ロッテ パラデスの入団を発表 メジャー20本塁打
ロッテは5日、ジミー・パラデス選手(28)の入団が決まったと発表した。
昨季はブルージェイズ、フィリーズでプレー。一塁、三塁、遊撃、左翼を守る。右投げ両打ち。191センチ、91キロ。
メジャー通算は332試合、20本塁打、100打点、打率2割5分1厘。
1年契約で、推定年俸は120万ドル(約1億3800万円)。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1761104.html
選手データ
http://m.mlb.com/player/517370/jimmy-paredes
逆に、こういうタイプが日本に来て、この狭い球場なら自分はホームランもたくさん打てるという自信がつけば、もともと無茶振りするタイプでもなさそうだから、それほど打率も落とさずに長打を増やし、案外活躍するかもしれない。少なくとも、選手層の薄いロッテには貴重な存在になるだろう。
ただ、この程度の成績なら、両打ちではなく、得意なほうの打席だけで打ったほうがいいと思う。下の写真は左打席だが、無理に左で打っているのではないか。(右投げだから、おそらくそうだろう。)右打席だけで打てば、ホームランももっと打てるような気がする。
当てる打撃をせず、三振を恐れずに(無茶振りせよ、というわけではないが)振っていけば、怖い打者になるかもしれない。
ロッテ、パラデスの入団を発表!メジャー20本塁打
まあ、今年前半くらいは二軍で様子を見て、今年後半かあるいは来年くらいに横浜の1軍戦力になれれば最高である。
信用できるのは自分の眼だけ 落合GMがスカウトの概念を変えるか?
掲載日時 2014年07月27日 15時00分 [スポーツ]
「自分の眼で見たものしか信用しない」
落合博満中日GM(60)はそう主張し、全国行脚しているという。目的はスカウティングだ。スカウトの報告を疑っているのではない。「自身の眼で直接確かめる」とし、隠密行動を続けているのだ。
「セ5球団は『谷繁政権は落合GMのカラーが采配にも色濃く反映される』と読んでいました。しかし、大方の予想を裏切り、落合GMは球場には全く顔を出していません」(ベテラン記者)
阪神の中村勝広、DeNAの高田繁、北海道日本ハムの山田正雄など、他球団のゼネラルマネージャーが存在感を示すのは外国人選手の獲得やトレードをまとめたときだ。しかし、落合GMは違う。ドラフト候補の視察を続けているものの、そのスケジュールは中日関係者も把握していない。
「昨季、日本一になった楽天でさえ、スカウトの人数を減らそうとしています。情報化の進む昨今、『隠し球』と称される無名の逸材はいないし、ドラフト会議の一位指名以外はウエーバー制なので、指名してしまえば交渉の仕様はいくらでもある」(球界関係者)
逆指名制ではないので、スカウトが特定選手に密着する必要性もなくなった。しかし、落合GMの全国行脚には、昨年の“沖縄事件”の教訓も影響しているのかもしれない。
「アレは、2、3年のうちに絶対にローテーション投手になるね」
イースタンリーグ首脳陣が地団駄を踏みながら、その将来性を認めている新人投手が巨人の二軍にいる。ドラフト5位指名の平良拳太郎(19)だ。平良は人口約900人の沖縄県今帰仁村の出身。「好投手がいる」という情報は12球団がキャッチしていたが、巨人以外のスカウトは昨夏の沖縄県大会での平良を視察していない。
「スカウトは地区別の担当制になっており、トーナメント表を見て勝敗を予想し、視察スケジュールを組みます。平良君のいた北山高校は、当然勝ち上がる予想していたんですが」(在京球団スカウト)
そんな予想を裏切り、平良の北山高校は延長戦の末に初戦で敗れてしまった。当時の平良に対する評価は「育成枠で指名」というのが大半で、直接視察した巨人だけが支配下枠に繰り上げたというわけだ。
「オリックスが1位指名した吉田一将は名門・青森山田の出身ですが、高校時代は補欠でした。進学先の日本大学は当時、二部に低迷しており、社会人のJR東日本で才能が開花しました」(前出関係者)
吉田の例だけではなく、大学、社会人で鍛えられたからこそ、プロ野球選手に成長できたケースもある。
一般論として、夏の甲子園大会が始まるころには、全球団ともお目当ての選手に対する調査は終えている。この時期の視察は“確認”にすぎないが、指名するか否かのボーダーライン上にいる選手に関しては、正しく評価されていないのが現実だ。落合GMの隠密視察が、プロ野球界のスカウティングを変えるかもしれない。
(追記)某スレッドに、横浜の投手陣の生年一覧があったが、今の横浜には若手や中堅の先発タイプ投手が極端に不足しているから(若手投手不足ではなく、中堅に中継ぎタイプが異常に多い。)平良を取ったのは間違いではないかもしれない。京山や綾部や飯塚が使えるようになる前に、平良が使えるようになればいいのではないか。なお、この一覧の白丸は右投手、黒丸は左投手だと思うが、他の記号は意味不明。△や▲は中継ぎタイプかと思うが、よく分からない。
24 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 05:41:13.80 ID:SDcEQID2r.net
98 ○京山
97 ○綾部187
96 ○飯塚186
95 ●砂田179 ○平良181.77
94 ●濱口 ○水野 ○尾仲 ○笠井
93 ●今永178 ○熊原178
92 ○柿田 △山﨑 ●石田 ○田村186 ○進藤185.75
91 △国吉 ▲野川170
90 ○三嶋 ◆福地
89 △三上 △平田 ▲田中 ○ウィーランド188.93 ○クライン201.116
88 △小林
87 ○パットン185.91
86 ○井納 △須田
85 ○高崎 □小杉 △加賀 ▲大原
84 △藤岡
83 ▲林
82
81
80 ○久保
まだ、彼の動画を見たことが無いので、どんな投手なのか知らないが、横浜編成が高く評価したなら、それでいい。
今、動画を見たが、どうも良さがよく分からない。独立リーグの選手にすら球を捉えられているし、球は速くないし、変化球が凄いわけでもないし、制球力が抜群というわけでもない感じだ。
まあ、プロの見る目はまた違うのだろう。
それより、ドラ2の水野の動画も見たが、こちらは変化球の曲がりが凄い。あまり頭を使わず、ストライクゾーンにどんどん投げ込ませれば、打者はなかなか捉えられないのではないか。こちらは、捕手がうまくリードすれば、すぐに中継ぎで、あるいは先発でも使えそうだ。濱口のほうは、球威はあるのかもしれないが、やはり制球力が悪そうで、かと言って、球威だけで打者を抑え込める投手とも思えない。来年すぐに出てくる投手とは思えない。二軍で投球の精度を高めてからだろう。
January 05, 201701:38
2 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:19:59.51 ID:6J0DIfcR0.net
マジやん
5 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:20:23.45 ID:tn+As2oV0.net
まあ妥当
8 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:20:43.29 ID:57go3ouJ0.net
やっぱり平良か
22 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:21:37.38 ID:m4MRslHq0.net
若いな
27 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:21:54.90 ID:TawNWJuoa.net
去年谷間で投げてた奴?
33 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:22:27.17 ID:57j6M9jE0.net
人的補償今村とはなんだったのか
37 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:22:35.13 ID:XRaDGmCh0.net
西村だと思ってたわ
43 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:22:49.74 ID:ABS4Ip010.net
平良 2016 防御率9.82 WHIP1.91
78 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:06.22 ID:1BYSygKn0.net
>>43
1試合だけやぞ
132 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:25:36.15 ID:s50j0eNo0.net
>>43
別に一軍の数字出してもしゃあないやろこんなん
66 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:23:43.75 ID:CPNuHxKb0.net
マジかよ
まあ悪くはないか
75 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:03.78 ID:s50j0eNo0.net
まぁ互いに妥当って結果やな
77 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:06.12 ID:E3JTyx1O0.net
まあ二軍でも見てるんだから有能なんだろう
86 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:22.70 ID:0RhSZhEH0.net
妥当な線だろ
江柄子なんかよりはいいよ
91 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:34.23 ID:NWdHF+3y0.net
21ならまあありやね
92 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:34.68 ID:jzWVJT/V0.net
一時期田口と一緒に期待されてた奴やっけ
101 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:24:56.15 ID:MUqWX0/k0.net
>>92
せやね
120 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:25:17.77 ID:JyZAuPR8p.net
大竹の人的保証で広島にいった一岡くらいの働きしてくれたら万々歳やで
124 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:25:23.28 ID:zX5C/yVr0.net
ブレーク間違いなしの超絶有望株扱いされそう
奥村の時みたいに
129 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:25:30.90 ID:Dgxa5zCI0.net
2016 2軍 2.31 12試合 6勝 2敗 74回 WHIP1.11
さすがにこれ出したらアホ以外の何者でもないぞ
152 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:26:11.76 ID:y+mPCdFL0.net
>>129
まあまあいけるやん!
