgebnL6d0
>>35
自分は政治的な偏向はないよってことかな
反自民党のノリで裏金問題が選ばれると思ったんでしょう
そしたらみんなやくみつるに乗ってきたw
まあ流行語大賞は裏金問題じゃねえ
55: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:13:07.85 ID:qVvjMH3n0
>>1
もうオワコン
225: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:47:08.58 ID:p+VQDC/S0
>>1
一応審査員上げとくわ。この人たちが「それがいい、それがいい」と言った人たち。
金田一秀穂(杏林大学教授)
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
パトリック・ハーラン(お笑い芸人)
室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)
やくみつる(漫画家)
大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長)
229: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:48:44.60 ID:TUqFxdAH0
>>225
30代後半の俺より年上・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
325: 名無しの正義 2024/12/04(水) 13:29:08.63 ID:v2p6gCzI0
>>225
またパックンがいてワロタ
(以下引用)
【流行語大賞】選考委員のやくみつる氏、「ふてほど」選定の経緯を説明→テキトーすぎると話題にw ※なお満場一致
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2024.12.04 15:17
1: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:00:34.67 ID:ITgcSsyk9
やくみつる氏 流行語大賞「ふてほど」は想定外「びっくり」有力候補の前に出した言葉がそのまま満場一致に
(抜粋) ニッポン放送の熊谷実帆アナウンサーが前日の流行語大賞の発表会場でやく氏に取材。満場一致だったかとの問いに、やく氏は「ちょっとびっくりしたんですよ。一通りトップ10を選んだ後、さあ大賞どうしましょうっていう話になって、自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」と説明した。
すると他の選考委員からも「それがいい、それがいい」と賛同されたそうで、やく氏は「ということで、結果満場一致に」と選考過程を明かした。
以下略
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/12/03/kiji/20241203s00041000079000c.html
35: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:09:31.46 ID:Bqsjzsdr0
>>1
>自分が“裏金問題”が強いかもしれないという思いがあって、まず機先を制する意味で“ふてほどがいいんじゃないですか?”っていうことを申し上げたんです」
なんで機先を制する必要があるのか意味が分からない
183: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:36:07.13 ID:LgebnL6d0
>>35
自分は政治的な偏向はないよってことかな
反自民党のノリで裏金問題が選ばれると思ったんでしょう
そしたらみんなやくみつるに乗ってきたw
まあ流行語大賞は裏金問題じゃねえ
55: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:13:07.85 ID:qVvjMH3n0
>>1
もうオワコン
225: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:47:08.58 ID:p+VQDC/S0
>>1
一応審査員上げとくわ。この人たちが「それがいい、それがいい」と言った人たち。
金田一秀穂(杏林大学教授)
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
パトリック・ハーラン(お笑い芸人)
室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)
やくみつる(漫画家)
大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長)
229: 名無しの正義 2024/12/04(水) 12:48:44.60 ID:TUqFxdAH0
>>225
30代後半の俺より年上・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
325: 名無しの正義 2024/12/04(水) 13:29:08.63 ID:v2p6gCzI0
>>225
またパックンがいてワロタ
PR
まあ、田中マーには恨みはないが、馬鹿の極みだろう。スポーツ選手の価値は、基本的に時価であり、若い選手ならそれに期待値が加わるが、ロートルにはむしろ「反」期待値という要素が生じるのである。30歳すぎて、ここ2年だめで、来年良くなる可能性は、ゼロとは言わんが、せいぜいが三流投手レベルの成績だろう。200勝を達成したければ、自分がカネを出して、3勝するまで投げさせてもらうしかないのではないか。それなら、(何敗しても無問題の)西武あたり注文に応じるかもしれない。
(以下引用)
【悲報】田中将大「移籍してやってもいいけど1億は譲れない」11球団「なんやこいつ…」
2024年12月04日
田中将大
1: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:33:11.14 ID:Ee9O4BNF0
https://www.asagei.com/excerpt/327823
引用元: ・https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1733229191/
2: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:33:34.65 ID:Ee9O4BNF0
もはや「バナナの叩き売り」状態になるしかないのか。
楽天を自由契約となった田中将大の「適正価格」が、球界内で話題となっている。長年、プロ野球の取材に携わってきたベテラン記者が現状を明かす。
3: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:33:51.64 ID:Ee9O4BNF0
「楽天側が田中に対して提示したといわれる金額は5000~6000万円といわれています。確かに田中の今季年俸は2億6000万円でしたが、公式戦の登板はわずか1試合。しかも5イニングしか投げていない。来季はもう少し投げられるかもしれませんが、年俸というのは来季の期待料も含まれているもの。減額制限を大幅に超えるダウンは仕方がない。5000万円なら御の字ですよ」
4: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:34:12.31 ID:Ee9O4BNF0
さる球界OBも苦言を呈する。
「復活の自信があるなら、2000万円でも3000万円でもいいじゃないか。ヤンキース時代にたんまり稼いだし、活躍してまた年俸アップを勝ち取ればいい。その方がどれだけ周囲にいい影響を与えるか、わかっていないのでは」
一説には田中サイドは1億円の大台の固執しており、それが各球団の獲得のネックになっているという。先のベテラン記者が嘆息する。
5: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:34:28.66 ID:Ee9O4BNF0
「昨年、セ・リーグのMVPを取った阪神・村上頌樹の今季年俸は、6700万円といわれている。そう考えれば、マー君の来季年俸が5000万円でも不思議ではないですよ。楽天球団に対し、本人から自由契約を申し出たのは、短慮というしかないですね」
43: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:56:04.11 ID:CPFHzpIQ0
>>5
5000万高すぎやろ
6: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:34:54.74 ID:Ee9O4BNF0
このまま金額や待遇にこだわり続ければ、獲得に名乗りを上げる球団はなかなか現れず、最悪の場合、ユニフォームを脱ぐしかなくなる。仮にそんな状況に陥れば、どれだけ買い叩かれるかわからない。
7: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:35:19.82 ID:Ee9O4BNF0
やりがいを求める気持ちは大事だろうが、それなら楽天に残った方がまだよかったと、後悔するかもしれない。
8: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:35:42.25 ID:YWbfVc360
もう死ぬほど金稼いだのになんでそんな金に拘るの?
36: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:46:57.80 ID:NRGAk3Pjd
>>8
金(稼ぎ)って測りにもなるやん?そこが他人より劣るのは納得いかないんちゃうか
11: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:36:37.24 ID:4DhnB6Aq0
自由契約選手として公示され獲得交渉が解禁されたこの日、ヤクルトの球団幹部は「ウチは獲らない。今年の投球は全然ダメで、戦力として使えないと判断したので動かない」と明言。「使いづらいだろうし、獲ってもチームのプラスにならない」と続けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7f683e15c0524ebe52462a49f857825cb9d8be1
夕刊フジの署名記事やけどどこまて本当か
12: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:36:47.35 ID:6wAnyQZO0
1億円にこだわってるって話自体が嘘くさいよな
13: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:36:48.07 ID:ufxgwitQ0
村上とマーの比較全く意味わからんくて草
プロ年数、過去の実績、年俸全て違うのに
14: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:36:54.53 ID:WnAgwVwr0
行き遅れ婚活おばさんみたいなこと言うな
15: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:37:20.99 ID:yOliw+a70
チームの空気感も難しいかもな
16: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:37:27.87 ID:mzqx3ZqV0
結果出せてないのに…(笑)取ったら取ったで投げさせないわけにもいかないしキッツ
17: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:38:17.39 ID:SpKTg2er0
420万じゃあかんの?欲しいんやが
19: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:39:51.15 ID:NYCXdpet0
こいつ自分の資産全部投資信託ぶち込んだら年一億くらい余裕だろ
どこにこだわってんだよ
21: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:40:55.17 ID:RYvHDiGh0
本人は一応金やないと言っとるな
ただ金額は期待の裏返しみたいなもんだから提示額が少ない=期待されてないみたいな事なのかもしれんからなんとも言えん
32: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:45:43.43 ID:7co6GasoM
>>21
まあ1600万だけど先発&一軍確約しますなら普通に受けるやろな
22: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:41:05.05 ID:0KoU5zWH0
5000万で断ったって言うけど楽天以外で5000万すら出してくれる球団あるのか?
