これは日本の法人税が「利益」への課税になっているからで、そういう「赤字操作」をすれば税金など払わなくていいわけだ。これじゃあ、正直に払う方が馬鹿だということになる。
(以下引用)
話題のオリンパスなんだが、1000億を越えるカネがどっかに消えちゃったというんだが、さて、どこに行ったのか。話はまず、ジャイラス社というイギリスの医療機器メーカーを買収した時に、その仲介をした会社に大金を渡しているわけだ。
それでもまだ少ないということで(^_^;)、ファイナンシャルアドバイザーにジャイラス社の優先株を割当て、1年半後に3.5倍の価格で買い戻しています。この値上がり分が416億円(当時の為替レート94円で換算)になり、ファイナンシャルアドバイザーへの報酬をすべて合計すると673億円ほどになります。
ファイナンシャルアドバイザーという職業は、おいしい取引先を見つけるといくらでも儲けることができるんですね!
M&A案件を持っていくなら、オリンパス、DeNA、グリーあたりが高値で買ってくれそうです(笑)
ファイナンシャルアドバイザーからは日本のお得意様御三家と呼ばれていたりして(^_^;)当時の監査役はあずさ監査法人ですが、本当に監査時に問題はなかったのでしょうか?
このファイナンシャルアドバイザーというのは、AXAMというらしいが、正体は不明です。何百億も稼ぐ会社が、所有者も不明というのが凄いw で、話はそればかりではない。オリンパスは、いずれも年商数億円の小さな会社を三社ほど買収しているのだが、
それについても疑問の声があがっている。
取材では、アルティス、NEWS CHEF、ヒューマラボはいずれも05年に設立されたか、休眠会社を業態転換させて営業を再開させた会社であることが判明しています。信用調査会社の調べでは、08年時点での売上規模はいずれも2億円ほどであり、業績面でも履歴面でも背景が希薄な会社の買収に数百億円もかけるのは常識的ではありません。場合によっては、3社の株式を買い取ったグローバル・カンパニー社に対する利益供与も疑われますが、御社の見解はいかがでしょうか。
(3)減損処理
決算公告によると、アルティス、NEWS CHEF、ヒューマラボの3社は、すでに債務超過に転落し、アナリストなどによれば、貴社がそれらの株式については買収したわずか一年後には一括して減損処理を済ませたとみられる、と聞きます。
グローバル・カンパニーというのは、オリンパスの息のかかった「投資会社」だそうで、この投資会社の口車に乗せられたというのか、年間2億円しか売上げのない、出来たばかりの会社を、三社合計で700億円で買い取って、一年で減損処理しているというんだが、コレに関しても、カネの行方が不明なわけだ。
最終的な所有者不明、3社すべての株式を所有していたSPVも
ウッドフォード氏によれば、これらの企業の背後に誰がいるのか、オリンパスは把握していなかった。同社の記録には、これら3社の株主は特別目的投資事業体(SPV)の一団としか記されていない。3社の事業内容は互いにかなり異なっているが、あるSPVは3社すべての株式を保有しており、それ以外にも2つのSPVが3社のうち2社の株式を保有していた。このつながりから懸念を覚えたはずだとウッドフォード氏は述べている。
3社の買収はすべて、グローバル・カンパニーという同じ投資ファンドを通じて実行された。前出の資料によればこのファンドは2000年から、オリンパスより資金を受け取っていた。そしてオリンパスの買収部門として行動し、外部のファンドマネジャーによって運用されていた。
特別目的投資事業体(SPV)の一団なんて人はいないわけで、さて、どこの誰が持っていた会社なのか。設立したばかりの非上場の小さな会社だったら、株式がそんなに分散してないので、普通だったらオーナーがすぐにわかるものなんだが、不明ですw まるで、カネを処分するために買収を繰り返していたとしか思えないんだが、ところで、こうしたカネの動きを調べていると「リヒテンシュタイン銀行」というのが出てくるわけです。
「スイス銀行に代表される、極めて顧客情報の守秘性が高いプライベートバンクで、口座開設にあたり最低でも必要な預金額は数億円以上。世界の富裕層の租税回避にも利用されており、08年にはアメリカ、ドイツなど複数国が協調して脱税捜査に入り、世界的に名の知れた起業家やミュージシャン、俳優が秘密口座を持っていた実態が明らかになりました」(証券アナリスト)
オリンパスが利益の見込めない買収劇を繰り返し、この銀行やケイマン諸島などの租税回避地を使って、不正な隠し財産を積み上げているとしたら? 真相は霧の中だが、もし仮にこの元関係者の証言やFTの記事が事実だとすると、疑問を抱かざるをえない。
そして、取引の影には、元某大手証券会社社員A氏というのがいるらしい。
この取引の中心人物が当時CGの幹部だった元某大手証券会社社員A氏でした。A氏はのちにオリンパスの関連会社幹部となり、前出のリヒテンシュタイン銀行にオリンパスの法人名義口座を開くため海外出張したりと、財務面で同社のアドバイザリー的な役割を担っていたともいわれていました。買収の仲介料を"裏の指南"への報酬としてA氏に支払うために、オリンパスは損失を出してまで買収を行ったのでは、という噂まで社内で出たほどです。のちのジャイラスとAXAMの件でも、A氏が指南した手法が使われた可能性があるのではないでしょうか」
ところでウチの会社も9月が決算で忙しいんだが、まぁ、あまりガリガリと節税しないで、たいした利益は出てないんだから、税金だけはちゃんと払いましょうね、愛国者として、と言ってるんだがね。
ミラーレス一眼カメラ買おうと思ってるんですけど、どこがいいでしょうか?
penっていいんじゃないかなと思ってたんですけどねえ。
投稿 飯田橋 | 2011/10/20 23:23
「ピーチジョン」越えw(芦屋大学卒のと一緒にすんなってか)
それとも、こないだの井川くんのように、どっかに溶かしたのかもしれません。
投稿 SY1698 | 2011/10/20 23:26
まんま、「深夜+1」ですな。
そーいえば、こんな事も書いて有りました。
「リヒテンシュタインで登記する利点を知っているかね、税法のほかに?」
「匿名がきく、ということですかな?」
彼はもったいぶってうなずいた。「そのとおり。株主の名前を公表しなくていいのだ。」
まぁ、今でもそうなのかは知りませんが。
投稿 デニス | 2011/10/20 23:32
>「深夜+1」
黒のDSが疾走する物語でしたね。
あー、黒のC6が欲しいです。内装も黒で。
実際にあのルートを走りに行った、物好きたちがいましたよw
投稿 abe | 2011/10/20 23:54
世界中にタックス・ヘイブンがあるので、それぞれが守秘義務を前面にして特徴を出すように競争しています。
例えば、ルクセンブルグならば、巨額の準備金を積み立てるにより利益を思っきり圧縮できるとか、シンガポールならば、日本の租税措置特別法に合わせて税率等を容易に変更できるとか、英米系の企業をお得意様とするバミューダやケイマンは、負債を飛ばし隠す(オフバランスシート)スキームなどを作ってくれます。
投稿 FT | 2011/10/21 00:46
オリンパスの内視鏡は、国公立や大学病院では圧倒的なシェアですね。値引きが渋いので、中小病院では買えません。もし不祥事で入札停止ということにでもなれば、いっぺんに売り上げが無くなると思います。