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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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第三十三章 エスカミーリオ

マルスらは、晩餐会の後も王宮に泊まるよう勧められた。もちろん、マルスたちに異存はない。宿屋の湿っぽい、南京虫だらけのわら布団のベッドではなく、よく干されたふかふかのベッドで寝られるのはもっけの幸いである。
王はそれから三日続けて、アンドレとオズモンドに話を聞いていた。マルスは残念ながら、国家情勢にはうといので、あまり相手にされなかったのである。そのかわり、マチルダやトリスターナと共に、王妃ロミーナの話し相手をした。ロミーナには、政治の話よりも、マルスの語る野山の話が面白かったようである。
四日目の朝、オズモンドがマルスの寝室に現れた。
「王に来客があるらしい。それが、グリセリードからの使節だということだ」
「では、レントと同盟を結ぶ気か」
マルスでもそれくらいの予想はつく。
「多分な。アンドレが同席して話を聞くことになっている。僕は追っ払われた」
「なんでアンドレだけ同席がゆるされるんだ?」
「王はアンドレが気に入っているんだ。昨日も、このままここで仕えないかと聞いていた。
それに、アルカードはまだ国というほどの国でもないから話を聞かせてもかまわん、ということだろう」
「だが、アンドレはどうせ我々に話すだろう」
「奴がその気になればな。だが、奴は旅の仲間ではあるが、アスカルファン人ではない。もしかしたら、我々に話さんかもしれんよ」
 オズモンドはアンドレには厳しかった。あいつは、どこか情がない、というのである。マルスから見れば何でもないような事が、オズモンドにはひどく癇に障るらしいのである。
確かに、アンドレには、人間の感情に疎いところがあったが、けっして情がないわけではない。しかし、彼の合理的思考はオズモンドには肌に合わないようだった。
国王とグリセリードの使節の会見が終わった後、オズモンドとマルスはアンドレを捕まえて、会見の模様を聞いた。
「あの使節は実に頭がいい。話し方が気が利いているし、頭の回転がいい。並みの国王では、あの弁舌に簡単に丸め込まれるだろうな」
アンドレは会見の内容よりも、使節の方が気に入ったようで、そんな話をして、オズモンドをいらいらさせた。
「使節の事はどうでもいい。肝心の話の中味は何なんだ」
アンドレは、そんな事、分かりきってると言いたげに、オズモンドを見た。
「もちろん、レントに同盟を申し込んできたのさ」
「で、王は何と答えた」
「それには答えないで、アスカルファンの内乱は、グリセリードが糸を引いたものか、とずばりと聞いたよ」
「使節は何と?」
「違う、と即答した」
「アンドレはどう感じた。その答えは本当か、嘘か」
「さあな。使節は何の動揺もなく答えたが、そこが却って怪しいとも思われる。普通、ああいう質問には、無関係な者でも動揺するものだ。だが、本当のところは分からんさ」
「同盟の件についてはそれで終わりか」
「いや、三日のうちに返答すると言っていた。だが、おそらく断るだろう。前に言ったとおり、グリセリードがこの時期にレントとの同盟を申し込んできたのは、おそらくアスカルファン侵攻を予定してのことだ。そして、アスカルファンの次はレントに決まってるからな。要するに、アスカルファンを攻める間、レントをじっとさせておく事が狙いなのだ。王もそれは分かっている。しかし、断ると、グリセリードにはっきりと敵対することになるから、この判断は難しいことだろう」
「では、同盟を受け入れる可能性もあるんだな」
「まあな」
オズモンドは不愉快そうに、舌打ちをした。さすがに、故国の存亡を目の前にして、自分が手を拱いているのが忌々しいのである。
 
 使節が滞在していた三日の間に、マルスはその使節を目にする機会が二、三度あった。
年はまだ三十前くらいで、ほっそりと優雅な体つきをしているが、体にはバネがありそうな感じである。顔は顎が細い逆三角形の顔で、色浅黒く、ぴんと跳ねた口髭と、顎の先に僅かな顎鬚を生やしている。大国の使節のわりには、威張ったところはなく、挙措も礼儀正しい。だが、マルスの直感は、この男が油断のならない男である事を告げていた。虎や狼ではなく、狐の狡猾さを持った男であり、もしかしたら、その上に狼の残忍さを備えているかもしれない。
 使節の名はエスカミーリオと言った。
三日後、ジュリアス王は、グリセリードとの同盟をはっきりと断った。
「残念です。だが、レントがせめて我々に敵対しないという事を私は望みます。王のように優れたお方と戦場で見えるのは悲しいことですからな。もしも王がアスカルファンとの同盟でもお考えになっているのなら、失礼ながらそれは愚かだと申しておきましょう。小国との同盟で、むざむざと大国グリセリードを敵に回すことになるのですからな」
エスカミーリオはそう答えて、優雅に一礼して、レント宮廷から立ち去った。

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70年代くらいの大リーグの名選手が、 「野球というのは、原っぱがあって、子供たちが『おーい、みんな集まれ』という雰囲気が大事なんだ。だから試合開始は「プレーボール(ボールで遊ぼう)って言うだろう?」 というような発言をしていたが、まさにその通りだと思う。




(以下引用)