24: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:42:15.93 ID:qUuaMFMp0
アメリカ行けばええやん
25: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:42:21.23 ID:WJ2Pn3BWM
今のマーやと3勝するのに何敗必要なんやろ
27: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:43:20.88 ID:w1h5cKT70
これでまた楽天戻る可能性あるんかな
31: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:45:07.76 ID:eFDYaOTX0
>>27
金額はともかくそれ以外の部分でも楽天以外で面倒見るチームが想像できん
29: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:43:32.71 ID:Y4i14pfA0
めっちゃ腫れ物扱いやん
こんなの姿見とうなかった
38: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:50:12.96 ID:RYvHDiGh0
>>29
腫れ物扱いはずっと前からなんやないかな
yotubeもやってるから球団としては変に刺激して内情暴露されたらたまらんし
飛ばしかもしれんが練習も好き勝手やらせて全然来ないなんて記事もあった
おまけに安楽の一件やろ
腫れ物にならん方が不思議や
30: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:44:50.25 ID:Ns5Yqsw40
楽天のままなら地元CMのオファー来るから多分どこよりも稼げるぞ
42: 名無しさん 2024/12/03(火) 21:55:41.34 ID:gn/uLQkO0
婚活の女みたいだな
経験を積んだから価値は上がってるはずだってか
あまりにも馬鹿馬鹿しい話なので、ここに載せるかどうかも迷ったが、メモとして載せる。コメントにもあるが、大賞となった後で初めて聞いた言葉で、そのどこが「流行語」なのだよ。そして、そもそも意味不明である。もしかして「不適切にもほどがある」の略語か? もしそうなら、そのドラマは(私は宮藤勘九郎ドラマは好きだが)私が珍しく数話で切ったドラマである。あの主役の俳優の顔が嫌いだし、その演技パターンも嫌いなのである。
ついでに、八つ当たりで言えば、今見ている「JIN」の演出もひどい。感動しろ、感動しろ、の押し売りが気持ち悪いのである。しかも、話もつまらない。まあ、原作漫画のころからあまり好きな漫画ではなかったのだが。村上もとかは達者な漫画家だと思うが、話自体を面白くする才能には乏しいと思う。(落語家で言えば、真面目で熱心だが、「フラ」、つまり天然の愛嬌や面白みの無い落語家のようなものだ。)それとも、原作者付きの漫画か? まあ、医療知識のアドバイザーは当然いただろうが、それが話の内容にも関与していたのだろうか。
(以下引用)
年間大賞に「ふてほど」 2024年「新語・流行語大賞」発表 トップテンに「50-50」や「裏金問題」など | NHK | トレンド
591: 名無しさん@おーぷん 24/12/02(月) 23:25:57 ID:Bm.gu.L1
ふてほど…?
聞いた事ない流行語だね
ドラマは話題にはなってたと思うけど、「ふてほど」なんて略してたのって、ドラマ見てた人達だけでは?
老若男女に流行った言葉でないと思うけど、毎年毎年、あちらさんが決める流行語って、その界隈でしか流行ってない言葉を入れなきゃいけない決まりでもあるのかね?
592: 名無しさん@おーぷん 24/12/02(月) 23:45:46 ID:Yx.vb.L1
テレビ局とその母体の財界との利権とおはなしあいして決めるんじゃね?
598: 名無しさん@おーぷん 24/12/03(火) 11:38:52 ID:z9.mn.L1
>>591
それな過ぎる
TVはちょいちょい観てる方だけど、
「ふてほど」なんて言葉は今日生まれて初めて知ったわw
Xで「不適切報道の略ですか?」って突っ込まれまくってたな
そういう意味ならまさに今時のマスコミの傾向そのものなのでこれから流行っていいと思う
599: 名無しさん@おーぷん 24/12/03(火) 11:41:23 ID:A0.80.L8
591の文中にナチュラルに入ってる「界隈」のほうが今年流行ってたイメージ強い
風呂キャンセル界隈とか
ついでに、八つ当たりで言えば、今見ている「JIN」の演出もひどい。感動しろ、感動しろ、の押し売りが気持ち悪いのである。しかも、話もつまらない。まあ、原作漫画のころからあまり好きな漫画ではなかったのだが。村上もとかは達者な漫画家だと思うが、話自体を面白くする才能には乏しいと思う。(落語家で言えば、真面目で熱心だが、「フラ」、つまり天然の愛嬌や面白みの無い落語家のようなものだ。)それとも、原作者付きの漫画か? まあ、医療知識のアドバイザーは当然いただろうが、それが話の内容にも関与していたのだろうか。
(以下引用)
年間大賞に「ふてほど」 2024年「新語・流行語大賞」発表 トップテンに「50-50」や「裏金問題」など | NHK | トレンド
591: 名無しさん@おーぷん 24/12/02(月) 23:25:57 ID:Bm.gu.L1
ふてほど…?
聞いた事ない流行語だね
ドラマは話題にはなってたと思うけど、「ふてほど」なんて略してたのって、ドラマ見てた人達だけでは?
老若男女に流行った言葉でないと思うけど、毎年毎年、あちらさんが決める流行語って、その界隈でしか流行ってない言葉を入れなきゃいけない決まりでもあるのかね?
592: 名無しさん@おーぷん 24/12/02(月) 23:45:46 ID:Yx.vb.L1
テレビ局とその母体の財界との利権とおはなしあいして決めるんじゃね?
598: 名無しさん@おーぷん 24/12/03(火) 11:38:52 ID:z9.mn.L1
>>591
それな過ぎる
TVはちょいちょい観てる方だけど、
「ふてほど」なんて言葉は今日生まれて初めて知ったわw
Xで「不適切報道の略ですか?」って突っ込まれまくってたな
そういう意味ならまさに今時のマスコミの傾向そのものなのでこれから流行っていいと思う
599: 名無しさん@おーぷん 24/12/03(火) 11:41:23 ID:A0.80.L8
591の文中にナチュラルに入ってる「界隈」のほうが今年流行ってたイメージ強い
風呂キャンセル界隈とか
私の別ブログに昔書いた記事で、コメントの中で勧められている「新刊書」のほとんどが今では名前も聞かないのがお笑いである。年月を耐え抜いた古典との違いだ。
このブログも途中から容量制限が悪化したらしいので、コメントの多くはカットすることになると思う。
(以下自己引用)
読書という、若者向きの趣味www
独楽の遊び 2017年02月21日
「独りを楽しむ」と言えば、一番簡単なのが読書だが、年を取ると本を読むのが面倒になる。ネットなどの断片的な記事なら何時間でも読めるのだが、まとまった内容の本は、取り掛かるのが億劫である。若いころは、年を取ったら思う存分読書をしよう、と考えていたのだが。
昔考えていたのは、若いころに読んで感動した大河小説を、じっくり読むことだった。
トルストイの「戦争と平和」、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」など、若いころには理解できなかったところも分かるようになっているだろう、というわけだ。
それに、有名作品だが、あまりに長い作品なので手を出しかねるような作品、たとえばプルーストの「失われた時を求めて」や紫式部の「源氏物語」など、老後の楽しみになるだろう、と思っていたが、年を取って分かるのは、読書には気力が要るし、それは年を取ると失われるものだ、ということである。
SFは若いころには好んで読んだが、最近はほとんどご無沙汰である。
下に挙げられた中で興味を惹かれるのはホーガンの「星を継ぐもの」と月村了衛の「機龍警察」くらいか。ホーガンは有名だが、内容紹介を読んで少し興味を惹かれた。
月村了衛はOVA版「神秘の世界エル・ハザード」の脚本を書いていた人で、その当時から才能のある人だと思っていた。紹介されている作品の内容も面白そうだ。たしかSF大賞だか何かの賞を取った作品だったはずである。アニメ向きの話に見えるから、本人自身が脚本化して、お色気要素、萌え要素も入れてアニメ作品にしてほしいものだwww エル・ハザードや天地無用の監督だった人も才能のある人だったが、あの人(名前は失念。林何とか?)と組んで作品化してほしい。まあ、ハードSFのようだから、ラブコメSFの監督とは合わないか。
(以下引用)
徹夜で仕事中やけどオススメのSF小説を紹介して行くで
2017年02月21日
カテゴリ:
なんJ
1: 名無しさん 2017/02/21(火)05:29:10 ID:qHk
詰まってちっとも進まんから現実逃避やで
no title
引用元: ・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1487622550/
4: 名無しさん 2017/02/21(火)05:33:52 ID:qHk
1.天冥の標 小川一水
ワイの今一番好きな現行大長編シリーズや
宇宙からのウィルスとプログラム生命体の宇宙人を軸に
だいたい500年ぐらいの時間と太陽系全体を股にかけた大河SFや
今9巻(9冊とは言ってない)まで出てて、10巻完結予定や
かなりの分量になるけど、面白い事は請け合いなので興味がある人は3巻まで読んでみてくれやで
なお方向性としてはややハード、ぐらいや
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
5: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:41 ID:44V
読むの大変そうやな・・・
6: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:45 ID:4be
スティーブンキングはいってないかな
あれはホラーになるんかな?
