なお、私はホストの多くは人間のクズだと思っているwww キャバ嬢の場合は、他にできる仕事が無くてやっている場合が多いと思うが、ホストの場合はほかにやれる仕事もあるのに苦労仕事を避けて「男が色を売る」というのは最悪だと思っているわけだ。同様に芸能人(主に男タレント)は「売色商売」だから嫌いである。売春婦や陰間(売春夫。主に男に奉仕)の類だ。もちろん、色を売るにも才能や努力が要ることは承知である。単に「男としては最低だ」ということだ。
(以下自己引用)
「人間の価値について」 (解答例)
設問1
高校を一年で中退してホストをやっている人間と、国立大学に合格したばかりの人間とでは、後者がはるかに人間として上等だ、というのが世間一般の見方だろう。しかし、寺田の見方は違っている。自分の足で立ち、自分で金を稼いで、世間と渡り合っている人間こそが上等な人間なのであり、勉強しか能のない世間知らずのお坊ちゃんなど、無価値なのである。おそらく、私もそのような世間知らずであり、寺田からは歯牙にもかけられない人間だろう。そして、その私が、高校中退のホストを見れば、身の程知らずに軽蔑したかもしれない。生命力こそが、人間の、男の価値である、という寺田の言葉は、正しいと思う。もしも、学歴というものを外して見た場合、果たして私は高校中退のホストより、男として上だと言えるだろうか。いや、まったく言えない。学歴にしがみつくのは、学歴以外に取り得がない、ということである。もちろん、学歴には、知的判断力や暗記力や、忍耐力の指標という意味もあり、世間が学歴を評価するのもそこだ、ということはわかっている。だが、生命力という観点から見れば、学歴などは、確かに無に等しいものだ。そうした、肩書き以外の価値、それは生命力以外にも、人間的魅力や他人を支える力、人格などさまざまにあるだろう。私も、裸のままでも価値のある人間になりたいものである。
設問2
世の中にうんざりするのはホールデンだけには限らない。私も時々、すべてがいやになって、どこか遠くに行きたい、という気になることはある。たいていは人間関係がもつれた場合である。ただ、私がホールデンと違うのは、そうした対人関係のもつれは、親しい人間との場合にこそ多いということである。そして、その原因の半分以上は、私の方にある。だから、ホールデンのように、周りの人間のほとんどがいやな奴だ、というようには考えない。私の方だって、周りの人間から見ればいやな奴と思われているかもしれないのだから。確かに世の中には、物の考え方が下品で、あまり親しくなりたくない人間もいる。だが、そうした人間とは親しくしなくても済むものである。ホールデンが「ライ麦畑の捕まえ手」になりたいというのは、無垢な世界を守りたいということだろう。だが、あらゆる人間が無垢である世界が可能だとは思わない。誰の心にも汚いものはある。しかし、それと同時に高貴なものもあるはずだ。子供のような無垢さだけを守って生きることがはたしてどれだけ価値があることなのだろうか。生きるためには偽善も演技も必要だろう。それを見て批判するのも正しいとは思えない。我々には、わずかずつでも世の中を変える力がある。それをせずに、限られた人間だけの無垢な世界を守ろうとするのは、あまり楽しい生き方のようには私には思えない。