米国で否定された“日本流”「誰も楽しくないだろ」 WBC右腕が痛感した野球の違い 11/12(火) 7:20配信 281 コメント281件 Full-Count





アンダースローで活躍した渡辺俊介氏、2013年オフにはレッドソックスとマイナー契約 Rソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングで登板した渡辺俊介氏【写真:Getty Images】  近年は希少と言われるサブマリンの名投手として、ロッテの顔でもあった渡辺俊介氏。2013年シーズン後、37歳にして米国に行くことを決意したきっかけは、何だったのか。「ずいぶん年月が経ってしまったので、あの時の新鮮な気持ちと、今思い出した気持ちでは違いがあるかもしれない」と前置きをしつつ、振り返ってくれた。 【画像】日本人メジャーリーガー妻が大開脚で大胆ポーズ「きれいすぎ」  渡辺氏はロッテでメジャーでの監督経験もあるボビー・バレンタイン氏のもとでプレーし、WBC(2006年と2009年に選出)でアメリカの野球に触れ、MLBでのプレーに興味を持つようになっていった。「日本の野球をずっと続けてきて、だいたいイメージ通りというか、先を想像できるようになっていたんですね」。野球人として、改めて自分を奮い立たせるきっかけが欲しかった。  0勝4敗に終わった2013年のオフ、メジャー挑戦を表明してロッテを退団。レッドソックスとマイナー契約を結び、翌春のスプリングトレーニングで登板機会を得た。「何もわからないことだらけだし毎日が新鮮でした。グラウンドに行くだけでこんなにワクワクするのはいつ以来だろうと、それこそ野球少年に戻ったような気持ちでしたね」。  この「ワクワク」の理由はどこにあるのだろうか。「日米の野球は性格が違いますよね。最近は変わってきましたけど、日本の野球は『野球道』。アメリカは『プレー・ベースボール』というか」。まずは端的に日米の違いを示してくれた上で、こう続ける。 「何かを極めた、トッププレーヤー同士の話というのは、お互い通じるものがある。でもそこに向かう過程が(日米で)結構違うなと思っていて。一番違うのは、日本の場合、練習でも楽しんじゃいけないような空気感が僕のやっていた時代は大きかったですから。苦しんで苦しんでその先に、という修行のような感覚ですよね。修行して修行して、結果を出した時にそれが報われたような達成感というか」  しかし、米国やバレンタイン氏のもとでプレーした時は違った。「『お前たちは野球が好きだろう、まず楽しめ』って。本当に楽しいのは力を発揮して勝てた時だけど、そのためにもまず楽しむことが大前提だって言うんですよね。『あ、楽しんでいいんだ』っていう。日本ではあまりなかった感覚なんですよね」。 日米で違う“考え方”「そんなの誰も楽しくないだろ」  実際に「プレー」や「楽しむ」ことを肌で感じたという。「メジャーリーグに限らずアメリカのスポーツって楽しむことが前提じゃないですか。だから、見る側がつまらないと感じるプレーはやめようよ、と。これは独立リーグでの話ですけど、大事な試合で僕が先発して、大量リードしていたんです。またチャンスがあったときに、送りバントしてダメ押し点をとれば勝ちがほぼ決まる、みたいなことを言ったら『そんなの誰も楽しくないだろ』って言われました。その時『あ、そもそもが違う』と感じました」。  当初は戸惑いも感じた米国の野球の流儀だが、理解し受け入れるようになった。「観客も楽しめないし、相手の戦意を喪失させてとどめを刺すようなことは楽しくない、ということでしょうか。球場全体で楽しめるってことをやろう、というのがアメリカのスポーツなんじゃないかと。楽しむためにプレーしてその先に勝利があるから、勝利至上主義が全面に出ている日本との違いを感じました」。  現在は社会人野球チームで監督をしている渡辺氏は、異国のスポーツ文化を受け止め、肯定した上で、日本の『野球道』も否定はしていない。「勝利至上主義が全部悪いとは思わないです。僕も社会人野球をやっていて、必要なことだし、都市対抗野球に出場するという目的のためにチームも存続しているわけですから。優勝しなければ、結果を出さなければ、チームの存続すらなくなってしまう。あるいはファンが離れてしまうとか、それぞれの事情があっての、勝利至上主義ですよね」。  それでも米国でのプレーは渡辺氏に強烈なインパクトを残した。「まず楽しもうという文化や土壌の中で、すべてが楽しむためにできている」。球場、ロッカールーム、音楽、関わるスタッフ……。「キャンプの時『給料は安いけれどレッドソックスに関われることが楽しくてしょうがないんだよね』というスタッフさんの話も聞きました。そこにいるだけでワクワクできるというのは、『楽しむためにどうするか』という根底の考え方があるおかげじゃないですかね」。  ロッテでのバレンタイン監督時代も似たような経験はあった。日本では、大事な試合で球場に向かう時は、ワクワクではなく緊張。試合に勝つために、集中するために、自分がどうするのかと考えていた。「スタンドの声援が後押しになることはあるんですけど、周りのことは視野に入っていなかったですね。楽しんでいいとか、ワクワクするっていうのは、ボビーが来てからです。球場をそういう場所に変えていこうとする途上は楽しかったですよ。でもWBCで感じたアメリカの球場の雰囲気は、さらにもう一段違うものがありました」。  WBCで抱いた憧れにも似た思いは、渡米を決断したことで実現した。「レッドソックスのスプリングトレーニングに参加して、フロリダでグラウンドに行くだけでワクワクする気持ちを十分に経験できたので、行ってよかったなと思いました」。渡辺氏は米独立リーグを経て、ベネズエラのウインターリーグでもプレー。メジャーでのプレーは叶わなかったが、野球観が広がった貴重な期間だった。 伊村弘真 / Hiromasa Imura
アニメ界から職人が払底しているというか、アニメへの情熱ではなく、ビジネスでやっている人が大半になっているのだろう。

(以下引用)


65: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 21:53:12.96 ID:gKeUDCRv0
新は動きの面白さがないな
原作通りなのかもしれないがマンガとアニメの面白さは違うだろう

69: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 21:53:51.55 ID:18SnXJds0
2024年10月5日から放送されているアニメ「らんま1/2」の制作費には、約100万ドル(約1億2000万円)のVFX制作費が投入されています。