8: 名無しさん 2017/02/21(火)05:39:26 ID:44V
>>6
JFK暗殺を止めるやつは気になってるンゴ
11/22/63 上
7: 名無しさん 2017/02/21(火)05:38:39 ID:qHk
2.約束の方舟 瀬尾つかさ
上下巻の中編やな
地球からどっかの星系に移住する世代宇宙船を舞台にした、ややジュブナイル的な雰囲気のSFや
事故があって乗員の大半が死んでしまって、とりあえずまずは産めや増やせや、って状況で
12才(だったかな)の少年と少女を主人公に話は始まるんや
その中で、謎のスライムみたいな生物が子供達の宇宙服兼友人みたいな感じで船に共生しとるんやけどソイツらが実は………みたいな話やな(雑ですまん)
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)
11: 名無しさん 2017/02/21(火)05:42:00 ID:44V
>>7
おもろそうだけど表紙のキモオタ感
10: 名無しさん 2017/02/21(火)05:40:54 ID:A9S
キングのランゴリアーズは
クッソ面白いンゴ
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
14: 名無しさん 2017/02/21(火)05:43:53 ID:qHk
3.銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ
アシモフは今さら紹介はいらんよな?ロボット三原則言い出した人や
その人の代表作とも言えるファウンデーションシリーズや
何万年先の話かわからんのやけど、銀河系全てを支配下におく銀河帝国の絶頂期から話は始まるやで
その時代には「心理歴史学」という、人々の行動をマクロ的に計算して数学的に未来を予知するという学問があって
その計算によると、もうすぐ銀河帝国は滅びて暗黒時代が訪れる事が判るんや
そこで、その暗黒時代をなるべく短くして、人類の文明の灯火を残すべく「ファウンデーション」を立ち上げる……というところから話は始まるやで
我はロボットシリーズとの統合もあって全部で何巻まで、とは決めにくいんやが
だいたい3巻まで読んだら醍醐味は味わえたと思ってええんちゃうかな
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
16: 名無しさん 2017/02/21(火)05:47:13 ID:4be
>>14
有名人
結構シリーズあるのねこれ
17: 名無しさん 2017/02/21(火)05:49:33 ID:qHk
4.レッドライジング ピアース・ブラウン
これは現行の海外モノで、一言で言うと「すごく重苦しいハリーポッター(未来版)」ってトコや
これもどんだけ未来かわからんけど、火星がテラフォーミングされてる未来の話で
この時代の人類は遺伝子操作で様々な「色」の名前がついたカーストに産まれながらに分類されとるんや
主人公は鉱山労働階級のレッドなんやけど、支配階級のゴールドに婚約者を殺されたりなんだりで酷い目に遭うんや
そこで、レジスタンスの力を借りて体じゅう改造して「ゴールド」になりすまし、世界の秩序を変えてやろう、という物語や
SFと言うよりファンタジーの方が近いかも知らんな
レッド・ライジング―火星の簒奪者 (ハヤカワ文庫 SF フ 21-1) (ハヤカワ文庫SF)
18: 名無しさん 2017/02/21(火)05:53:12 ID:4be
>>17
家畜人ヤプーとコブラが思い浮かんだ
19: 名無しさん 2017/02/21(火)05:55:19 ID:qHk
5.クレギオンシリーズ 野尻抱介
これは「クレギオン」ってゆーTRPGの舞台を使ったSF小説や
むかーし富士見ファンタジアからラノベとして出てたんやけど、今はハヤカワから出しとる
ストーリーは単純で、零細宇宙輸送会社のオッサン社長と美人パイロットが
行った先で16歳の家出少女を拾ってトラブルに巻き込まれる、みたいな
昔のスペースオペラにありがちな展開やな
ただ、内容はかなり緻密に計算されたハードSFなのに
それをまったく感じさせないポップな展開と描写で
サクっと読めてしまう良作やと思う
野尻抱介っつーと近年はすっかりアヘアヘニコ動おじさんのイメージやけど
昔は非常に実力のある作家だったんやなー、と感じさせるシリーズや
全7巻やけど、一巻完結やから気になったら一冊だけでも手にとってみるとええで
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
20: 名無しさん 2017/02/21(火)06:01:11 ID:qHk
6.老人と宇宙(そら) ジョン・スコルジー
今、現行の海外SFで一番ワイが好きな作家や
やっぱり何千年も未来の話で、この時代人類は「コロニー連合」という、植民地の連合体を作っていろんなエイリアンと戦争してるんや
だけど、地球だけはその最先端から取り残されていて
地球人が宇宙に出ようと思ったら75歳以上になって、コロニー連合軍に志願するしかないんや
75歳のヨレヨレの身体から、この時代の最先端テクノロジーで作ったスーパーボディに乗り換えて兵士になるんやな
主人公は妻に先立たれた爺さんで、どうせこのまま老いて死ぬくらいなら、と軍に志願するんやけど……
というお話や
最近はやりのミリタリSFってヤツやな
CODとかやってるヤツならとっかかりやすいかも知れん
現在も続いてて、日本語版は5巻まで刊行中やで
老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)
21: 名無しさん 2017/02/21(火)06:07:01 ID:5qZ
>>20
これ気になる
あらすじだけで面白そうやな
23: 名無しさん 2017/02/21(火)06:08:54 ID:qHk
7.記憶汚染 林譲治
林譲治って言うと架空戦記やガンダムのノベライズが有名やけど
実はSF作家としてもなかなかの実力者なんやで
この話は、近未来の日本で、あらゆる人々が個体認証をスマホ(の凄いヤツ)でするようになってる時代の物語で
細かいことを説明しようとするとネタバレになってしまうんやけど
AIとか、痴呆症対策の海馬接続型のコンピュータとか、いわゆるユビキタス社会とか
そういう社会的なSF要素を絡めながら、主人公が色んな事に巻き込まれながらこの世界の真実にたどり着く、って話や
正直、この人の描く人間はみんなちょっとどこかサイコパスみたいな所があるんで
感情移入はしづらいと思うんやけど、世界観の描写はとても面白いので読んでて辛くはならんと思うで
一巻で完結してるんで、お手軽さもあってオススメや
記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)
25: 名無しさん 2017/02/21(火)06:11:49 ID:4be
これだけ感想書けるのが凄い
ザックリとあらすじくらいしか書けないわ
26: 名無しさん 2017/02/21(火)06:12:01 ID:44V
そいやトランプが大統領になって管理社会の名作SF1984が売れてるらしいね
あれは面白かったな
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
29: 名無しさん 2017/02/21(火)06:15:54 ID:qHk
8.玩具修理者 小林泰三
野尻抱介、林譲治と出たんで、NHKトリオと呼ばれた三人目や
小林泰三はホラー作家としても有名やけど、SFも沢山書いとる
玩具修理者は、デビュー短編なんやけど、話自体は喫茶店で二人の男女が過去の話をしてるだけ、とすごくシンプルなんやけど
その内容はどう考えても常軌を逸してて、話の最後でとんでもない事実にたどり着く、という展開や
そして、ワイがオススメしたいのは同録されてる「酔歩する男」という中編や
こっちは、大学時代に好きな女を事故で亡くした二人の男がタイムトラベルしてそれを食い止めようとする話なんやけど
コイツらが辿り着いたタイムトラベルの方法は、機械じゃなくて「脳を制御してタイムトラベルをする」という方法なんや
「脳が時間を正しく認識しているから、人間は時間を一方向にしか進めない
その認識を狂わせてやれば、タイムトラベルが可能なはずだ」
という理屈なんやな
しかし、その結果は……まあ、あとは読んでのお楽しみや
量子力学をベースに、理論的に現実を崩壊させていく、背筋がゾッとする怪作やで
ちなみにこの作家は、グロ描写に定評のある作家なんで
汁気の多い描写が苦手な人はやめといた方が良いかも知れん
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
36: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:17 ID:4be
>>29
大好き
こっから小説にハマった
32: 名無しさん 2017/02/21(火)06:23:53 ID:qHk
9.星を継ぐもの J.P.ホーガン
小難しいのが続いたんで、ここらでちょっとエンタメ性の高いヤツをひとつ
有名やから知ってる人も多いかもしれんけど、これは巨人三部作ともいわれるホーガンの代表作やな
国連が何をトチ狂ったか気合入れて世界中から武器を没収して戦争が無くなった近未来の地球が舞台や
ある日、月の地下から宇宙飛行士の死体が見つかるんやけど
その死体を科学測定したところ、なんと五万年まえのモノだという事が判明するんやな
そこで、主人公のハント博士をはじめ、学会の優秀な研究者が謎を解きに月へ行くんやけど
そこに妙な動きをする国連平和委員会が絡んできて……というストーリーや
ほぼすべての伏線が三部作の最後には綺麗に回収される傑作や
しかも、100万年という時間を股にかける壮大なストーリーをちゃんと畳んでるんや
まあ、ラスボスのくだりは「ちょっと無能杉内」と思わんでもないが
ま、そこはご愛嬌やな
ちなみに、星野之宣がコミカライズもしてて、ほとんど原作に忠実に描いてるんで
活字を三冊も読むのはちょっとなぁ…という人は、漫画版を読むのもええで
星を継ぐもの (創元SF文庫) 星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)
33: 名無しさん 2017/02/21(火)06:28:04 ID:44V
星を継ぐ者って気になってたけど三部作なんだ
37: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:35 ID:qHk
10.機龍警察 月村了衛
キリがええからこの辺にするやで
