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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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次回から、小学校高学年あたりを一応の対象とした「哲学小説」を掲載する。
つまり、この世界とはどういうものか、という「世界認識」、俗に言えば「世間知」をRPG的に世界を廻ることで考えさせようという話だ。舞台は「軍神マルス」と同じ世界である。同作品の人物も出てくる。つまり、「少年マルス」「軍神マルス」「天国の鍵」で三部作である。
哲学が好きな人なら、大人が読んでもある程度面白いかと思う。

先に言っておけば、世界は善人と悪人で構成されているわけではない、という話だ。
「騙す人」「騙される人」「騙しも騙されもしない人」の3種類である。
「騙される人」がいて、悪事は機能するのだから、騙される人もまた世界を悪化させる要素、害悪の元なのである。「騙しも騙されもしない人」になることやその思考作業を「哲学」という。

世界が善人と悪人の2種類だという認識が、世界の恒常的不幸の根本原因である。
現実世界では善人も時々悪行をするし、悪人も善行をするのであるから、善人・悪人という認識はかえって世界を混乱させるわけだ。悪一方の人間も善一方の人間もいない。すると、世界の秩序を作るには或る種のルールを合意するしかない。それが法律であり、道徳である。前者は拘束力があるが、後者には無い。しかし、世界の秩序を作るのは、むしろ道徳、つまり「自制心」なのである。ある種の人間には法律すら歯止めにはならない。人が自分で自分を制するのが道徳の機能だ。

というような話だが、ここまで面倒なことは小説の中には書いていない。小学生でもわかる話として書いてある。
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