88: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 21:57:38.43 ID:Pd/sEu8b0
作画酷くはないけど酷いな
せっかく大物声優呼んでこれは…

160: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:10:32.65 ID:TtwL0RS10
うる星よりようやっとるよ



192: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:16:52.28 ID:YlpLZOwy0
>>160
これはもう才能の差レベルだろ…

234: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:28:44.49 ID:6psCNhKL0
>>160
前者は「足」「おにぎり」「ぐりぐり動く背景」と
アニメーションの見どころがたくさんあるのに対して
後者はアニメの楽しさが何もないんだよな
ただ話の筋を再現してるだけというか

236: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:29:04.94 ID:To98dubU0
>>160
背景ぐるぐるいいよね
めっちゃ手がかかるらしいが
動画工房がゆるゆりからうちのメイドあたりまで
全話中一回は入れてたな

294: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:45:12.45 ID:l50r3P4C0
>>160
大人になってから分かるアングルぐるくる作画のエグさよ
想像もしたくないほど労力がかかってるのがよく分かる

341: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:58:12.16 ID:+2a/o/SD0
>>160
落下する人体が多くの角度から描かれていて
労力と情熱がないと描けないやつ
今のやつはほぼ静止画のまま

332: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:57:34.78 ID:WlRLQ5IQ0
原作
no title

no title

no title


これを動かすにあたって映像化のセンスが違いすぎるな
新作は原作に忠実な構図を褒めるだけのアニメになってる
しかも再現することに映像作品としての意味がないのが辛い

まず1枚目の振り下ろすアクション動作だって漫画特有のコマの視線誘導を使った効果で
アニメで再現する意味なんて全く無いのに
2枚目3枚目のアクションや人物位置関係も全部視線誘導に則ったレイアウトで
たしかに高橋留美子は漫画が上手い、しかしこのレイアウトをアニメで再現する意味は全く無い
なぜならアニメにはコマ割りの視線誘導が存在しないから

342: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 22:58:14.07 ID:7I4+MCl70
>>332
このてんぽがいいんだよな

349: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 23:01:13.03 ID:WlRLQ5IQ0
>>342
新アニメが漫画とテンポが全然違くなってる点は
映像として原作再現はできてないんだよね

374: 名無しのアニゲーさん 2024/11/10(日) 23:09:34.19 ID:qt1+reEs0
>>332
まさに
どの工程も劣化してるけど絵を映像に翻訳できる才能が本当にいなくなってる

675: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 05:47:14.96 ID:4j0HpWbl0
>>374
昔のアニメは一流が縁の下で支え

今のアニメはガワだけが良い二流たちがぶら下がるだけ。

って前にネットで見てなるほどと思った。

610: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 03:33:12.41 ID:QbDKnqzJ0
単純にアニメの数多すぎんだろ

747: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 07:49:27.17 ID:V7FWyHGA0
アニメーターのやる気がレベチすぎる

750: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 07:50:41.66 ID:3fedLs/M0
新作は仕事でやってる
旧作は趣味でやってる

779: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 08:49:33.44 ID:0/kUoaAf0
そりゃ旧作はレジェンド芝山努さんですからね
ちなみに芝山努さんのコンテがこれです異常です
no title

795: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 09:23:30.99 ID:PMolXcPA0
>>779
これもう芸術だな

816: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 10:12:51.95 ID:b8rYU41P0
>>779
これ宮崎駿超えてるな…
まず藤子F不二雄のネームだってこう綺麗じゃない
ディズニー全盛期のメンバーや鳥山明クラスじゃん
こういうすごい仕事をしている影の天才が山程いる

781: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 08:52:34.40 ID:1klYjcHl0
どっちが上かはともかく
わざわざおんなじもん作り直すの無駄だな
AIかなんかでちゃちゃっと今風にコンバートできないの?

807: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 09:43:44.89 ID:0AXFaFe+0
解像度は上がってるけど残念系

813: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 09:57:20.78 ID:a2Y6GI6Z0
まあでもらんまリメイク見て思ったのは
やっぱりプロンプトが大事って事だな

展開面白いもん。古臭さを感じない

835: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 12:33:19.94 ID:HDkdJcDU01111
予算の問題だろうな

854: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 16:46:54.70 ID:2YgTjBrE01111
CG作画に甘えた世代だからな

850: 名無しのアニゲーさん 2024/11/11(月) 16:42:50.40 ID:ZjFM6Bqb01111
スタッフの熱の差だと思うわ
今動画描いてる人でらんまファンって希少でしょ