188 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:27.31 ID:XBVyUqAUd.net
>>129
ええの獲ったわ
200 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:49.16 ID:59kejKpq0.net
>>129
21歳でこれとか凄くね
201 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:51.61 ID:ZHIXxUi+a.net
>>129
あれ思ったよりずっと成績良いな
球速あんまなくてイマイチそうだったのに
203 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:56.34 ID:57j6M9jE0.net
>>129
普通に二年後ぐらいにはローテいけそうやん
139 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:25:49.93 ID:wLWddIjt0.net
http://npb.jp/bis/2016/stats/idp2_g.html
下での数字は悪くないし若い
まあありじゃないのかなこの補償は
155 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:26:19.62 ID:57j6M9jE0.net
まあ若いし機会あれば覚醒するんじゃ
164 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:26:34.15 ID:y74kHhOB0.net
2軍でそこそこやれる21歳ならええやろ
165 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:26:34.53 ID:b6y5G9Gr0.net
候補比較表
205 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:59.69 ID:r34/HCA/0.net
>>165
奪三振率低いな
ゴロPなのかな
172 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:26:48.99 ID:HEOpwMqB0.net
いや平良はええと思うで
将来性は抜群や
ただ問題は結果を残さないでプロ3年って所
183 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:11.99 ID:iUpRCQ/J0.net
二軍じゃ相当期待されてる
というか編成アホやろ、平良プロテクトできないってどんなプロテクトにしたんだ
マジでこいつは田口と同じで伸びると思ってるからことし出てくるかわからんけど、DeNAは期待してて良いよ
桜井以上に期待してたから山口取った代償としてはかなりへこむわ
193 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:27:40.04 ID:V4Q6oIf20.net
プエルトリコに行ってたやつやな
249 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:29:10.45 ID:Dgxa5zCI0.net
ちな今年の巨人の二軍P
310 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:31:14.11 ID:cxh3HiUHd.net
>>249
2軍の三番手と四番手放出して大丈夫なんか
264 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:29:42.61 ID:MrG1Xp0g0.net
木塚コーチも太鼓判
336 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:31:50.00 ID:GBezA2Hga.net
>>264
木塚なら育てられそう感はあるな
269 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:29:49.98 ID:pC6uOSB40.net
つかウィンターリーグに行かせるような奴プロテクトから外したんやな
280 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:30:19.03 ID:98WGKBMW0.net
悪いけど素材やから来年すぐは使いもんにならんぞ
305 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:31:01.12 ID:vHn8hf7Ta.net
2013
× 石川歩 投手 東京ガス
1 小林誠司 捕手 日本生命
2 和田恋 内野手 高知
3 田口麗斗 投手 広島新庄
4 奥村展征 内野手 日大山形
5 平良拳太郎 投手 北山
マジなら二人消えるのか
348 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:32:24.06 ID:IHSBjHWp0.net
391 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:34:04.05 ID:/lS6U06PK.net
ドラフト5位で入団
高卒3年目の昨年は74回投げて防御力も2.31
一軍経験もできたと
即戦力とかじゃないが巨人は順調に育てていた感じだよね
399 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2017/01/05(木) 01:34:19.42 ID:pGwxrNWXd.net
プロテクト外れてそうなやつでよさげなやつって平良か西村くらいしかおらんやろ
それなら若手の平良とったんだと思うで
横浜DeNAベイスターズ今シーズンスローガン発表!
- カテゴリ:
- 横浜DeNAベイスターズ
https://twitter.com/dena_sports/status/816460600163188736
サンガツ
マジやんけ
赤レンガやし
これチームのテーマソングにするんかね
最強に格好ええわ
開幕楽しみや
なんで2014年発表の曲にラミレス映ってるんや
しかもタイトル「THIS IS MY ERA」やし
「これが私の防御率だ!」が正解
そういうタイトルの曲が既にあるのは分かったけど
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1483494508/
いずれにしても、私は大リーグの試合で「ファールで粘る」場面を見たことが無いような気がする。真っ向勝負で、打つか打ち取られるかのどっちかで、打者は三振しても少しも悪びれない。下手にファールで粘る打者は観客からブーイングをされるのではないか。
(以下引用)
ファール王「球数制限あるWBC僕が全球カットしたら勝てるわけですよ」
2017/01/03
1打席あたり30球粘れるんだったら置いてもいいのかもしれない
特殊勝利みたいやな
野手が投手で投げるんやろ
全体に筆致が軽妙で、非常に頭のいい、論理的なサイト管理人だなあと思う。記事が少ないのが残念だが、その代わり、記事のひとつひとつの考察は実に緻密である。
管理人氏の「重い球の正体」説を乱暴に要約すれば、「重い球軽い球は存在しない。重い球というのは、単に打つ際の打者のミスショット、受ける際の捕球者のミス捕球である」という単純なものだが、ここに書かれた部分はそれとは別の、大リーグ人の証言部分だけだ。
(以下引用)
内角に食い込みつつ落ちる球
ここまでなら要するに、キビシイコース(とりわけキビシイ内角)の速球が重い球、という話になる。だがしかし。
打者にとってさらにジャストミートが困難な球というのが存在するらしい。イヤもちろん「ジャストミートさせないこと」こそはピッチャーの目的そのものであって、ピッチャーが投げるすべての球はそのために投げられている。それは当然そうなんだが、とりわけジャストミートの困難な(というか、重いと感じられやすい)球種というものがあり、それが「内角に食い込みつつ落ちる球」であるらしい。以下は、メジャーリーガーおよび元メジャーリーガーのインタビュー集。
The Heavy Ball
[序] The heavy ball: some hurlers' offerings are described as being a different sort of pitch, often due to the ball's late-breaking movement.[序] ある種の投手の投げる球は独特の性質(それは多くの場合 #late-breaking movement がもたらす)を持ち、そのためこう呼ばれる。「The Heavy Ball」と。
◆ ◆
メジャーの公式球はすべて、5から5.2オンスの重さと決められている。 なのに何故キャッチャーにとって、あるピッチャーの球は羽根のように、またあるピッチャーの球はまるでレンガを受けているかのように感じられるのか。そして打者はなぜ、ある投手の球を、ボーリングの球のように感じるのだろうか。
02 Physicists may say there's no such thing as a "heavy" ball if they all weigh the same. But those experts never caught Mike Flanagan or Kevin Brown or Brandon Webb, never swung a bat against Tim Hudson or Kevin Gryboski.
物理学者は、重量が同じなら「重い」ボールなんてものは存在しないと言うかもしれない。 しかし、彼らはマイク・フラナガンやケビン・ブラウンやブランドン・ウェブの球を受けたこともなく、ティム・ハドソンやケビン・グリボスキーの球を打った経験もないのである。
03 Most players, when asked why some pitchers throw beebees and others shot puts, respond like Phillies pitching coach Joe Kerrigan: "I've been catching pitchers for more than 20 years. Don't ask me why, but it's so."
ある投手は BB 弾(プラスチック製で軽い)を投げ、ある投手は砲丸を投げる。何故なのか。大抵のプレーヤーはフィリーズの投手コーチ、ジョー・ケリガンと同じように答える。「オレは20年以上キャッチャーをやった。Don't ask me why, 理由なんか知らない。but it's so. とにかく、そうなんだ」
04 But some, especially catchers, offer a few explanations for the phenomenon. First, it has nothing to do with speed. A two-seam or four-seam fast ball has a lot of backspin; it doesn't pound the hand that's catching it. That's why the likes of Randy Johnson, Curt Schilling, Bob Welch, Jim Palmer, Catfish Hunter and Ron Guidry can and could throw 90-plus feathers.
