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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「白鯨」の転載作業をしながら作品を読み直して、これ(「白鯨」のダイジェスト)は自分にしかできない仕事だったな、と思っている。つまり、作品への愛情の点と、ダイジェスト能力の点で、他の人にはできない作業ではなかったか、と思うわけだ。その意味では、これを公表したことで、私自身の「ライフワーク」は終わったと言っていい。後は余生を楽しむだけである。このブログに駄弁を書くのも、娯楽のひとつである。
ちなみに、私が「白鯨」を読んだのは小学生の時である。書かれた内容の半分も理解できなかったが、面白さと魅力だけは十分に分かった。たぶん、当時大学生だった兄が買った2000ページくらいある分厚い本で、訳者はかすかな記憶では佐々木何とかと言ったと思うが、ひと昔前の英文学者だろう。もちろん、冒頭の「鯨学」の部分など飛ばし読みだが、登場人物のユニークな個性、会話の面白さなど、子供でも理解できた。その一端は、このダイジェスト版でも出ているのではないか。一か所、冒頭近くで書いた「アメリカの未来像」の部分は、私の意見を書いてしまっているが、ご容赦願いたい。
その後、映画の「白鯨」もテレビで見たが、まあ、駄作であった。監督は確かジョン・ヒューストンだったと思うが、彼としては失敗作の部類だろう。原作の魅力のカケラも無かった。主演がグレゴリー・ペックで、彼をエイハブ船長にした時点で、映画化失敗である。グレゴリー・ペックはロマコメ俳優としては大好きだが、彼がどう逆立ちしてもエイハブは演じられない。歴代の名優の誰を持ってきても無理なのではないか。キチガイ演技をすればいい、というものでもない。話の語り手にあたるイシュマエルをやった俳優(リチャード・ベイスハート)だけは適役だった。
まあ、スタンリー・キューブリックあたりが監督すれば、凄い作品ができたかもしれない。
もしかしたら、小説や映画の「ジョーズ」は「白鯨」の小型版、換骨奪胎ではないか。
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