ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です
管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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「あまちゃん」まとめブログから、その中の名言。
(以下引用)
理想を掲げてそれを実現できる人間なんて一握りだ。
それができなくてみんな苦しんでる。
人生は長い。道に迷ってもいい。遠回りしてもいい。混んでたら脇道に入ればいい。
どこかで誰かを拾うかもしれない。
着いた場所が目的地だよ。
(以下引用)
理想を掲げてそれを実現できる人間なんて一握りだ。
それができなくてみんな苦しんでる。
人生は長い。道に迷ってもいい。遠回りしてもいい。混んでたら脇道に入ればいい。
どこかで誰かを拾うかもしれない。
着いた場所が目的地だよ。
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解説の要は無し、だろう。
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 9月15日
全域が橋下浸水で復旧の見込みが立っていません
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 9月15日
全域が橋下浸水で復旧の見込みが立っていません
前にもヤンキー先生(今国会議員)をからかう記事を載せて、嫌がらせのコメントを貰ったが、小田嶋師に倣って「地雷を踏む勇気」を私も持つことにする。私も寂聴って嫌いなんだよな。そもそも「みそぎ」めいた事をすれば過去の悪事がすべて帳消しになるという、マスコミ界の気風が気に入らない。
「美徳ってものはな、切り売りできないんだぜ」(バルザック「ゴリオ爺さん」の悪党ヴォートランの名科白)
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 10時間
「ヤンキーを正しく教導できるのは元ヤンのオレだけ」みたいな現場主義思想はなんだかんだいって不滅。
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小田嶋隆 @tako_ashi 10時間
不倫しまくりの女流作家が尼さんになって大人気という図式は、ヤンキーの狼藉者が教師→国会議員になって無茶言ってる姿と似てなくもない。
「美徳ってものはな、切り売りできないんだぜ」(バルザック「ゴリオ爺さん」の悪党ヴォートランの名科白)
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 10時間
「ヤンキーを正しく教導できるのは元ヤンのオレだけ」みたいな現場主義思想はなんだかんだいって不滅。
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小田嶋隆 @tako_ashi 10時間
不倫しまくりの女流作家が尼さんになって大人気という図式は、ヤンキーの狼藉者が教師→国会議員になって無茶言ってる姿と似てなくもない。
「逝きし世の面影」から記事の一部を転載。
日本サッカー協会の計画はキチガイの行為である。ここにノコノコ来るような無知で「筋肉脳」のスポーツマンは放射能汚染されても自業自得だろう。
(以下引用)
『原発の資材置き場のJヴィレッジでキャンプ。 20年五輪で田嶋副会長』
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長は12日、2020年東京五輪開催決定を受け、東日本大震災後に東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」について「(サッカーで)東京五輪のキャンプ地の中心になると思う」と述べ、練習施設としてできるだけ早い時期の復興に期待を寄せた。
Jヴィレッジで活動していたエリート選手育成校「JFAアカデミー福島」は震災後に静岡県御殿場市に移転している。
発足が決まっていた「Jヴィレッジ復興サポートプロジェクト」のメンバーにはJヴィレッジの上田栄治副社長ら6人が決まった
2013/09/12 【共同通信】
ブラック・ジョークにしても、フランス紙が行った放射能で手足が三本ある日本人以上に品が無さ過ぎる。
日本サッカー協会はニッポン国を世界の笑いものにする気なのだろうか。脳内妄想にしても酷すぎて話にならない。
福島第一原発から20キロ地点のJヴィレッジには昔はサッカーのグラウンドが存在していた事実はあるが、現在は放射能で汚染した使用済み防護服などの何処にも行き場の無い低濃度放射性廃棄物や原発関連の資材置き場。誰が考えても東京五輪のキャンプ地は無理である。
日本サッカー協会の計画はキチガイの行為である。ここにノコノコ来るような無知で「筋肉脳」のスポーツマンは放射能汚染されても自業自得だろう。
(以下引用)
『原発の資材置き場のJヴィレッジでキャンプ。 20年五輪で田嶋副会長』
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長は12日、2020年東京五輪開催決定を受け、東日本大震災後に東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」について「(サッカーで)東京五輪のキャンプ地の中心になると思う」と述べ、練習施設としてできるだけ早い時期の復興に期待を寄せた。
Jヴィレッジで活動していたエリート選手育成校「JFAアカデミー福島」は震災後に静岡県御殿場市に移転している。
発足が決まっていた「Jヴィレッジ復興サポートプロジェクト」のメンバーにはJヴィレッジの上田栄治副社長ら6人が決まった
2013/09/12 【共同通信】
ブラック・ジョークにしても、フランス紙が行った放射能で手足が三本ある日本人以上に品が無さ過ぎる。
日本サッカー協会はニッポン国を世界の笑いものにする気なのだろうか。脳内妄想にしても酷すぎて話にならない。
福島第一原発から20キロ地点のJヴィレッジには昔はサッカーのグラウンドが存在していた事実はあるが、現在は放射能で汚染した使用済み防護服などの何処にも行き場の無い低濃度放射性廃棄物や原発関連の資材置き場。誰が考えても東京五輪のキャンプ地は無理である。
こういうことを次々と考える頭に驚嘆する。
家電本体に固定されたリモコンとは画期的だ!