しかし、中には現象をもう少し解説してくれる者(特にキャッチャー)もいる。 まず、それは球速とは無関係だ。 ツーシームまたはフォーシームの速球には強いバックスピンがかかっていて、それはキャッチャーの手を強打することはない。ランディ・ジョンソン、カート・シリング、ボブ・ウェルチ、ジム・パーマー、キャットフィッシュ・ハンター、ロン・ギドリーなんかはそうやって90マイル(145km)超の、羽根のような快速球を投げる。(フェザーには「空気抵抗が小さい」というニュアンスもあるのかも)
05 It's the sinker that's usually the culprit. According to one-time Giants catcher and former Arizona manager Bob Brenly, "A sinker is the heaviest ball, especially if it breaks late." You don't catch it cleanly in the pocket, but lower, and it wobbles and vibrates all the way up your arm. It does the same to a batter who makes contact with it.
ジャイアンツの元捕手でダイアモンドバックスの前監督ボブ・ブレンリーによれば、キャッチャーにとって最も厄介な球はシンカーである。 「シンカーこそ最も重い球だ。鋭く曲がる(breaks late)ヤツが特に。スポット(pocket)できちんと捕るつもりが、それより下(つまり親指側?)で捕る羽目になる。球は振動して、ミットを伝って腕までビリビリ来る。インパクトの瞬間のバッターにとっても同様だ」
06 A sinker that breaks earlier is easier to track and makes a louder crack in the mitt or when a bat hits it. A straight four-seam fastball has a pure rotation and is easy to track and catch. That's the key for a catcher. It's easier to line up no matter how fast it's thrown. That's what makes it feel lighter."
シンカーでも、ドローンと曲がる(breaks earlier)のは目で追いやすく、ミットに収まるとき(またはバットに当たるとき)に大きな音を出す(makes a louder crack)。フォーシームの真直ぐは回転が素直(has a pure rotation)で追いやすく、捕りやすい。キャッチャーにとってはそこがカギで、どんなに速くても捕りやすさのぶんだけ軽く感じる」
07 Cardinals pitching coach Dave Duncan maintains that a sinker is the only kind of heavy pitch. Former Dodgers catcher Mike Scioscia agreed but went further. "When a catcher gets handcuffed, when a sinker doesn't drop the same amount or at the same angle every time, and you don't catch it fight, you feel it. It's part arm action, part delivery, the kind of spin. You can't teach a pitcher to throw a heavy ball."
カージナルスの投手コーチ、デイブ・ダンカンは、シンカーこそが唯一の重い球だと主張する。ドジャーズの前キャッチャー、マイク・ソーシアはこの見解に同意し、さらにこう言う(went further)。「キャッチャーの腕の自由が奪われてしまう(gets handcuffed)とき、つまりシンカーの落差や落ちる角度が一球一球違うときに、思い知ることになる(and you don't catch it fight, you feel it. ここの訳はぜんぜん自信なし)。それは腕の動き、delivery(「投げ方」あるいは「球離れ」)、回転とかで決まる。重い球の投げ方をピッチャーに教えることはできない」
◆ ◆
08 But Phillies catcher Mike Lieberthal said even a four-seamer can feel heavy if it has a lot of movement. "When it's hard to catch cleanly it reverberates in the mitt, and that's what makes it feel heavy."
しかしフィリーズのキャッチャー、マイク・リーバーサルは、4シームファーストボールであっても、よく動くボールは重く感じる、と言う。「きれいに捕れない(hard to catch cleanly)球は、ミットを通して手に衝撃が来る。それが重いって感じを生むんだ」(よく動くなら4シームファーストボールと呼べないんじゃないか、と思うが、そうでもないのかも知れない)
09 Where catchers feel it most is on the thumb. Ray Fosse, who caught Oakland's 1973-1974 world champions, called Catfish Hunter and Ken Holtzman a breeze to catch. Not Blue.
キャッチャーが球の重さを一番感じる部位は親指だ。1973-74年にオークランドでワールドチャンピオンに輝いたキャッチャー 、レイ・フォシーは言う。キャットフィッシュ・ハンターやケン・ホルツマン の球を捕るのは楽な仕事(breeze to catch)だが、ヴァイダ・ブルーは違う(Hunter、Holtzman、Vida Blueは、ともに1974年 Athletics在籍の投手)と。
10 "After catching Blue my hand was swollen so I could hardly hold a bat. With a sinkerball pitcher, if you have to turn the mitt thumb down to stop a pitch, the ball comes down and the thumb takes the worst healing."
「ブルーの球を捕ると、バットを握れないくらいに手が腫れ上がる。シンカーの場合、球を止めるために親指を下にミットをひねるだろ。そこに落ちてきて、親指が最悪のダメージ(worst healing)を受ける」
11 Longtime Pirates and Orioles pitching coach Ray Miller recalled Pittsburgh right-hander Bob Walk. "His pitch Would get about 12 feet from the plate and it would wiggle, shudder a little--you could see it. The catcher saw it and got set to catch it where he thought it would come in and it would cut back and wham him on the thumb."
パイレーツとオリオールズで長年コーチを務めたレイ・ミラーはピッツバーグの右腕、ボブ・ウォークの名を挙げた。「ヤツの球はベースの12フィート(3.7m)手前で小刻みに揺れ始める。見ればわかるよ。キャッチャーはそれを見て、ここに来る、と思ったところにミットを出す、球はカットバック(キュンっと予想以上にブレーキがかかる、くらいの意味か?)して親指にズガンと来る」
12 For all of Rick Dempsey's 21-year major league career, the Orioles coach singled out Mike Flanagan as the toughest pitcher to catch.
オリオールズのコーチであるリック・デンプシーはメジャーでの21年間のキャリアを通じて、捕るのが最もタフなピッチャーとしてマイク・フラナガンを選んだ。
13 "It was that late, last split second break and it was not always the same. Sometimes I'd have to twist the mitt thumb down to catch it and it would jar your thumb. He once broke a ligament in my index finger, too." Nor did it always stop at the thumb. "On a cold day it hurt right up to your jaw," added Orioles coach Elrod Hendricks.
「最後の最後でキュッと曲がる。しかも一球ごとに違う。時にはミットの親指を下にひねらなきゃならない。親指が軋む。オレは人差し指の靭帯を切ったこともある」。被害は親指にとどまらないのだ。「寒い日には顎まで痛む」と、オリオールズのコーチ、エルロッド・ヘンドリックスは付け加えた。
14 Dave Duncan recalled that "it was harder to catch that late-breaking drop with the round mitts used in the old days, but you'll still see catchers icing their thumb after a game when their pitcher has been throwing shot puts."
デイヴ・ダンカンは回想する。「昔はミットが丸っこくて、キュッと落ちる球(late-breaking drop)は今より以上に捕りにくかった。だけど今でも、砲丸投げみたいな球を受けた試合の後、キャッチャーが親指を氷で冷やすのを見かけるだろ?」
◆ ◆
15 So, if it's the break of a sinker that makes it heavy, what about the splitter, which also breaks late? Mike Scioscia called Bruce Sutter's splitter "nasty. It acted like a left-hander's curve, but it wasn't as heavy as a sinker."
では、シンカーの変化が重さの原因であるとすれば、シンカー同様に打者の手前で急激に落ちる球、フォークボール(splitter)はどうなのか。マイク・ソーシア(捕手/ドジャース/1980-92) は、 ブルース・スーターのフォークを「イヤらしい(nasty/たちが悪い/不快)」と言う。「左投手のカーブに近い感じなんだが、シンカーほど重くはなかった」
16 Athletics catcher Adam Melhuse pointed out that a splitter has less rotation. And, besides, "a catcher seldom catches a splitter. Eighty percent of the time a batter swings over it and misses and it's down in the dirt, so the catcher drops down to trap or block it. If it stays up it's usually hit."
アスレチックスの捕手、アダム・メルヒューズは、フォークの回転の少なさを指摘し、 さらに、「キャッチャーはめったにフォークを捕ることはない」と言う。「100回のうち80回はバッターは球の上を空振り(あるいは球の上ツラをミスショット?)し、球は地面に突き刺さる。キャッチャーは捕るかブロックするかのために這いつくばる。そうでなければ、ふつう、ヒットになるんだ」(キャッチャーはめったにフォークを捕ることはない。うーん、そうかあ? アメリカンジョークかも知れない)
◆ ◆
17 Reds hitting coach Chris Chambliss had a different theory. "A fingertip delivery, like Bob Welch's, will produce a lighter ball. Jim Bibby had huge hands. He held the ball so far back in his hand you couldn't see it. Nolan Ryan did, too. How deep they hold the ball when they throw it makes it heavy."