最後は「土漠の花」で有名(?)な月村了衛のシリーズや
これは一言で言うと「ハードでヘビーなパトレイバー」やな(こんな紹介の仕方ばっかですまんな)
かなり近い近未来、機甲兵装っていう身長3~4mぐらいのパワードスーツが普及してる世界のお話や
日本でもパワードスーツでのテロが他人事じゃないご時世
警察の縦割りを無視して、機甲兵装案件であれば自由に捜査ができる
という権限を持った「警視庁特捜部」が新設されるんや
ところが、そこに配備された機体はどこから誰が持ってきたのかも分からん、2世代ぐらい進んだオーバースペック
部長は警察官僚とはまるで関係ない外務相出身のバリバリエリート
そしてその機体の操縦士は、ベテラン傭兵の日本人と、元テ口リストのアイルランド人と、元ロシアの警官
と書くと、なんとも荒唐無稽すぎて「ラノベかよwww」とツッコミたくなると思うんやけど
内容は綿密に調べられていて、警察、官僚、政治、軍事、外交について非常にリアリティを持って描写されてるんや
これは、SFとか関係なく是非多くの人に読んでもらいたい名作やと思ってる
現在長編が第4部まで出てて、他に外伝的な短編集が一冊出てるで
とりあえず一巻だけでも読んでみてクレメンス
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
38: 名無しさん 2017/02/21(火)06:37:57 ID:qHk
以上や、気分転換(現実逃避)にお付き合いありがとうやでー
このブログも途中から容量制限が悪化したらしいので、コメントの多くはカットすることになると思う。
(以下自己引用)
読書という、若者向きの趣味www
独楽の遊び 2017年02月21日
「独りを楽しむ」と言えば、一番簡単なのが読書だが、年を取ると本を読むのが面倒になる。ネットなどの断片的な記事なら何時間でも読めるのだが、まとまった内容の本は、取り掛かるのが億劫である。若いころは、年を取ったら思う存分読書をしよう、と考えていたのだが。
昔考えていたのは、若いころに読んで感動した大河小説を、じっくり読むことだった。
トルストイの「戦争と平和」、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」など、若いころには理解できなかったところも分かるようになっているだろう、というわけだ。
それに、有名作品だが、あまりに長い作品なので手を出しかねるような作品、たとえばプルーストの「失われた時を求めて」や紫式部の「源氏物語」など、老後の楽しみになるだろう、と思っていたが、年を取って分かるのは、読書には気力が要るし、それは年を取ると失われるものだ、ということである。
SFは若いころには好んで読んだが、最近はほとんどご無沙汰である。
下に挙げられた中で興味を惹かれるのはホーガンの「星を継ぐもの」と月村了衛の「機龍警察」くらいか。ホーガンは有名だが、内容紹介を読んで少し興味を惹かれた。
月村了衛はOVA版「神秘の世界エル・ハザード」の脚本を書いていた人で、その当時から才能のある人だと思っていた。紹介されている作品の内容も面白そうだ。たしかSF大賞だか何かの賞を取った作品だったはずである。アニメ向きの話に見えるから、本人自身が脚本化して、お色気要素、萌え要素も入れてアニメ作品にしてほしいものだwww エル・ハザードや天地無用の監督だった人も才能のある人だったが、あの人(名前は失念。林何とか?)と組んで作品化してほしい。まあ、ハードSFのようだから、ラブコメSFの監督とは合わないか。
(以下引用)
徹夜で仕事中やけどオススメのSF小説を紹介して行くで
2017年02月21日
カテゴリ:
なんJ
1: 名無しさん 2017/02/21(火)05:29:10 ID:qHk
詰まってちっとも進まんから現実逃避やで
no title
引用元: ・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1487622550/
4: 名無しさん 2017/02/21(火)05:33:52 ID:qHk
1.天冥の標 小川一水
ワイの今一番好きな現行大長編シリーズや
宇宙からのウィルスとプログラム生命体の宇宙人を軸に
だいたい500年ぐらいの時間と太陽系全体を股にかけた大河SFや
今9巻(9冊とは言ってない)まで出てて、10巻完結予定や
かなりの分量になるけど、面白い事は請け合いなので興味がある人は3巻まで読んでみてくれやで
なお方向性としてはややハード、ぐらいや
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
5: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:41 ID:44V
読むの大変そうやな・・・
6: 名無しさん 2017/02/21(火)05:36:45 ID:4be
スティーブンキングはいってないかな
あれはホラーになるんかな?
8: 名無しさん 2017/02/21(火)05:39:26 ID:44V
>>6
JFK暗殺を止めるやつは気になってるンゴ
11/22/63 上
7: 名無しさん 2017/02/21(火)05:38:39 ID:qHk
2.約束の方舟 瀬尾つかさ
上下巻の中編やな
地球からどっかの星系に移住する世代宇宙船を舞台にした、ややジュブナイル的な雰囲気のSFや
事故があって乗員の大半が死んでしまって、とりあえずまずは産めや増やせや、って状況で
12才(だったかな)の少年と少女を主人公に話は始まるんや
その中で、謎のスライムみたいな生物が子供達の宇宙服兼友人みたいな感じで船に共生しとるんやけどソイツらが実は………みたいな話やな(雑ですまん)
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)
11: 名無しさん 2017/02/21(火)05:42:00 ID:44V
>>7
おもろそうだけど表紙のキモオタ感
10: 名無しさん 2017/02/21(火)05:40:54 ID:A9S
キングのランゴリアーズは
クッソ面白いンゴ
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
14: 名無しさん 2017/02/21(火)05:43:53 ID:qHk
3.銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ
アシモフは今さら紹介はいらんよな?ロボット三原則言い出した人や
その人の代表作とも言えるファウンデーションシリーズや
何万年先の話かわからんのやけど、銀河系全てを支配下におく銀河帝国の絶頂期から話は始まるやで
その時代には「心理歴史学」という、人々の行動をマクロ的に計算して数学的に未来を予知するという学問があって
その計算によると、もうすぐ銀河帝国は滅びて暗黒時代が訪れる事が判るんや
そこで、その暗黒時代をなるべく短くして、人類の文明の灯火を残すべく「ファウンデーション」を立ち上げる……というところから話は始まるやで
我はロボットシリーズとの統合もあって全部で何巻まで、とは決めにくいんやが
だいたい3巻まで読んだら醍醐味は味わえたと思ってええんちゃうかな
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
16: 名無しさん 2017/02/21(火)05:47:13 ID:4be
>>14
有名人
結構シリーズあるのねこれ
17: 名無しさん 2017/02/21(火)05:49:33 ID:qHk
4.レッドライジング ピアース・ブラウン
これは現行の海外モノで、一言で言うと「すごく重苦しいハリーポッター(未来版)」ってトコや
これもどんだけ未来かわからんけど、火星がテラフォーミングされてる未来の話で
この時代の人類は遺伝子操作で様々な「色」の名前がついたカーストに産まれながらに分類されとるんや
主人公は鉱山労働階級のレッドなんやけど、支配階級のゴールドに婚約者を殺されたりなんだりで酷い目に遭うんや
そこで、レジスタンスの力を借りて体じゅう改造して「ゴールド」になりすまし、世界の秩序を変えてやろう、という物語や
SFと言うよりファンタジーの方が近いかも知らんな
レッド・ライジング―火星の簒奪者 (ハヤカワ文庫 SF フ 21-1) (ハヤカワ文庫SF)
18: 名無しさん 2017/02/21(火)05:53:12 ID:4be
>>17
家畜人ヤプーとコブラが思い浮かんだ
19: 名無しさん 2017/02/21(火)05:55:19 ID:qHk
5.クレギオンシリーズ 野尻抱介
これは「クレギオン」ってゆーTRPGの舞台を使ったSF小説や
むかーし富士見ファンタジアからラノベとして出てたんやけど、今はハヤカワから出しとる
ストーリーは単純で、零細宇宙輸送会社のオッサン社長と美人パイロットが
行った先で16歳の家出少女を拾ってトラブルに巻き込まれる、みたいな
昔のスペースオペラにありがちな展開やな
ただ、内容はかなり緻密に計算されたハードSFなのに
それをまったく感じさせないポップな展開と描写で
サクっと読めてしまう良作やと思う
野尻抱介っつーと近年はすっかりアヘアヘニコ動おじさんのイメージやけど
昔は非常に実力のある作家だったんやなー、と感じさせるシリーズや
全7巻やけど、一巻完結やから気になったら一冊だけでも手にとってみるとええで
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
20: 名無しさん 2017/02/21(火)06:01:11 ID:qHk
6.老人と宇宙(そら) ジョン・スコルジー
今、現行の海外SFで一番ワイが好きな作家や
やっぱり何千年も未来の話で、この時代人類は「コロニー連合」という、植民地の連合体を作っていろんなエイリアンと戦争してるんや
だけど、地球だけはその最先端から取り残されていて
地球人が宇宙に出ようと思ったら75歳以上になって、コロニー連合軍に志願するしかないんや
75歳のヨレヨレの身体から、この時代の最先端テクノロジーで作ったスーパーボディに乗り換えて兵士になるんやな
主人公は妻に先立たれた爺さんで、どうせこのまま老いて死ぬくらいなら、と軍に志願するんやけど……
というお話や
最近はやりのミリタリSFってヤツやな
CODとかやってるヤツならとっかかりやすいかも知れん
現在も続いてて、日本語版は5巻まで刊行中やで
老人と宇宙 (ハヤカワ文庫SF)
21: 名無しさん 2017/02/21(火)06:07:01 ID:5qZ
>>20
これ気になる
あらすじだけで面白そうやな