第三十二章 晩餐会

「賞金も賞品も要りませんが、王様にお願いがあります」
 マルスの言葉に、王は、ほほうという顔をした。
「何かな、言ってみろ」
「実は、私の父は十五、六年前にこの国に来ているのですが、私はその行方を探しているのです。それを、王様のお力で、何とか探して頂きたいのです」
「ふむ、父が行方知れずなのか。気の毒だな。だが、十五、六年前の事では難しいぞ」
「分かっております。せめて手掛かりでも欲しいのです」
「分かった。役人を使って、村々の物覚えの良い古老に問わせてみよう。十年以上前にアスカルファンの者を見かけた者がいないかだな。今よりも、アスカルファンと行き来のない頃であるから、珍しい旅の者を覚えている者がいるかもしれん」
 王は、マルスが辞退した賞金と賞品も無理に受け取らせた上、マルスの父の事を調べようと約束した。さらに、一行の中にアスカルファン宮廷の重臣のオズモンドと、アルカードから来たアンドレらがいるという事を知ると、非常に興味を持って、彼ら全員を宮中の晩餐会に招待した。
「まあ、大変。宮廷の晩餐会に着て行けるようなドレスなんて持ってないわ。どうしましょう」
マルスがその知らせを旅籠で待っていた仲間に伝えると、トリスターナとマチルダは大騒ぎした。
「オズモンド、古着でもいいから、貴婦人の着られるドレスを買ってきて」
マチルダはオズモンドに要求した。
「大丈夫ですよ。私に任せなさい」
アンドレがジョンに耳打ちし、ジョンは分かったと言って出て行った。
 程なく戻ってきたジョンは、大きな行李を抱えていた。
マチルダがそれを開くと、中から見事なドレスが二着出てきた。
「まあ、これはどうしたの?」
「王様に、事情をお話して借りてきたんです。王様はお笑いになって、快くお后のドレスを貸すようにお申し付けになりましたよ」
「では、これは王妃のドレスなの? 夢みたい」
二人でドレスを合わせながら、ああでもないこうでもないと夢中で話し合うマチルダとトリスターナを、他の男どもは半分あきれて眺めている。女のドレスへの情熱など、所詮男には理解できないのである。
しかし、着替えのため締め出された男達の前に盛装して現れた二人の美しさには、男達も感嘆せざるを得なかった。
「これは、危険ですな。貴女方のあまりの美しさに王妃が嫉妬して、死刑にしますよ」
ジョンが不気味な冗談を口にしたくらい、マチルダとトリスターナは美しかった。
晩餐会は王宮の大広間で行われた。
正面に国王と王妃が座り、その向かいの一段下がったテーブルに客であるマルスたち七人が座る。
御馳走は、さすがに豪勢であるが、味そのものはアスカルファンのものほど繊細ではない。鹿や子牛の肉を炙って塩か胡椒を振っただけの素朴なものである。
 食事の後で、リキュールを飲みながら、王はオズモンドやアンドレにアスカルファンやアルカードの事をあれこれと聞いた。なかなか好奇心旺盛な王様らしい。
「アスカルファンやアルカードは野蛮なところと聞いていたが、話を聞くと、だいぶ違うようだな。だが、そのアスカルファンでは、今、内乱が起こっているそうだぞ」
 国王の言葉に、マルスたちは顔を見合わせた。予想していたことではあるが、やはり、ショックである。
「で、戦況はどんなですか」
「始まって、およそ二月だが、反乱軍が一度は首都バルミア近くまで攻め寄せたのを、押し戻して、一進一退の状況らしい。ポラーノのカルロスとやらに味方する諸侯はほとんどいないようだが、かと言って国王軍に積極的に味方しているわけでもなさそうだ。戦況次第では、カルロス側に寝返る諸侯も出てくるのではないかな」
「これは、私の考えですが、この反乱の背後には、グリセリードがいるのではないでしょうか」
アンドレが国王を直視して言った。
王は、ほほう、と言う顔をしてアンドレを見た。
「考えられることではあるな」
「なら、レントはアスカルファン国王に味方なさったほうが良いでしょう」
「それはなぜだ」
「この反乱が成功したら、いや、成功しなくても、アスカルファンの国力が弱まれば、グリセリードはアスカルファンに侵攻します。そうすると、次はレントに向かうでしょう」
「わが国は、もともと、アスカルファンとは仲が良くないのだよ。それを助けろと?」
「隣り合う国が仲が悪いのは当然です。だが、隣人として、アスカルファンよりもグリセリードのほうが、はるかに恐ろしいはずです。グリセリードの貪欲さはよく御存知でしょう。アルカードのようにまとまりのない国がこれまで無事でいられたのは、隣がアスカルファンだったからです。グリセリードは大陸の東の国を次々に滅ぼして領土を伸ばしています。今度もし、アスカルファンを我が物としたら、北の世界のほとんどはグリセリードに統一されることになります。その時、レントが生き残れると思いますか」
「私はグリセリードなど恐れはせん。だが、お前の言うとおり、グリセリードが野望を持っているとすれば、考える必要はあるな」
この話はこれで打ち切りになったが、アンドレの言葉はレント国王に強い印象を与えたようであった。



今さっきまで「らんま1/2」の新作を見ていて気がついたのだが、高橋留美子の漫画には女性(主に女らんま)のヌードは出るが、男女が(偶然のアクシデント以外)抱擁したりキスしたりするシーンはほぼゼロなのではないか。そして、もうひとつ、女性のパンチラもほとんど、いや、まったく出ないはずだ。
つまり、高橋留美子の考えでは、「ヌードはエロではない」「エロとは男女の性行為やそれを暗示するところに発生する」というのが基本にある、と私は愚考する。
なぜ、パンチラはエロで、ヌードは非エロかと言えば、後者は言うまでもなく、入浴などに必然的に伴うものだ。そこでいちいち発情するのはおかしいわけである。そこには、本来的に性行為が前提されていないのだ。裸になってセックスするか、風呂に入るかでは全然意味が違う。では、なぜパンチラはエロかというと、そもそも「女性がパンツを隠す」行為自体が、「そこに男性の情欲が発生する」ことを前提としているからである。男の目には、神秘の宝箱だ。だが、ヌードというのは、体全体がその対象であり、腕のヌードとか指先のヌードに発情する男は(たぶん)いない。
そして、あえて言えば、女性の全裸姿にもエロチシズムは無いか、希薄である。そこには何の神秘感もない。赤ん坊の裸と同じことだ。
いや、私が「パンチラ論」を書くのは、もう何度目になるか知らないが、これはエロスやエロチシズムについて論じた高名な文学者や哲学者が到達できなかった大きな発見だと自負しているwww