レッズの打撃コーチ、クリス・シャンブリスは別の原理を挙げた。「ボブ・ウェルチみたいな、指先でピュッと投げるやり方(fingertip delivery「指先投法」)だと軽い球になる。ジム・ビビーは手がデカかった。あんまり深く握るので球が見えないぐらいだった。 ノーラン・ライアンもそうだ。投げる時にボールをどれくらい深く握るかによって、球の重さが決まるんだ」
◆ ◆
18 So who do past and present catchers regard as the purveyors of the heaviest bone-jarring pitches?
それではかつての、あるいは現役のキャッチャーたちは、最も骨を軋ませる重い球の提供者として誰を挙げるだろうか。
Mike Scioscia:Tommy John, Orel Hershiser, the young Alejandro Pena.
マイク・ソーシアはトミー・ジョン、オーレル・ハーシュハイザー、アレハンドロ・ペーニャを。
Dave Duncan:Former A's Blue Moon Odom and Bobby Locker; present Cardinals Chris Carpenter and Jason Marquis.
デイブ・ダンカンは、アスレチックスに所属していたブルー・ムーン・オドムとボビー・ロッカー、そして現在カージナルスのクリス・カーペンターとジェイソン・マーキスを。
Bob Brenly:Greg Minton, Kevin Brown, Brandon Webb
ボブ・ブレンリーはグレッグ・ミントン、ケビン・ブラウン、ブランドン・ウェブを。
Damian Miller:Kerry Wood, Carlos Zambrano.
ダミアン・ミラーはケリー・ウッド、カルロス・ザンブラーノを。
Bob Geren, A's bullpen coach, one-time Yankees catcher:Tim Leary.
アスレチックスのブルペンコーチ(かつてヤンキースのキャッチャー)のボブ・ゲレンはティム・レアリーを。
Elrod Hendricks:Gene Brabender.
エルロッド・ヘンドリックスは、ジーン・ブラベンダーを、
Rick Dempsey:Mike Flanagan
リック・デンプシーはマイク・フラナガンを、
Sammy Snider, who has caught hundreds of pitchers in his 25 years as the Orioles bullpen catcher:Mike Timlin, Jason Grimsley.
オリオールズのブルペンキャッチャーとして、25年間にわたって何百人もの投手の球を受け続けて来たサミー・スナイダーはマイク・ティムリンとジェイソン・グリンズリーを。
Reds bench coach, former Yankees catcher Jerry Narron:Goose Gossage
--"Not a sinker, but heavy heat."
レッズのベンチコーチで、かつてヤンキースのキャッチャーだったジェリー・ナロンは、グース・ゴセージを。
--「ありゃシンカーなんてもんじゃない。HEAVY HEATだ」
(HEAVY HEATとは何か。『もうね、火の玉がね、燃えながらズドーンって飛んで来るようなもんですよ。ええ、それもねえ、とにっかく重たいんですよズドーンって。たまったもんじゃないですよ』とかそんな感じか)
AJ. Pierzynski:Jason Schmidt, Jim Brower.
AJ・ピアジンスキーは、ジェイソン・シュミレットとジム・ブラウワーを。
Jason LaRue:Reds closer Danny Graves.
ジェイソン・ラルーはレッズのクローザー、ダニー・グレイブスを。
Javy Lopez:Atlanta reliever Kevin Gryboski.
ジャビー・ロペスはアトランタのリリーフ投手、ケビン・グリボスキーを挙げた。
◆ ◆
19 The heavy ball experience is not confined to the major leagues. Adam Melhuse first heard the term in AAA in 1997. "I'm catching a veteran pitcher and he's not throwing as hard as some of the other pitchers, but he's pounding my hand like they never did. I asked somebody about it and was told, 'Yeah, he throws a heavy ball.' It sounds strange. It's the same ball, but it feels, well, heavy is the best way to describe it."
ボールが重く感じられるという現象は、メジャーリーグだけに存在するわけではない。アダム・メルヒューズは1997年に3Aで初めて「HEAVY BALL」という言葉を聞いた。「あるベテランの球を受けていて、彼はそんなにハードに投げてなかったんだけど、他のピッチャーではあり得ないくらい手にズンッと来たんだ。そのことを人に訊いたら言われたよ、『Yeah, he throws a heavy ball』って。妙な言葉だと思ったね、同じボールだぜ? だけどたしかにあの感じは『重い』って表現がぴったりだ」
20 Bob Geren first heard the term "light ball" in AA in the 1980s. "We had a young pitcher from the Dominican. The manager told me he threw 100 miles an hour but it'll be a light ball. I didn't know what that meant. But he was right. Like a lot of light ball pitchers, he gave up a ton of home runs, but he was easy to catch."
ボブ・ゲレンは1980年代の2Aで「LIGHT BALL」という言葉をはじめて聞いた。「ドミニカ出身の若いピッチャーがいて、彼のことを監督が『時速100マイル出るが球が軽い』と言った。何のことだかオレにはわからなかったけど、しかし、監督が正しかった。多くの球質の軽いピッチャー(light ball pitcher)と同様、彼は山ほどのホームラン(a ton of home runs)を打たれたし、それに、捕りやすかった」
21 Mike Scioscia recalled Roy Campanella talking about pitchers who threw a heavy ball. But the terminology goes back much further. Jack Lapp, catcher-for the Philadelphia Athletics 1910-1914 three-time world champions, said Chief Bender "threw a ball that was so light it felt almost like a tennis ball, while Jack Coombs was like catching a brick."
マイク・ソーシアは、ロイ・カンパネッラから聞いた、ヘビーボールを投げたというピッチャーに関して思い出してくれた。しかし、ヘビーボールという語はさらに以前から存在する。ジャック・ラップ(1910年から1914年の間三度に渡りワールドチャンピオンの座に輝いたフィラデルフィア・アスレチックスのキャッチャー)は言った。「チーフ・ベンダーはテニスボールのような軽い球を投げた。一方ジャック・クーンズの球は、まるでレンガを受けてるみたいだった」(フィラデルフィア・アスレチックスはオークランド・アスレチックスの前身の前身)
◆ ◆
22 Hitters have their own nominees for bowling ball pitchers, whose deliveries reverberate through their arms and bodies when they make contact. Most often mentioned are Kevin Brown and Brandon Webb. Others, past and present:
打者たちは、インパクトの瞬間に腕から身体へと衝撃を走らせる「ボーリング・ボール・ピッチャー」として、また別の(「また別の」というのは打者独自の、という意味で、own の意訳のつもりなんだけど、特にそういう意味じゃないような気もする)候補を挙げる。たいてい言及されるのはケビン・ブラウンとブランドン・ウェブだ。それ以外には(過去、現在にわたって)、
Mike Scioscia: Kent Tekulve.
マイク・ソーシアはケント・テカルビーを、
Adam Dunn: Brad Penny,
アダム・ダンはブラッド・ペニーを、
Sean Casey: Zach Day and Kevin Gryboski
ショーン・ケーシーはザック・デイとケビン・グリボスキーを、
Javy Lopez: Tim Hudson
ハビー・ロペスはティム・ハドソンを、
Chris Chambliss: Jim Bibby
クリス・シャンブリスはジム・ビビーを、
Mark Grace: John Franco.
マーク・グレースはジョン・フランコを、
23 Rafael Palmeiro: Mariano Rivera, not because he throws a sinker. "His cutter is like hitting a steel ball," the left-handed batting Palmeiro said. Others likened Rivera's cutter to a "buzz saw" coming in to a lefty swinger.
ラファエル・パルメイロ(左打ち)はマリアーノ・リベラ(右投げ)の名を挙げた。シンカーを投げるからではない。「ヤツのカッターは鋼球を打っているようだ」と言う。 また他の者も、左打者のインコースをえぐるリベラのカットボールを、電気のこぎりになぞらえた。
24 Barry Larkin took a slow, thoughtful approach to the question before answering. At first he couldn't think of any pitchers during his stellar 19 years with the Reds who had given him that bowling ball effect. Told that Mark Grace had singled out John Franco, he said, "Not to me"
What about Brad Penny? "Now that you mention him, I agree. He throws a cut fastball that not only breaks in but down."
