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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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松本航の投球練習動画も見たが、ゆっくりと脚を上げ、後ろ足だけで立つ時間が長く、そこから前足を揺らして、二段モーションでピュッと投げてくる。つまり、前後の体重移動がほとんど無い投げ方で、上体だけで投げているように見える。それで150キロ以上を投げるのだから、外人投手みたいである。西本も言うように難しい投げ方だと思うのだが、異常にゆったりとしていて、後ろ足で立つ時間が長く、疲れてきたらこの投げ方では制球力がガタンと落ちるのではないか。一試合の中でもイニングによって調子のばらつきの激しいタイプのような気がする。調子が狂い始めたら修正が利かないタイプだとしたら、はたしてローテ入りできる投手だろうか。まあ、プロの見る目と自分を比べるのはおこがましいし、私は比較的西本の鑑識眼を評価しているが、松本の投球フォームにはやや疑問を感じる。
蔵さんごひいきの上茶谷は「気になる箇所が見受けられた」らしい。さて、蔵さんの鑑識のように10勝レベルが期待できるだろうか。連続写真だと、まあ、普通の投手という感じだ。球が上ずり易そうな感じで、ポカの多そうなタイプに見える。アマではそれでも打者が打ち損なうだろうが、プロでは見逃さないだろう。初年度は中継ぎが主で、怪我がなくずっと一軍にいたら、3勝8敗、防御率4.30と予想。ただし、大学時代の実績や数字をまったく知らないので、下の連続写真からの印象にすぎない。
下の3投手の中では私はやはり吉田輝星のフォームが一番いいと思う。流れるような体重移動で、柔らかい。ただ、打者からしたら打つリズムが取りやすく、ボールは見やすいかもしれない。それを上回り、打者を圧倒する球威が保持できるかどうかがカギだろう。しかし、試合を作れる投手になることは確かだと思う。フォームの完成度、安定性は3投手の中で一番ではないか。1年目から無理なく使えると思うのは私の贔屓目だろうか。高卒1年目で10勝、という、江夏ばりの働きをする可能性もあるとすら思う(日ハムの現状なら、それだけ使われることもありうる。)が、それは、毎度言うが、変化球をブラッシュアップできるかどうかにかかっているだろう。


西武松本航しなり◎ローテ入りの力量あり/西本氏


2/7(木) 8:00配信


日刊スポーツ



解体新書 特別版西本聖氏>

これが金の卵たちの現在地だ。日刊スポーツ評論家の西本聖氏(62)が、春季キャンプ恒例企画「解体新書」の特別編として、日本ハム吉田輝星投手(18=金足農)西武松本航投手(22=日体大)DeNA上茶谷大河投手(22=東洋大)の投球フォームを分析。ドラフト1位の右腕トリオを比較しながら、それぞれの長所と気になる箇所を指摘した。

【写真】投内連係で軽快な動きを見せた西武松本航

   ◇   ◇   ◇

3人のルーキーに共通しているのは、下半身に力があること。軸足の使い方で松本航の<5>、吉田輝の<4>、上茶谷の<4>の瞬間を比較すると、みんな膝を外側に割るように使えていて、軸足に体重を乗せるのがうまい。さすがドラフト1位の評価を受けるだけのことはある。

3投手を分析した結果、大卒と高卒の違いはあるが、現時点で一番完成度の高い投球フォームをしているのは、西武の松本航だと断言できる。それに続くのが日本ハムの吉田輝。DeNAの上茶谷は、気になる箇所が見受けられた。3人ともキャンプ序盤の投球だけに、これからもっと良くなってくるだろう。

   ◇   ◇   ◇

最も完成度の高い松本航は、最近では少なくなったワインドアップ。足をゆっくりと上げて投げる独特のフォームだけに、全身をゆったりと使いたい気持ちが強いのだろう。大きく振りかぶって始動している。左足を上げてきた<3>から<5>の時点でつま先を三遊間の方向に放り出すように“間”を取っている。変則の“2段モーション”で、軸足にしっかりと体重を乗せられる。左足もゆっくりと下ろしていくだけに、この2段モーションとの相乗効果で、打者はタイミングを取りづらいだろう。

素晴らしいのは<8>の「しなり」。全身が弓のようにバランス良くしなっている。この角度からだと分かりづらいが、テークバックでもボールが頭の後ろに隠れている。打者からすると、いきなりボールがリリースされるような感じがして、かなりの体感スピードになるのではないか。下半身をゆっくり使うと、上半身とのバランスを取るのが難しくなり、フォームが崩れやすくなる。難易度の高いフォームだが、下半身と体幹の筋力が強いから実践できている。<8>から<10>での左足の曲がる角度も良く、安定感がある。フォームを見ただけでも、ローテーション入りする力量があると感じさせる。(日刊スポーツ評論家)

◆松本航(まつもと・わたる)1996年(平8)11月28日、兵庫県朝来市生まれ。小2から梁瀬少年野球クラブで野球を始める。明石商では1年夏からベンチ入りも、甲子園出場なし。日体大では2年春に6勝2敗でMVPに輝くなど、リーグ戦通算30勝。3年から大学日本代表に選ばれ、日米大学選手権などに出場。今季推定年俸1500万円。176センチ、84キロ。右投げ右打ち。




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