第三十一章 弓術大会

 弓術大会の当日、マルスは大会の会場の野原に集まった出場者の中に、ピエールの姿を見つけて驚いた。
「あんたも出るのか」
マルスが言うと、ピエールは、にやりと笑って片目をつぶってみせた。
「俺は弓にかけてはなかなかのものなんだぜ」
やがて、予選が始まった。
言葉通り、ピエールの弓の腕はたいしたものであった。
的を注視することもなく、無造作に狙って次々に射る矢は、一本も的を外さず、ほとんどが黒点近くに突き刺さる。
「どうも動かない的ってのは苦手だ」
そううそぶいてピエールは、次の順番のマルスに番を譲った。
マルスも同じように次々に的を射ていく。
「ほほう、こいつは凄い」
見ていた見物人の間から感嘆の溜め息が洩れた。
マルスの矢は、すべてが黒点に刺さったのである。
結局、予選はマルスとピエールが十本皆中で通過した。二人に次ぐ成績は、やっと六本的中だから、この二人の腕は図抜けている。

「どうだい、マルスに賭けろと言ったのが分かっただろう」
オズモンドが、並んで見物していた旅籠の主人に自慢気に言った。
「確かに、素晴らしいですな。しかし、それでもエドモンド様に勝てるかどうか」
主人はやはり半信半疑である。
本戦が始まった。
旅籠の主人が名を挙げた強豪たちが次々に登場して来た。本戦は、試技が二回行われ、一回目の試技で二人が勝ち残り、その二人で最終決戦が行われる。一回目は近的で、二回目が遠的である。
予選通過者のピエールとマルスの一回目の試射が行われたところで、予選免除者たちの顔色が変わった。二人ともまたしても皆中だったのである。しかも、マルスはすべて黒点命中、ピエールは黒点に九本命中である。
「くそっ、矢羽がまずかった」
ピエールは弓を地面に叩きつけようとしたが、思いとどまって、マルスに握手を求めた。
「あんたは俺以上の弓の名人だ。ぜひ、優勝してくれ」
二人の後を受けて、有名強豪たちが、次々に試技を行うが、二人を超えねばならないという重圧に負けて、いい結果が出せない。
ヨーク公ジョンは六本、黒騎士リットンは七本、サマセットのギルバートに至っては五本しか的中しない。
国王宮廷の名誉を担って、エドモンドが登場した。
年は三十そこそこだろう。金髪で細面の気品のある顔だが、取り澄ました表情は、あまり人好きはしない。
エドモンドは見ている者の息がつまるくらい時間を掛けて的を狙った。
一本目、矢は見事に黒点に当たった。
「幸運だな。これで、後は同じように狙えばいい」
マルスの側にいるピエールが言った。
「しかし、何という遅さだ。これが戦場なら、こいつの弓は使い物にならん」
ピエールの言葉に、マルスは同感だったが、
「あれだけの時間に耐えられる精神力と集中力は凄い」
と弁護した。
 エドモンドは、水を打ったように静まり返った会場で、無念無想の面持ちで、相変わらず長い時間を掛けて矢を射ていった。矢はすべて黒点に刺さっていく。
 最後の一本。エドモンドは額に汗をにじませていた。
 大きく息をついて、構えた足場を一度外す。
(ああ、駄目だ)
マルスはエドモンドに同情した。一度リズムを崩すと、矢は当たるものではない。
 エドモンドの最後の矢は、的にすら当たらなかった。
会場は大きくどよめいた。大本命が敗れたのである。
 ピエールとマルスの間で争われた最終決勝は、十本対八本で、マルスが勝った。さすがに遠的では、すべて黒点命中とはいかなかったが、十インチもの大きさの的をマルスが外すはずはなかったのである。
 マルスとピエールは王の前に呼ばれて、お褒めの言葉を頂いた。
天幕にしつらえられた王座に座る国王は、ジョンの言った通り、非常に若い。オズモンドと同じくらいだろう。顔も、どことなくオズモンドに似ているが、彼よりは繊細で癇症らしい顔つきである。
「お前らは、この国の者ではないな」
「はっ」
王の言葉に、二人は緊張した。
「アスカルファンの者と見たが、なぜこの大会に出た」
ピエールが答えて言う。
「私は賞金が目当てで」
「そちは」
王の目をじっと見て、マルスは少しためらった。

第三十章 エーデルシア

 エーデルシアは、美しい湖畔に聳える水城である。スオミラのような城砦都市ではなく、まず、エーデルシア城が作られて、その後にその周りに城下町が出来てきたものだ。
「きれいな城ねえ。サンドリヨンの御伽噺のお城みたい」
トリスターナが言った。
「アスカルファンの城は古代風の無骨なものが多いからな」
オズモンドが言う。
「こういう城は本では見たが、実物は初めてだ。しかし、中には入れないだろうな」
アンドレが例によって、誰にともなく言う。
「とりあえず、飯だ」
オズモンドの言葉で一同は町の旅籠に馬車を止めた。
旅籠で出来る最上のメニューと言っても知れたものだが、空腹には何でも美味い。兎のシチューや塩漬け鰊、塩漬けの豚肉といったもので一同は何杯もエールを飲んで、良い気分になった。
「お武家様たちは、お城の弓術大会に出なさるんで? それとも見物ですか」
旅籠の主人が、満腹して陶然とした気分のオズモンドに話し掛けた。
「そんなものがあるのか。いつだ?」
「明後日ですよ。その日は町人も見物が許されるというので、皆楽しみにしてまさあ」
「優勝候補にはどんな奴がいる?」
「そうですな。国王のお抱え騎士のエドモンドが一番の候補ですが、他にも腕自慢はたくさんいますよ。ヨーク公ジョン、黒騎士リットン、サマセットのギルバートなどがその中でも強豪でしょうな。もし賭けるなら、エドモンドに賭けるのがいいでしょう」
「カザフのマルスはどうだ」
「そんな人は聞いたことがありませんな」
「ここにいるこいつさ。弓にかけては天下に並ぶ者なし、という男だ」
オズモンドがマルスを指差す。
主人はマルスを品定めするように見て、首を振った。
「なかなかいい体をしてますが、どう見てもまだお若すぎますよ」
「ははは、マルスも見くびられたもんだな」
「弓の試技はどう行う」
アンドレが聞いた。どうにも実務的な男である。
「近射は五十歩、遠射は百歩で、的はどちらも十インチの的に一インチの黒点が入ったものです」
「一インチと言うと、一寸だな」
マルスは想像したが、まるで子供だましである。二百歩先の木の実を射落とすマルスが五十歩や百歩先の一インチの的を外すことはありえない。もっとも、風模様の天気で、その瞬間に突風でも吹けば別だが。
「その弓術大会に出るにはどうすればいい」
アンドレがさらに尋ねる。
「当日、お城で申し込めばいいんでさ。地方から来た者には午前中に予選があって、上位二名が本戦に出られます。有名強豪は予選が免除されますから、本戦は六名で争うことになるでしょうな」
「そうか。親父、いろいろ教えて貰った礼に、いい事を教えてやろう。こいつが予選を通ったら、……まあ、通るのは確実だが……こいつに賭けるんだ。大儲けできるぞ」
オズモンドが言ったが、主人は疑わしそうな目でマルスを見るだけである。