あれっ?
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
さっきの犬型リモコンのツイートだけど、冒頭の「紛失を防ぐために」は、トルツメします。文筆家の良心。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
よく訓練した犬の首輪にリモコンを仕込んでおけば、リモコンを探す必要はない。名前を呼べばどこからでも駆けつける。ぜひ実用化にこぎつけたい。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
気まぐれに歩きまわって突然膝に乗ってきたりする猫型自走式リモコンはあんまり実用的じゃないと思う。
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その他
小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
紛失を防ぐために名前を呼ぶと「ワンワン」と鳴きながら駆け寄ってくる犬型リモコンがあったら5万円までは出す。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
良いですね。本体固定型回転式チャンネルセレクターリモコン。売れますよ。 RT @teruoooiwa @tako_ashi しかもガチャガチャ回してチャンネル変えるとかにしたら超斬新!
会話を表示
小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
山手線はいっそ2万両編成ぐらいにして、アタマとおしりがつながれば、いつでも乗れてしかも自走する必要もない。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
家電本体と一体化したリモコンなら見失うことはないはず。開発すれば億万長者だぞ。
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家電本体に固定されたリモコンとは画期的だ!
あれっ?
(以下引用)
小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
さっきの犬型リモコンのツイートだけど、冒頭の「紛失を防ぐために」は、トルツメします。文筆家の良心。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
よく訓練した犬の首輪にリモコンを仕込んでおけば、リモコンを探す必要はない。名前を呼べばどこからでも駆けつける。ぜひ実用化にこぎつけたい。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
気まぐれに歩きまわって突然膝に乗ってきたりする猫型自走式リモコンはあんまり実用的じゃないと思う。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
紛失を防ぐために名前を呼ぶと「ワンワン」と鳴きながら駆け寄ってくる犬型リモコンがあったら5万円までは出す。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
良いですね。本体固定型回転式チャンネルセレクターリモコン。売れますよ。 RT @teruoooiwa @tako_ashi しかもガチャガチャ回してチャンネル変えるとかにしたら超斬新!
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
山手線はいっそ2万両編成ぐらいにして、アタマとおしりがつながれば、いつでも乗れてしかも自走する必要もない。
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小田嶋隆 @tako_ashi 9月11日
家電本体と一体化したリモコンなら見失うことはないはず。開発すれば億万長者だぞ。
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今朝のニュースでカネボウ化粧品の白斑問題が流れていたが、そのアナウンスの「かねぼうけしょうひん」の前半が「金儲け」に聞こえた。空耳だが、実際金儲け優先で商品を作るからこういう悪質商品ができるのである。つまり、
「金儲け商品」だ。
カネボウケショウヒン→カネモウケショウヒン
「金儲け商品」だ。
カネボウケショウヒン→カネモウケショウヒン
小田嶋隆ツィッターから「みのもんた」特集。
しかし、文才だけでなく、和歌の知識もなかなかである。パロディを作るには本歌を知らないといけないわけで、今どき、文学者ですら、和歌の教養などほとんど無いと思う。
「いばりせしふすま干したり須磨の浦」
は蕪村の冗談俳句だが、土台に「源氏物語」があるのは「須磨の浦」だけで分かる仕組みになっている。それが日本の文学的伝統なのである。そうした教養の伝統は太平洋戦争敗戦後の米国日本統治政策で断絶させられたのだ。
(以下引用)
2013年09月11日(水)2 tweetssource
2時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
拍手!RT @JacksonAibu: 【返歌】みのる度ふんぞり返るみのりかわ 汐は留めても 手はとめられす“@tako_ashi: 赤坂のみねより落つる みのりかわ 利権つもりて 淵となりぬる”
posted at 14:20:46
