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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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昨日はブックオフで古本(新古書)を数冊買ったが、真面目な本を2冊、娯楽本を4冊といったところだ。
娯楽本のうち3つは、田中芳樹の薬師寺涼子シリーズを2冊と、茅田砂胡の現代物で、「祝 もものき事務所」という、あまり食指をそそられないタイトルのシリーズ第一巻だ。まあ、事務所とは「探偵事務所」で、正式には「調査事務所」だろうか。少し読んだが、やはり異世界ファンタジーの「デルフィニア戦記」などより、かなり調子を落としてというか、軽く書いているというか、あまり向いていない内容のようだ。「桃太郎」の「桃太郎、犬、猿、雉」に「鬼」も加えた4人組に、鬼より怖い女秘書の5人組の話である。著者の「ユーモアセンスの欠如」が、こういう軽い娯楽作品では大きな欠点になりそうである。まだ、最初の2章くらいしか読んでいない。
田中芳樹の「薬師寺涼子シリーズ」2冊は、たぶん前に読んだ作品だと思うが、内容を全部忘れているので、まったく問題はない。例によって漫談口調が楽しい。つまり、「語り」を楽しむ小説である。だから、知っている話を何度聞いても面白いのだろう。政治批判が、ネトウヨを怒らせる部分だろうが、私のような「政治批判好き」には、そこがむしろ楽しい。
まあ、小説で言うなら、「吾輩は猫である」の語り口で「西遊記」をやっているわけである。語り手の泉田準一郎が「猫」であり、薬師寺涼子が孫悟空だ。準一郎は、「暴れ者の隣ではらはら成り行きを見ている理性的存在」という点では三蔵法師でもある。
ちなみに「創竜伝」は「水滸伝」で、「アルスラーン戦記」は「三国志」だろう。

娯楽本の残り1冊は、作家力量は高いが根が暗い、警察小説が多いが「武士道シックスティーン」などの作家でもある誉田哲也の「春を嫌いになった理由」という、これまた暗そうな題名の小説で、新シリーズらしいので試しに買ってみた。



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