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ゲーム・スポーツなどについての感想と妄想の作文集です 管理者名(記事筆者名)は「O-ZONE」「老幼児」「都虎」など。
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とある「名言集」(この中には愚劣な言葉もたくさんあるし、たとえば成功したビジネスマンの「名言」は、その当人がいかに嫌な人間かが分かるものが多い。)の中に、ジョージ・バーンズという俳優の「名言」がある。それを先に書く。

「演技で一番大事なのは誠実さだ。誠意のあるふりができれば成功疑いなしだ」


最初の発言で、多くの人は、演技と誠実さがどう結びつくのか、首をひねるだろうが、たいていの人は「まあ、人間誰でも誠実さは大事だし、それは俳優でも同じなのだろうな」くらいに思ってそれを受け入れるだろう。しかし、次の言葉で、それは「誠意のあるふり」だということで、成る程演技論だ、と分かり、その皮肉に笑うわけである。ジョージ・バーンズは確かコメディアンだったと思う。

英語原文は次のとおり。

The most important thing in acting is honesty. If you can fake that ,you've got it made.

you've got it madeを「成功疑いなしだ」としたのは、この「名言集」の訳者の訳をそのまま借りたが、その訳でいいのか、少し疑わしい。
まあ、実人生でも「誠意のあるふり」ができれば、詐欺師になれるだろう。つまり、人生で成功すること疑いなしだ。

で、これから連想したのが、日本の映画やテレビドラマで脇役で使われることが多い、ある俳優である。確か「間宮兄弟」とかいう映画で、弟の方の役をした俳優だ。名前は覚えていない。
その俳優が、「2nd street」という中古品店(正確には未使用不人気商品安売り店)の写真看板で笑顔で突っ立っているが、その笑顔が、まさに「誠意がまったく無さそうな印象の笑顔」でそういう笑顔ができる人間も珍しいな、と私はその店の前を通るたびに感じるのである。ああいう笑顔ができるのも才能だろう。普通なら、作り笑いをしても、その人間の地が出るものではないだろうか。
何の悪気も罪悪感も無しに、人を殺したりしそうな笑顔であった。
店で売っている商品が価値があるのか無いのか曖昧であるのとぴったりな笑顔かもしれない。



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