4時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
うっかりと
出したその手が
みの破滅
posted at 12:19:31
2013年09月10日(火)1 tweetsource
18時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
きょう、ある人に面と向かってほめてもらったので、気を良くして再アップします。ズバッとみのみの連作です。http://twilog.org/tako_ashi/searh?word=%E3%81%BF%E3%81%AE&ao=a…
posted at 22:10:32
2013年09月05日(木)4 tweetssource
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
赤坂のみねより落つる みのりかわ 利権つもりて 淵となりぬる
posted at 19:49:32
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
だいじょうぶ みのけもよだつ セクハラも われにあらずば 人もなきゆえ
posted at 19:46:39
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
ななえやえ 膝を折っても セクハラの みのひとりすら 切れぬ悲しさ
posted at 19:17:28
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
みのがせと いわれて黙る みのけがれ みのいたずらの しほうだいなり
posted at 19:14:32
しかし、文才だけでなく、和歌の知識もなかなかである。パロディを作るには本歌を知らないといけないわけで、今どき、文学者ですら、和歌の教養などほとんど無いと思う。
「いばりせしふすま干したり須磨の浦」
は蕪村の冗談俳句だが、土台に「源氏物語」があるのは「須磨の浦」だけで分かる仕組みになっている。それが日本の文学的伝統なのである。そうした教養の伝統は太平洋戦争敗戦後の米国日本統治政策で断絶させられたのだ。
(以下引用)
2013年09月11日(水)2 tweetssource
2時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
拍手!RT @JacksonAibu: 【返歌】みのる度ふんぞり返るみのりかわ 汐は留めても 手はとめられす“@tako_ashi: 赤坂のみねより落つる みのりかわ 利権つもりて 淵となりぬる”
posted at 14:20:46
4時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
うっかりと
出したその手が
みの破滅
posted at 12:19:31
2013年09月10日(火)1 tweetsource
18時間前
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
きょう、ある人に面と向かってほめてもらったので、気を良くして再アップします。ズバッとみのみの連作です。http://twilog.org/tako_ashi/searh?word=%E3%81%BF%E3%81%AE&ao=a…
posted at 22:10:32
2013年09月05日(木)4 tweetssource
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
赤坂のみねより落つる みのりかわ 利権つもりて 淵となりぬる
posted at 19:49:32
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
だいじょうぶ みのけもよだつ セクハラも われにあらずば 人もなきゆえ
posted at 19:46:39
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
ななえやえ 膝を折っても セクハラの みのひとりすら 切れぬ悲しさ
posted at 19:17:28
9月5日
@tako_ashi
小田嶋隆@tako_ashi
みのがせと いわれて黙る みのけがれ みのいたずらの しほうだいなり
posted at 19:14:32
もはや旧聞に属する話かもしれないが、野球界全体に蔓延する「守備軽視」風潮の象徴的出来事として、記録に残しておく。ついでながら、同じ選手にライトを守らせたりレフトを守らせたりするのも同様の話である。昔の外野手は、ほとんど同じポジションを守ったものだ。ただし、レフトは弱肩拙守の強打者の指定席であった。その代表が偉そうに「喝!」などと言っている張本氏。
広岡さんあたりが坂本の一塁起用にどういうコメントをするか、聞いてみたいものである。
(以下引用)
坂本一塁に“ありえないだろ!”の声
東スポWeb 9月7日(土)16時10分配信
坂本一塁に“ありえないだろ!”の声
牽制球を受ける巨人・坂本勇人(6日=甲子園球場)
巨人が6日の阪神戦(甲子園)に4―8で敗れた。9試合白星から遠ざかっていた先発の澤村が5回途中6失点でKO。だが、この日の敗因は「守乱」だろう。原監督は「一塁・坂本」「二塁・ロペス」という攻撃的布陣を敷いたが、2人のまずいプレーが澤村の足を引っ張った格好。特にプロ初となった「坂本一塁起用」の真意は一体…。
