横浜の投手陣の概要が分かるので、便利である。ただ、右投手と左投手を左右に並べて書いてあったのが、横一列になって意味不明になったようだ。
ここに、新外国人投手3人と巨人から入団の平良投手が入り、山口が抜ける。
年齢問題は別にして、投手陣を書き出してみる。左右は、「多分」である。
(1軍先発)国吉熊原平良を除き、昨年先発した投手+新外国人
井能(右)
石田(左)
今永(左)
久保(右)
砂田(左)
三嶋(右)
クライン(右?)
ウィーランド(右?)
(1軍中継ぎ・救援)ここに、国吉熊原平良を入れておく。オープン戦段階で先発に不適と判断されたら、その投手も中継ぎに入れる。ABの意味は後で書く。
須田(右)A
田中(左)A
三上(右)B
大原(左)B
山崎(右)A
野川(左)A
加賀(右)B
福地(左)B
小杉(右)A
藤岡(右)A
平田(左)B
小林(右)B
国吉(右?)A
熊原(右?)A
平良(右?)B
パットン(右?)B
明らかに中継ぎが多すぎる。このうち、平良、熊原は先発向きだと思うが、ロングリリーフから様子見をするのがいいかもしれない。国吉は、制球力がもっと安定しないと先発も中継ぎも難しいだろう。
そして、山崎とパットンをクローザーの両輪とし、交互に使うと同時に、中継ぎもツープラトンシステムにして適宜休養を取らせるといい、というのは前に書いた通りである。一軍メンバーから落とすと何日かは1軍復帰できないはずだから、そのルールをうまく使って、「中継ぎローテーション」を組むといい。
仮に、AチームとBチームに分けるなら、それぞれ(救援も含め)8人ずつのチームとなる。あるいは5人ずつでABC3チームにして、3週に一度ずつの出動としてもいい。どうせベンチ入りできる人数は限られているのだから、中継ぎと救援は合わせて5人もいれば、本当は十分だろう。高校野球や大学野球はもっと少ない。ワンポイントリリーフのような、監督の自己満足にすぎない投手の無駄遣いをやめればいいだけのことである。
まあ、基本的に先発と準先発が6回まで投げるとすれば、
1)先発
2)準先発(先発が3点取られた時点で登板する、ロングリリーフ)
3)第一セットアッパー(7回に投げる)
4)第二セットアッパー(8回に投げる)
5)クローザー(9回に投げる)
の5人で1試合を投げる、という想定でいいかと思う。柔道や剣道で言えば、「先鋒・次鋒・中堅・副将・大将」の投手チームである。
つまり、先発を除けば、AチームBチームCチームのスリープラトンシステムも可能だ、ということだ。先発を9人にすれば(それも実は不可能ではない)純粋スリープラトンシステムも作れるが、へぼな先発を増やすよりは、5人6人の、力がある程度ある投手をローテーションにするのがいいだろう。クローザーも結局は山崎とパットンの二人となるだろうから、つまり、ABCチームは基本的には中継ぎのローテーションである。
特に大事なのは、先発が打ち込まれた時に早い回から登場する可能性のある準先発で、ここに水野、濱口、尾仲あたりの新人を入れておくと、いざという時には先発に回せるだけの力が付くだろう。試合終盤での緊迫した場面より、こうした場面での登板のほうが、過度に緊張はせず、しかし十分に責任感を持てる登板になるはずである。
「次鋒」候補は、
熊原、平良、三嶋、砂田、水野、濱口、尾仲(国吉も入れても可)
あたりがいいのではないか、と思う。荒れ球の濱口などが、案外生きてきそうな気がする。(自滅の可能性も高いがwww)癖球の砂田、尾仲、水野あたりも良さそうだ。平良の球が一番平凡そうだが、打球がゴロになりやすい投げ方だという話もあるから、狭い横浜球場では悪くないかもしれない。
一軍での出番の少ない中継ぎ投手も、二軍での成績はいいのだから、1イニング限定なら、田中や須田や三上などとそう変わらない力はあるような気がするのだが、これは身近な人でないと分からないことだ。(二軍では先発投手が壊滅的だが、中継ぎ陣の成績はいい。)
(以下引用)
今回は、ベイスターズの現有戦力をリストアップし、その傾向からドラフトでの戦略を推測していこうと思います。 また、外国人選手に関しては、去就が未定であることから、今回のリストからは除外しています。 唯一、契約延長が明らかになっているロペス選手は、記載しております。
※印は、二軍での成績を表します。 ・先発投手 右:井納 31歳 151.2回 左:石田 23歳 153.0回 山口 30歳 138.2回 今永 23歳 135.1回 久保 36歳 96.1回 砂田 21歳 52.1回 熊原 23歳 29.0回 三嶋 26歳 24.0回 国吉 25歳 1.2回 ※飯塚 20歳 87.0回 ※綾部 19歳 31.2回 ※田村 24歳 22.0回
右・先発:人数的には8人と十分です。 ただ、若い飯塚、綾部、熊原選手、また育成登録の田村選手は育成段階であり、 中堅世代の三嶋、国吉選手は成績的には物足りない、と言わざるをえません。 私は三嶋選手が来季ローテに食い込んでくると期待していますが、しかし 球団としては、それをアテにするわけにもいかないでしょう。 主力の山口・井納・久保選手は揃って三十台に入っており、また山口選手のFA権の行使も不透明な情勢です。 即戦力足りうる大卒・社会人投手の獲得は、必須と言ってもいいでしょう。
左・先発:こちらは人数は3人と少ないです。 ただ、石田選手、今永選手は一軍で結果を残し、若くして主戦扱いになっていますね。 砂田選手も準主力として位置づけられていると思います。 即戦力を更に加える必要があるかといえば、バランスの面からはノーである、と言えるでしょう。 獲得の可能性があるとすれば、素材型投手でしょう。育成中の選手はいずれも右の先発投手ですから、 そこに左を一枚加える必要があるように思います。
・中継ぎ投手 右:須田 30歳 62試合 左:田中 27歳 61試合 三上 27歳 59試合 大原 31歳 16試合 山﨑 24歳 59試合 野川 25歳 6試合 加賀 31歳 26試合 福地 26歳 6試合 小杉 31歳 20試合 ※林 33歳 15試合 藤岡 31歳 9試合 平田 27歳 4試合 小林 27歳 1試合 ※高崎 31歳 15試合 ※柿田 24歳 13試合
右・中継ぎ:若い選手が足りないように見受けられますが、須田、山﨑選手も当初先発としての獲得であったように、 右の中継ぎをわざわざドラフトで取る、ということは希ですし、まずは一旦先発に挑戦してから、 という話になるので少ないのは当然ともいえます。 ただ、加賀、小杉選手らも三十路に差し掛かる中、中堅どころの平田選手、小林選手には 一皮剥けてもらわなければ困りますね。 あるいは昨季、中継ぎとしても登板した熊原選手、実績のある国吉選手らが中継ぎに回る可能性もあるでしょう。 いずれにせよ、主戦にまだ若い三上、山﨑選手がいますから、ドラフトでここを補充する、 というのは考えにくいでしょう。
左・中継ぎ:こちらはかなり層が薄いです。 ザガースキー選手を除くと、田中選手に次ぐのが大原選手の16試合登板ですから深刻ですね。 もし砂田選手を中継ぎに回すのであれば、層の問題はある程度緩和されますが、 福地・野川(二軍では良い傾向を見せていたので期待はしています)両選手に続く、 社会人からの左の中継ぎ指名は十分ありうると予想されます。