23: 名無しさん 2017/02/21(火)06:08:54 ID:qHk
7.記憶汚染 林譲治
林譲治って言うと架空戦記やガンダムのノベライズが有名やけど
実はSF作家としてもなかなかの実力者なんやで
この話は、近未来の日本で、あらゆる人々が個体認証をスマホ(の凄いヤツ)でするようになってる時代の物語で
細かいことを説明しようとするとネタバレになってしまうんやけど
AIとか、痴呆症対策の海馬接続型のコンピュータとか、いわゆるユビキタス社会とか
そういう社会的なSF要素を絡めながら、主人公が色んな事に巻き込まれながらこの世界の真実にたどり着く、って話や
正直、この人の描く人間はみんなちょっとどこかサイコパスみたいな所があるんで
感情移入はしづらいと思うんやけど、世界観の描写はとても面白いので読んでて辛くはならんと思うで
一巻で完結してるんで、お手軽さもあってオススメや
記憶汚染 (ハヤカワ文庫JA)
25: 名無しさん 2017/02/21(火)06:11:49 ID:4be
これだけ感想書けるのが凄い
ザックリとあらすじくらいしか書けないわ
26: 名無しさん 2017/02/21(火)06:12:01 ID:44V
そいやトランプが大統領になって管理社会の名作SF1984が売れてるらしいね
あれは面白かったな
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
29: 名無しさん 2017/02/21(火)06:15:54 ID:qHk
8.玩具修理者 小林泰三
野尻抱介、林譲治と出たんで、NHKトリオと呼ばれた三人目や
小林泰三はホラー作家としても有名やけど、SFも沢山書いとる
玩具修理者は、デビュー短編なんやけど、話自体は喫茶店で二人の男女が過去の話をしてるだけ、とすごくシンプルなんやけど
その内容はどう考えても常軌を逸してて、話の最後でとんでもない事実にたどり着く、という展開や
そして、ワイがオススメしたいのは同録されてる「酔歩する男」という中編や
こっちは、大学時代に好きな女を事故で亡くした二人の男がタイムトラベルしてそれを食い止めようとする話なんやけど
コイツらが辿り着いたタイムトラベルの方法は、機械じゃなくて「脳を制御してタイムトラベルをする」という方法なんや
「脳が時間を正しく認識しているから、人間は時間を一方向にしか進めない
その認識を狂わせてやれば、タイムトラベルが可能なはずだ」
という理屈なんやな
しかし、その結果は……まあ、あとは読んでのお楽しみや
量子力学をベースに、理論的に現実を崩壊させていく、背筋がゾッとする怪作やで
ちなみにこの作家は、グロ描写に定評のある作家なんで
汁気の多い描写が苦手な人はやめといた方が良いかも知れん
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
36: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:17 ID:4be
>>29
大好き
こっから小説にハマった
32: 名無しさん 2017/02/21(火)06:23:53 ID:qHk
9.星を継ぐもの J.P.ホーガン
小難しいのが続いたんで、ここらでちょっとエンタメ性の高いヤツをひとつ
有名やから知ってる人も多いかもしれんけど、これは巨人三部作ともいわれるホーガンの代表作やな
国連が何をトチ狂ったか気合入れて世界中から武器を没収して戦争が無くなった近未来の地球が舞台や
ある日、月の地下から宇宙飛行士の死体が見つかるんやけど
その死体を科学測定したところ、なんと五万年まえのモノだという事が判明するんやな
そこで、主人公のハント博士をはじめ、学会の優秀な研究者が謎を解きに月へ行くんやけど
そこに妙な動きをする国連平和委員会が絡んできて……というストーリーや
ほぼすべての伏線が三部作の最後には綺麗に回収される傑作や
しかも、100万年という時間を股にかける壮大なストーリーをちゃんと畳んでるんや
まあ、ラスボスのくだりは「ちょっと無能杉内」と思わんでもないが
ま、そこはご愛嬌やな
ちなみに、星野之宣がコミカライズもしてて、ほとんど原作に忠実に描いてるんで
活字を三冊も読むのはちょっとなぁ…という人は、漫画版を読むのもええで
星を継ぐもの (創元SF文庫) 星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)
33: 名無しさん 2017/02/21(火)06:28:04 ID:44V
星を継ぐ者って気になってたけど三部作なんだ
37: 名無しさん 2017/02/21(火)06:36:35 ID:qHk
10.機龍警察 月村了衛
キリがええからこの辺にするやで
最後は「土漠の花」で有名(?)な月村了衛のシリーズや
これは一言で言うと「ハードでヘビーなパトレイバー」やな(こんな紹介の仕方ばっかですまんな)
かなり近い近未来、機甲兵装っていう身長3~4mぐらいのパワードスーツが普及してる世界のお話や
日本でもパワードスーツでのテロが他人事じゃないご時世
警察の縦割りを無視して、機甲兵装案件であれば自由に捜査ができる
という権限を持った「警視庁特捜部」が新設されるんや
ところが、そこに配備された機体はどこから誰が持ってきたのかも分からん、2世代ぐらい進んだオーバースペック
部長は警察官僚とはまるで関係ない外務相出身のバリバリエリート
そしてその機体の操縦士は、ベテラン傭兵の日本人と、元テ口リストのアイルランド人と、元ロシアの警官
と書くと、なんとも荒唐無稽すぎて「ラノベかよwww」とツッコミたくなると思うんやけど
内容は綿密に調べられていて、警察、官僚、政治、軍事、外交について非常にリアリティを持って描写されてるんや
これは、SFとか関係なく是非多くの人に読んでもらいたい名作やと思ってる
現在長編が第4部まで出てて、他に外伝的な短編集が一冊出てるで
とりあえず一巻だけでも読んでみてクレメンス
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
38: 名無しさん 2017/02/21(火)06:37:57 ID:qHk
以上や、気分転換(現実逃避)にお付き合いありがとうやでー
第六章 デロス
マルスたちが砂漠をさ迷っている頃、グリセリードの大将軍デロスは、アスカルファン侵攻の計画を幕僚たちと練っていた。
計画は、大船団によって五万のグリセリード主力軍が南の海上からアスカルファンに上陸すると同時に、北のアルカードから一万のアルカード駐留グリセリード軍が山脈を越えて南進し、アスカルファン・レント連合軍を壊滅させるというものである。
問題は、これだけの大船団の航海どころか、二百人規模の大船の就航自体が初めてであり、南西の大陸を回っていく大航海にこれらの船が耐えうるかどうかであった。
「船の設計をした者の名は何と言う」
デロスの問いに、幕僚の一人が答える。
「キョン・ジュアンという東部グリセリードの男です」
「その男も今度の航海に連れて行くぞ。船の工事の責任者の役人もだ。その二人を船の舳先に縛り付けておくことにする。そうすれば、命がけで船を作るだろう」
デロスの大声の笑いに、幕僚たちも仕方なく調子を合わせて笑う。いい加減な仕事をした者に対するデロスの厳しさは良く知っているからである。
ある参謀の案で、船には水夫とは別に、兵士の半分だけを乗せ、残る半分は南回りの陸路を取ってボワロンに向かうことになった。これは、難船の可能性を考え、危険を分散するための案であった。大きく南西の大陸を迂回してきた船団と、南西大陸の北部砂漠を回ってきた陸上軍は、ボワロンの海岸で落ち合って、そこで船に乗ってアスカルファンへピストン輸送されるわけである。
「それはいい考えだ。わしは陸上軍を率いることにする。海上軍は、誰に指揮を任せようか」
デロスは、不慣れな船に乗らずに済むと満悦して言った。
「さしずめ、ロドリーゴなど、適任ではないかな?」
デロスの言葉に、幕僚たちはその真意を測りかねて顔を見合わせた。
「今度のアスカルファン侵攻は、奴の考えではないか。なら、自分でその尻拭いをして貰うのは当然だろう。ついでに、奴が海に沈めば、この国にとってはこの上ない幸いだわ」
この国の事実上の最高権力者に対する歯に衣着せぬ批判に、幕僚たちは真っ青になってうつむいた。
「はは、それは冗談だが、ロドリーゴ殿は魔力の持ち主だ、気象すらも支配できると言うではないか。なら、そういうお方に乗っていて貰えば、船が嵐に遭っても安心というものだろう」
幕僚たちは、安心した顔になってめいめいうなずいたが、もちろんこの案は、ロドリーゴに身も心も支配されている女王シルヴィアナに後で拒否されたのである。
その代わりに、というわけか、船団の指揮は、ロドリーゴの腹心の侍従武官エスカミーリオが将軍として執ることになった。
「エスカミーリオか。あいつ、戦場に出たことも無いのではないか」
デロスの問いに、参謀の一人が答える。
「いえ、デロス様が北部の十年戦争に出ておられた際に、南方の反乱を二度も鎮圧しておられます。その際、船に乗られ、海戦の指揮もなさってられます」
「なら、最適任というわけだな。まあ、お手並みを見せてもらおうか」
娘のヴァルミラをどの軍に帯同するか迷ったが、デロスはやはり自分の軍に入れる事にした。いくら男勝りの武術の達人とはいえ、若い娘を野獣のような兵士たちの中に一人で置く気にはなれなかったからである。
「早くアスカルファンが見てみたいわ。美しい国ですってね」
ヴァルミラは家に戻ったデロスに言った。
「アスカルファンを征服したら、わしはシルヴィアナ様にそこを頂いて自分の領地とするつもりだ。もういい加減戦も飽きたでの。そうすれば、そこの次の領主は、ヴァルミラ、お前じゃよ」
「まあ、本当に?」
ヴァルミラは、まだ見た事もない異国の姿に思いを馳せた。
「ところで、お前はアスカルファンまではわしと同じ軍で行かせる事にしたぞ」
「船で行くのでは?」
デロスは、軍を二手に分けて行く事になったのを説明した。
「それは良うございましたわ。お父様と一緒なら心強いし、わたくし、エスカミーリオ殿はあまり好きでないのです」
「ほう、それはどうして」
「あの方、何やら私に気があるらしく、事あるごとに話し掛けてきますの」
「ほう、お前に言い寄る物好きもいたとはな。はっはっ、鬼姫ヴァルミラをも恐れず近づくとは、なかなか見所のある男ではないか。どうだ、買い手のあるうちに結婚してしまうか?」
「御免です。それに、私には心に決めた方がおられます」
ヴァルミラの思いがけない言葉に、デロスはわが耳を疑い、娘の顔を見た。
私の別ブログからの自己引用だが、そちらを知っている人はほとんどいないだろうから、問題なし!