守乱は坂本の一塁起用が発端だった。関係者の話を総合すると、坂本は練習中に足首を痛めたという。それならば休ませるという選択肢もあったはずだが、打撃は可能と見た首脳陣は、相手先発が左腕の能見ということもあり、守備の負担が少ない一塁に坂本を置き、ロペスを二塁、寺内を遊撃に据える攻撃的な急造布陣を敷いた。
だが、結果的にこの策は完全な裏目に出た。まずは初回、寺内の二塁への悪送球で、二遊間がいきなり連係の危うさを露呈する。そして3回、一死二塁で西岡の打球は二塁方向への高いバウンドのゴロだったが、これをロペスが処理にもたつき、内野安打にしてしまった。
なおも一死一、三塁で鳥谷の打球は一、二塁間への勢いのないゴロ。これに坂本もロペスも追いつけず、球は右前へ抜けて2点目を献上した。
極め付きは2―3と1点差に迫って迎えた5回の守備だ。無死一塁で西岡の二塁へのゴロをロペスがファンブル。澤村が続く鳥谷に3ランを浴びて試合は決まった。
坂本の一塁起用について原監督は「状況としてこれがベストのオーダーということ。今日の一戦は巨人にとっても、澤村にとっても大事な一戦だったし…」と説明したが、歯切れは悪い。体調を配慮したのかについても「別に。勇人以外のチーム(戦略上の理由)です」と語っただけだった。坂本を外せば得点力は下がる。無理をして攻撃的布陣を敷いた裏には、能見を攻略し、9試合勝てていなかった澤村に白星をつけたいとの思いがあったと見られる。
坂本は4回に盗塁を試みて失敗。本人は「気のせいじゃないですか」とはぐらかしたが、最終回に四球で出塁した際には明らかに足を引きずっていた。そうした状態で強行出場させる必要はあったのか。坂本は2010年の開幕から全試合出場中で、4年目の今季も記録は続いている。だが記録だけなら代打起用という選択肢もあった。
川相ヘッドコーチが「勇人も一塁は初めてだし、ロペスを二塁に持っていったけど、投手の足を全体的に引っ張った。本来のポジションじゃないところで(守らせた結果)、そういうところから試合が崩れた」と振り返ったように、試合を壊すことを予想できた布陣をなぜ敷いたのか…。
本紙専属評論家の伊原春樹氏は「坂本の一塁起用はありえない。アクシデントがあって遊撃を守れない状態なら、たとえ本人が出場志願したとしても、首脳陣は休ませるべき。いわば長嶋さんにいきなり一塁を守らせるようなもので、チームの看板を背負う選手に、初めてのポジションをやらせるなんて普通じゃありえませんよ! いくら余裕があるからといって、こんなことをやっていたら、チームがおかしくなる」と一刀両断。「まさか(ポストシーズンの)短期決戦でそんな布陣は敷かないと思うが…。『蟻の一穴』という言葉もあるんだから!」と今後に与える悪影響を心配した。
首位の座は安泰とはいえ、王者らしくない醜態をさらした巨人。疑問だらけの坂本一塁起用は今後も波紋が広がりそうだ。
広岡さんあたりが坂本の一塁起用にどういうコメントをするか、聞いてみたいものである。
(以下引用)
坂本一塁に“ありえないだろ!”の声
東スポWeb 9月7日(土)16時10分配信
坂本一塁に“ありえないだろ!”の声
牽制球を受ける巨人・坂本勇人(6日=甲子園球場)
巨人が6日の阪神戦(甲子園)に4―8で敗れた。9試合白星から遠ざかっていた先発の澤村が5回途中6失点でKO。だが、この日の敗因は「守乱」だろう。原監督は「一塁・坂本」「二塁・ロペス」という攻撃的布陣を敷いたが、2人のまずいプレーが澤村の足を引っ張った格好。特にプロ初となった「坂本一塁起用」の真意は一体…。
守乱は坂本の一塁起用が発端だった。関係者の話を総合すると、坂本は練習中に足首を痛めたという。それならば休ませるという選択肢もあったはずだが、打撃は可能と見た首脳陣は、相手先発が左腕の能見ということもあり、守備の負担が少ない一塁に坂本を置き、ロペスを二塁、寺内を遊撃に据える攻撃的な急造布陣を敷いた。
だが、結果的にこの策は完全な裏目に出た。まずは初回、寺内の二塁への悪送球で、二遊間がいきなり連係の危うさを露呈する。そして3回、一死二塁で西岡の打球は二塁方向への高いバウンドのゴロだったが、これをロペスが処理にもたつき、内野安打にしてしまった。
なおも一死一、三塁で鳥谷の打球は一、二塁間への勢いのないゴロ。これに坂本もロペスも追いつけず、球は右前へ抜けて2点目を献上した。
極め付きは2―3と1点差に迫って迎えた5回の守備だ。無死一塁で西岡の二塁へのゴロをロペスがファンブル。澤村が続く鳥谷に3ランを浴びて試合は決まった。
坂本の一塁起用について原監督は「状況としてこれがベストのオーダーということ。今日の一戦は巨人にとっても、澤村にとっても大事な一戦だったし…」と説明したが、歯切れは悪い。体調を配慮したのかについても「別に。勇人以外のチーム(戦略上の理由)です」と語っただけだった。坂本を外せば得点力は下がる。無理をして攻撃的布陣を敷いた裏には、能見を攻略し、9試合勝てていなかった澤村に白星をつけたいとの思いがあったと見られる。
坂本は4回に盗塁を試みて失敗。本人は「気のせいじゃないですか」とはぐらかしたが、最終回に四球で出塁した際には明らかに足を引きずっていた。そうした状態で強行出場させる必要はあったのか。坂本は2010年の開幕から全試合出場中で、4年目の今季も記録は続いている。だが記録だけなら代打起用という選択肢もあった。
川相ヘッドコーチが「勇人も一塁は初めてだし、ロペスを二塁に持っていったけど、投手の足を全体的に引っ張った。本来のポジションじゃないところで(守らせた結果)、そういうところから試合が崩れた」と振り返ったように、試合を壊すことを予想できた布陣をなぜ敷いたのか…。