しばらく町を歩いてみると、なるほど国中から集まってきたらしい武芸者、腕自慢の男たちが町を闊歩している。そのほとんどは弓を手にし、あるいは背に担いでいるので、すぐに分かる。
町はお祭りめいた活気があり、辻辻では大道芸人の見世物まで行われている。熊使い、火吹き芸人、軽業師のとんぼ返り、パンチとジュディの人形芝居。鼻をたらした子供達が、ぽかんと口を開けてそれらの見世物に見入っている。
「まあ、楽しい事。ほら、あの人形、おかしいわ」
トリスターナとマチルダは大喜びである。
マルスは日覆いの下で店を開いている占い師の前に立った。
「失せもの、尋ね人、恋の悩み、何がお望みじゃな?」
「失せものだ。青い石の入ったペンダントを探している」
「ほほう、それは高価な物かな」
「それほどでもないが、僕の父の形見だ」
「それはそれは。なら、探してしんぜよう」
男は水晶球をしかつめらしく眺めた。
マルスは笑い出した。
「そんな物を見なくても、自分の心に聞けばいいじゃないか。ピエール」
占い師は高笑いして、付け髭を取った。愛嬌のある、若々しい顔が現れる。
「ばれていたか。だが、ペンダントは持ってないぞ」
「無理に返させようとは思わんが、あれはあんたが思う以上に貴重な物だ。持っているなら、しばらく預けておくから、人には渡さないでくれ」


私も、「ダン中」が、夏アニメで一番好きで、一番優れたアニメだったと思っているが、「マケイン」などのように、風景の精密描写で誤魔化される視聴者が多いのだろう。いや、マケインも嫌いではないが、アニメとしての評価は「ダンジョンの中のひと」より下である。ちなみに、原作漫画も5巻まで買ったが、確かに基本は原作のままなのだが、細かい表現(たとえば、ベルの些細な動作など)で、キャラの可愛さ、面白さを出している点など、アニメ制作者たち(特に監督)の努力とセンスが素晴らしかったと思う。だが、ああいう「一見単純な絵柄のアニメ絵」のセンスの良さを理解できる視聴者が少ないのだろう。なお、「次回予告」の中のキャラ漫才を見ていなかった人が多いと思う。あの漫才のセンスも良かった。ちなみに私は同アニメを3周した。今後も折に触れて見直すと思う。(それなら円盤を買えよ、という声が聞こえるが、何しろカネがない。)

(以下引用)
136名無しのアニゲーさん 2024/11/06(水) 08:40:58.887 ID:xA1PdfUG1
ダンジョンの中のひとはストーリーも作画も戦闘シーンも良い作品なのになんでこんなに評価低いんだろう
先期で一番好きな作品だわ
no title

140名無しのアニゲーさん 2024/11/06(水) 08:44:48.894 ID:/0DAMY2u8
>>136
それな

143名無しのアニゲーさん 2024/11/06(水) 08:47:06.401 ID:bN.yr6Wla
>>136
ワイも好きやで
自分用のメモである。私は何ひとつ記憶できないので、すぐに忘れる。しかし、私はパンツのことばかり書いているようだww

(以下自己引用)

ドラクエ11お役立ちキャラ

当然、(使われないのは)ロウだろうと思ってコメントを見ると一番最初にマルティナと出てきて驚いたが、まあ、逆張りの馬鹿だろう。誰がどう考えてもマルティナは最強で、ラスボス戦まで使える。持っている技が多彩である上に、思い出のリボンや理性のサンダルを着ければMP回復も自動的にできるから、これほど使い勝手のいいキャラはいない。
まあ、ルックス的には私は清純派好みだからセーニャか、性格の面白いベロニカを使いたいのだが、この二人はわりと使い勝手は悪い。ベロニカはHPが低すぎ、セーニャは攻撃能力が低い。つまり、覚醒後のセーニャが使い勝手がいいのだが、ラスボス戦では元のセーニャになるから使いにくいわけだ。
とにかく、ジャニーズ系のカミユとか鈍物のグレイグとかオカマとか、使いたくないのに戦闘での使い勝手がいいので使わざるをえないのは毎度癪であった。スケベ老人は序盤戦以外は戦闘後のHP回復役にしか使えないというか、ビジュアル的に使いたくもない。グランドクロスも実はベロニカの大魔法より効果は低い。

