私は大相撲に詳しくないのだが、大相撲には明文化されたルールがあるのだろうか。「かちあげ」という技（行為）が許容される範囲はどこまでなのか。こんな単純なスポーツ（か？）で、この程度のルールの明文化がされていないとすれば、それこそ不思議な話だ。
少なくとも、私が知る限り、昔の大相撲で「肘打ち」で相手をノックアウトしたのは見たことがない。つまり、かちあげは「相手の胸のあたりを狙って突き上げる」という記事中の相撲記者の言葉のとおりだと思う。とすれば、頭部への肘打ちは明らかにかちあげとはまったく異なるものであるが、それがこれまで禁止の対象になっていなかったとすれば、奇妙だ。あるいは、暗黙の了解で、「そんな危険な行為をする相撲取りはいるはずがない」とされていたのだろうか。
だが、ルールで禁止されていないのならやっていい、と考えるのがサッカーなどでよく知られる世界の「スポーツマン精神（笑）」である。日本人だけで大相撲をやっていた時代とは違う。
要するに、「ルールの明文化」をしていたかどうかがこの場合、一番の問題だろう。
なお、相撲の発祥の時点では相撲は殺し合いであった。そう考えれば、白鵬の行為は先祖返りではある。しかし、見せ物としての相撲で殺し合いを許容するわけにはいくまい。

【悲報】豪栄道を破壊した白鵬のエルボースマッシュ、貴乃花親方がヤバすぎる事実を暴露…（※画像あり）