本紙専属評論家の伊原春樹氏は「坂本の一塁起用はありえない。アクシデントがあって遊撃を守れない状態なら、たとえ本人が出場志願したとしても、首脳陣は休ませるべき。いわば長嶋さんにいきなり一塁を守らせるようなもので、チームの看板を背負う選手に、初めてのポジションをやらせるなんて普通じゃありえませんよ! いくら余裕があるからといって、こんなことをやっていたら、チームがおかしくなる」と一刀両断。「まさか(ポストシーズンの)短期決戦でそんな布陣は敷かないと思うが…。『蟻の一穴』という言葉もあるんだから!」と今後に与える悪影響を心配した。
首位の座は安泰とはいえ、王者らしくない醜態をさらした巨人。疑問だらけの坂本一塁起用は今後も波紋が広がりそうだ。
U18世界大会決勝総括は、下の蔵建て男さんのツィッターで要を尽くしている。私は5回か6回くらい(1対1の時点)までしか見ていないが、松井は1点を取られた段階で換えるべきだったと思う。でなければ捕手を変えるべきである。松井のスライダーはほとんどバットにも当てられていないのに、なぜストレートを投げさせるのか、森のリードは理解しがたい。松井のスライダーは、ストレートとのコンビネーションが無くても打てない「魔球」である。ただし、コントロールが一定しないから、逆に、スライダーを何球続けても、同じスライダーにはならない。つまり、打者は打てないのである。せいぜい、「当てる」ことができればラッキーというものだ。
もっとも、森以外に捕手がいたかどうか。内田のリードはおそらく森以下だろうから、日本は捕手で負けた、というのが私の結論。おや、似たようなことを以前にも書いた記憶がある。
やはり、「国技」だけあって、アメリカの野球はしぶとい。個々の選手の能力は今回は日本が上だったと思う。負けたのは捕手のリードの差。もっと大きな目で見れば監督の差。
ただし、蔵建て男さんも言うように、日本代表は二遊間の守備が今イチだった。
瀬戸内の山岡はチラッとしか見たことが無いが、松井に近いレベルのスライダーがあり、おそらく松井よりコントロールはいいかと思う。松井が1点取られた時点で山岡にスィッチしてほしかった。安楽でもいい。松井は制球力に難があるから、「魔球」の連投こそが彼を最大に生かすリードだろう。直球は制球できるようだが、逆にそのストレートこそがアメリカ打線にとっては「打てる球」なのである。要するに、森のリードは一般的な投手リードを松井という変則投手にまで当てはめるという、あまり頭の良くないリードであったということである。森はパスボールは多いし、盗塁も許すしで、守り面ではいいところ無しであった。打つ方もこの決勝戦ではダメであった。彼は捕手ではなく、他のポジションにコンバートするべきだろう。
(以下引用)
蔵建て男 @kuratateo 16時間
松井は、昨年までの速球とスライダーに頼らないピッチングを春までやってきて、カーブでカウントを稼いだり、チェンジアップでも三振を奪えるなどやってきたことで好感を持っていた。しかし夏の神奈川予選でも、このU-18でも、結局は速球とスライダーに頼りきった投球しか出来なかったのは残念無念
蔵建て男 @kuratateo 16時間
初回のチャンスで奥村が三振したり、同点のゲッツー崩れも急造なのでどうみても遅いなど、要所要所で甘い部分は多かったよね。個人的には、あまりに松井に期待をかけ過ぎたかなという印象。今大会通じて一番信頼できる投手は、安楽だったと思う。その安楽を、活かせずに負けたのは残念。
もっとも、森以外に捕手がいたかどうか。内田のリードはおそらく森以下だろうから、日本は捕手で負けた、というのが私の結論。おや、似たようなことを以前にも書いた記憶がある。
やはり、「国技」だけあって、アメリカの野球はしぶとい。個々の選手の能力は今回は日本が上だったと思う。負けたのは捕手のリードの差。もっと大きな目で見れば監督の差。
ただし、蔵建て男さんも言うように、日本代表は二遊間の守備が今イチだった。
瀬戸内の山岡はチラッとしか見たことが無いが、松井に近いレベルのスライダーがあり、おそらく松井よりコントロールはいいかと思う。松井が1点取られた時点で山岡にスィッチしてほしかった。安楽でもいい。松井は制球力に難があるから、「魔球」の連投こそが彼を最大に生かすリードだろう。直球は制球できるようだが、逆にそのストレートこそがアメリカ打線にとっては「打てる球」なのである。要するに、森のリードは一般的な投手リードを松井という変則投手にまで当てはめるという、あまり頭の良くないリードであったということである。森はパスボールは多いし、盗塁も許すしで、守り面ではいいところ無しであった。打つ方もこの決勝戦ではダメであった。彼は捕手ではなく、他のポジションにコンバートするべきだろう。
(以下引用)
蔵建て男 @kuratateo 16時間
松井は、昨年までの速球とスライダーに頼らないピッチングを春までやってきて、カーブでカウントを稼いだり、チェンジアップでも三振を奪えるなどやってきたことで好感を持っていた。しかし夏の神奈川予選でも、このU-18でも、結局は速球とスライダーに頼りきった投球しか出来なかったのは残念無念
蔵建て男 @kuratateo 16時間
初回のチャンスで奥村が三振したり、同点のゲッツー崩れも急造なのでどうみても遅いなど、要所要所で甘い部分は多かったよね。個人的には、あまりに松井に期待をかけ過ぎたかなという印象。今大会通じて一番信頼できる投手は、安楽だったと思う。その安楽を、活かせずに負けたのは残念。
「ネットゲリラ」から転載。
面白れえ!