ここに書いてある「DQ11の欠点」は、もう何周もしている今でも大きな欠点だと思うが、スイッチ版だとムービーが省略できるなどの改善がある。これはかなり大きな改善である。
下にも書いてあるように、ゲーマーに無駄な時間を使わせるのは「犯罪的行為」であり、ゲーム制作者の傲慢さと無見識の表れである。ゲーム愛好家にとってゲームは単なる「時間潰し」ではなく、「別の人生」なのである。その人生で、たとえば学校の教室で、自分には興味の無い授業を延々と受けたいか?
(以下自己引用)
ドラクエ11の欠点
ゲーム内人生 2018年08月22日
「ドラクエ11」は歴代ドラクエの中でもドラクエ3(多くの人は5を推すが私は3がこれまでの歴代最高だと思っていた。)と最上位を争う出来だと思うが、欠点がまったく無い3と比べて、いろいろと欠点がある作品でもある。その中で、「勇者」の意味が初期とまったく変わっているのは非常に違和感がある。いや、「勇者」がかつての伝説的英雄の子孫であってもかまわないが、それを周囲の人間が「勇者」と呼ぶのはどうなのか、と思うわけだ。下のコメントにあるように、勇者とは単に「勇敢な者」であって、別にその者の血筋がどうとか超能力を持っているとかはまったく関係ないことである。
メタ的な次元で言えば、「勇者」とはプレイヤーキャラクターの呼び名にすぎない。いつから「勇者」に余計な意味が加わったのか、あまり気持ち良くない話である。ゲーム内で、「勇者」という言葉が出てくる(しかも頻出するのである。)たびに、居心地が悪くなるのは私だけか。
そのほかの欠点。
1。ムービー場面が多すぎるし長すぎる。しかも、2周目以降もカットできないので、これが非常に退屈。さらに、ムービーなら全部ムービーでいいのに、セリフごとに画面がストップするから自分で操作するしかなく、他の仕事や作業をしながら勝手にムービーを流すこともできない。
2。ムービー画面のストーリー自体がだいたい平凡で退屈。
3。世界崩壊後に主人公が魚となって、釣り針にかからないとゲームが進行しない箇所で、釣り針にかかるのが極端に難しい。私は何度やっても30分から1時間はかかる。現代人はそれほど暇ではない。ゲーム操作者に無駄な時間を使わせるのはゲームにとって最悪の犯罪である。
4。ストーリー全体のバランスが悪い。一番面白い、最初に6つのオーブを集める部分で、オーブを集める必要性が分かった時点で最初から2つが手元にあるのは手抜き感がひどい。
5。中盤で「世界崩壊」のはずが、世界のほとんどは無事である、というのも詐欺的である。それならそれで、はっきり「世界の半分が崩壊した」と言えばいいのである。そもそも、魔王がなぜ世界を崩壊させるのか、意味が分からない。まあ、これはドラクエにはいつも付き物の問題だが。自分で世界を崩壊させながら、「世界は我が物なり」と言うのも妙な話だ。
6。一番魅力的なキャラクターであるベロニカを中盤で殺したため、「旅」が退屈になる。特に、男だけで旅をするあたりは色気ゼロ、面白みゼロである。マルティナが加わっても、セーニャやベロニカがいないと興趣が盛り上がらない。
などなど、文句はあるが、女性キャラクターが、モブキャラも含めて魅力的な点では歴代最高だろう。男は、主人公も含め、どうでもいいキャラばかりであるwww
ここに書いてある「DQ11の欠点」は、もう何周もしている今でも大きな欠点だと思うが、スイッチ版だとムービーが省略できるなどの改善がある。これはかなり大きな改善である。
下にも書いてあるように、ゲーマーに無駄な時間を使わせるのは「犯罪的行為」であり、ゲーム制作者の傲慢さと無見識の表れである。ゲーム愛好家にとってゲームは単なる「時間潰し」ではなく、「別の人生」なのである。その人生で、たとえば学校の教室で、自分には興味の無い授業を延々と受けたいか?