なお、前にも書いたが、ドラクエ11はバグを利用したエロゲ的使用も可能で、行く先々でNPCとディープキスができる。というか、それらしい体勢になれる。また、天空の古戦場のパフパフの女神は、このゲームで唯一、パン〇を見ることが可能(細心の操作が必要だが)なキャラである。エマ(自称「幼なじみのエマ」ww)は、スカート丈はなかなか際どいが、穿いているのがスパッツらしい色気のないものなので、まあ、足を鑑賞する程度である。

ドラクエ11で1番使わなかったキャラ、満場一致でアイツ
2020/08/16
ゲーム
12コメント

引用元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1595904191/

1: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:43:11.74 ID:mPpBk15lM
マルティナ


62: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:17.20 ID:77ijHtnJ0
>>1
これはエアプ
11やりこんでるなら必ず使うやろ

2: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:43:25.75 ID:viXnm9Md0
じじい

3: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:43:41.71 ID:F7WNKv2I0
シルビア

4: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:43:59.83 ID:mPpBk15lM
加入直後~中盤までは使うけどそれ以降は1番使い道に困るキャラやろ

8: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:44:54.58 ID:TABF2IZ7M
俺、レベル上げんとどんどん進んでいくからマルティナは打撃の中心でめっちゃ起用したわ
裏ボスは平均レベル50未満でクリアした

10: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:44:56.71 ID:W6HBPQ+M0
ベロニカ

11: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:44:58.74 ID:DaC6s6kZa
シルビア使わんでエアプがわかるね

21: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:55.03 ID:rVDKdVOk0
>>11
これ

12: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:06.66 ID:N5uCHA6hp
主人公
グレイグ
ロウ
シルビア
のムサいのにやたら完成度クソ高いパーティすき

15: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:25.90 ID:BpzlYRUt0
カミュ強い

16: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:36.01 ID:qbWOigA6a
シルビアはレディファースト→メラガイアー2連が糞強いんだよなぁ

17: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:40.34 ID:DQZRCy7Z0
グレイグ

18: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:40.38 ID:maYY2CJn0
みんな強いし使い道あるけどベロニカシルビアは自分には使いこなせなかった

20: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:45:54.51 ID:CuGjwySqa
ロウは加入直後は強かったけど後半は使わんな
セーニャも入れ替えでは使うけどスタメンにはしない感じというか火力面で主人公、カミュ、ベロニカ固定になってる感じ

26: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:46:28.31 ID:XLBltj1o0
カミュって強さに気づかないとずっとベンチに置きがちよな

30: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:08.19 ID:tpbQBFIs0
>>26
スキル振り切るまでは弱いから割とみんな後から強さに気づくやつ

38: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:03.36 ID:XLBltj1o0
>>30
マルティナ入ったあたりのカミュってほんま何も出来んよな

28: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:01.09 ID:7v5GAhyV0
マルティナは常時加入でセクシービームさせまくったわ

29: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:05.04 ID:Ko312Xe6d
マルティナ無限蘇生で裏ボス単機で倒せるからなあ

31: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:16.28 ID:kxj4sROyr
正直めっちゃ使った
じじいが一番使ってないわ

33: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:31.67 ID:G4pK9dQ8d
カミュ強いとか言ってるやつエアプだろ
あいつ強いの最終版だけで中盤はマルティナにまったくかなわん

37: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:02.84 ID:iHTHE5M6M
>>33
雑魚戦では割と活躍するから……
なお燃費

58: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:50:40.41 ID:j442NpHcp
>>33
ウルノーガの時なんか完全ベンチやな
マルティナにバイキルトかけて蹴り続けるゲームや

34: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:47:49.65 ID:NvnB2KNfd
ジジイは回復タンクだから重要

36: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:01.02 ID:wrAZQJjrd
3DSでやったからシルビアの強みが分からんかった

40: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:22.42 ID:oGp+eAKNa
修行後ジジイ「グランドクロス!グランドクロス!」キャッキャッ


こいつほんま

41: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:26.51 ID:a3BpDUA/0
カミュはすばやさが高いから困った時のアイテム使用係くらいしか使い道がなくなる

ちゃんとやれば火力高いけど使い勝手悪いし

42: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:38.41 ID:8Y9kVtSYd
マルティナカミュ主人公でメタキン呼ぶみたいな技めっちゃ使った気がする

44: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:48:56.70 ID:maYY2CJn0
カミュはブーメランなら雑魚戦いたら序盤から楽やろ
別にボス戦でも弱いってほどでもないしボス戦キャラ変えればええし

45: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:07.51 ID:qbWOigA6a
マルティナがジゴスパーク覚えることのこれじゃない感
ロウの技ってイメージやわ

46: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:13.66 ID:XLBltj1o0
ベロニカとシルビア入れときゃ雑魚戦はほぼ足りる印象

47: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:20.33 ID:+iRQXTrO0
オカマはバイシオンとハッスルやから便利やったぞ

48: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:25.97 ID:zvXAJU1t0
ワイのパーティーはマルティナセーニャ暑苦しい騎士
であのおっさんの役目はハッサンと一緒

51: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:38.45 ID:Kf6eQKlK0
ていうかガンガンレベル上がるしHPも回復するから好きなキャラ使っても余裕でクリアできたやろ
ワイは女の子しか使わんかったわ

57: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:50:36.10 ID:wrAZQJjrd
>>51
レベルアップで回復ってあれ必要だったんか?

