毎年恒例となっている最低映画の祭典、第41回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の結果が、現地時間24日に公式サイトで発表された。作品賞を含む、最多6部門でノミネートされていた、ロバート・ダウニー・Jr主演の『ドクター・ドリトル』が、最低リメイク・パクリ・続編賞を受賞した。
作品賞は、寝具メーカー・マイピローのCEOで、トランプ前米大統領の支持者としても知られるマイク・リンデル氏の手掛けたドキュメンタリー『アブソリュート・プルーフ(原題) / Absolute Proof』。リンデル氏は最低主演男優賞にも選ばれている。また最低助演男優賞には、トランプ前大統領の顧問弁護士としても知られたルディ・ジュリアーニ氏が『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』で選出された。
最多受賞は最低主演女優賞(ケイト・ハドソン)、最低助演女優賞(マディ・ジーグラー)、最低監督賞(SIA)の3部門で受賞した『ミュージック(原題) / Music』。また、今回のラジー賞では、新型コロナウイルスの感染拡大など、数々の困難に見舞われた2020年を史上最低の年に選び、特別賞を送っている。
第41回ゴールデンラズベリー賞結果は以下の通り
最低映画賞
『アブソリュート・プルーフ(原題)』
最低主演男優賞
マイク・リンデル (“マイピロー”・ガイ) 『アブソリュート・プルーフ(原題)』
最低主演女優賞
ケイト・ハドソン 『ミュージック(原題)』
最低助演女優賞
マディ・ジーグラー 『ミュージック(原題)』
最低助演男優賞
ルディ・ジュリアーニ(本人役として) 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
最低スクリーンコンボ賞
ルディ・ジュリアーニ&彼のズボンのチャック(そう、本物のルディ・ジュリアーニだ!)『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
最低監督賞
SIA 『ミュージック(原題)』
最低脚本賞
『愛は、365の日々で』
最低リメイク・パクリ・続編賞
『ドクター・ドリトル』