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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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ローレンス・ブロックの「泥棒バーニー」シリーズはアメリカの古い文化と文学に関するペダントリーに満ちた、楽しい探偵小説で、その翻訳(田口俊樹訳)も見事なものだが、「泥棒はスプーンを数える」の中の一節には、他の部分ではたいていある解説的挿入文が無い。おそらく作者もその引用に気づかなかったか知らなかったのだろう。

「あらゆるレズビアンバーがきみの行きつけの店じゃないか。でも、ぼくが選んだのはここが五軒目だけど、どの店も同じだね」
「いつだって同じ物語なのよ。愛と栄光のための戦い。云々」

この「its a same old story. 」「愛と栄光のための戦い(英文は忘れた)」は映画「カサブランカ」の挿入歌として有名な「As time goes by」の一節だろう。レズビアン・バーで好みの女性と知り合うことに「栄光」はほぼ無関係であり、それ(その訳の無理さ)は、この部分が引用句であることを示している。なお、「As time goes by」は通常訳されているような「時の過ぎゆくまま」ではなく、「時が過ぎても」という訳が適切であることが歌詞全体の内容から分かる。「逆接のas」は知らない人が多いので、この「誤訳」が流通したわけだ。

(追記)私自身の別ブログから問題個所だけ転載する。上記文の英文は不正確だったようだ。


It‘s still the same old story


A fight for love and glory


A case of do or die


The world will always welcome lovers


As time goes by


(それは昔ながらのお話


恋や栄光のための戦い


やるか死ぬかの二者択一


世界はいつでも恋人たちを歓迎しているんだよ


時が過ぎていってもね)

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