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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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アマゾンプライムで洋画の旧作をたくさん放映していて、旧作好きの私はごひいきにしているのだが、世間には「白黒映画」であるだけで拒否して見ない層がいるらしい。それは勿体ない話である。カラー映画の良さが出ている作品ももちろんあるが、たいていのカラー映画は、カラーであることが欠点になっているのである。それはなぜかと言うと、「画面のあらゆる部分が自己主張している」ことだ。そのために、視聴者は視点が集中できなくなる。白黒映画だと視点は基本的に演技者だけに集中されるから、話が分かりやすい。逆に言えば、「脚本がダメな映画」はまったくダメ映画となるわけで、映画の古典として残ることがない。
昨日もヒッチコックの「暗殺者の家」と「舞台恐怖症」を見たが、どちらも脚本が見事で、もちろん演出も素晴らしい。ただし、後者は最後がひねりすぎで、そのために話の冒頭と矛盾があるように思ったが、一度見ただけなので確認していない。「暗殺者の家」は後にハリウッドでリメイクした「知りすぎた男」のほうが有名だが、英国版の白黒映画のこちらのほうが勝っている部分も多い。ピーター(ペーター?)・ローレの悪役は、宮崎駿のアニメ映画の悪役の原型ではないか。
なお、「舞台恐怖症」という邦題はあまり良くないと思う。これは病気の話ではなく、舞台上で女優がある一瞬だけ恐怖に襲われる話なので「症」ではない。「舞台の恐怖」か「恐怖の舞台」であるべきだろう。「暗殺者の家」は、話の中身を教えすぎている上に、あまり魅力的なタイトルでもないと思う。原題どおり「知りすぎた男」でいい。まあ、原題も、話の内容にそれほど合っているとは思わないが、陰謀を知った男が、そのことを(犯人たちに子供を誘拐されたため)警察に話せない状況に追い込まれ、自らその陰謀阻止(そして子供の救出)に立ち向かう、というのは確かに「知りすぎた」からと言えないこともない。私がタイトルをつけるなら「お前がやれ(Do it yourself)」である。まあ、今だと日曜大工の話と思われるかwww 「誰にも言うな」でもいい。
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