バリー・ラーキンは長時間考え込んだ。彼の輝かしいキャリアは19年間に及ぶが、その間「ボーリング・ボール効果」を彼に与えた投手を、はじめ、ひとりも思い付かなかった。マーク・グレースがジョン・フランコを挙げたと聞いても、「私にとっては違う」と言った。
ブラッド・ペニー(右投げ)はどうだろう? 「彼についてなら同感だ。彼のカット・ファストボールはインコースに曲がって来る(breaks in)だけじゃなく、落ちる」(右投手のカッターが右打者のインコースに曲がって来る、って、おかしいよな。とすると「breaks in」は「インコースに曲がって来る」ではないのかも)
25 Larkin didn't think the pitcher alone was the cause of the heavy ball feeling. "It's a combination of the hitter--where he makes contact--and the pitcher. A sinker is harder to get just the right contact on the sweet spot. I'm a contact hitter, not a big swinger.
Mark Mulder threw me a splitter on June 7 that broke my bat. I hit it on the end of the bat. I went back to the bench and said, 'That was a heavy pitch.' The other guys scoffed. 'Mulder?' they said in disbelief. But that, to me, was a heavy pitch."
ラーキンは、投球を重いと感じる原因はピッチャーだけにあるわけではない、と考えている。「それは、バッターとピッチャーの組み合わせの問題だ。シンカーは芯で捉えるのがむずかしい。オレは大振りするタイプじゃなく、こつこつ当てるバッターなんだけどね。
6月7日、オレはマーク・マルダーのフォークでバットを折られた。end of the bat(グリップエンドという言葉があるのでバットの根っこのことだと思うが、先っぽかも)に当たったんだ。ベンチに戻って、重い球だった、と言ったら他の奴は笑った。マルダーの球が重いだって? 信じられないって調子だった。だけど、オレにとってそれは重い球だったんだ」
◆ ◆
26 Adding to the mystery is the fact--or the illusion--that position players also throw a heavy or light ball. Many players mentioned that just playing catch, some guys throw a rock. They're not trying to throw sinkers or cutters, so what causes it?
さらに奇妙なのは次のような事実(或いは錯覚)だ。野手(position players)の投げる球もまた、重かったり軽かったりするというのである。多くのプレーヤーが、ただのキャッチボールで岩のような球を投げる選手の存在に言及した。野手はシンカーだのカッターだのは投げないのに、一体何がそれを引き起こすのだろうか。
27 Maybe it's something about their arm action. Bob Brenly, who recalled Giants shortstop Mike Benjamin throwing a heavy ball to the plate, said, "If an infielder gets his hand a little on the side, the throw dips and vibrates in the glove when caught."
多分、それは腕の動きに関係している。ボブ・ブレンリー は、ジャイアンツのショート、マイク・ベンジャミンの本塁送球が重かった、と思い出した。「内野手がサイド気味に投げると送球が沈んで、捕る時にビリビリ来るんだ」(『野球術』上巻 p.53によると、単に「plate」と言った場合、通常はホームプレートを指す。投手板(ピッチャーズプレート)は「rubber」と呼ぶ。ちなみに「ホームベース」は和製英語、だそうだ)
28 J.T. Snow thought that sidearm throws tend to sink, making them feel heavier.
J.T. スノウはこう考える。「サイドハンドで投げた球は落ちやすい。それが重い感じを生むんじゃないか」
29 Mark Grace disagreed. "Shawon Dunston and Matt Williams both threw over the top. Williams threw a light ball Dunston had a cannon for an arm. He threw harder than Nolan Ryan, Robb Nen or Ron Dibble. He could have been a closer but he'd have killed people."
マーク・グレース(カブス→ダイヤモンドバックス、一塁手)は違う意見だ。「ショーン・ダンストン(ショート)とマット・ウィリアムズ(ショート、またはサード)は、ともに真上から(オーバーハンドで)投げた。ウィリアムズは軽い球を、ダンストンは大砲のような球を投げた。彼はノーラン・ライアンやロブ・ネン、ロン・ディビーよりもハードな球を投げた。「ヤツならクローザーだってできたろう。ただし人を殺す羽目になったかも知れないが」
30 "His ball moved, and that motion made it feel heavy. You couldn't catch it square. It vibrated in your glove and up your arm."
「ヤツのボールは動いた。その動きが重い感じを生むんだ。アレは正面で捕ることができない。グローブだけじゃなく、腕まで痺れる」(正面で捕ることができないムービング・ボールを投げるショート。本当なのか。ずいぶん迷惑と言うか、内野手には向いてないような気がするんだが)
31 Without trying to explain it, players and coaches singled out Reds catcher Jason LaRue, Alex Rodriguez and A's outfielder Bobby Kielty as brick-throwing position players today.
理由はともかく、多くのプレーヤーとコーチは現在の「球質の重い野手(brick-throwing position players)」として次の選手を挙げる。レッズの捕手ジェイソン・ラルー。アレックス・ロドリゲス。アスレチックスの外野手ボビー・キールティ。
32 That's not new, either Home Run Baker threw bricks, Eddie Collins, feathers. Maybe they can't explain it, but don't try to tell a sore-thumbed catcher or a stung-hands batter that there's no such thing as a heavy ball.
それは現在だけに限った話ではない。 ホームランベイカーはレンガのような、エディー・コリンズは羽根のような球を投げたのだ。たぶん彼らはそれを説明できない。しかし、だからといって、親指を腫らしたキャッチャーや、手を傷めたバッターに向かって、重いボールなんてものは存在しない、なんて言うのはやめた方がいい。
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ちなみに、この記事から証言だけを抜き出し、名前だけもの(「○○は※※を挙げた」など)は取り除いて、並べてみた。
- [捕手] ボブ・ブレンリー
- 重い球とは鋭く曲がるシンカー。きちんと捕れないからビリビリ来る。バッターにとっても同じ。サイド気味に投げる野手の送球も、沈むから重く感じる。
- [捕手] デイブ・ダンカン
- シンカーこそが唯一の重い球だ。昔のミットは Late-breaking drop を捕りにくく、辛かった。
- [捕手] マイク・ソーシア
- シンカーは思うように捕れないから重く感じる。腕の動き、球離れ、回転とかで決まる。重い球というのは教えて投げられるものではない。
- [捕手] M.リーバーサル
- シンカーに限らず、きれいに捕れない球は重い。
- [捕手] レイ・フォシー
- シンカーは思うように捕れないから重く感じる。落ちるから親指にダメージが来る。
- [捕手] レイ・ミラー
- 思うように捕れない落ちる球は、キャッチャーの親指にズガンと来る。
- [捕手] R.デンプシー
- キュッと曲がる、しかも一球ごとに球道が違う球を捕ると親指が軋む。
- [捕手] E.ヘンドリックス
- 一球ごとに違う軌道でキュッと曲がる。親指どころか顎まで痛む。
- [捕手] マイク・ソーシア
- フォークもタチが悪いが、シンカーほど重くは感じない。
- [左打] R.パルメイロ
- マリアーノ・リベラ(右)のカッターは鋼球を打っているようだ。
- [打者] バリー・ラーキン
- 打って重いのは、インコースに曲がり落ちるブラッド・ペニーのカット・ファストボール。
- [打者] バリー・ラーキン
- 芯で捉えるのがむずかしいのが重い球。投手と打者の組み合わせの問題。
- [一塁] J.T. スノウ
- サイド気味に投げる野手の球は落ちる。それが重い感じを生むんじゃないか。
- [一塁] マーク・グレース
- オーバーハンドでもムービング・ボールはパシッと捕れないから重く感じる。
- [捕手] A.メルヒューズ
- フォークが重くないのは回転が少ないせいではないか。
- [打者] C.シャンブリス
- 深く握ると重くなる。
- [捕手] ジェリー・ナロン
- グース・ゴセージのシンカーはまるで火の玉。
- [捕手] A.メルヒューズ
- 『 heavy ball』って妙な言葉だと思ったね、同じボールだぜ?
- [捕手] ボブ・ゲレン
- light ball pitcher はホームランを打たれやすく、捕りやすい。
- [捕手] ジャック・ラップ
- 軽い球はテニスボールのよう。重い球はまるでレンガを受けてるみたい。
- [投手] ジョー・ケリガン
- Don't ask me why, but it's so.
