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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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正直言って、横浜以外のチームが日本シリーズに出ても、あまり見る気もなく(現在、ほかのことに興味が向かっていることもある。)、録画はしていたが、第1戦から第3戦あたりまで、ほとんど見ないまま消去した。昨日の試合はたまたまテレビを点けると試合をしていたので、10回表裏の攻防だけナマ(現実と同時に、ということ)で見たが、10回表に工藤監督が加治屋を出したのには驚いた。たしか、少し前の乱打戦の時に、ホームランを2本打たれたのではなかったか。しかも、その二人とも、彼が投げるこの回に登場する。いや、放送の中で、その情報を見たように思うのだが、確かではない。バティスタと安部だったと思う。そして、この回は絶好調の鈴木から始まり、鈴木が出たら、5番の新井、6番のバティスタは当然ながら、7番の安部まで回るはずで、しかもその次は打撃好調の曾澤である。安部や曾澤を歩かせたら次は代打だろう。どう考えても、鍛冶屋程度の投手で抑えられる場面ではないと思うわけだ。まあ、シーズン中は最多登板したようだが、特に武器らしい武器がある投手とは思えないし、ストレートの速さは140キロ中盤である。
案の定、先頭の鈴木に四球を出し、絶体絶命である。ここまで、「だから言わんこっちゃない。工藤の采配ミスだろう」と私は思ったのだが、そこからが凄かった。
鈴木の出塁を受けて、新井に代打曽根。この緒方采配も疑問だが、曽根は無事にバントを成功させて、まずは采配目的は達した。(新井は低打率とは言え、長打力があり、鍛冶屋にとっては怖い打者だったと思う。代打曽根がバントしてくれて1死となり、むしろ助かったのではないか。)
その後のバティスタへの高谷のリードが素晴らしかった。ここでバティスタを三振に取ったのが、この試合の最大の勝因だったと思う。
投手だけで比べたら、鍛冶屋よりはむしろ中崎のほうが「抑えポジション」に慣れているという利点があり、しかもこの10回はどちらも4番から始まり、それもどちらかと言えば広島の4番鈴木が絶好調であり、広島の下位打線も好調だった。ホークスはさほど下位打線が好調でもない。
とすれば、この10回の攻防は、両監督の采配の差と、キャッチャーのリードの巧拙の差だったのではないかと思う。曾澤は打力では現在セリーグナンバーワンで、高谷は甲斐に正捕手の座を奪われかけている印象だったが、この回の高谷のリードは、やはりこういう捕手がいるのが、ホークスの選手層の厚みなのだな、と思った。



2018年11月01日23時11分01秒更新


ソフトバンク 対 広島

【試合終了】 ソフトバンク3勝1敗1分け


◇日本シリーズ◇開始18時33分◇ヤフオクドーム◇観衆35917人



【広島】
守備選手名 打数得点安打打点通算率HR 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10 
(遊)田中(左).286二ゴ……二ゴ……中2……投ゴ……右安 
(二)菊池(右).263三振……四球……三振……三振……一ギ 
(中)(左).190左飛……三振……右本……中安……右飛 
(右)鈴木(右).500……三振四球……四球……四球…………四球
(指)松山(左).350……右2遊ゴ……二ゴ…………………… 
打指新井(右).000………………………………三ゴ………… 
打指曽根(左)---………………………………………………三ギ
(一)西川(左).000……四球……二飛……一ゴ……………… 
打一バティスタ(右).222……………………………………遊ゴ……三振
(三)安部(左).158……一ゴ……左飛……三振……左飛……二ゴ
(捕)会沢(右).357……中安……遊直……左本……三振…… 
(左)野間(左).263……右安…………二ゴ三振…………三ゴ 
35.263残塁9、併殺1

チーム10  計  
広  島0100210000
ソフトバンク0002101001X

【ソフトバンク】
守備選手名 打数得点安打打点通算率HR 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10 
(右)上林(左).158一ゴ……遊ゴ……遊安……三振……敬遠 
(二)明石(左).250三振…………四球一ギ……右本……左邪 
(指)グラシアル(右).250四球…………左安死球……遊飛……三飛 
(中)柳田(左).278二ゴ…………四球投ゴ……左飛…………右本
(左)中村晃(左).286……二安……中安左飛…………三振…… 
(一)内川(右).143……二飛……投ギ……一邪……中飛…… 
(三)松田宣(右).083……遊併……三振……遊ゴ……三振…… 
(遊)今宮(右).357…………二ゴ遊ゴ……左2……………… 
走遊高田(左)1.000…………………………………………一安 
(捕)甲斐(右).154…………二飛……投安…………………… 
長谷川勇(左).333…………………………一ゴ……………… 
高谷(左).500…………………………………………投ギ 
32.234残塁8、併殺0

投手成績 勝利敗戦試合回数打者球数安打三振四球死球失点自責通算
防御
 大瀬良(右)4 1/320793.86
 ヘルウェグ(右)0 2/30.00
一岡(右)0 2/30.00
 フランスア(左)2 2/310411.59
中崎(右)0 2/3113.38
 千賀(右)4 2/320844.15
 モイネロ(左)0 1/3113.86
 武田(右)1 2/3411.59
 嘉弥真(左)0 1/30.00
高橋礼(右)0 2/3110.00
(右)1 1/3210.00
加治屋(右)2013.50
◇本塁打
丸1号(2ラン110m=モイネロ)
会沢1号(ソロ100m=武田)
明石1号(ソロ110m=フランスア)
柳田1号(ソロ110m=中崎)
◇走塁死
安部(2回)
◇試合時間
4時間25分
◇球審
本田
◇塁審
笠原
山本貴
白井
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