(以下自己引用)
ドラクエ11の欠点
ゲーム内人生 2018年08月22日
「ドラクエ11」は歴代ドラクエの中でもドラクエ3(多くの人は5を推すが私は3がこれまでの歴代最高だと思っていた。)と最上位を争う出来だと思うが、欠点がまったく無い3と比べて、いろいろと欠点がある作品でもある。その中で、「勇者」の意味が初期とまったく変わっているのは非常に違和感がある。いや、「勇者」がかつての伝説的英雄の子孫であってもかまわないが、それを周囲の人間が「勇者」と呼ぶのはどうなのか、と思うわけだ。下のコメントにあるように、勇者とは単に「勇敢な者」であって、別にその者の血筋がどうとか超能力を持っているとかはまったく関係ないことである。
メタ的な次元で言えば、「勇者」とはプレイヤーキャラクターの呼び名にすぎない。いつから「勇者」に余計な意味が加わったのか、あまり気持ち良くない話である。ゲーム内で、「勇者」という言葉が出てくる(しかも頻出するのである。)たびに、居心地が悪くなるのは私だけか。
そのほかの欠点。
1。ムービー場面が多すぎるし長すぎる。しかも、2周目以降もカットできないので、これが非常に退屈。さらに、ムービーなら全部ムービーでいいのに、セリフごとに画面がストップするから自分で操作するしかなく、他の仕事や作業をしながら勝手にムービーを流すこともできない。
2。ムービー画面のストーリー自体がだいたい平凡で退屈。
3。世界崩壊後に主人公が魚となって、釣り針にかからないとゲームが進行しない箇所で、釣り針にかかるのが極端に難しい。私は何度やっても30分から1時間はかかる。現代人はそれほど暇ではない。ゲーム操作者に無駄な時間を使わせるのはゲームにとって最悪の犯罪である。
4。ストーリー全体のバランスが悪い。一番面白い、最初に6つのオーブを集める部分で、オーブを集める必要性が分かった時点で最初から2つが手元にあるのは手抜き感がひどい。
5。中盤で「世界崩壊」のはずが、世界のほとんどは無事である、というのも詐欺的である。それならそれで、はっきり「世界の半分が崩壊した」と言えばいいのである。そもそも、魔王がなぜ世界を崩壊させるのか、意味が分からない。まあ、これはドラクエにはいつも付き物の問題だが。自分で世界を崩壊させながら、「世界は我が物なり」と言うのも妙な話だ。
6。一番魅力的なキャラクターであるベロニカを中盤で殺したため、「旅」が退屈になる。特に、男だけで旅をするあたりは色気ゼロ、面白みゼロである。マルティナが加わっても、セーニャやベロニカがいないと興趣が盛り上がらない。
などなど、文句はあるが、女性キャラクターが、モブキャラも含めて魅力的な点では歴代最高だろう。男は、主人公も含め、どうでもいいキャラばかりであるwww
第五章 妖魔の谷
一同はダンガルに向かって歩き始めた。
だが、行けども行けども町は近づいて来ない。
ロレンゾは足を止めて考え込んだ。
「しまった! わしともあろうものが、妖魔の目くらましにかかるとは」
ロレンゾは小声で叫んだ。
「皆の者、あれは本物の町ではない。町の影にすぎん」
「蜃気楼、なの?」
ロレンゾ以外では唯一教養のあるマチルダが聞いた。
「いや、普通の蜃気楼とも違う。あの影には揺らぎがない。妖魔の目くらましにかかっておるのじゃ」
ロレンゾは何やら大声で呪文を唱えた。
すると、彼方に見えていた町は急に姿を消したのであった。
「わしらは砂漠で迷ったようだ。この魔物の力は、大きい」
「すると、あんたでもこれからどこに行けばいいか分からんのかい?」
ピエールが聞いた。
ダンガルへ行った事のある唯一の人間が道が分からないのでは、砂漠の中で日干しになって死ぬしかない。
「夜になれば、分かるよ」
アンジーが言った。
「どうしてだ?」
「星を見ればいいね」
なるほど、とマルス、ロレンゾはうなずくが、他の者は分からない。
「どうして星で分かるんだ」
とジャンが聞くと、
「星は並び方が決まっているね。それを見れば、ダンガルがどこかは分かるよ」
一同はアンジーに救われた思いだった。
思いがけず、ダンガルから遠く離れてしまった一行は、夜の間に方向を見定めて、ダンガルのあると思われる方向へと進んでいった。
やがて一行の前方に、巨大な深い谷間が現れた。上から見下ろすと、底の方には小川が流れている。
一同は歓声を上げた。もう二日前から、僅かの水しか口にしていなかったからだ。
気をつけながら急な崖を下り、底に下りる。川の水量は少ないが、これで命は助かる。
しかし、その時、マルスの首に掛けていた瑪瑙のペンダントが、赤く輝き出しているのをマチルダは見た。
「マルス、そのペンダント……」
言われてマルスは自分の胸元を見た。確か、このペンダントをくれたカルーソーは、これは妖魔の接近を知らせるものだと言っていた。
「待て、その水を飲むな!」
マルスは先に小川の前まで来ていたジャンに向かって叫んだ。
「馬鹿言え! 喉が渇いて死にそうなのに、これが飲まずにいられるか」
ジャンはそう言い返して、川に飛び込んだ。
「見ろ、何ともねえぜ」
川の中で水を跳ね返してはしゃぎながら、水を手ですくって飲む。
目を閉じて精神を集中させていたロレンゾの顔色が変わった。
「まずい、そ、その水は……!」
その瞬間、あっという間に川の水は血の色に変わり、気体を発して沸騰し始めた。硫黄と酸の匂いがあたりに立ち込め、ジャンは悲鳴を上げたが、その顔も体もすでに無残に溶けただれていた。
「ジャン!」
マルスとピエールは叫んだが、もはやどうする事もできない。彼らの見ている前で、ジャンの顔は頭蓋骨を露わにし、沸騰する赤い川の中にゆっくりと沈んでいった。
「済まない。わしがついていながらこんな事になるとは……」
ロレンゾはがっくりと地面に座り込んだ。
ピエールは涙のにじんだ目をきっと見開いて言った。
「爺さん、そんな事を言ってる暇はねえぜ。ほら、化け物のお出ましだ」
ピエールの見ている方角には宵闇の中に漂う無数の不気味な影があった。
その影は、ぼんやりとした人の顔をしているが、眼窩は黒い穴でしかなく、死人の顔である。そして、体は無く、顔だけが無数に浮遊しているのであった。
浮遊する顔の一つが先頭のマルスに飛びかかってきた。マルスは剣を抜いて、それを切り払う。すぐに次の顔が飛びかかる。
ピエールも剣を抜いて、辺りを飛び回りながら隙を見て飛びかかる顔に切りかかった。
ロレンゾは呪文を唱えて結界を作り、女たちを守る。
影との戦いは永遠に続くかのように思われたが、やっとマルスが最後の一つを切り落として終わった。
妖魔の谷を出て再び砂漠を歩き出した時には、ピエールとマルスは疲労困憊し、駱駝に乗せてもらうしかなかった。
しかも、女たちが自分の分を譲ってピエールとマルスに最後の水を飲ませた後には、もはや水は一滴も残されていなかったのである。
夕日に照らされながら一行はとぼとぼと歩み続けた。もはや、歩ける限り歩いて、水のある所へ出ない限り、死ぬしかない。夜も歩き続けるしかないのである。
見たいアニメが無いし、気にいったアニメはもう何周もしているので、新規開拓リサーチのために、さほど食指の動かないドラマやアニメを見たりしているが、予感どおり、たいていは私には気に入らない。「JIN」など、評判になったドラマだが、予想どおり私には面白くはない。SFXがちゃちなのは、まあ、テレビドラマだから仕方ないにしても、せっかく江戸時代にタイムスリップした面白さが、第一回を見たかぎりではほとんどないし、俳優の演技にも俳優個人にも魅力が無いし、やたらシリアスで息苦しい。どんなシリアスドラマでも「息抜き(コメディリリーフ)」を入れるのは、演劇のほとんど鉄則なのだが、そういう常識を持たない作家(漫画家、脚本家)が、多いのではないか。
アニメで、「妻、小学生になる」は、漫画で2巻ほど試しに買って面白くなく、ドラマ化されたものも、ドラマなら別の面白さが出るかと思ったが、前に書いたように、小学生になった妻を演じるタレント(子役)があまりにブスなので、その高飛車演技を見ると気分が悪くなるので15分で視聴をやめた。たぶん演技力を買われたのだろうが、多少下手でも可愛い子役を使ったほうが良かったのではないか。で、テレビアニメは、面白くないのだが、どういう結末をつけるのかという興味だけで7回くらいまで見ている。これも、原作漫画にはユーモアがほとんど欠如していたが、テレビアニメも同じである。
大人が小学生になるのだから、いろんなアクシデントや笑いを作れる設定だろうに、実に気持ち悪いほどシリアス路線なのである。ただし、OPは詐欺である。本編にはまったく無い笑いの要素があるように見せかけ、OPの最後は「サザエさん」の模倣までしている。視聴者は、「これは笑いの要素のあるアニメだろう」と期待するはずで、だから詐欺だと言うのである。
せめて、小学校で、スカートめくりくらいされて、大人の心を持った「妻」が、どういう反応をするかくらいコメディとして描けないのか。「そういう漫画ではない」と言われればそうなのだろうが、私のように「お泣かせ人情ドラマ(今風に言えば感動ポルノ)」が大嫌いな人間が見るアニメではなさそうだ。
(追記)12月4日の「はてな匿名ダイアリー」に、人間とは他人をいじめて、その苦しむ様を見て喜ぶものだ、ということを、実にサディスティックな筆致で書いた短文があったが、今検索しても探せない。そういうシニカルで皮肉なコメントは、上に書いた「感動ポルノ」がはびこる風潮への反発が生んだ誇張であり虚勢だろう。念のために言えば、私は「人情ドラマ」そのものはまったく否定していないし、人情や他者への同情、弱者へのいたわりは非常に重要な人間的要素だと思っている。ただ、それが愚劣な「感動ポルノ」になると、私や上記のニヒリストのような感情を生む可能性がある、と言っているだけだ。