「自分自身を知る」というのが一番難しいことであり、それができる人は滅多にいない。ラミレスはそれができている。下の発言のように、自分のミスを率直に認めるというのも頭のいい人に見られる特徴だ。だからと言って、不必要に卑下もせず、物事を常に前向きにとらえている。
セリーグの監督の中では、一番、監督としての資質があるのではないか。
他の部分では現在の横浜の戦力について率直に語っており、それは「十分に優勝を狙える」ものだ、とラミレスは思っているようである。
内部にいる人間でないと分からない、ということがあるもので、田中浩康という選手をラミレスが高く買っていることや、守備範囲が狭いことをずっとファンから批判されている倉本の守備の堅実さをラミレスが高く評価していることなど、非常に興味深い。
新人の大学社会人4投手とも1軍レベルである、と言っているのも嬉しい。まあ、それは当然そうあるべきで、そうでなければ失敗指名であるのだが。
新外国人投手は、みな「球に力があり、それが日本で活躍するには一番大事なことだ」と言っている。「球の力」とは何か、「速さ」は分かるが、「力」は私には分からない。「球の重さ」も分からない。ジャストミートしても、バットが押し戻されるような「力」のある球というのも存在しているのだろうか。それは何から生まれるのか。このあたりは野球経験者でないと理解しづらい。まあ、新外国人投手は、みな、使えそうだ、ということで、朗報だろう。
(以下引用)
──今回は、その優勝へ向けて準備されていることについて、お聞きしたいのですが、まずは昨年1シーズン戦ってきた中で、できたこと、できなかったことが明確になったと思うのですが、今、どのように振り返りますか?
ラミ 昨シーズン、結果としては3位になりCSにも出場はできたのですが、トータルで見てみると、満足している部分と満足していない部分の両方があります。満足しているのは3位になったという結果ですね。シーズン開幕当初の3月、4月はすべてがうまくいかず、非常にタフな時間でした。でもそこから盛り返せたことは、このチームに力があることを証明できたと思っています。ですが、一方でCS終了後からずっと、『もっとできたのではないか』という思いがあることも事実です。そのことが満足していない部分です。
──「もっとできた」と思う部分は、具体的にどういったことなのでしょうか?
ラミ やはり開幕当初の3月、4月の試合ですね。一番の原因は昨シーズン中のインタビューでも言いましたが、選手のポテンシャルを理解した起用ができていなかったということですね。力のあるタレントは十分に揃っているのに、僕自身が彼らをうまく使いこなすことができず負けを積み重ねていった。あの時期は毎日自分を責めるしかなかった。ただ、5月以降はコーチの意見に耳を傾けながら試行錯誤をした結果、選手の使い方を徐々に理解しはじめ、結果も残るようになってきました。僕のミスによる開幕からの出遅れがなければ、もっと上を狙えたはずです。ただ、この経験により大きな学びを得ることができました。今年は同じ過ちは繰り返しませんよ。
大谷や藤浪のような巨漢は王長嶋野村のころには珍しく、またそういう巨漢は運動能力自体は低いのが多かったと思う。運動能力も備えた巨漢が最近のスポーツ界には多い。栄養状態とトレーニング方法の向上が生み出したものだろうが、こと、「投げる」「打つ」「守る」技術自体が王長嶋野村のころとそれほど変わったとは思わないのである。まあ、変化球の種類が時代を追うごとに多彩になり、それへの対応も生まれてくる、という意味での変化はあるだろうが、偉大な成績を残した選手たちは、少し練習すればその変化にも対応しただろう、と思う。つまり、王や野村が言っているのは、「当時の技術や知識のままで今の野球に対応するのは難しいが、時間を与えられたら対応できる」ということだと思う。これは、タイ・カップやベーブ・ルースにしても同じだろう。
つまり、野球の能力には「新しい技術の知識」という面が大きく関わっており、昔の名選手も現代の野球にそのままでは対応できないのは当然だ、という話だ。だが、それをもってして、今の選手のほうがレベルが高いという論法は乱暴であり、不公正だ、と私は思う。まるで、江戸時代の人間はスマホを知らないから現代人のDQNは江戸時代の知識人より賢いと言うようなものだ。現代のDQNを江戸時代に持って行っても阿呆のままだが、江戸時代の知識人を現代に連れてきて1年も生活させれば、一流の人間になるだろう。
Q. もし、あなたが現代野球でプレーしていたら、どのくらいの成績を残せると思いますか?
★王貞治★ 試合に出してすらもらえないんじゃないかな。全然レベルが違うからね。
でも、もし僕が生まれ変わって、現代の栄養状態、現代のトレーニング方法で勝負するってことなら、今の選手にも負けるつもりはないよ。
★野村克也★ よく聞かれるけど、いつもこう答えてるんだよね。「レギュラーにもなれません。今の野球はレベルが高すぎます」って。
「謙遜しないで」って言う人もいるけど、むしろ自慢してるんだよ。新しい技術や戦略を導入して、プロ野球のレベルアップに貢献してきたことが俺の誇りだから。
★金田正一★ ワシなら600勝できるよ。今の時代は160キロくらいで騒いでるけど、ワシの現役時代は軽く投げて170キロが当たり前だった。
それに、最近はちょっと肘が痛いくらいで登板回避する投手も多いね。やっぱり、甘やかされて育つから気持ちが貧弱なんだろう。投手も打者も揃って小粒だよ。
>>12
金やんほんとすこ
>>12
三者三様でホントすき
>>12
ノムは選手時代も監督時代も改革してきたから嬉しいんやろな、クイックとかIDとかよくやったもんやで
>>12
正直3人とも好き
なかなかいいことを書いているのではないか。(横浜に関しては、マスコミ記事やネット記事を鵜吞みにしての評価だから、少々的外れか。横浜ファンとしての希望的観測もかなりあるw)
オリックスなど、吉田正尚を指名しただけでも満点だろう。もっとも、その時点では私は吉田という選手をよく知らなかったが、大学選抜チームの4番打者であることだけでも、高く評価していいはずだ。アマチュア界の指導者の選手を見る目はかなり鋭いのである。大谷が高校選抜チームの4番を任された時など、私は大谷をまったく知らなかったから、馬鹿な起用だと思っていたが、それがプロであれほどの打者になったのだから、アマチュア野球界の指導者の目は馬鹿にならない。そう考えると阪神が今年1位指名した大山も、大学選抜チームの4番であり、大物かもしれない。まあ、吉田正尚ほどではないと思うが。
オリックスでは大城もユティリティプレーヤーとして良く働いたのではないか。
吉田や佐藤などの下位指名高校生投手はやや期待外れだが、これから伸びるかもしれない。
楽天では茂木よりも吉持の方に注目していたが、茂木が先に出てきた。まあ、吉持もいずれ出てくるのではないか。下位の足立捕手など、地味だが、1年目からほぼレギュラー捕手である。
オコエについては、正直、1位は過大評価だと思っていた。打撃が未熟すぎたからだ。だが、1年であれほどの体になるとは想像もしなかった。まだ打撃の確実性は無いが、1軍で少しずつ使って経験値が上がれば、どこまで選手として成長するか、楽しみである。
(再掲載)
2015年ドラフト会議総括
面白いドラフト結果である。各球団、それぞれいい補強ができたのではないか。
横浜に関しては、念願どおり今永が1位で獲得できたが、彼はルーズショルダーの持ち主らしいから、大成できるかどうか、疑問である。しかし、2位で、これも前評判の高かった熊原投手が指名できたのは大きい。山本ムサシが育成で指名できたのも面白い。3位の柴田内野手も守備はプロレベルらしい。他の選手は無名選手ばかりと私には思えるが、逆に、それでこそスカウトの力量の見せ所だろう。横浜は、いい選手は取っても育成できない、というのが根本的欠陥だから、スカウトの質自体は悪くはないはずだ。
