午前中は絵の具で描いたような青空、午後は真っ黒な雲、その後猛烈な雨が降り出す。天気予報士の方によると、こんな天気模様を「突発豪雨」と呼ぶそうです。
豪雨の日はもちろんですが、雨の日のクルマの運転はフロントガラスがすぐに曇ってしまい、視界が悪く、運転しづらいなんてことがあると思います。窓の曇りは運転操作の遅れや誤りに直結し大変危険です。
そこで、フロントガラスの事前の曇り対策と、曇ってしまった時の対処方法の二つをご紹介します。
●曇りの事前対策──窓ガラスの内側をクリーンに!
雨天時に走って3分もすると、うっすら内側のフロントガラスが曇りだし、数分すると前が見えないほどの曇ってしまうことってありませんか。雑巾やタオルなどで拭き取って、また曇ってしまったり……。
この場合、曇りの原因は窓の汚れということが多いです。窓ガラスにホコリ、汚れがついていると、より微細な結露が発生し、曇ってしまいます。
薄めた中性洗剤を使用し、きれいな雑巾・ウェットシートなどでキレイに掃除してください。また、曇り止めスプレーも効果的です。こういったアイテムはカー用品店で多種多様に販売されています。
窓ガラスは外側だけではなく、内側も定期的に掃除してくださいね。
●走行中、窓の曇りをとる効果的な方法
急に雨が降り出し、窓の内側は結露で視界不良。タオルなどで拭き取ってもまた曇ってしまい、曇りの連鎖から抜けられない。
そんな時、下記の手順で曇りを取ってください。
1「A/C」(エココン)スイッチをONにします。
2「デフロスター」(defroster)スイッチをONにします。
窓の曇りの原因は、室内と外の温度差です。A/CがONになっている場合、エアコンには車内の湿度を下げる機能があるため、常にスイッチが入っていればフロントガラスが曇ることはほとんどありません。
A/C&デフロスターを付けても曇る場合は、雨を避けて車を停め、窓を開けて空気の入れかえを行ってみてください。