ただし、天才は後継者を「潰す」のではなく、天才の身近にいる後継者が委縮して潰れる、という話だ。
(以下引用)
ジブリの後継者について
野次馬 (2013年9月 8日 12:42) | コメント(0)
宮崎駿が引退というので、さぁ、後継者は誰だ? とマニアの間では色々と名前も出ているんだが、宮崎駿という人は「後継者を潰す」のでは有名な人で、そこら辺を鈴木敏夫が語っているんだが、ちなみに元ネタは岡田斗司夫の「暴論暴言」という記事らしい。
驚くことはないんですよ。宮崎駿はつぶしますよ。
これはわかるんですよ、なんでかっていうと、『もののけ姫』のDVDを見たときに、宮崎さんが、アニメーター作画しているシーンを「それじゃ駄目だ!」と取り上げて自分で書き直す、って場面があったんです。
サンという少女キャラがナイフをひらめせてアシタカに切りかかるシーン。アニメーターは普通にまじめに作画していたんだけど、宮崎さんは途中の動画一枚からサンの腕を消して、ナイフがひらめくハレーションのみに修正しました。
たしかにそうすればサンの動きがスピーディかつリアルにみえる。
でも目の前で自分の仕事を完全に否定されたアニメーターは辛いですよね。宮崎駿は天才といわれると同時に、こんなひとの下で働きたくないですよ。なんでかというと。明らかに自分が子供のころから憧れて、いまだに追いつけない天才が毎日自分の仕事をダメだっていうんですよ。こんなストレスに耐えられる新人いないですよ。
とにかく仕事には厳しくて、弁当箱抱えて入り口近くの席に陣取って、誰も逃げないように仕事をしているのだそうで、まぁ、アニメは集団制作でありながらも、個人の名前で公開されるわけで、良いも悪いも正しいも間違ってるもない、名前の出る人の手柄になってしまうんだから、責任もまた、個人です。嫌なら出てけ、で済んでしまう世界。後継者として、外部から押井守を入れようとした事もあったそうだが、「やだよ、あんなとこ」と即座に断られたらしいw じゃあ、庵野秀明、という声も出たんだが、宮崎駿が庵野を高く評価しているかといったら、そんな事もない。
「人間、あまり得意じゃないね」
「人間ヘタだね。」
「人間描けないね」
「もういい。マルチョンで描いとけ!あとはオレがやるから」
「この未熟者め!」
「風の谷のナウシカ」で、大学生のアルバイトながらも大抜擢されて巨神兵のシーンを担当した時、毎日、宮崎駿からダメ出しされていたらしい。ヱヴァンゲリヲン作った時にも、
「いや、3分と観られないですね。観るに堪えないですね」
「僕はああいうもの、もういらないんですよ。最初の絵コンテ見ただけで『エライこと始めやがったな、この野郎』って思ったんですけど(笑)。"使徒"とかって聞いたときも、こりゃエライとこに突っ込むなあ、って思ったんですけど、まあ終わってよかったですよね」
もう、メタメタですw ところが、庵野というのも、ここまで言われてもメゲない、潰れない人間だそうで、アニメーターとしては駆け出しの大学生の分際で、宮崎駿に対してタメ口で言い返すという、そんな感じだったらしい。まぁ、それを言うなら、宮崎駿だって、少女と飛行機しか描けないくせに、とか、そこら辺は置いといて、だ。実の息子である、宮崎吾朗という名前も、後継者として出て来るんだが、既に、「ゲド戦記」「コクリコ坂から」と、二本撮ってますね。ただ、この人についても、宮崎駿の「潰し」圧力は凄かったらしい。
宮崎吾朗はもともと建設屋さんで、本職は「ランドスケープデザイナー」だ。そちらの業界での実績は確かな物で、ジブリ美術館の総合デザインで2004年には文部科学大臣から、芸術選奨の新人賞を受賞している。ところが親父にかかりゃメタクソで、
家族会議で吾朗くんは宮崎さんに「おまえのような人間には、才能もなければ力もなければやる気もなければ、監督としての能力がなんにもない。おまえには『ゲド戦記』は出来ない!」とまで言って、それきり二人は口をきいていないそうです(笑)。
もう、オタク界の伝説ですよ、これ。日付までわかってるんですよ。
「ゲド戦記」は、もともと宮崎駿がとても作りたがっていた作品で、ところがまだ彼が無名だったので原作者が「コレをアニメ化できる人はいない」として許可を出さなかった。それが20年経って、宮崎駿が世界的に知られるようになり、原作者の方から話が来るようになった。宮崎駿は悔しがって、「20年前に言ってくれりゃなぁ」と嘆いたというんだが、諦めきれなかったプロデューサーの鈴木敏夫が、ジブリ社内に研究会を作る。スケジュールが詰まっていて、しかも高齢の宮崎駿抜きで作ろうというわけだ。その研究会で中心的存在だった、ジブリ美術館長だった宮崎吾朗が監督に抜擢されるという経緯があったそうで、もちろん「息子だからって、なんでコイツが」という反感も強かったそうだが、もっとも悔しがったのは親父らしいw アニメ化の挨拶に出向いた時なんだが、
宮崎駿はぜんぜん余裕でアーシュラ・K・ル・グインの前に出て、会った瞬間から「どんなにわたしがあなたのアニメを作りたかったか」を語ったわけですね。アーシュラ・K・ル・グイン、ぽかんですよ。
「ナゼアナタハ断ッタンデスカ?」(爆笑)
そこで、鈴木敏夫さんが、宮崎吾朗くんが描いたポスターを出しました。これはいま、宣伝にも使われているポスターで、海岸で竜が、巨大なドラゴンとゲドが向かい合っているポスターなんですね。宮崎吾郎くんが自分で描いたポスターなんです。彼は自分が監督に決まる前から、『ゲド戦記』でこういうのを描いていたんですって、ル・グインさんに見せたんですね。
するとそれを横から見ていた宮崎駿さんは「なんだ、これは。こいつは『ゲド戦記』をまったくわかっていませんからね」って(爆笑)。
「ドラゴンとゲドが正面向かい合っているという構図を選ぶ時点で、こいつはなによりゲドがわかってない証拠ですよ」って、まるで海原雄山が山岡史郎にいうみたいに、ついに馬脚をあらわしたな、おまえがなによりわかってない証拠だと、ものすごい勢いで言って、それだけならともかく、それにくらべてわたしが描いてきた『ゲド戦記』の絵は......(爆笑)......