他球団の中では、ソフトバンクが、あれほどの投手王国でありながらまだ貪欲に好投手を集めているのが目に付く。1位2位4位5位がすべて投手だ。野手の人材も豊富だからこそだろうが、ここは捕手と遊撃手、二塁手をこそ補強すべきではないか。まあ、それはトレードで補強するつもりかもしれないが、そう簡単にはいくまい。案外、ここからソフトバンク王国は崩れていくかもしれない。細川が引退したらどうするつもりか。炭谷でも獲得するのか。あるいは、既に大野獲得に動いているのか。
素人目で評価すれば今回のドラフトの総合評価は
ヤクルトC
巨人C
阪神B
広島B
中日B
横浜B
ソフトバンクB
日ハムB
ロッテB
西武B
オリックスA
楽天B
という感じだ。オリックスが一番効果的な指名をしたのではないか。5位の吉田や6位の佐藤がこの低順位ですんなりと入るかどうか分からないが、入れば、将来性はありそうだ。佐藤は、中継ぎや押さえとして、即戦力になるかもしれない。1位の吉田は将来の4番候補、3位の大城は内野の補強で、実に壺にはまった指名である。
育つかどうか分からないが、将来的に面白いのは楽天である。オコエのスター性、吉持のスピード、茂木のパンチ力など、素材的には多士済々、という感じだ。先発型投手の数不足をどう解消するのか、という疑問があるが、それは来年以降の懸案として、将来の強いチーム作りに向けた、「長期的視野」を感じる。1位から7位までの中に投手が一人しかいない、というのは相当思い切った指名であり、逆に、そこに目先の利点を切り捨てた「覚悟」が感じられる。
2015年ドラフト会議、今年は88人+育成28人、各球団指名選手一覧
Full-Count 10月22日(木)23時29分配信
プロ野球のドラフト会議が22日、都内で行われた。今年は12球団合わせて88人が指名を受けた。育成ドラフトは28人。各球団の指名選手は以下の通り。
過去10年の各球団ドラフト指名選手一覧
【ヤクルト】
× 高山俊外野手(明治大学)
1位 原樹理投手(東洋大学)
2位 廣岡大志内野手(智辯学園)
3位 高橋奎二投手(龍谷大平安)
4位 日隈ジュリアス投手(高知中央)
5位 山崎晃大朗外野手(日本大学)
6位 渡邉大樹内野手(専大松戸)
【巨人】
1位 桜井俊貴投手(立命館大学)
2位 重信慎之介外野手(早稲田大学)
3位 與那原大剛投手(普天間)
4位 宇佐見真吾捕手(城西国際大学)
5位 山本泰寛内野手(慶應義塾大学)
6位 巽大介投手(岩倉)
7位 中川皓太投手(東海大学)
8位 松崎啄也捕手(日本製紙石巻)
育成1位 増田大輝内野手(徳島インディゴソックス)
育成2位 小林大誠捕手(武蔵ヒートベアーズ)
育成3位 松澤裕介外野手(香川オリーブガイナーズ)
育成4位 田島洸成内野手(武蔵ヒートベアーズ)
育成5位 大竹秀義投手(武蔵ヒートベアーズ)
育成6位 山下篤郎投手(鎮西)
育成7位 矢島陽平投手(武蔵ヒートベアーズ)
育成8位 長谷川潤投手(石川ミリオンスターズ)
【阪神】
1位 高山俊外野手(明治大学)
2位 坂本誠志郎捕手(明治大学)
3位 竹安大知投手(熊本ゴールデンラークス)
4位 望月惇志投手(横浜創学館)
5位 青柳晃洋投手(帝京大学)
6位 板山祐太郎外野手(亜細亜大学)
【広島】
1位 岡田明丈投手(大阪商業大学)
2位 横山弘樹投手(NTT東日本)
3位 高橋樹也投手(花巻東)
4位 船越涼太捕手(王子)
5位 西川龍馬内野手(王子)
6位 仲尾次オスカル投手(Honda)
7位 青木陸捕手(山形中央)
【中日】
× 高橋純平投手(県岐阜商)
1位 小笠原慎之介投手(東海大相模)
2位 佐藤優投手(東北福祉大学)
3位 木下拓哉捕手(トヨタ自動車)
4位 福敬登投手(JR九州)
5位 阿部寿樹内野手(Honda)
6位 石岡諒太内野手(JR東日本)
育成1位 中川誠也投手(愛知大学)
育成2位 吉田嵩投手(徳島インディゴソックス)
育成3位 三ツ間卓也投手(武蔵ヒートベアーズ)
育成4位 西濱幹紘投手(星城大学)
育成5位 呉屋開斗投手(八戸学院光星)
育成6位 渡邊勝外野手(東海大学)
【DeNA】
1位 今永昇太投手(駒澤大学)
2位 熊原健人投手(仙台大学)
3位 柴田竜拓内野手(國學院大学)
4位 戸柱恭孝捕手(NTT西日本)
5位 綾部翔投手(霞ヶ浦)
6位 青柳昴樹外野手(大阪桐蔭)
7位 野川拓斗投手(鷺宮製作所)
育成1位 網谷圭将捕手(千葉英和)
育成2位 山本武白志内野手(九州国際大付)
育成3位 田村丈投手(関西学院大学卒)
【ソフトバンク】
1位 高橋純平投手(県岐阜商)
2位 小澤怜史投手(日大三島)
3位 谷川原健太捕手(豊橋中央)
4位 茶谷健太投手(帝京三)
5位 黒瀬健太内野手(初芝橋本)
6位 川瀬晃内野手(大分商)
育成1位 野澤佑斗投手(つくば秀英)
育成2位 児玉龍也投手(神奈川大学)
育成3位 樋越優一捕手(東京農業大学北海道オホーツク)
育成4位 中村晨投手(ルーテル学院)
育成5位 渡辺健史投手(飯塚)
【日本ハム】
× 高橋純平投手(県岐阜商)
× 小笠原慎之介投手(東海大相模)
1位 上原健太投手(明治大学)
2位 加藤貴之投手(新日鉄住金かずさマジック)
3位 井口和朋投手(東京農業大学北海道オホーツク)
4位 平沼翔太内野手(敦賀気比)
5位 田中豊樹投手(日本文理大学)
6位 横尾俊建内野手(慶應義塾大学)
7位 吉田侑樹投手(東海大学)
8位 姫野優也外野手(大阪偕星学園)
【ロッテ】
1位 平沢大河内野手(仙台育英)
2位 関谷亮太投手(JR東日本)
3位 成田翔投手(秋田商)
4位 東條大樹投手(JR東日本)
5位 原嵩投手(専大松戸)
6位 信樂晃史投手(宮崎梅田学園)
7位 高野圭佑投手(JR西日本)
育成1位 大木貴将内野手(香川オリーブガイナーズ)
育成2位 柿沼友哉捕手(日本大学国際関係学部)
【西武】
1位 多和田真三郎投手(富士大学)
2位 川越誠司投手(北海学園大学)
3位 野田昇吾投手(西濃運輸)
4位 大滝愛斗外野手(花咲徳栄)
5位 南川忠亮投手(JR四国)
6位 本田圭佑投手(東北学院大学)
7位 呉念庭内野手(第一工業大学)
8位 國場翼投手(第一工業大学)
9位 藤田航生投手(弘前工)
10位 松本直晃投手(香川オリーブガイナーズ)
【オリックス】
1位 吉田正尚外野手(青山学院大学)
2位 近藤大亮投手(パナソニック)
3位 大城滉二内野手(立教大学)
4位 青山大紀投手(トヨタ自動車)
5位 吉田凌投手(東海大相模)
6位 佐藤世那投手(仙台育英)
7位 鈴木昂平内野手(三菱重工名古屋)
8位 角屋龍太投手(ジェイプロジェクト)
9位 赤間謙投手(鷺宮製作所)
10位 杉本裕太郎外野手(JR西日本)
育成1位 塚田貴之投手(白鴎大学)
育成2位 赤松幸輔捕手(香川オリーブガイナーズ)
【楽天】
× 平沢大河内野手(仙台育英)
1位 オコエ瑠偉外野手(関東一)
2位 吉持亮汰内野手(大阪商業大学)
3位 茂木栄五郎内野手(早稲田大学)
4位 堀内謙伍捕手(静岡)
5位 石橋良太投手(Honda)
6位 足立祐一捕手(パナソニック)
7位 村林一輝内野手(大塚)
育成1位 出口匠内野手(津田学園)
育成2位 山田大樹投手(菰野)
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
その里崎が下の記事で書いていることも、頷ける内容だ。パリーグをちゃんと見ているからこそ書けるのだろう。この記事を元にして占うなら、来季の順位は
1位 日ハム
2位 ソフトバンク
3位 楽天
4位~6位 ロッテ、西武、オリックス
で、ロッテ西武オリックスのBクラスはやる前から確定ではないかwww
ラミレスが、交流戦で戦って、楽天は強い、勝てないと思ったと言っていたが、その楽天に岸が入り、また若手有望選手も多く、確かに来季の楽天は面白い。私は、高校時代に故障した安楽について、速球が無くなっても彼はローテーション投手になれる、と書いたことがあるが、そうなる可能性が大きくなってきたようだ。下には書いてないが、オコエが来季どの程度やるかも興味深い。去年(つまりオコエの時の)のドラフトでも、楽天のドラフト指名は、目先にとらわれず、将来を見据えたドラフト内容で、なかなかいい、と書いたはずである。後で過去記事を探してみる。
