栗原がこの試合の殊勲者であることは間違いありません。しかし、ロッテとのクライマックスシリーズ2試合でノーヒットと眠っていた栗原に自由なバッティングをさせてしまうなど、巨人バッテリーの詰めの甘さを感じました。
まず2回、ノーアウト一塁からのホームランの場面。菅野と大城(卓三)のバッテリーは、真ん中からインコースへのスライダーを2球続けて2ボールとしてから、3球目にまたも同じボールで攻め、栗原に狙いすまされたようにライトスタンドに叩き込まれました。
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6回表に2点を奪われた場面は、バッテリーはもちろん、巨人ベンチにも大きな隙がありました。
ツーアウトから柳田(悠岐)にデッドボール。グラシアルのライト前ヒットで一、三塁となったところで、ここまで2安打を許している栗原を迎えました。
本来なら、このピンチでベンチはタイムで間を取るべきでした。巨人にとっては、もう1点も許したくない場面。チーム全員で栗原対策の意思疎通を図らなければならないところなのに、ベンチは動かず、キャッチャーの大城はホームベース上で立ったまま。ショートの坂本(勇人)が菅野のもとへいき、軽く声をかける程度で終わってしまった。巨人はエースを孤独にしたわけです。「チームが結束して勝つ」──その意識が欠落している象徴的なシーンでした。
その点、ソフトバンクのバッテリーは、我慢強く相手打線と対峙していました。初回から巨人のバッターたちに得意の"おばけフォーク"を見極められ、ストレートも積極的に打ちに来られた。3回までに50球を超えるなど、苦しいピッチングだったと思います。
しかし、バッテリーを組む甲斐(拓也)が辛抱強くリードしていた。相手バッターの雰囲気やスイングなどから1球1球コースや球種を変えたり、緩急を使ったり臨機応変に対応しました。
インコースで詰まらせようと欲を出すのではなく、「長打警戒。レフト前の単打で満塁でもOK」という意識で、外角ストレートで攻めたことが最高の結果を生んだ。試合を通して、ソフトバンクのバッテリーは、巨人より一枚も二枚も上手でした。
ソフトバンクは9回に1点を与えてしまいましたが、千賀からモイネロ、森(唯斗)の盤石リレーで勝利できたことは大きい。「うちはシーズンどおりの戦いをするよ」という意思表示ができたことで、次戦以降もブレずに戦うことができるでしょう。
一方、巨人はエース・菅野で敗れ、さらに眠っていた栗原を目覚めさせるなど、あまりに痛い敗戦となりました。
第2戦に先発する今村(信貴)はイニングに関係なく1球1球集中し、悪い流れを断ち切るくらいの気概を見せてほしいですね。それぐらいのピッチングをしないとソフトバンクの勢いは止められないと思います。
秦真司プロフィール1962年徳島県生まれ。法政大から1984年ドラフト2位でヤクルトに入団。捕手、外野手として90年代のヤクルト黄金期を支える。その後、日本ハム、ロッテでもプレーし、38歳で現役を引退。引退後はロッテ、巨人などでコーチを務め、現在は解説者として活躍。
外投げて打たれてたら柳田はインコースで抑えてたのに何故内を使わないのかとか言い出すでこれ
マークが薄かったくさい
どうしたって結果論やし
丸の走塁やろ叩くべきは
気が抜けるのはしゃあないよ
栗原は元々捕手だし読み打ちするタイプやからな、巨人バッテリーが駆け引き負けしただけや
頭西川でも分かることを実行できなかったバッテリーがアホやね
これでインコース投げて打たれたら『前2打席でもインコースを~』ってなるからな
結果論や
いちばん大事なことは菅野が甘い球投げてたこと、配給はさほど関係ないやね
2打席目のツーベース打ったときくらいか、栗原に対して厳しい球が行ったのは