宮崎さん、いきなりカバンの中から今まで描きためた『ゲド戦記』の街の設定をヤマほど出して、ほらほらほら、わたしのが正しいでしょって言って。もうアーシュラ・K・ル・グインさん、ぽかーんですよ。
「アナタハナニヲシニ来タンデスカ?」
ここまで来ると、もはや宮崎駿のクリエーター魂がカワイイとしか形容しようがないんだが、ちなみに、宮崎駿監督作品と比較されて色々言われるこうした作品群なんだが、「借りぐらしのアリエッティ」や「コクリコ坂から」も含めて、それぞれが商業的にはそれなりに合格点の数字を出しているようで、宮崎駿抜きでも、ディズニー程度には生き残れそうだw 誰がやっても、です。世界観が、とか言われるが、今の段階では「宮崎駿の作りたかった原作を他人が作っている」ので、無理もないところがある。みんな、「カリオストロの城」で宮崎駿が長編デビューした段階でしかないのだ。
面白れえ!
ただし、天才は後継者を「潰す」のではなく、天才の身近にいる後継者が委縮して潰れる、という話だ。
(以下引用)
ジブリの後継者について
野次馬 (2013年9月 8日 12:42) | コメント(0)
宮崎駿が引退というので、さぁ、後継者は誰だ? とマニアの間では色々と名前も出ているんだが、宮崎駿という人は「後継者を潰す」のでは有名な人で、そこら辺を鈴木敏夫が語っているんだが、ちなみに元ネタは岡田斗司夫の「暴論暴言」という記事らしい。
驚くことはないんですよ。宮崎駿はつぶしますよ。
これはわかるんですよ、なんでかっていうと、『もののけ姫』のDVDを見たときに、宮崎さんが、アニメーター作画しているシーンを「それじゃ駄目だ!」と取り上げて自分で書き直す、って場面があったんです。
サンという少女キャラがナイフをひらめせてアシタカに切りかかるシーン。アニメーターは普通にまじめに作画していたんだけど、宮崎さんは途中の動画一枚からサンの腕を消して、ナイフがひらめくハレーションのみに修正しました。
たしかにそうすればサンの動きがスピーディかつリアルにみえる。
でも目の前で自分の仕事を完全に否定されたアニメーターは辛いですよね。宮崎駿は天才といわれると同時に、こんなひとの下で働きたくないですよ。なんでかというと。明らかに自分が子供のころから憧れて、いまだに追いつけない天才が毎日自分の仕事をダメだっていうんですよ。こんなストレスに耐えられる新人いないですよ。
とにかく仕事には厳しくて、弁当箱抱えて入り口近くの席に陣取って、誰も逃げないように仕事をしているのだそうで、まぁ、アニメは集団制作でありながらも、個人の名前で公開されるわけで、良いも悪いも正しいも間違ってるもない、名前の出る人の手柄になってしまうんだから、責任もまた、個人です。嫌なら出てけ、で済んでしまう世界。後継者として、外部から押井守を入れようとした事もあったそうだが、「やだよ、あんなとこ」と即座に断られたらしいw じゃあ、庵野秀明、という声も出たんだが、宮崎駿が庵野を高く評価しているかといったら、そんな事もない。
「人間、あまり得意じゃないね」
「人間ヘタだね。」
「人間描けないね」
「もういい。マルチョンで描いとけ!あとはオレがやるから」
「この未熟者め!」
「風の谷のナウシカ」で、大学生のアルバイトながらも大抜擢されて巨神兵のシーンを担当した時、毎日、宮崎駿からダメ出しされていたらしい。ヱヴァンゲリヲン作った時にも、
「いや、3分と観られないですね。観るに堪えないですね」
「僕はああいうもの、もういらないんですよ。最初の絵コンテ見ただけで『エライこと始めやがったな、この野郎』って思ったんですけど(笑)。"使徒"とかって聞いたときも、こりゃエライとこに突っ込むなあ、って思ったんですけど、まあ終わってよかったですよね」