(以下引用)
パ6球団改善点&イチ押し選手/里崎コラム(上)
日刊スポーツ 12/29(木) 10:08配信
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元ロッテの里崎智也氏(野球評論家)の「ウェブ特別評論」を掲載中。29回目は「今季の反省、来季の修正点とイチ押し選手~パ・リーグ編」です。
◇ ◇ ◇
2016年も残すところ、わずかとなった。10年ぶり日本一に輝いた日本ハム、セ・リーグ25年ぶり制覇の広島で幕を閉じた今シーズンだったが、すでに来季へ向けた戦いは始まっている。
今季の反省、修正点など振り返りつつ、来季のイチ押し選手を挙げてみた。今回はパリーグ編。
【日本ハム】
今季の反省点は特にない。取り上げるとすれば大谷が先発枠でフル稼働していない点くらいか。そんなピンチも増井を抑えから配置転換、マーティンをストッパーに回して乗り切った栗山采配は鮮やかだった。
来季に向けて、まずは投手陣を見る。バースが抜けた穴が気になる。そこに誰を持ってくるのか。日本シリーズ(以下、日本S)第5戦で2回途中降板となったが先発した加藤に期待がかかる。日本一決戦のマウンド経験値は大きく、バースの穴をカバーする1番手となりそうだ。
外野の中堅を担う陽岱鋼が抜けた。日本Sを見た感じでは岡がカバーするだろう。岡の成長が見えていたから陽を放出できたのではないか。陽が抜けたと言って外野陣に不安は感じない。近藤、谷口、杉谷、浅間ら若手の成長も順調で、いつブレークしてもおかしくない。
巨人からトレード移籍の大田泰示は素材は一級品だが、まだ未知数。首脳陣も戦力として計算するにはまだ早いと感じているのではないだろうか。
バースと陽が抜けたといっても、期待される選手名が次から次へと上がってくる状況は、好循環だと思う。
<イチ押し>
ズバリ岡大海だ。陽は負傷がちだったが、岡は25歳と年齢も若く、打撃でパンチ力もある。足も速く期待は大きい。
【ソフトバンク】
捕手の細川が移籍した。誰を捕手のメインに据えるのか?鶴岡、高谷、斐紹、拓也らがどう入ってくるのか起用法もV奪回のカギとなる。打線もデスパイネ加入が大詰めに入っており、打率2割8分、92打点、24本塁打の大砲加入で打線にさらに破壊力が増しそうだ。
終盤失速した中継ぎ陣の整備も課題だ。森福が巨人にFA移籍した。五十嵐、森が勝負どころで本来の調子を発揮できなかった。リリーフ陣の再編をどうするのか。計算できるのは27歳の岩崎ぐらいか。スアレス、バリオスは痛打をくらう場面も目立った。シーズン終盤では逃げ切れず、逆転負けで白星を落とした。先発陣は充実している。守護神サファテまでの“つなぎ”をどうするかにかかってくる。
<イチ押し>
高橋純平に期待している。今年、岡山開催のフレッシュオールスターでじっくり投球を見た。ムチのようにしなる右腕から154キロを計測し、いい球を投げていた。ウエスタン・リーグでも7試合で2勝1敗、28回1/3を投げ防御率2・22と数字もまずまず。今季14勝の武田翔太が抜けてきたときのように、交流戦あたりからでも出てくれば投手陣も厚みを増す。かなり順調に育っている。無理をさせないと思うが、高橋が二の矢、三の矢として飛び出してくれば面白い。
【ロッテ】
いわずもがな、デスパイネの穴は痛い。キャンプまでに外国人補強なくして打線は厳しいだろう。投手陣は涌井、石川は計算できるが、そのほかの投手がメドが立たない。「西野、来季は先発復帰」の記事を見たが、2桁10勝挙げ3本柱の一角を担う存在になれれば面白い。
玉突き現象で西野が中継ぎから先発に出たらリリーフ陣をどうするか。今季は内、益田ら中継ぎ陣もけがに泣かされた。投手陣全般の編成が課題だ。
選手層の薄さは否めない。助っ人に頼らねばならないチーム事情もある。キャンプ前に補強できるかも注目だ。
ただ、ベストナインには角中、鈴木、田村が選ばれた。9ポジションで3つをロッテ勢で占めた。最優秀防御率に石川、角中が首位打者のタイトルを取った。個々の地力はある。102安打を放った細谷、57試合に登板した南、藤岡ら若手も育っている。首脳陣が個の力を組織プレーとしてどうまとめ、勝利に直結させるかが見どころだ。
<イチ押し>
先発復帰の西野がキーマンだ。浮沈のカギを握る可能性も大きく、西野が2桁挙げるようだと面白い。
【西武】
先発投手の頭数が足りない西武だが、エース岸が楽天にFA移籍した。西武は投手力の整備、課題はそこに尽きる。辻新監督が就任し、リーグワーストの101失策をどれだけ減らせるか手腕に期待したい。
チーム打率2割6分4厘は1位の日本ハムに2厘差のリーグ2位、128本塁打は同1位、619得点は日本ハムと並ぶ2位タイ。破壊力満点の打線は問題ないだろう。
<イチ押し>
獅子トリオに期待したい。遊撃を守る呉念庭(ウー・ネンティン)。43試合に出場し打率1割9分4厘ながらきれいなスイングをしている。プロの水にも慣れた2年目に注目だ。個人的な興味で森友哉。打撃センスは誰もが認めるところだが、どのポジションで試合に出るのか気になる。3人目は高橋光成だ。今季22試合に登板し4勝11敗。防御率4・42と期待を裏切った。岸の穴を埋めるなら高橋光成だと思う。
【楽天】
投手力は岸の加入で則本との2枚看板でいける。実力を普通に発揮してくれれば投手力は上がるはず。
問題は足を使える選手がいるのに、とにかく足を使わなかったこと。チーム盗塁数56はリーグワースト。トップの日本ハム132盗塁を見ても差は歴然だ。ウィラー、ベゲーロ、ペレス、アマダーら大砲だけの攻撃ではきつい。その大砲の両脇をどう固め、足のある選手をどう絡めるか。攻撃のバリエーションが増えて得点力が上がれば怖い存在。ベンチワークがカギとなる。
<イチ押し>
5選手に注目している。まずはドラフト2位の池田隆英。大学ではあの「ジャスティス」田中正義とかつてエースを争った男。投手陣のどこかに食い込んでくるのではないか。08年ドラフト2位、右の和製大砲と期待されながら覚醒していない中川大志、安楽、釜田が1本立ちするか、松井裕の飛躍はどうか。全体的に若いチーム。プロ経験年数で考えても爆発していいころだ。
【オリックス】
選手層が薄かったがさらに糸井が阪神にFA移籍した。正直キツイ。金子、西の両右腕の爆発に期待するしかない。攻守にわたり何を強みにするのか。今季のフロントの外国人選手の補強失敗、編成部分でのコンセプトを変える必要があるのではないか。主力の年齢の高さも気になる。ここは思い切って若手へのシフトチェンジも必要か? 点検材料は尽きない。
<イチ押し>
ルーキーながら10本塁打の吉田正尚に期待。ウインターリーグの台湾でも打率5割5分6厘、6本塁打、29打点と群を抜いた。吉田正に引っ張られて相乗効果でほかの若手も出てきてくれば。選手層の薄さは裏を返せば、定位置獲得のチャンスだ。
◆里崎智也(さとざき・ともや)1976年(昭51)5月20日、徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)-帝京大を経て98年にロッテを逆指名しドラフト2位で入団。06年第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年北京五輪出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。2014年のシーズン限りで引退。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打(打率2割5分6厘)、108本塁打、458打点。現役時代は175センチ、94キロ。右投げ右打ち。
(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「サトのガチ話」)