ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
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小林秀雄が対談集の中で、太宰治のことを「あの人はバカじゃありません、ヒステリイです」と言っているが、至言だと思う。バカどころか太宰は異常に頭がいい人間だと思うが、自分の性格の中のヒステリー性を熟知していて、それを作品に正確に描いていると思う。そういうところは筒井康隆に似ているようだ。
三島由紀夫が太宰を嫌ったのは、そういう「道化」的なところだろう。太宰と三島はナルシストという点ではそっくりだが、三島は「他人に笑われること」が大嫌いだったと思う。それが彼の作品のユーモア性の欠如の原因でもある。他人を笑わせるには自分自身が道化にならないといけないのである。
三島は詩人として出発したはずで、そもそも詩情とユーモアは相反するものだ。筒井の作品で詩情を意図したと思われる作品(まったく笑いの無い作品)は、だいたい失敗している。つまり、読者にとっては面白くもないし、詩情も感じない。太宰の作品にも詩情は欠如している。
三島由紀夫が太宰を嫌ったのは、そういう「道化」的なところだろう。太宰と三島はナルシストという点ではそっくりだが、三島は「他人に笑われること」が大嫌いだったと思う。それが彼の作品のユーモア性の欠如の原因でもある。他人を笑わせるには自分自身が道化にならないといけないのである。
三島は詩人として出発したはずで、そもそも詩情とユーモアは相反するものだ。筒井の作品で詩情を意図したと思われる作品(まったく笑いの無い作品)は、だいたい失敗している。つまり、読者にとっては面白くもないし、詩情も感じない。太宰の作品にも詩情は欠如している。
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