昨年10月にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』が、いよいよ3月31日に最終回を迎える。朝ドラのヒロインといえば、その後の活躍は約束されたようなものだが、『わろてんか』の葵わかなも、先輩たちに続けるだろうか? 『わろてんか』は、吉本興業の創業者・吉本せいをモデルとした物語。有村架純がヒロインを務めた前作『ひよっこ』は、最終回に向けて視聴率がうなぎ上り。評判も上々だったが、それに続く『わろてんか』は、失敗作との声が少なくない。テレビ情報誌の記者が語る。
「好視聴率で終わった『ひよっこ』からバトンを受けて始まった『わろてんか』ですが、放送開始直後から、『わろてんか』で検索すると、検索候補のトップに『つまらない』という単語が出てくるほど不評でした。近年、朝ドラで不評だったのは『まれ』(ヒロイン=土屋太鳳)や『純と愛』(同=夏菜)ですが、『まれ』も『純と愛』も、良くも悪くも話題になりました。しかし『わろてんか』は、途中から話題になることさえなくなってしまいました。これは、なんとか顔と名前を覚えてもらいたいヒロインとしては最悪の展開です」
とはいえ『わろてんか』の視聴率は壊滅的に悪いわけではなく、20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープしている。しかしキー局関係者は、葵がこのままブレイクするかどうかは怪しいのではと語る。 「葵は、似ている女優が多すぎるんです。谷村美月や国仲涼子、藤谷美紀は、いずれもそっくりですし、上野樹里や貫地谷しほりに似ているという声もあります。乃木坂46の伊藤万理華も雰囲気が非常に似ていますし、『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)に出ているテレ東の福田典子アナにも似ています。葵はアート引越センターや『マイネオ』(ケイ・オプティコム)のCMに出演していますが、広告関係者が、『葵の認知度が低い』と漏らしていました。同系統の女優が多すぎて、『朝ドラのヒロイン=葵』であることが、ピンとこないようです」
そうそうたる女優とそっくりというのは褒め言葉でもあるが、ブッキングの際には厄介なことになりそうだ。さらに男性週刊誌の編集者は、別の問題点を指摘する。
「『葵わかな』という名前は、本名なのか芸名なのか明らかにされていませんが、名前の響きは非常にAV女優っぽいですね。AV女優の芸名は“あ行”から選ぶのがセオリーで、『葵』という名字は非常に多く、『葵つかさ』という有名女優もいますし、字は違いますが『蒼井そら』もいます。『漢字+ひらがな』というのもAV女優には多いので、混同されそうです」
名前も顔も印象に残りにくいというハンデを背負ってブレイクできれば本物だが、道はなかなか険しそうだ。