アニメで、「妻、小学生になる」は、漫画で2巻ほど試しに買って面白くなく、ドラマ化されたものも、ドラマなら別の面白さが出るかと思ったが、前に書いたように、小学生になった妻を演じるタレント(子役)があまりにブスなので、その高飛車演技を見ると気分が悪くなるので15分で視聴をやめた。たぶん演技力を買われたのだろうが、多少下手でも可愛い子役を使ったほうが良かったのではないか。で、テレビアニメは、面白くないのだが、どういう結末をつけるのかという興味だけで7回くらいまで見ている。これも、原作漫画にはユーモアがほとんど欠如していたが、テレビアニメも同じである。
大人が小学生になるのだから、いろんなアクシデントや笑いを作れる設定だろうに、実に気持ち悪いほどシリアス路線なのである。ただし、OPは詐欺である。本編にはまったく無い笑いの要素があるように見せかけ、OPの最後は「サザエさん」の模倣までしている。視聴者は、「これは笑いの要素のあるアニメだろう」と期待するはずで、だから詐欺だと言うのである。
せめて、小学校で、スカートめくりくらいされて、大人の心を持った「妻」が、どういう反応をするかくらいコメディとして描けないのか。「そういう漫画ではない」と言われればそうなのだろうが、私のように「お泣かせ人情ドラマ(今風に言えば感動ポルノ)」が大嫌いな人間が見るアニメではなさそうだ。
(追記)12月4日の「はてな匿名ダイアリー」に、人間とは他人をいじめて、その苦しむ様を見て喜ぶものだ、ということを、実にサディスティックな筆致で書いた短文があったが、今検索しても探せない。そういうシニカルで皮肉なコメントは、上に書いた「感動ポルノ」がはびこる風潮への反発が生んだ誇張であり虚勢だろう。念のために言えば、私は「人情ドラマ」そのものはまったく否定していないし、人情や他者への同情、弱者へのいたわりは非常に重要な人間的要素だと思っている。ただ、それが愚劣な「感動ポルノ」になると、私や上記のニヒリストのような感情を生む可能性がある、と言っているだけだ。
第四章 砂漠への旅
船から下りたマルスたちは、久し振りの固い地面にほっとするものを感じた。
交易所で一休みしていると、黒人娘が、サービスなのか、マルスたちに椰子の果汁の入ったゴブレットを持ってきてくれた。
何かマルスに向かって話し掛けるが、マルスには分からない。
「他に何か食べるか聞いておるのじゃよ」
ロレンゾが言って、娘にこの国の言葉で何か言うと、娘はうなずいて向こうへ行った。
「へえ、旦那、ボワロン語が話せるんだ」
ジャンが感心して言う。
「昔、来た事がある。もっとも、わしは言葉なぞ使う必要も本当はないがの」
ロレンゾは、ピエールたちには意味不明の事を言って、椰子のジュースをごくりと飲む。
先ほどの娘が、今度は何やら料理を持ってきた。肉と野菜をトマトで煮込んだものらしいが、美味そうな匂いである。
久し振りの陸の食事を堪能した一行は、支払いを済ませた後、内陸部への旅に出発することにした。
「なかなか可愛い子だったな。色は黒いが、中味はアスカルファンの娘と同じみてえだ」
ジャンが、交易所を振り向いて、名残惜しそうに言った。
「飯も美味かった。ボワロンってとこも悪くねえ」
ピエールも言う。そして、ロレンゾに向かって言った。
「さて、爺さん、ロレンゾさんよ。俺たちはこれからどこに行くんだ」
「ボワロンでもっとも大きな町、ダンガルだ。ここからはおよそ五日くらいの距離だ」
「五日と言われても、歩きようによるだろうが」
「普通に歩いてだ。一日の昼間のほとんどを歩いて、五日ということだ」
「おいおい、もう少しのんびりいこうぜ。歩くのはせめて昼間の半分くらいでどうだ」
「大丈夫だ。いい乗り物がある」
ロレンゾは一行の先頭に立って、村の長老らしい老人の家に入った。何やら話していたが、やがて交渉がまとまったらしく、村の長老は下僕に何かを指示した。
外に出て待っていた一行の前にその下僕が連れてきたのは、なんとも奇妙な生き物だった。馬にも似ているが、馬よりずっと大きく、膨れた胴体は背中に瘤があって、足は胴体の割には細い。その生き物はマルスたちを小馬鹿にしたような目で眺めている。
「駱駝じゃよ。砂漠の舟じゃ」
ロレンゾが一行に教えた。
「へえ、舟にしちゃあみっともねえな」
ジャンが言って、その下僕の手を借りて早速乗ってみる。
駱駝は迷惑な荷物を乗せられたとばかりに立ち上がると、体を一揺すりしてあっという間にジャンを振り落とし、とっとと向こうの方へ掛けて行った。落ちた痛みでうなっているジャン以外は一同大笑いである。
なんとか駱駝に乗るコツを覚え、食料を買い込むと、もう夕暮れが近づいていたので、出発は明日ということになった。
粗末な旅籠に泊まることにしたマルスたちを戸口から物珍しげに覗き込む土地の住民を呼び込んで、ピエールとジャンは彼らにサイコロ博打を手真似で教えている。その中に、あの交易所の娘もいて、ジャンに盛んに片言で話し掛けられて、恥ずかしそうに笑っている。
驚いたことに、翌日マルスたちが出発する時に、その黒人の娘も付いて来たのである。
「おい、ジャン。これはどう言う事だ」
マルスが聞くと、ジャンは当惑したように答えた。
「いや、俺にもよく分からねえ。勝手に向こうが付いて来たんだ」
ロレンゾが娘に話し掛けて、どういうことか聞いてみた。
「どうやら、ジャンが自分に求婚したと思い込んでいるようだが、違うと言っても、それでも付いて行きたいと言っておる。まあ、土地の者が仲間にいると便利だし、この娘は別に身寄りもいないという事だから、一緒に連れて行ってやろう。どうやら、あの交易所で客を取って生活していた売笑婦らしいが、心はきれいな子だ」
娘の名前はマルスたちには発音しにくいものだったので、適当にそれに近い名で、アンジーと呼ぶことにした。
大金を出して買った駱駝三頭に荷物を分けて載せ、人間六人は交互に駱駝に乗って休みながら行くことにする。グレイは砂漠の歩行には向いていないので、空馬のまま歩かせる。
海岸の側の村から南に出ると、すぐにそこから広大な砂漠が広がっている。
見渡す限り砂、また砂である。そしてその上は雲一つない青空だ。この分では、雨はしばらく期待できそうにない。
アンジーはすぐにマルスたちに打ち解けた。中でもマチルダとは、やはり女同士気が合うのか、片言でお喋りし、マチルダはボワロンの言葉に急速に上達した。
ロレンゾの言ったとおり、五日後に砂漠の向こうに町が見えてきた。
その町はオアシスの側にあるらしく、はるか彼方からでも緑に囲まれている事が分かる。
ほぼ水も尽き掛けていた一行は、目的地を目の前にして一安心した。
「ダンガルの領主ザイードは、もともとグリセリードの者で、非常に残忍な男だ。町に入ったら、よくよく行動には注意するのだぞ」
ロレンゾは、そう言いながら荷物の袋から小さな壷を取り出し、マルスを呼び寄せた。そして、壷の中から何かの塗料を指で掬い、それをマルスの顔に塗りつけた。たちまちマルスは褐色の顔に変わる。マチルダも含め、他の者も同じように塗料を塗って、南部グリセリード人風の褐色の肌色に変わったのであった。
ダニエル・キイスの自叙伝「アルジャーノン、チャーリィ、そして私」を読んでいると、こういう一節があった。
「それはパリ左岸の芸術家のたまり場のカフェ〈ドゥー・マゴ〉でもなく」
という一節だが、これを読んで私は初めて「ドゥマゴ文学賞」の「ドゥマゴ」の意味が分かったのだった。ドウマゴ文学賞は若いSF作家(志望者)のための文学賞だったと思うが、筒井康隆も選考委員で、川上弘美はその受賞者だった記憶がある。(現在もある文学賞かどうかは知らない。)
ドゥーの意味は分からないが、magotは「小人、小男」の意味があるようだ。
なお、この自叙伝は、ダニエル・キース(訳者の小尾芙佐は「キイス」と書いている)が「アルジャーノンに花束を」という作品に至るまでの「精神的冒険」の小説でもある。つまり、彼がほとんど前半生を使って見つけ出そうとした、彼の強迫観念ともいうべき存在(自分が書きたい作品の核)への探求(クエスト)の旅である。自叙伝には稀な、「嘘の無い自叙伝」であり、魂を籠めた作品がどのようにして生まれるかのレポートである。若い作家志望者には非常に有益な書物だろう。
「それはパリ左岸の芸術家のたまり場のカフェ〈ドゥー・マゴ〉でもなく」
という一節だが、これを読んで私は初めて「ドゥマゴ文学賞」の「ドゥマゴ」の意味が分かったのだった。ドウマゴ文学賞は若いSF作家(志望者)のための文学賞だったと思うが、筒井康隆も選考委員で、川上弘美はその受賞者だった記憶がある。(現在もある文学賞かどうかは知らない。)
ドゥーの意味は分からないが、magotは「小人、小男」の意味があるようだ。
なお、この自叙伝は、ダニエル・キース(訳者の小尾芙佐は「キイス」と書いている)が「アルジャーノンに花束を」という作品に至るまでの「精神的冒険」の小説でもある。つまり、彼がほとんど前半生を使って見つけ出そうとした、彼の強迫観念ともいうべき存在(自分が書きたい作品の核)への探求(クエスト)の旅である。自叙伝には稀な、「嘘の無い自叙伝」であり、魂を籠めた作品がどのようにして生まれるかのレポートである。若い作家志望者には非常に有益な書物だろう。