52: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:49:46.35 ID:AvQl8C+Wp
グレイグとか使わないわ

54: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:50:20.97 ID:nuxb/E4f0
セーニャはあんまり使ったイメージないな

55: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:50:24.39 ID:a3BpDUA/0
オカマはレディファとツッコミが優秀
ハッスルとバイキルトもあるから使い道はある

61: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:15.02 ID:ccCK5Mzta
カミュは毒6倍の技でシルビアとコンビにしてボス戦のスタメンやったわ
マジョリティーじゃないと知って驚いた

63: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:26.01 ID:9M/pTNgCr
ぶっちゃけレベルあげも炎の戦士とブリザードマン強倒して稼いだのが大半だったわ
メタキン出てこないし

65: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:50.65 ID:1lKxY1HUa
竪琴スキルとかいうゴミなんやねん
せめて効果時間もっと長くしてや

66: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:53.14 ID:GhAbkRtp0
表が主人公マルティナグレイヴおかま
控えがカミュセーニャベロニカロウだった

67: 風吹けば名無し 2020/07/28(火) 11:51:54.48 ID:GZxRSBH3a
覚醒セーニャ返して

第二十九章 ジルベールの行方

 さわやかな初夏の風が頬を撫でて吹いていく。
「これこそレントですよ。一年のうちでも今の季節のレントは最高ですな。どうです、この風の気持ちいいこと」
ジョンが、馬車を御しながらまるでレントが自分の持ち物ででもあるかのように自慢する。
 マルスたちは、ここでも馬に荷馬車をつけて、旅をしていた。貴族の乗るような馬車だと目の玉が飛び出るほど高い値段を吹っかけられるし、急に手に入るものでもないが、荷馬車ならたいていすぐに入手できる。その値段はおそらく相場の二倍くらい請求されていると思われるが、オズモンドの懐にはさほどの痛手でもない。
 さすがに、総勢七人ともなると、荷馬車に乗るのも、あまりゆったりとはしていないが、それは辛抱しなければならないだろう。
マルスだけは例によってグレイに乗っているので、その窮屈さを免れている。他の者で馬に乗れるのはオズモンドとマチルダくらいだが、マチルダも乗馬よりは馬車の荷台の方が楽なのである。
「何でもいいから、早くエーデルシアにやってくれ。それともどこかの町の宿屋を早く見つけてくれ」
オズモンドがぼやく。
アンドレは馬車の荷台から、並んで馬を歩ませるマルスに声を掛けた。
「君の父上のことだが、一体何でレントなどへ向かったんだろう。アルカードに君の母上がいないと分かったら、アスカルファンに戻りそうなものだが」
彼はマルスの身の上を聞いて、興味を持っているのである。
「そのことは僕も不思議に思ったんだが、多分、山脈を越えてアスカルファンに戻るよりも、船でレントに行き、そこからアスカルファンに向かおうと思ったんじゃないだろうか」
「山越えの大変さを考えれば、十分うなずける考えだ。だが、それなら、君の父上は実はアスカルファンに戻っているという可能性もあるわけだ」
「それは無いと思うぜ。あんな名家の嫡男が、アスカルファンに戻っていたなら、誰にも気づかれないはずはない」
オズモンドが、マルスに代わって答えた。
「では、レントに来て、ここで恋人の捜索をあきらめて、そのままここに住み着いたとでも?」
アンドレの言葉に、オズモンドは黙り、マルスは考え込んだ。
「気を悪くさせたのなら謝るが、考えられる可能性としては大きく三つある」
アンドレは自分の考えを口にする事で、考えを進めるいつもの癖で、独り言のように呟く。
「第一は、今言ったように、ジルベールがそのままここに住み着いたということ。この場合、ここで結婚までしている可能性もある」
マチルダが非難するような目でアンドレを見たが、アンドレはそれに気づかず、続ける。
「二番目は、ジルベールはアスカルファンに戻ったが、何らかの理由で人目につかないように帰国し、そのままどこかに隠れている、もしくは幽閉されている」
「たとえば、どんな理由だ?」
オズモンドがずばりと聞いた。
「それは分からん。というより、僕にはある想像があるが、言いたくない」
他の者は、アンドレの言葉で、それ以上追求する気を失った。追求すると、マルスを傷つけることになりそうだったからである。
「三つ目は、これはマルスには残酷な言葉だが、一番ありそうな場合だ。……レントでジルベールが死んだということだ。船上でということも考えられるが」
「そんな!」
マチルダが、たまりかねて声を上げた。
「もちろん、これは只の仮定の話だから、そのどれでもない場合もある。だが、行き当たりばったりで行動するよりは、これらの場合を想定して行動したほうが、何かにぶつかる可能性は高いんじゃないかな」
「アンドレさんの言うとおりよ。私自身、マルスが現れるまでは、ジルベールは死んだものと思って疑わなかったもの、ジルベールがやっぱり死んでいたと聞いても驚かないわ」
思いがけず、トリスターナがアンドレの弁護をした。
 マルスはしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「アンドレがさっき言った二番目の場合だが、人目を避けて帰国し、そのまま姿を隠すというのは、どんな場合だ? 言ってくれないか」
「……聞かない方がいい」
「いや、ここまで聞かされて後を聞かないわけにはいかない。お願いだから、言ってくれ」
「そうか。……では、言おう。……天刑病だ」
アンドレの言葉に、一同は凍りついたようになった。
 天刑病とは、この頃最も恐れられた病気である。顔や手足に白斑ができ、やがてそこから体が膿み、腐ったように崩れていく病で、しばしば人間と思えない病相を示すため、迷信深いこの頃の人々はそれを何かの罪に対する神罰だと考え、天刑病と名づけたのである。
 天刑病にかかった人間は、もはや一般の人間社会には戻れなかった。村や町の外れに彼らだけの集落を作り、道を歩く時には、自分に普通人が近づかないようにと、銅製の鈴を鳴らして歩かねばならなかった。
「そんな、ありえないわ」
マチルダが悲鳴のように言った。

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