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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「beyond the 5 senses」というブログから転載。
交通巡査に交通違反取締以上の過剰な権限を与え、いざという時に市民を取り締まるというプログラムが実施されており、今後その「認定者」をどんどん拡大して「市民に市民を取り締まらせる」という相互監視国家作りがイギリスで行われているという話である。
当然、この動きはすぐに日本でも実行されるだろう。
ジョージ・オーウェルの「1985」(訂正:「1984」でした)の未来像が、いかに予見的であったかに感心するが、感心している場合じゃない。自治会の会長などが君たちの私生活に横暴に干渉する、太平洋戦争時代の「隣組制度」のようなものがやがて復活するはずだ。

(以下引用)


私がアンディの手紙を受け取り、彼が話しているカードを見た数日後に、政府は、交通巡査を「市民執政官」に改称し、権限を強化して通常は警察が行っていることも含む職務に拡大すると発表した。

そして今週、政府は、警察の仕事をする「市民」を山のように「認定」する計画を明らかにした。その中には、警備員、自治体職員、駐車場の係員、万引き監視員、公園の管理人、スポーツ大会の会場係まで含まれている。

これはほぼ一年前に、まさに警察幹部官がアンディに言ったことだ。ここで、二つのことを指摘しておきたい。

(1)これはイギリスに限ったことではない。いろんな意味でイギリスはオーウェル国家への道の最先端にあるが、これは世界中で起きることの青写真なのだ。

(2)現在こうした人々に与えられようとしている警察権力は、いったん「戦争」が始まったときに与えられる権力と比べるとほんの序の口である。

新たな「市民警察」の権力とその認定の対象者を報道するイギリスのデイリー・メール (www.dailymail.co.uk)の図表。

「地域安全認定者制度」に基づいて「認定者」というオーウェル的な肩書きを持つ者はすでに1,400人もいて、その数は爆発的に増加中である。ほとんど職業訓練も身元調査もしない人間に僅かな手数料を払う(あるいは彼らの雇用主に払わせる)だけで、彼らは街に飛び出して行き、車を止め、罰金を課し、人々の写真を撮り、犬を連れてパトロールし、財産を没収し、氏名と住所を詰問する。

そして、どんなに小さなゴミを捨てても、国家の代理人である彼らに氏名を告げるのを拒否すれば、写真撮影され、指名手配犯のように地域の新聞に写真が掲載されるという事態にまで至ってしまった。

今のところ「認定者」は各自の制服にバッジを着用することになっているが、政府は最終的には特別な制服を準備する計画である(これは間違いなく戦争に間に合うようにするためだ。黒いシャツが一番ピッタリだろう)。彼らは、現在では市民執政官というオーウェル的な肩書になった昔の交通巡査や、警察と同等の訓練を受けることなく警察と同等の仕事をする「特別巡査」と共に働くことになる。

このつまらない連中を一緒にして、いよいよオーウェル的な言葉であるのだが、政府は「拡大警察ファミリー」と呼んでいる。「ファミリー」などとかわいらしい言葉を使って、それが本当に意味する真実をぼやかし、怖がらせないようにしているのだ。

彼らは、「ジャッキ・スミス秘密警察」とか、悪名高い東ドイツのシュターズィ(秘密警察)とこの政策を公式に後押ししている英国内務大臣にちなんで「スミスのシュターズィ」と最高に適切なあだ名がつけられているが、もちろん背後にいるのはスミスではない。

ロボットが相互監視する社会

何年もずっと言い続けていることだが、少数者が多数をコントロールするためには、多数者が相互に支配し合ってくれなければならない。今回の話題はまさにそういうことだ。大衆の中から大衆を支配する人間を調達する。

ヒトラーからスターリン、ムガベ、その他さまざまな独裁者・暴政者は、例外なく民衆の中から社会性のないバカを利用することで、その意志を民衆に押し付けてきた。そして、世界中でそのような志願者は後を絶たないほどたくさんいるので、暴政を行う権力がたくさん存在することができる。

どのような精神構造をもつ者が、「認定者」となり、「イギリス秘密警察」のメンバーになりたがり、政府の募集に応じるのだろうか? 人々に対して権力を行使するような地位から、百万マイル以上遠ざけておかないといけないような人間ばかりだ。

弱い者いじめが好きで、他者を支配することで自分を取り戻そうとする精神的・感情的に不安定な人間である。彼らに本当に必要なのは腕の良いセラピストである。彼らは規則集が頭脳になったロボットである。彼らは、こうした仕事を通じて支配と服従に異常な快感を覚えるマゾヒストである。



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