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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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RCは野手の得点貢献度、あるいは勝利貢献度、RCWINはシーズンなら同時代からの傑出度、生涯なら、その選手の偉大さそのものを示す数字と考えればいいだろう。どの面からみても、王貞治の傑出度と選手価値はずば抜けており、松井秀喜ごときと比べるのは烏滸がましいことが分かる。日本では50本塁打以上は1度しかなく、大リーグで少し活躍した程度の選手が、王と比較されること自体が狂気の沙汰である。神様を人間と比較するようなものだ。

盗塁数なども含めて算出される数字であるにも関わらず、おととしの山田も柳田もシーズンRCWINの歴代記録には入っていない。つまり、王の場合は恐れられるあまり、勝負さえしてもらえないことが多かったのだが、その敬遠もチーム勝利(得点)には大きく貢献していたのである。


ただし、RCの算出式は複雑すぎる印象だ。もっと単純に、(塁打数+打点数+盗塁数+四死球数+犠打数-併殺打数)÷(打席数)でいいのではないか。


たとえば、ある試合で5打数1安打(単打)1犠打1打点1四球1盗塁1併殺打ならば、この選手のこの試合でのRCは(1+1+1+1+1-1)÷5で、0.8となる。脇役選手としては十分な働きだろう。これが、その1安打がソロホームランだと(4+1+1+1+1-1)÷5で1.2となる。これなら主役選手として十分な働きだ。
これが積み重なっていけば、実力のある選手は1に近い数字が継続し、実力の無い選手はどんどん1よりはるかに下の数字になっていく。数字自体がOPSに近いから、かなり感覚的に把握しやすいのではないか。144試合終了後も1に近い数字ならば、その選手は怪物的な選手だ、となるかと思う。なぜなら、前に上げた1試合だけの結果から考えれば、144試合全部にホームランを打ち、144盗塁してもRCは1.2にすぎないからである。

RC (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

RC(Runs Created)とは、野球において打者を評価する指標の一つ。メジャーリーグベースボールにおけるセイバーメトリクスの第一人者ビル・ジェームズにより考案された個人の得点能力を表す総合指標の一つ。


概要[編集]

過去に生まれた打率本塁打などの指標はそれぞれ独立した指標であり、お互いを比較することが困難であった。打率を例にしてみると、安打と本塁打が同じ価値であったり、四球投手の完全なるミスという理由で無価値とみなされるなど欠陥も多かった。RCはそんな古来の指標に変わる新たな指標として開発された。


当初は出塁率に塁打数を掛けるだけのシンプルな指標だったが、盗塁や犠打、犠飛などの要素を加えたり、実際の得点から逆算して係数を求めるなど常に得点との相関性を高める改良が加えられ、さまざまなバリエーションが存在する。


チームの全打者のRCを合計すると、シーズン中のチームの総得点とほぼ一致するように式が作られている。

RC[編集]

RCは何度か改良が加えられたが、この指標の基本は(出塁能力A × 進塁能力B)/ 出塁機会Cを基に構成されている。


A = 安打 + 四球 + 死球 - 盗塁死 - 併殺打
B = 塁打 + 0.26 ×(四球 + 死球) + 0.53 ×(犠飛 + 犠打) + 0.64 × 盗塁 - 0.03 × 三振
C = 打数 + 四球 + 死球 + 犠飛 + 犠打



同じ得点との相関を示したOPSなどより難解な計算方法となっているが、OPSの欠陥として指摘されていた走塁能力(盗塁)を考慮したため、より正確な得点能力を算出できるようになった。これによってリードオフマンとパワーヒッターなどの全くタイプ・役割の違う選手同士を平等に比較できるようになった。


RCはチームの他選手や打順に左右される打点や得点を補正する点では優れているが、その性質上打席が多いほど大きくなる傾向があり、打席数の大きく異なる選手を比較することには向いていない。そのため、RCを応用し打席数を均等化した指標としてRC27が使われることがある。

RC27[編集]

RC27(Runs Created per 27 outs)はRCを元にある特定の選手1人で構成された打線で試合を行った場合、27アウト(9イニング×3アウト=1試合)で平均何点とれるかを算出した指標。
この数値が大きいほど、その選手の総合的な得点能力が優れているとされる。


TO = 打数 - 安打 + 犠打 + 犠飛 + 盗塁死 + 併殺打

RCAA (RC+)[編集]

平均的な打者と比較して増やしたRCをRCAA (Runs Created Above Average)、あるいはRC+と呼ぶ。


PA = 打席数
lg = リーグ全体

RCWIN[編集]

RCAAを勝利数に変換したものをRCWINと呼ぶ。RCAAは単位がRC (≒得点)だが、リーグやシーズンによって1点の価値は必ずしも等しくない。平均得点が異なるリーグでは1勝あたりの平均得点(失点)も異なるため、得点の価値に差が出てしまう。そこで1勝あたりに必要な得点を表すRuns Per Win (RPW)を導入し、RCAAを勝利数に変換することで異なる時代やリーグ間での比較が可能となる。


RPW = 10×√{(リーグ得点+リーグ失点)/リーグ投球回}

NPB記録[編集]

シーズンRC27[編集]

順位選手名所属球団(記録当時)RC27記録年
1王貞治読売ジャイアンツ14.981974年
2王貞治読売ジャイアンツ14.021973年
3ランディ・バース阪神タイガース13.871986年
4アレックス・カブレラ西武ライオンズ13.152002年
5王貞治読売ジャイアンツ13.001966年
6落合博満ロッテオリオンズ12.941985年
7落合博満ロッテオリオンズ12.841986年
8王貞治読売ジャイアンツ12.641967年
9王貞治読売ジャイアンツ12.631968年
10王貞治読売ジャイアンツ12.521976年
11松中信彦福岡ダイエーホークス12.432004年
12王貞治読売ジャイアンツ12.121969年
13王貞治読売ジャイアンツ12.081965年
14王貞治読売ジャイアンツ12.071970年
15ウラディミール・バレンティン東京ヤクルトスワローズ12.062013年
16張本勲東映フライヤーズ11.971970年
17大下弘東急フライヤーズ11.921951年
18松井秀喜読売ジャイアンツ11.792002年
19落合博満中日ドラゴンズ11.691991年
20王貞治読売ジャイアンツ11.681977年

通算RCWIN[編集]

順位選手名RCWIN
1王貞治142.20
2張本勲85.09
3長嶋茂雄76.13
4落合博満62.80
5野村克也61.21
6門田博光53.42
7榎本喜八52.23
8山本浩二51.02
9金本知憲47.56
10小笠原道大45.55
  • 1955年以降の選手対象(1954年以前の成績は概算値となるため)
  • 1954年から規定打席に到達し、キャリアのほとんどにおいて十分な記録が得られている選手として山内一弘がおり、概算値を含めた場合は65.68となり歴代4位に位置する。また同様に概算値を含めた場合、野村と門田に挟まれて川上哲治が58.34となり7位に入る。

シーズンRCWIN[編集]

順位選手名所属球団(記録当時)RCWIN記録年
1王貞治読売ジャイアンツ10.981973年
2王貞治読売ジャイアンツ9.721966年
3王貞治読売ジャイアンツ9.651965年
4王貞治読売ジャイアンツ9.481970年
5王貞治読売ジャイアンツ9.131964年
6王貞治読売ジャイアンツ9.031968年
7王貞治読売ジャイアンツ9.021974年
8王貞治読売ジャイアンツ8.951965年
9王貞治読売ジャイアンツ8.881967年
10ランディ・バース阪神タイガース8.831986年
  • 2016年終了時点


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