もう、メタメタですw ところが、庵野というのも、ここまで言われてもメゲない、潰れない人間だそうで、アニメーターとしては駆け出しの大学生の分際で、宮崎駿に対してタメ口で言い返すという、そんな感じだったらしい。まぁ、それを言うなら、宮崎駿だって、少女と飛行機しか描けないくせに、とか、そこら辺は置いといて、だ。実の息子である、宮崎吾朗という名前も、後継者として出て来るんだが、既に、「ゲド戦記」「コクリコ坂から」と、二本撮ってますね。ただ、この人についても、宮崎駿の「潰し」圧力は凄かったらしい。
宮崎吾朗はもともと建設屋さんで、本職は「ランドスケープデザイナー」だ。そちらの業界での実績は確かな物で、ジブリ美術館の総合デザインで2004年には文部科学大臣から、芸術選奨の新人賞を受賞している。ところが親父にかかりゃメタクソで、
家族会議で吾朗くんは宮崎さんに「おまえのような人間には、才能もなければ力もなければやる気もなければ、監督としての能力がなんにもない。おまえには『ゲド戦記』は出来ない!」とまで言って、それきり二人は口をきいていないそうです(笑)。
もう、オタク界の伝説ですよ、これ。日付までわかってるんですよ。
「ゲド戦記」は、もともと宮崎駿がとても作りたがっていた作品で、ところがまだ彼が無名だったので原作者が「コレをアニメ化できる人はいない」として許可を出さなかった。それが20年経って、宮崎駿が世界的に知られるようになり、原作者の方から話が来るようになった。宮崎駿は悔しがって、「20年前に言ってくれりゃなぁ」と嘆いたというんだが、諦めきれなかったプロデューサーの鈴木敏夫が、ジブリ社内に研究会を作る。スケジュールが詰まっていて、しかも高齢の宮崎駿抜きで作ろうというわけだ。その研究会で中心的存在だった、ジブリ美術館長だった宮崎吾朗が監督に抜擢されるという経緯があったそうで、もちろん「息子だからって、なんでコイツが」という反感も強かったそうだが、もっとも悔しがったのは親父らしいw アニメ化の挨拶に出向いた時なんだが、
宮崎駿はぜんぜん余裕でアーシュラ・K・ル・グインの前に出て、会った瞬間から「どんなにわたしがあなたのアニメを作りたかったか」を語ったわけですね。アーシュラ・K・ル・グイン、ぽかんですよ。
「ナゼアナタハ断ッタンデスカ?」(爆笑)
そこで、鈴木敏夫さんが、宮崎吾朗くんが描いたポスターを出しました。これはいま、宣伝にも使われているポスターで、海岸で竜が、巨大なドラゴンとゲドが向かい合っているポスターなんですね。宮崎吾郎くんが自分で描いたポスターなんです。彼は自分が監督に決まる前から、『ゲド戦記』でこういうのを描いていたんですって、ル・グインさんに見せたんですね。
するとそれを横から見ていた宮崎駿さんは「なんだ、これは。こいつは『ゲド戦記』をまったくわかっていませんからね」って(爆笑)。
「ドラゴンとゲドが正面向かい合っているという構図を選ぶ時点で、こいつはなによりゲドがわかってない証拠ですよ」って、まるで海原雄山が山岡史郎にいうみたいに、ついに馬脚をあらわしたな、おまえがなによりわかってない証拠だと、ものすごい勢いで言って、それだけならともかく、それにくらべてわたしが描いてきた『ゲド戦記』の絵は......(爆笑)......
宮崎さん、いきなりカバンの中から今まで描きためた『ゲド戦記』の街の設定をヤマほど出して、ほらほらほら、わたしのが正しいでしょって言って。もうアーシュラ・K・ル・グインさん、ぽかーんですよ。
「アナタハナニヲシニ来タンデスカ?」
ここまで来ると、もはや宮崎駿のクリエーター魂がカワイイとしか形容しようがないんだが、ちなみに、宮崎駿監督作品と比較されて色々言われるこうした作品群なんだが、「借りぐらしのアリエッティ」や「コクリコ坂から」も含めて、それぞれが商業的にはそれなりに合格点の数字を出しているようで、宮崎駿抜きでも、ディズニー程度には生き残れそうだw 誰がやっても、です。世界観が、とか言われるが、今の段階では「宮崎駿の作りたかった原作を他人が作っている」ので、無理もないところがある。みんな、「カリオストロの城」で宮崎駿が長編デビューした段階でしかないのだ。